みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

R.V.Aircraftのニーンエンジン、来た~

2012年11月25日 23時54分59秒 | 航空機(露・軍用機)
RVエアクラフトの1/72、ロールスロイス・ニーンエンジンとVK-1エンジン、来ました! エッチングパーツつきのレジンキット。イギリスから輸入したニーンエンジンと、それをソ連が改良して推力を上げたVK-1エンジン、Mig-15を始めいろいろなソ連製航空機に使われました。ところが、あれこれ写真を見ても両者の外見が具体的にどう違うのか、はっきりしません。RVエアクラフトのレジンキットはその両方をキット化してくれているので、両者の違いが分かるかも知れない、というので注文していたんです。それがちょうど入荷しました。さて、両者の違いはどこにあるのか。また後で書きます。

コミケ同人誌『英国戦車の本』

2012年11月04日 21時31分46秒 | 書籍
 BILEK の1/48、Yak-23のパーツをあれこれ合わせていて、今さらながらに気づいたこと。翼端の増加タンクのパーツが入っていない。Yak-23の結構目立つ特徴なので、欲しかったな~。流用するにもあれはYak-23やYak-17で用いられた専用のもので、他から流用できる物がない。F-80 Shootingstarみたいに翼端下面にぴちゃっとくっつくもので、パイロンを介してぶら下げるのではない。また単なる円筒形ではなく、側面形にせよ断面形にせよ、やはり自作は難しい。NeOmegaのレジンキットはどうかな? やっぱりついていないな。実機もつけないことが多かったのかな?




 さてもう一つコミケのお土産でもらった同人誌、『英国戦車の本』です。いわゆるコピー本というのでしょうか。各ページ二つ折り(袋綴じ)ホチキス止めです。全16ページ(但しノンブル無し)。巻頭に概説2ページ。基本的に1車種に1ページ、ものによっては見開き2ページ。後書きの参考資料には原書房の『世界戦車大全』とデルタ出版の『グランドパワー』が挙がっています。ぱっと見て気づくのは、本文横組みなのに、本全体は右綴じだということ。横書きなのに、1ページ読み終わったら次のページはその左にあるわけです。もっとも、ほとんどの車種が1ページ完結なので、一枚ずつの解説カードがファイルされているような感じで、それほど違和感ありません。
 で、内容はと言うと、正直期待以上でした。「正直」というのは、コピー本という外見上最初は実はあまり期待していなかったからでして、読んでみるとコンパクトにまとまっていて、しかもところどころに身の回りの解説書にはあまり載っていないエピソードも挿入されていたりで、なかなかのものです。クロムウェル巡航戦車のところで、朝鮮戦争でのセンチュリオンの初陣の相手が鹵獲されたクロムウェルだった、などという豆知識も挿入されています。
 各車輌には基本データも掲載されています。その中で、A30チャレンジャーについて、装甲の厚さが10~101ミリと書いてあります。チャレンジャーと言えば、クロムウェルを基本に、17ポンド砲を搭載するために砲塔を大型化し、車体も延長して転輪を増やし、そしたら重くなりすぎたので装甲の厚さを極力削った、という曰く付きの戦車。それで最大装甲厚が101ミリもあったのかな、と意外に思ったのです。隣のページに載っているクロムウェルの最大装甲厚が76ミリですから、それより厚いんですかね。で、手元の資料を調べてみたら、チャレンジャーで101ミリの厚さがあるのは主砲防盾なんですね。砲塔前面が88ミリあるだけで、他はもっと薄い。なるほど~。この本、データも正確なようです。
 著者の後書きに曰く、「書いていて痛感したのはこいつら保守的にも程が在ると言う事でした」と。斬新な新型設計なんて無く、ほとんどがその前の車種の改良ばかり。それから、英国戦車の資料が少ないことも嘆いておられて、「比率でいうと日本以下、イタリアとどっこい」だとか。確かにね~。でも最近はマシになってきました。次に機会があれば自走砲編も書きたいとおっしゃっています。是非続きをお願いします。