みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ドラゴンのブルムベア

2010年10月13日 00時00分50秒 | キット評
 前回の続きなんですが、Missing-lynxのフォーラムで、ドラゴンの1/72新製品ブルムベアが話題になっています。
http://www.network54.com/Forum/47210/message/1286387473/Dragon%27s+Brummbar+-+most+frustrating+build+ever
投稿に曰く、
Dragon's Brummbar = most frustrating build ever
where do i start with this one, the instruction sheet is a waste of time, you would be as well building the kit without the instruction sheet, parts on the instruction sheet are already on the model without diagrams pointing out the numbers of the parts ie idler wheels (torson bar, you need a part for either side before you can put in instal the idler torson bars which is not explained in the instruction sheet, which i found out much later), the road wheel holders at the rear of the tank don't fit, instructions point out to having 4 spare road wheels when in actual fact their is only 2 spare road wheels in the kit, luckily i have spares from jagdpanzer kits. If dragon bring out a kit as bad as this again i might think twice in buying dragon products again, you need to be a telepath to work out their instruction sheet for this kit
どうも読みにくい英語だと思ったら、こっちの頭が悪いというだけではなく、スペルも違っているところがあるようです。「torson bar」と書いてありますが、これ「torsion bar」のことでしょうね。「the parts ie idler wheels」の「ie」って何だろうとしばらく悩みましたが、これたぶん「of」ですね。「誘導輪のパーツ」ということらしい。なぜ「of」が「ie」になったかと言うと、キーボード上で「o」の左隣に「i」のキーが、「f」のすぐ左上に「e」があるので、タイプミスしたんだと思います。かなりカッカしながら打ったんだと思いますよ。ドラゴンのキットのことをかなりボロクソ言ってますもん。
「ドラゴンのブルムベア=一番むかついた組み立て
どこから話しましょうか、組み立て説明図は時間の無駄で、こんな説明図は無くても組み立てはできますよ。説明図のパーツはすでに本体にくっついている状態で、誘導輪のパーツ番号を示す図もありません(トーションバーは、左右両側にパーツを取り付けてから誘導輪のトーションバーを接着しなければならないのに、それが説明されていません。それにずっと気づかなかった)。後方の転輪架はうまくフィットしません。説明図では予備転輪4個を取り付けることになっているのに、実際は2個しかキットに入っていません!幸運なことに私は4号駆逐戦車のスペアパーツを持っています。もしドラゴンが再びこんなひどいキットを出すならば、ドラゴンのキットを買う前によく考え直さなければなりません。この説明書で作業をするには超能力が要りますよ」
かなり意訳しました。訳が違っていたらごめんなさい。しかし、うわ、そんなにひどいのか…。

 誘導輪については、あの車軸はトーションバーというわけではないんですけどね。念のためキットの説明書を見てみましたが、この部分はそんなに分かりにくくはないように感じます(ドラゴンの弁護をする義理はないけど…)。ただし、予備転輪については指摘通りでした。ブルムベアはご存じのように、車体後部に呼び転輪が4個付きますが、キットは転輪9個でランナー1本。つまりランナー1本で車体に取り付ける転輪が8個、余りは1個。それが2本入っている。ゆえに予備は2個。足りないわな。たぶん4号の戦車型は予備転輪2個だから、それ用のパーツなんでしょう。
 そして投稿の指摘どおり、4号駆逐戦車は前方の転輪2組が強化型になっていますから、普通の転輪がその分余る。それを転用できるわけです。まあ、それをやるとドラゴンの抱き合わせ商法にみごとにはまることになりますけど。この投稿に対するコメントには、やや東洋人に対する偏見も感じられたりもしますが(フジミのキットの大半は古いキット。新製品の説明図はそんなに悪くない。おまけに中国人と日本人を単に東洋人で括ってもらっても困る。フランス人とドイツ人とイギリス人が西洋人だから同じだ、とはなりませんよ)。別のコメントではティーガー極初期型の方はほめているのが、せめてもの救いです。

