みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

大きな湯口のカット その3

2009年02月26日 00時11分15秒 | 工具・材料
 では超音波カッターなら、大きなブロック状の湯口がすぱっと切り落とせるかと言うと、いえ決してそうではありません。大きな固まりにまっすぐ刃を入れると、切れた周辺の肉が逃げる場所がありません。奥に入るに従って刃が食い込んで進まなくなってしまいます。超音波カッターの得意な作動は、意外なことに「削る」ことなんです。
 こうした履帯接地面の湯口を切り落とすなら、まず片側の角を落とし、反対側の角を落とし、そうして中央に残った峰を水平に切り落とします。そうすると全体の高さが低くなりますから、後は必要な位置まで徐々に削り落として行くわけです。写真の場合はかなり厚く切っていますが、それでも結構すいすい切れます。でも実際は、鰹節を掻くようにすいすいと削り取る方が効率はいいようです。少しずつ薄く削るなんて時間がかかって大変と思われるかも知れませんが、そうでもないんです。そもそも力も要らないし(厚切りするとそれなりに力も要るんです)、意外とどんどん進みます。そしてぎりぎりまで削ったら、最後はクラフトヤスリか何かで水平を出せばOK。

大きな湯口のカット その2

2009年02月25日 20時12分06秒 | AFV(英・チャーチル)
 いや、それが、ミリキャストのバトルフィールド仕様のチャーチル、いつのまにやらこんなにたまっていたんですよ。確かに、ご覧の通り一体化されていて、履帯接地面にくっついているでっかい湯口をカットし「さえすれば」簡単に車体部分のできあがり、ってことなのですが、でも「さえすれば」と言うほど簡単な作業ではありません。レーザーソーで切るのも大変。ではどうするか、と言うとまたまた「超音波カッター」ってことになるんです。
 またその話か、とおっしゃらないで下さい。これ、本当に便利なんですから。ここのところ模型誌にも紹介され、有名模型店でも店頭に置くようになってきました。以前私が買ったころより値段は上がっていますが、でもエアブラシ一揃えとそう変わりませんよ。特にレジンキットをたくさん扱うとおっしゃる方には、手放せない工具になると思います。

大きな湯口のカット その1

2009年02月24日 23時54分53秒 | 工具・材料
 ミリキャストのキット、車体底面や履帯接地面などに大きな湯口がついています。以前の製品だと履帯が別部品になっていて、それはそれで組み立て大変だけど、巨大な湯口を処理する必要はありませんでした。それが最近のバトルフィールドシリーズのような一体化の進んだキットになると、一番大きな問題は湯口のカットです。特にこないだから連続でチャーチルを買い込んでしまいましたので、一台ずつの処理を迅速にしないと、全体ではめちゃんこ時間がかかることになってしまいます。
 ミリキャストのウエブサイトには、「FAQs」というコーナーがあって、そこには「Q、特別な技術や工具が必要ですか?」という質問が用意されています。で、その答えには「A、いいえ、プラスチックのキットを作ったことがある人なら作れます」と書いてある。まあ確かに、接着方法と切削性が異なることを除けば、レジンキットでもインジェクションキットと全く異なる技術を使うわけではありませんよね。そこに掲載されている写真を転載しました。履帯の接地面全体にどかんとくっついている湯口を切断するには、まあ普通はこういうレーザーソーを使いますよね。で、よく読んでみると、「ご覧のように、レーザーソーを使えば簡単な作業で、2分ほどですみます。全体の清掃と組み立てでも10分かかりません」と…。
 え~? んなこたないでしょう? 大変ですよこれ。本当に10分で出来たらいいな~(遠い目…)。履帯下面の湯口、本当に2分で切断できるんでしょうか。レジンに鋸やナイフを入れたことのある方はご存じでしょうが、材質がギシギシしていて結構切りにくいものですよ。それに2分というのを守るために力をいれてガリガリ切っていたら、せっかくの履帯のモールドを痛めてしまうこと必至。この湯口の形状って、意外と複雑なんです。

