みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ICMのWW1英兵の装備

2014年08月17日 21時53分07秒 | フィギュア(軍事)
 タミヤから第一次世界大戦のイギリス歩兵セットが出ました。今年は第一次世界大戦開戦百周年ですから、菱形戦車始めいろいろ模型が発売されていますが、その一つですね。特に作るつもりもなかったんですが、新製品ですのでおつきあいで買ってしまいました。まあタミヤの新製品で作り易いはずですから、気楽に作ってみるということで。
 そうすると以前買っていた、ウクライナのICMから出ていた四人組の第一次大戦イギリス兵も、これに組み合わせて並べてみると面白そうです。但し、これはICMの中でもそれほど飛び抜けてスタイルがよいわけではありませんので、最新の設計技術で作られたタミヤのものとではあまり釣り合わないかも知れませんね。ICMのキットはここで作品を見ることができます。
 で、このICMの四人の内に、手榴弾を投げている兵士がいますね。作りかけですが、トップ画像の人です。私は第一次大戦にはあまり詳しくないので、この兵士がどういう役割の兵士なのかよく分かりません。しかし、腰に雑嚢と水筒を下げている以外、背嚢も銃剣も弾薬パウチもつけておらず、一般の歩兵とは異なるようです。もしかしたら、同じ第一次大戦のドイツ軍の突撃歩兵(浸透作戦を担った)のような、塹壕戦突破の役割を果たしたのかも知れません。
 特に気になるのが、この兵隊が胸にずらりと並べている弾薬入れです。上下二段で、計12個のパウチが並んでいます。しかしこの兵士は小銃を持っていません。もちろんたまたま銃をどこかに置いて手榴弾を投げようとしているのかも知れませんが、それにしても銃剣も装備していません。ヘルメットも被らず、毛糸帽のようなものを被っています。
 ちょっと探してみたところ、これはどうも、手榴弾専用の弾薬パウチらしいんですね。第一次大戦のイギリス兵の装備品に関する洋書とか、もっと探せば写真があるのかも知れませんが、とりあえずe-bayにこんなのがありました。
http://www.ebay.com/itm/WWI-USGI-BRITISH-11-POCKET-GRENADE-AMMO-VEST-Geo-P-Ide-Co-UNISSUED-MINT-/121084524695?_trksid=p2054897.l5659
手榴弾用ベスト、ということのようですね。あ、e-bayですから、売れちゃったら閉じられることでしょうから、リンク切れていたらごめんなさい。ここから引用した画像を貼り付けておきます。

 他にも、米軍用ですが、
http://militaria153.com/store/ww1_grenade.html
ここにもいくつか見えます。Youtubeにはこういう動画がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=8ixAG3w7xAs
ということでICMのこの英兵が胸に付けているのは手榴弾用ベストで、手榴弾投擲を専門にする兵士のようです。ICMこのキット、よく見ると真ん中のパウチ二つはボタンが外れていて、ここは使用済みということでしょうか。

それにしても12個も手榴弾を入れていると結構重いんでしょうね。ついでに、ICMの兵士はガスマスクケースを付けていません。いくら第一次大戦だからと言って、常にガスマスクケースを身につけていたわけではないと思いますから、これに合わせて、タミヤのキットもガスマスクケースを付けずに作っても可だと思われます。

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