ドラゴン最近の新製品

2010年10月11日 00時00分48秒 | キット評
 ドラゴン嫌い…。買っちゃダメだ買っちゃダメだ買っちゃダメだ買っちゃダメだ買っちゃダメだ買っちゃダメだ買っちゃダメだ買っちゃダメだ買っちゃダメだ買っちゃダメだ…
 と言いつつ、結局買ってしまいました。最近の1/72新製品「ティーガーI極初期型レニングラード戦線」「ブルムベア中期型」。それからこれはまっさらの新製品ではありませんが「ティーガーI後期型ツィメリット付き」。いずれも私は、ネットの入荷速報や雑誌の広告記事で気づいた時点ですぐに発注していたのですが、行きつけの模型屋さんには入荷しなかったんです。特にブルムベアは輸入元にも既に在庫がないようです。で、困ったときのホビラン頼み。無事入手できました。以下簡単にレビュー。

 ティーガー極初期のレニングラード戦線は、その前に出ていた極初期型の502重戦車大隊100号車と、パーツ構成は基本的に同じ。パーツの選択でそれぞれの車輌を再現するようになっています。と言っても大きく異なるのは砲塔の雑具箱くらいですけど。もっと前に出ていた後期型・中期型・ハイブリッド型とはパーツを全く共有していないので、ぱっと見た目には出来がよさそう。他にやらなきゃならんことがいっぱいあるので、まだ組んでいません。
 おや、Missing-lynxのフォーラムでも気にしている人がいますよ。
「ドラゴンのティーガー“極初期”の7370と7376には何か違いがあるのですか?マーキングと三号戦車の工具箱が違うだけの同じキットですか?私は7370のキットを二つ持っているので、7376に何か買う価値のあるものが入っているのか、それともマーキングが新しいだけか迷っています。誰か両方持っている人教えてくれますか?」
という質問です。ご覧のように、返信のコメントには我が国のホビーサーチの商品情報にリンクが貼ってあります。

 ブルムベアはこないだからの4号FやGからつながるシリーズですから、予想どおりの出来です。ただしツィメリットは無し。中期型は全車ツィメリットというわけではないんでしたっけ? ブルムベアの戦闘室は広い面が多いのでわりと自分でツィメリットを再現しやすいと思いますが、防盾リングはちょっと気を遣いそう。ただし私は、ブルムベアのツィメリット付きレジン車体をわんさか買い込んでいるので、そのレジンパーツをうまく使えんもんかと考え中です。ブルムベアについてもミシリンフォーラムで話題になっているようですが、ちょっと長くなりそうなので、これは次回に。

 ティーガーの後期型はすでに何個も持っているんです(作りかけで腹を立てて放棄したものも含めて)。でももう一個買ったのは、アオシマが輸入代理店になってから再入荷したものは、キャタピラがDS素材になって、長さが伸びていると聞いたからです(最初のやつは長さが足りなかった)。買ってみたらそのとおりでした。要するに、キャタピラのみ、中期型と同じものが入っているわけです。ならば、中期型に入っているエンジングリルの防護メッシュのエッチングパーツも、ついでに入れてくれればよかったのに。前と値段が同じだからだめだ、ってのはおかしい。中期型も同じ値段でエッチングパーツが入っているんだからなあ。

 で、ドラゴンのキットの上に載っているのは何だ、と叱られそうですが、職場の女の子にお土産でもらった、エヴァの「使徒キャンデー」です。あ、「シト」と書かなきゃいかんかな?