フジミのハリアー

2009年02月17日 22時09分00秒 | 航空機(英・軍用機)
 で、フジミのハリアーと言えば、この箱絵! まだ時々見かけるので、この箱がまだ現役なのでしょうか。コレクションとして保存するほどではないから、その内作ることにして、在庫から引っ張り出してきました。
 シーハリアーFRS1の箱絵はペンギンスキームですが、上面の色が展示飛行用なのか、かなり鮮やかな青に描かれています。中の塗装指示はクレオス航空機用の331「ダークシーグレー」。ちょっと待てよ、ハセガワでは333「エクストラダークシーグレー」が指示されています。どっちが本当なんだろう。今まで、ペンギンスキーム上面はエクストラダークシーグレーだと認識していました。確かにエアショーなどでは青が鮮やかに写っている写真があるのですが、ダークシーグレーはちょっと違うような気が…。ええい、エクストラダークシーグレーで、艶をやや強めて塗っちゃおう。
 ハリアーGR3の塗装は、ハセガワのキットとほぼ同じ。オーバーオール迷彩と、下面ライトグレーのものとが選べます。実はAV8Aから機首と尾翼を持ってきてGR1に改造、ってのもやってみたいのですが、今AV8Aは手に入るのかな。
 ハセガワのキットが作りやすかったもので、当時はフジミはちょっとだけ、そしてエッシーのキットは結局買わなかったのですが、今になって中身が気になってきました。機首の形なんか各社結構違うそうだし。イタレリから出ているハリアーって、中身はエッシーじゃないのかな。

ハセガワとフジミのシーハリアー

2009年02月15日 21時40分10秒 | 航空機(英・軍用機)
 先日触れたエクストラキット1/72のシーハリアーFA2に部品を流用しようかと、ハセガワのシーハリアーFRS1の在庫を引っ張り出してきました。どうせパーツはそっくりさんだから使えるよね。特にエクストラキットのキャノピーには破砕線が入っていないので、これをハセガワから持ってこようと思っています。
 で、久しぶりにハセガワの箱絵を眺めてみますと、いいね~この絵。小池画伯の絵ですね。このキットが出た当時はよろこんで何機か連続で作ったものです(以前写真を掲載しました)。当時フジミからもハリアー/シーハリアーが出ていましたが、作りやすさではハセガワが上だったので、フジミは一機くらいしか作っていません。
 ところがその後、フジミのシーハリアーが箱替えデカール替えで「フォークランド」仕様のキットを出しました。フジミの最初のキットは、899Sqnと801Sqnのペンギンスキームだけでしたから、さあ今度のはロービジだと買い込みました。でもその時箱絵にちょっと気になることがあったんです。
 ご覧の通り箱絵の垂直尾翼には、899Sqnの拳骨マークが薄いグレーで描かれています。私はその時、部隊マークをロービジ化したものだろうと思ったのですが、買って帰って箱を開けてみると、そのデカールが入っていないんです。塗装説明図でも垂直尾翼に貼るデカールは無し。箱絵の機体とは違うのかな~と思いつつ、よくよく箱絵を見ると、右下に「☆垂直尾翼の消された899スコードロンの部隊マークは入っておりません。ご了承下さい」という注意書きが…。その時は、「消された」部隊マークとは、彩度を落としてグレーで描かれたロービジマークのことで、そのデカールは省略されているんだ、と思っていたんですね。
 ところがふと気づきました。「消された」ってのは文字通り塗りつぶされた、ってことだったんですね。フォークランド戦争直後の航空雑誌で読んだ覚えがあるのですが、上がエクストラダークシーグレーで下が白、という平時用ツートンカラー(ペンギンスキーム)のシーハリアーは、フォークランドに向かう空母の上で目立たない塗装に塗り替えられた、とのこと。フジミの箱絵はまさに、その塗装作業によって上から塗りつぶされた拳骨マークが、うっすら透けて見えている状態、というのを表現していたんですね。ロービジ化したマークじゃなかったんだ…。だからフジミの注意書きは、本来あるべきデカールを省略した、という意味ではなく、箱絵のような塗りつぶされた部隊マークは最初から入ってないよ、という意味だったわけです。私はずっと、箱絵とデカールは違う時期の機体なのかと思っていたのですが、そうではなく、フジミはべつに何も間違っていない、ということですね。だって、塗り重ねられた部隊マークは、デカールで表現できないもん。
 さてそれを踏まえた上で、このハセガワとフジミのキットを比べてみると、899Sqnの14番機が重複するだけで、残りはそれぞれ異なる塗装が選択できることになり、まあ両方買っておいてよっかったな、と。ちなみにこの14番機(全面エクストラダークシーグレー)と、ハセガワに入っている104番機(ペンギンスキーム)は、時期が違うだけで同一の機体です(登録番号XZ495)。

