まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

時代祭2014 御池通りで見てきました(3)

2014年10月24日 | 京都の祭

一昨日、御池通りで時代祭を見てきました。祭の詳細と行列の最初から室町時代までの様子は【前ぶろぐ(1)(2)】にて。続いて、鎌倉時代末から南北朝時代に活躍した楠正成、楠正季(まさすえ:正成の弟)です。後醍醐天皇(南朝)の側近でしたが、最後は足利尊氏との戦いに敗れ兄弟共に自害します。

中世婦人列・・・時代を彩った女性たちが登場します。大原女(薪・炭売り)、桂女(桂川の鮎・飴売り)・・・

淀君(秀吉の側室)、静御前(源義経の愛妾)・・・義経や頼朝、清盛は行列に出てないのになぜか、静御前が出ています。おそらく平家、源氏は天皇を蔑した?京都を壊した?という理由で出ていないのでしょうね~。室町時代と同じようにそのうち列に加わるかも。(^^;)

鎌倉時代、後鳥羽天皇が朝威回復のために近畿十余国の武士を招集した城南離宮での流鏑馬。平安中期以後の藤原氏の盛時の姿・・・

平安時代婦人列・・・巴御前(木曽義仲の愛妾・便女:びんじょ)←便利な女性っていう意味らしい(--;)戦場での公私様々なお世話をし、さらに共に戦う便利な女性。美しい女性が選ばれたとの説があります。常盤御前(源義朝の側室)小さな子(今若・乙若)を連れ、懐には赤ん坊の牛若を抱いています。(のちの義経)

清少納言、紫式部、小野小町・・・小町のイメージは十二単ですけどここは唐風ですね。

和気広虫(平安遷都を進言した和気清麻呂の姉)・・・孤児の養育に努めた事により子供たちと一緒に列に加わっています。

延暦武官行進列・・・勇ましい太鼓の音とともに征夷大将軍の坂上田村麻呂の軍が進みます。延暦文官行進列・・・(当時の公卿諸臣の参朝の様子です。

行列中は雨が降ったり止んだりでした。行列参加の人も衣装の上に雨合羽を着ています。まぁ、仕方ないですね~。お疲れ様です。

行列もそろそろ終わりに近づいてきました。神幸列の前を行く前列です。

神幸列・・・御鳳輩を中心とする神幸の本列です。先の御鳳輦が孝明天皇、後の御鳳輦が桓武天皇です。御神祭がこの京都を御巡幸になって、市民の安らかな様を親しくご覧になるのが、時代祭の主旨です。全各行列は、この御神祭にお供をして行進するそうです。(^^)神様のお供も大変です!

最後は、白川女献花列・・・平安時代から御所に花を届けていたそうです。弓箭(きゅうせん)組・・・平安遷都の際に桓武天皇の警護にあたり、維新の際には山国隊とともに戦ったといわれています。

以上、時代祭でした。御池から平安神宮まではまだまだ・・・私が見てた位置(烏丸御池あたり)では、全体の3分の1ぐらいです。雨も降るし、見ている方はともかく、行進のご奉仕をされる皆さんは本当に大変だったと思います。

今年は、京都の4大行事、葵祭前ぶろぐ】、祇園祭前ぶろぐ】、送り火前ぶろぐ】、時代祭のうち3つが雨でした。お世話されている皆様、本当にお疲れ様でした。今年もありがとうございました。

時代祭 http://www.kyokanko.or.jp/jidai/

昨年は神宮道の有料席で見ています。【前ぶろぐ