まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都国立博物館「国宝 鳥獣戯画と高山寺」見てきました。

2014年10月30日 | 京都市東山区

昨日、京都国立博物館で「国宝鳥獣戯画と高山寺」展へ行ってきました。開催初日に覗きに行った【前ぶろぐ】ら60分待ちだったので、少し落ち着いてから行こうかな~と、思っているうちに日がたってしまいました。連日人気で待ち時間がかなりあるみたいだし・・・とりあえず、待つ覚悟を決めてオープンの9:30を目指しました。博物館近くへ行くと・・・ん?人だかり(@Д@;)朝からこんな混雑してるんだ・・・。(私が到着と同時に開門でした)

すでにチケットを持っていたので、そのまま入場して・・・明治古都館を見ると・・・行列のためのテントにはギッシリの人。係りの人が、約30人毎に、順に入場を促していました。ちなみに、待ち時間、混み具合は京都国立博物館がツイッターでつぶやいています。https://twitter.com/izanai_choju (ログインなしで誰でも見れます)

結局、私は、30分待ちで入場することができました。このくらいなら、大したことなかったです。お天気もよかったし~(^^)音声ガイドは佐々木蔵之助さんです。(520円)

今回の展示会では、絵巻の中でも最もよく親しまれ、世界的にも知られる高山寺の国宝「鳥獣人物戯画」全4巻(甲乙丙丁)を1度に見ることができます。(前期・後期で、各巻の前半・後半を展示)また、高山寺中興の僧・明恵上人(みょうえしょうにん)に関わる資料や、国宝「華厳宗祖師絵伝(華厳縁起)」などの名宝の数々が展示されています。

高山寺は、774年、光仁天皇の勅願によって開創、その後、鎌倉時代に明恵上人によって再興され、後鳥羽上皇より「日出先照高山之寺」を賜りました。真言宗のお寺で、平成6年には、世界文化遺産に登録されています。

明恵上人は、生涯独身を貫き、仏の道一筋に生きぬいた方で、40年間にわたる「見た夢の記録」を続け、端正な顔立ちの美男子だったそうです。紀州生まれで、4歳のとき姿形が美しいので御所に参らせようと思っていた両親の考えに対し、すでに仏門に入りたいと決めておられたそうです実際には8歳の時に母が病死、父も頼朝との戦いで戦死しています。実際に描かれた夢の記録も本展で見ることができます。絵入りでした。

 

たくさんのすばらしい品が展示されていますが、やはり鳥獣戯画はメインという事もあり、ものすごい人気。間近で見ようと思うと待ち時間がかかります。私は10分程待ったかな?絵本やおみやげ品などで鳥獣戯画はよく目にしますが、本物はやはり力強く迫力がありました。多少待っても間近で見ることをお勧めします。

私は、9:30到着、入場は10:00、音声ガイドを聞きながら、全部見終わったのは11:00でした。展示数は、それほど多くないので(十分ではありますが)ゆっくり見ることができます。私が帰る正午頃は入場までは80分待ち、鳥獣戯画の甲巻を間近で見る場合は館内で30分待ちになっていました。

京都国立博物館 http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

専用駐車場:20分100円 最大料金1,200円(観覧者は1時間無料) *収容台数が少ないのでピーク時は公共交通機関をお勧めします。

明治古都館(本館)特別展覧会「国宝鳥獣戯画と高山寺」 

前期 10月7日~11月3日 後期 11月5日~11月24日

本館↑の観覧券で平成知新館の展示【前ぶろぐ】も見ることができます。

お、高山寺のある栂尾は、京都の紅葉の名所三尾「高雄・槇尾・栂尾」のひとつです。明恵上人の住居跡、国宝「石水院」では、鳥獣戯画の4分の1のサイズや寺宝のレプリカが展示されています。

いつも見ていたものの本物を、展覧会で間近に見る事が出来るのは、とっても貴重な体験となりました。

栂ノ尾山 高山寺 http://www.kosanji.com/ 紅葉時によく訪ねています。【13/11/23】【13/11/12】【09/11/10】【07/11/30】【07/11/16】【07/10/18

おまけ:地下鉄北山駅下車すぐ、京都府立陶板名画の庭には、実物サイズの2倍の鳥獣戯画の陶板絵が飾られています。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

この後は、ランチとお土産、常設館などをご紹介します。次のぶろぐにて。