ミネシマのキサゲ、二本目

2009年02月12日 20時49分42秒 | 工具・材料
 ミネシマのキサゲについては以前の日記で一度採り上げました。当時はキサゲとかキサゲ作業という言葉さえ知らずに、行きつけの模型店の店頭に入荷していたので買ったんです。もともとキサゲというのは、平らなスクレイパーを使って金属、特に鋳物の表現を削って平らにする作業のことを言うそうですね。それからすると、ミネシマのキサゲは先が平らではなく尖っていますが、でも表面を削るという点では同じですね。その後一貫して重宝しています。特にフィギュアのパーティングライン取りにはもってこいです。
 それで、そう高価なものではないし、これをもう一本買っておこうと思いました。模型の作業机以外にもう一本あれば、職場の机や茶の間で、暇を見てカリカリとパーツ整形ができるからです。ニッパーとデザインナイフとキサゲ、この三点セットを持ち歩けば、フィギュアに限らずパーツの切り離しと整形がお手軽にできます。パーツを接着直前の状態まで加工しておけるんですね。模型ブログを見ていると、出張先のホテルにカッターとパーツを持って行って夜カリカリやった、なんて話が出てますし。

 ところがです。もう一本買ったキサゲが、今までのとどこか切れ味が違うんですよ。キサゲによるパーティングラインの処理は、ちょうど包丁を立てて魚の鱗を落とすように、刃の峰をあててカリカリやるんですが、今までのはそれこそばりばり削れて、パーティングラインと言うより段差と言った方がよいような場所も、どんどん平らにすることができました。ところが新しく買ったものは、刃の峰を軽く当てて動かしても、パーティングラインの上を滑って、あまり削れないですよね。いや、だからって不良品なわけではなく、デザインナイフでパーティングラインをあらかた削った後にキサゲを当てると、かなりなめらかに仕上げることができるんです。仕上げにあまり力を入れずに刃を当てると、気のせいか切削面に光沢さえ出てくる感じです。もちろん少し力を入れて押しつれば、削り量も大きくなります。
 二本を並べても、見た目は全く差がありませんから、ほんとに微妙な刃の角度の差なんでしょうが、数年を隔てて買った二本のキサゲの作業感覚がこんなに違うとは思いませんでした。多分メーカーが意図したものではないんでしょう。二本とも一緒に使うならば、荒削り用と仕上げ用として使い分けられて、いいかも。でも問題は、色も形も同じなので、何か目印を付けないと見分けがつかないってことですね。