エアフィックスのMiG-15 その4

2010年01月24日 08時09分34秒 | キット評
 さて、MiG-15の機体本体には直接関係ない話ですが、このMiG-15を含む一連の1/72の新製品、比較的安価で、初心者や子供でもある程度確実に作れるものを目指している感じがします。私は実物は見ていませんが、『モデルアート』の製作記事によると、エアフィックスのBf109 G-6は、機首の機銃バルジが左右つながっていて、目玉のおまわりさんみたい(いや、真ん中でくびれてないか…)になっていたそうですし、ディテールの正確さよりは低コストや作りやすさを目指しているのでしょう。このMiG-15も、部分的にやや部品がはまりにくい場所もありますが、全体的には作りやすい。サイズの正確さにはもう少しこだわって欲しかったのですが。
 で、ひとつ面白いことに気づきました。箱の横に「Made in India」と書いてあるんです。へえ、インド製なんだ。金型をインドで作らせているのでしょうか、それとも射出成形と袋詰めをインドでやっているんでしょうか。エアフィックスは既にHORNBYの傘下に入っていますので、解説書にはHornbyのイギリスの住所が書いてあります。気になって最近のエアフィックス製品の箱も見てみました。写真をご覧下さい。スピットファイアMk.IXcの箱は、側面に「Made in China」と書いてありました。あ、これは中国製なんだ。チャイナリスクを避けて全面的にインドに移ったわけではないのかな。他に、金型自体は古いものですが、HORNBY傘下に入って後のボーファイターTF.Xの箱を見てみると、これは「Made in India」になっています。古い金型を使った射出成形生産もインドでやっているということでしょう。今後の動向に注目したいと思います。生産地の変更がキットの水準に関係あるかもしれませんから。
 さて、MiG-15の話なのになぜわざわざスピットファイアの箱絵の写真を掲載しているんだ、と言われそうですが、いやいや、右側の写真をご覧下さい。「IMPERIAL WAR MUSEUM」と書いてあるんですよ。これ、イギリスを旅行した知人からお土産で頂いたんです。特に模型愛好家というわけではありませんが、模型・モデルガン・漫画・アニメなど大変好きな方で、戦争博物館にも行ったんだそうです。これはミュージアムショップで買ったものなんですね。もちろん、箱も中身も、日本で買うものと変わりはしませんが、でも博物館の正札が貼ってあると、なんだかうれしくなります。
 ついでに、私はスピットファイアにはそれほど詳しくありませんが、このスピットファイアのキットは見たところサイズやスタイルの問題はなさそうだし、ディテールはそこそこで、なかなか作りやすそうです。MiG-15もこれくらいがんばって欲しかったなあ。

オーロラのミグ19 その6

2009年12月10日 00時04分01秒 | キット評
 さて今度は主翼のパーツ。主翼だけ見れば割とよく出来ていると思います。但し、これが金魚とバナナを合体させたような胴体にくっつくとなると、また話は別ですが。後退角は実機(とちゃんと断っておかないと…)のミグ15よりもややきつい感じです。表側しか撮影しなかったのですが、裏側は浅めの主脚収納部が彫られています。
 胴体と同様、マークは彫刻表現になっています。これをガイドに赤色を塗るということなのでしょう。ところがなぜか、星マークの中央に丸い線が見えるんですよ。胴体側の星マークにはそういうものはありません。主翼の場合、裏側の何か突起や凹みが表に影響を与えているのかと思ったのですが、べつに裏側にそういうものはありません。しかし、星の中央に丸があると、以前のブルガリア空軍の国籍マークみたいに見えますね。

オーロラのミグ19 その5

2009年12月07日 00時39分53秒 | キット評
 今度は胴体後半を拡大してみました。ご覧の通り、赤星が片側に二つずつ描かれているんですね。いや確かにソ連機の場合、胴体と垂直尾翼の両方に赤星が描かれていることはありますよ。しかし、この架空のミグ19のように、胴体後半と垂直尾翼がバナナのように緩やかな角度で同じ幅のままつながっているデザインだと、二つ描く意味はあまりないように思うんだがなあ。それに主翼のすぐ後ろの星は、主翼をつけてしまうとやや見えにくくなるような気も…。
 それから、垂直尾翼後縁の方向舵にしても、尾翼全体がこんなに寝ていると、面積も少なくなるし、動きにくそうだし、十分な効きが確保できるのか心配になります。それによく見ると主翼の後方にあるので、主翼の後流が当たって悪影響がないのかも気になります。まあ架空の機体ですからとやかく言うこともありませんが。
 主翼の後縁よりやや前、機軸の直角方向に胴体全周を取り巻くパネルラインが一本あるのにお気づきでしょうか。リアルのミグ15にもこの位置にラインがありますよね。タミヤのキットでおなじみ、エンジンを整備するために胴体後半を外す際には、この線で胴体が前後に分かれます。この架空のミグ19も、おそらくこのラインで胴体後半が外れる、というつもりなのではないかな。ただ、この位置で胴体後半を外しても、露出するのはエグゾーストノズルの先端だけ。今度はその下、金魚のお腹みたいな部分にもはっきりパネルラインがありますよね、ここのパネルがごっそり外れて、エンジンを整備する、ということではないかと想像します。Yak-15もそんな風に下からエンジンを整備できるようになっていますもんね。架空の機体なんですが、どこかつじつまが合うようにデザインされている気がします。眺めていて楽しいキットです。

