みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

エデュアルドブラッシンのMiG-15コクピットパーツ

2015年01月12日 22時51分13秒 | AFV(英)
 以前のブログで、エデュアルド-ブラッシンの1/72MiG-15及びMiG-15bisのコクピットディテールアップパーツに触れました。
http://blog.goo.ne.jp/m4-mee/e/c7207a88f98cf73af8403b729b0e5214
http://blog.goo.ne.jp/m4-mee/e/f5664f0693e30469c403b1c4e4e79c93
その時は、1/72スケールのコクピットで、初期型と後期型bisとの違いがどう表現されているのだろうと思いながらも、まだ実物が届かないので後でまた、ということになっていました。しかし入荷に思いもかけず時間がかかり、最近になってやっと入ってきました。エデュアルドのような有名メーカーの、それも比較的新しい製品なのに、ちょっと意外です。でも、エアフィックスだって、ある時は山と積んであるのに、いざ欲しいときなかなか再入荷しなかったりもしますから、輸入品はある程度仕方がありません。
 さて、せっかく届いたので、問題のコクピット右側面パーツを並べて比較してみました。やはり配管の違いのようです。何の配管かと言われても知らないのですが、たぶん電源か通信関係のケーブルだと思います(与圧や酸素マスク関係は確か左側だったはず)。それにしても、細かいなあ。1/72でこれですよ。これに基づいて1/48のディテールアップもできそうな情報量です。書物の写真だと、普通は射出座席が装着されたままなので、ここまでなかなか見えないんですよ。ん…?待てよ? ということは、模型でもここに射出座席が入れば、せっかくの初期型と後期型の違いがあまり見えなくなるのでは? まあそれでもここまでやるのがブラッシンのパーツだ、ということですね。

MiG-15の37mm機関砲 タミヤのパーツのディテールアップ

2015年01月06日 00時03分34秒 | 航空機(露・軍用機)
 さて、ポーランド・マスターのMiG-15機関砲・ピトー管・アンテナ基部セットですが、そのすばらしいディテールに惚れ込んだものの、考えて見れば、機関砲だけディテールがすごくても他がだめなら不釣り合いですよね。他もそれなりにディテールアップしなければならないし…、この種のパーツとしては比較的安価だとは言え、いい加減に使うともったいないし…、などと言うことを考えていると、おいそれとこのメタルパーツを使えません。まあ、そんなこと言ってるのでなかなか完成しないんですけど。
 そこで、このとっておきのディテールパーツとは別に、タミヤのキットのパーツをそれなりにディテールアップする方法を考えてみました。要するに、砲口以外に、砲身側面の、マズルブレーキの役割をする四角い穴4か所を開口しよう、というわけです。
 その際に、砲口と側面の穴と、どちらを先に開けておくべきか、ちょっと迷ってしまいます。脳内シミュレーションをしてみますと、先に砲口の穴が十分な深さまで達していた場合、側面の穴を開けようとすると、その作業を行うための強度が足りなくなること考えられます。みなさんご存じのとおり、ピンバイスによる穴開けは、意外と外に向かって穴を押し広げる力が働くことがあります。慎重に、まっすぐ掘り進める必要があります。
 そしてこの場合はプラ棒に側面から穴を開けるのですから、パイプ状の穴が先に開いていると、パイプ側壁が薄い状態になって裂けやすくなりそうです。そこで先に側面の穴から開けてみることにしました。穴を四角に整えるのは後でやるとして、まずピンバイスで丸い穴を開けてみます。0.4mmのピンバイスを使いました。穴を広げることは後でできるので、最初は細めの刃を使います。
 そうやってとりあえず側面4か所、それと砲口を開けてみたのがトップ画像です。ここまでは割と上手くいきました。砲口はもうちょっと広げる方がよさそうです。砲口を広げるには極細丸ヤスリを使うことになりますが、これが意外と穴を広げる方向に力が加わり、パイプを裂いてしまうことがあるので、注意を要します。
 側面の穴は、まずはピンバイスで開口していますので、

まだきちんと四角になっていません。極細ヤスリやデザインナイフの先で形を整えて行きます。
 まだまだ荒削りですが、

10分ほどの作業でまずはこんな程度にはできました。これならまあ十分使えるのではないかと思います。

MasterのMiG-15用機関砲パーツ その3

2015年01月03日 09時24分06秒 | 航空機(露・軍用機)
 みなさま明けましておめでとうございます。ここのところ仕事の関係でなかなか模型が作れませんが、まあゆったり続けたいと思っております。

 さて年越しになりましたが、ポーランドのマスターのMiG-15機関砲用真鍮製ディテールパーツの続きです。特筆すべきはそのN-37D、37mm機関砲です。実物については、Wikipediaに鮮明な写真が載っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Chinese_NL-37_Cannon.jpg
この写真の、リコイル用のバネ部は実機ではカバーの中で見えません。マスターがパーツ化しているのは、カバーから出ている砲口付近、マズルブレーキ(ガス抜き穴)のある部分です。このディテールがすごいんです。トップ写真とは別の角度から見ると、

こうなっています。何と2パーツからできていて、実物同様にマズルブレーキのあるジャケット部に砲身部を差し込むようになっているんですね。真鍮削り出しだからこそできる表現です。この機関砲に見合うように他もディテールアップしようなんて考えたら、いつまで経っても全体が完成しそうにありませんね。これが1/32用だともう一つパーツが多いようで、こうなると、トランペッターのキットに使うと言うより、機関砲だけの観賞用として欲しくなります。
 ちなみに、この機関砲の発射シーンは、亡命機を米軍がテストした際に撮影されておりまして、Youtubeで見ることができます。ここ
https://www.youtube.com/watch?v=NPOWfXhCWkI
の7分8秒あたりからです。さすが37mmだけあって、すげえブローバックです。