ミリキャスト・チャーチルの修正

2009年02月08日 22時27分41秒 | AFV(英・チャーチル)
 ミリキャストの製品は、やはりレジンだけにあちこちに修正すべき場所があります。今度の購入分は割と抜きがよい方だったと思いますが、それでも細かいところは気になります。一番問題になるのはキャタピラの処理なのですが、これはまた日を改めて。
 袋を開けてパーツを点検し、離型剤落としに浸けてから、取れそうな部品を処理します。取れかけた部品は一旦外してしまって、後の製作の時までなくさないようチャック付き袋に保管することが多いのですが、写真のような場所は今処理してしまわないといけません。エアインテークの装甲カバー、縁があまりに薄く成型されているので、ご覧のように外れかけています。異物吸入よけのネットを瞬間接着剤でつぶしたくないので、まず枠の端の部分だけ瞬間接着剤で点付けして固定。その後はゼリー状瞬間を裏側からほんのわずか塗布。なんとか修正できました。
 こういう作業の時に便利なのは、何と言ってもクレオスのグルーアプリケーターですなあ。ゼリー状瞬間を点付けして、固まらないうちに余分をそぎ落としておく、なんて作業に持ってこいです。このアプリケーターは後から接着剤を剥がせる、ってことですが、とがったやつもヘラ状のやつも、尖端やエッジを損ないたくない。がりがり剥がすとどうも不安。だから私は面倒でも、瞬間接着剤はがし液で拭いておくことにしています。

エクストラキットのシーハリアーFA2

2009年02月06日 23時45分09秒 | 航空機(英・軍用機)
 最近ではインジェクションキットでも輸入品などはまず写真を撮っておくようになりました。デジカメというのは便利なものです。これはエクストラキットのシーハリアーFA2です。フォークランドで活躍したシーハリアーFRS1はいろいろキットが出ていますが、レーダーなどを新しくしたアップデート型のFA2は、なかなかキットが出ませんでした。エアフィックスの1/48はありますが、まああれはなんと申しましょうか、問題なしとは言えませんで。
 そうしたところに、エクストラキットから1/72でFA2が出ると言うニュースが。さあどしたものか。最近在庫が増えているので、最初の入荷の時は理性で押さえました。しかしそれが品切れになると、やはりなんだか惜しい。そしたらねらったように再入荷が。で、結局買ってしまいました。エクストラキットからは最近、シービクセンやミーティア各種が出ています。ラインナップからして既存のキットのパーツ替えのような感じがしましたので、さあシーハリアーはどんなものだろうと、ドキドキしながら蓋を開けると…
 おお、紛う方なきFA2。しかし、なにかどうも既視感が…。これ、パーツのいくつかがハセガワのシーハリアーそっくりなんです。特に胴体、翼、レドームを除く機首など、形も部品分割もハセガワによく似ているんです。どうもハセガワのキットを原型にして、FA2に仕上げたみたいなんですね。
 もちろんハセガワのまんまではありません。FRS1とFA2との実機の相違点はしっかり押さえています。当然レドームは別部品で再現。それから、FRS1では主翼にドッグツースがついていたのですが、FA2ではそのとがった部分がなめらかに変更されています。キットではそれもしっかり再現してあります。垂直尾翼には機首から移動したピトー管(ですよね、これ?)がしっかり追加されています。
 それから、実機の変更点とは別に、模型としてのディテールも変えてあります。例えば補助エアインテーク。ハセガワでは単なるへこみでしたが、エクストラキットではちゃんと四角く開口しています。ただ、開いた状態のドアがどこにもありませんので、これは自作せねば。それからエンジンの排気ダクト。ハセガワでは単なる階段状で、開口していませんでしたが、エクストラキットではルーバーが別部品になっていて、ダクトの奥行きが表現されています。
 翼下パイロンには増槽のみ。空対空ミサイルは入っていませんので、ハセガワかどこかから調達しなければなりません。それから胴体下は整流板のみ。アデン砲は入っていません。これもハセガワのハリアーから調達かな。キャノピーの透明度はいいのですが、破砕線はついていません。これもハセガワのパーツの勝ち。デカールは三機分から選べます。いずれもロービジ塗装。コクピット内部は、FA2らしくなってます。射出座席は貧弱ですが。
 まあ、部品取り用にハセガワのシーハリアーをひと箱使うくらいのつもりがよいかも。もちろんこだわるならば、の話でして、そのままでも十分です。

塩でマスキング?