オーロラのミグ19 その4

2009年12月06日 22時36分01秒 | キット評
 ちょっと機首周りを拡大してみました。まず気づくのは、このミグ19にはコクピットがない、ということです。パイロットのフィギュアが見えていますが、コクピット部分は胴体とツラ位置で埋まっていて、このパイロットは肩から上しかないんです。コクピットのパーツが前後左右一体で箱形になっている場合、これをバスタブと表現することがありますが、この場合はバスタブではなく、パイロットがお風呂に入っている状態になっているわけです。
 それから、機番の8と尾翼根本の赤星は、ご覧のように浮き彫り表現になっています。昔のレベルのキットなのでも、よく見たものです。これをガイドに塗装も出来た、ということなのでしょうか。それから、機首下面には機銃口、機首側面には小さなエアインテークが、やや甘い表現ながら見えています。リベットも含めて、いかにも古いキットという感じです。

オーロラのミグ19 その3

2009年12月01日 23時39分25秒 | キット評
 12月になってしまいました。忙しいとばかり言ってはいられませんので、少しずつでも更新することにします。オーロラのミグ19、中のパーツ構成はこのようになっています。旧箱一つ、新箱二つ持っているのですが、写真のものは奇跡的にパーツがランナーから一つも外れていなかったものです。いやあ、古いものなのによくぞご無事で。
 ご覧のとおり、昔ながらの素朴な部品分割ですね。ここには写っていませんが、他にも左右主翼パーツがあります。主脚パーツは、ドアの一部が脚柱と一体成形になっています。前輪は、裏側からになってちょっと分かりにくいのですが、ドアと脚柱と車輪が一体成形になっています。但し、脚柱の厚みが確保されているので、ドアはちゃんと左右に分かれてくれます。ロケット弾はランチャーと一体成形。パーツを合わせてみると精度は割といいので、全体的にはかなり組み立てやすいキットだと言えます。キャノピーの透明度もなかなか。但し、てっぺんに小さな押し出しピンの跡がありますが。透明のスタンドも付いています。
 特に、胴体の特徴ある側面形をとくとご覧下さい。この不格好さがたまらない魅力ですね。

オーロラのミグ19 その2

2009年11月27日 23時51分20秒 | キット評
 さて「プラモデルやじ馬考古学」殿のブログを読んでから、また懐かしくなってオーロラのキットを出してきました。今回の写真は前回とは別の箱絵です。前回のよりも後から発売されたものだと思われます。これ、九州のある模型店に、お客さんの放出品として売りに出されていたものなんです。ガラス棚の中に置いてあったのですが、見た瞬間心臓が高鳴りましたねえ。で、申し訳なくなるくらい安かったんですよ。
 前回の、緑色でいかにもプラモデルをそのまま絵にしました、という雰囲気の箱絵と異なり、これは実際の飛行機を描いたような感じになっています。時間は夜なのでしょうか、「プラモデルやじ馬考古学」殿のおっしゃる「オーロラ絵画」的な空ではありません。ご覧の通り三機のミグ19が編隊を組むかのように飛んでいます。しかしよく見ると、手前の大きく描かれた一機は脚を降ろしており、バンクしている真ん中の一機はどうも脚を収納途中のように見え、一番奥の一機は脚を収納しているように見えます。と言うことはこの三機編隊、順に脚を引っ込めながらバンクしているということになります。いや、それよりも、同じ一機の時間軸に沿った動きを一枚の絵に描き込んだ、と考える方がよいかも知れませんね。
 パイロットは赤色のヘルメットをしているようです。射出座席のヘッドレストも見えるのですが、今の知識からすれば、あまりソ連機の射出座席っぽくは見えません。背景の景色には誘導路や駐機場らしきものも見え、基地を飛び立ったシーンということなのでしょう。
 さてこのミグ19、非常に太く短い胴体、それに胴体からそのままバナナのように伸びている尾翼など、独特のフォルムをしています。後退角を持つ主翼の上面には境界層板があるし、また垂直尾翼の高い位置にある水平尾翼なども、ちゃんとソ連機らしくできているところが面白いんですね。やっぱりこのキット、大好きなんです。次回は中のパーツを眺めてみることにします。

オーロラのミグ19 その1

2009年11月22日 09時29分36秒 | キット評
 常に読んでいる模型ブログの一つに「プラモデルやじ馬考古学」があります。ブックマークがアイウエオ順で「プラモ日記」殿のすぐ前にあるので、いつも見ているんですよ。サブタイトルが「1950年代後半のレベルミサイルプラモの世界」となっているとおり、ビンテージプラモのボックスアートを毎回詳しく紹介して下さっています。管理人殿はプロフィールに
 プラモデルボックスアート評論家。
 子どもの頃からプラモデルに熱中。
 趣味のプラモデル(作るヒマがなくて、ただ集めるだけ)
 が高じて、ブログを作りました。
 50~60年代Revell社のボックスアート大好き!!
と書いておられます。ロケットやミサイルばかりではなく、航空機や人体模型からカタログに至るまで、50~60年代の、いろんな面白い企画がたくさんあった時代のアメリカプラモデルの世界を広く紹介しておられ、懐かしいキット、初めて見る貴重なキットなど、毎回楽しみにしています。それにしても毎回よくこれだけたくさん、それもテーマ別によく練られた記事を書かれるものだと感心します。すばらしいコレクションですね。
 で、今最新の2009年11月15日のエントリー、
オーロラ・ボックスアートギャラリーPartⅠ 不思議な異次元空間、オーロラ・ワールドへ、ようこそ!
ですが、オーロラ社の独特な絵柄のボックスアートが並んでいます。確かに、不思議な色合いの空が背景に描かれていたんですよね。ほんとに楽しいネット上のプラモデル博物館です。スクロールしながら見ていると…
 おお! 大好きなオーロラのMiG-19が載っています! おまけに、タイトルがまだYak-25だった時代の箱絵まで! 私の所有しているものの一つが今日掲載した写真で、これと同じものもここに載っていますね。これが最初に発売された時はYak-25となっていたことは知識としては知っていたのですが、実際の箱絵はこんなのだったんですね。何と、被弾して翼端がちぎれているとは。これがこのキットに入っている主役の飛行機ですからね。やはりソ連はやられ役ってことでしょうか。
 MiG-19になってからの箱絵は、ご覧のとおり緑色の機体。背景は空のようなのですがはっきり描かれていません。それにしてもこの箱絵、リベットの様子、光沢、そしてなにより緑色…。他の箱絵のように実物を描いたのではなく、この箱に入っているキットを描いた感じがするんです。つまり、プラモデルを描いた箱絵。
 「プラモデルやじ馬考古学」に戻ってさらに下の方には、おお、何と、リンドバーグのMiG-19まで載っているんですね! すばらしい。このエセMiG-19は、リンドバーグから別のキットが出ていたというのも、知識としては知っていたのですが、これも初めて箱絵を見ました。中身はどんな感じなのでしょう。確かオーロラのものよりもやや大きいと聞いたことがあります。
 もちろん、冷戦時代、鉄のカーテンの向こうで情報不足、それに、あちら側の未知の平気に対する驚異、ということが加わって、わずかな写真からこういう機体をでっち上げてしまったのでしょうが、でもこれもプラモデルというものの面白さの一つ。やはりこれも一つの文化と言えましょう。

最近の買い物 その4

2009年05月17日 00時01分27秒 | キット評
 静岡ホビーショーですね。いらした方、いかがでしたか。ミニスケールの新製品までは期待していませんが、AFVでも航空機でも艦船でも、またフィギュアやガンプラでも、楽しい新製品が出るとうれしいものです。ホビーショーやワンフェス、一度は行ってみたいものです。

 さて、オートバイセットの人形部分を撮影してみました。二段分を並べています。オートバイに二人乗りしたり、またライダーが片足をついて双眼鏡をのぞいたり、といったパターンが選べます。サイドカーの乗員はMG34を構えているものと、シュマイザーを持っているものとを選べます。いずれも出来は非常によい。
 サイドカー乗員の足下にくっついている板、これがサイドカーの床にぴったりはまるようになっています。ただ、シュマイザーを持っている方を選んだ場合、MG34の銃架が入るサイドカー側の穴が空いたままになります。もちろん実車でも機銃架の基部はあるわけですが、これではごつすぎますね。