2009年02月04日 21時57分04秒 | 工具・材料
 最近ユニークなフィギュアやジオラマセットでめきめきとレベルを上げているミニアートですが、そのウエブサイトを見ると、新製品ニュースの他にも、すばらしい作品が作例として並んでいます。ギャラリーをご覧下さい。特に色合いがすばらしい。
 ところで、ここのウエブサイトには「組み立てガイド」が掲載されています。ミニアートの建物セットやジオラマセットは、基本的にバキュームフォームなんですよね? 私はまだ買ったことはないのですが。で、そのパーツの切り離し方や組み立て方が丁寧に解説されています。なるほど~。でも私がやってもこんなにうまくは行かないと思うんですけど。
 そこに最近「塗装ガイド」もアップされました。ほうほう、なるほど~。 ん? 何だ? この「塩に少量の水を加えて、攪拌する」ってのは? 塩をどうするの? そしたらなんと、少量の水を加えた塩を外壁の下地塗装の上にちょんちょんと置いて、よく乾燥させ、これをマスキングに使うんですね。これはすごいアイデアだ。その上から壁の色をエアブラシし、乾燥してから塩を落とせば、壁土の剥がれが表現できるというんです。塩を落としたばかりの写真は、まだ色の彩度差が大きくて派手派手な感じですが、それがだんだんと自然な外壁の感じになって行く様を、ページをめくってご覧下さい。
 いやー、これは購買意欲をそそる、いい企画ですね。バキュームだとなんだか作るのが難しそうだと思って尻込みしていたのですが、なんだか猛然と作りたくなってきます。考えてみればこれらの建物を自分で一から造ろうと思えば相当大変なはずですから、実は効率的なキットだと言えるかも知れません。ギャラリーに載っている完成品の中では特にこれこれこれがすばらしい。なんだか「コンバット!」の一シーンを見るようで、いろんなシチュエーションで米英独のフィギュアや車輌を並べてみたくなりますね。うーん、欲しくなってきたぞ…。

ミリキャスト・バトルフィールドのチャーチルAVRE

2009年02月02日 23時52分45秒 | AFV(英・チャーチル)
 レジンキットを買ってきて、パーツの洗浄・撮影を済ませたら、パーツの破損や欠損をチェックし、外れたパーツはチャック付きの袋に保管し、取れそうなパーツがあったら補正し、全体を大きめのチャック付き整理袋に入れることにしています。そんなことやってないで、そのまま即作り始めないから未完成品が溜まるんだぞとお叱りを受けそうですが、はい、おっしゃるとおりです。しかしこうしたキットは、しばらくパーツを眺めて、資料と比べて、組み立ての手順を考えて、という期間がないと、なかなか即時に製作開始できないんですよ。それにそうして眺めていることが、また模型の楽しみの一つでして…。あはは。
 で、今度届いた中からチャーチルAVREをチェック中。ゴム型の傷みか、結構細かい欠けや余分な突起が多い。それと所々にシリコンゴム型の破片が残っているのが見えますか? まあ私はこれを丁寧に引っこ抜けばいいのですが、この続きにキャストした製品を買った人は、この部分のゴム型は完全に欠損しているわけですから、パーツも成形されていないわけですよね。お気の毒ながら、でもミリキャストはこの程度のゴム型の傷みなら、平気で続けてキャストしちゃいますよねえ…
 さて、AVREの前半部分を大きめに撮影してみました。スポンソン側面に装着された工兵用機材のアタッチメントも細かく出来ていますね。牽引ケーブルもこんな感じで一体成形されています。さて問題の、ペタード砲の装填ハッチです。こんな感じで表現されています。この上に別パーツでスライド式のハッチが付きます。本当はこの装填ハッチの下に、本来の機銃手ハッチの合わせ目が見えているのが正しいのですが、まあそれくらいは自分で筋彫ればいいんですよね。操縦席横の泥よけ板は湯の回りが少々悪い。ここはプラ板で作り直しましょう。他にも細かい修正は必要ですが、このバトルフィールドシリーズはあまり細かいことを言わずに雰囲気を生かして組み立てるのが吉です。
 ところが… あれえ? 大変なことに気づいてしまった。こりゃあ修正不可能だぞ…。ああ、見なかったことにしようか…。詳しい検討はまた次回。