みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

駆逐艦「ジョン・ポール・ジョーンズ」その2

2007年12月28日 10時13分54秒 | 艦船
 キットに入っていたデカール、さすがに黄ばんでいますが使えるでしょうか。最近は古いデカールに塗りつけて再生させるリキッドがあるそうですが、それで使えるようになるでしょうか。デカールには「船体中央amidships」「艦尾stern」「艦首bow」と貼付位置が示されています。艦首と艦尾の番号は分かりますが、amidshipsに貼るデカールはと言うと、喫水線の位置を示す目盛りと数字のようです。実際に貼る位置は中央と言うより艦尾寄り、推進器ガードの側くらいです。
 それからもう一つの付録は、国旗と信号旗です。普通の紙に印刷されていて、これを切り取って使うんですね。そうそう、当時これを飽かず眺めていたのを思い出します。でも張り線を張ってさらに信号旗をつけるなんてとても子供にはできませんので、そのまま付録は保存した覚えがありますね。大人から、この旗でABCのアルファベットを表して離れた船に伝達するんだ、と教えてもらった覚えもあります。昔はこうやっていろんな勉強をしてたんですな。

レベルの駆逐艦「ジョン・ポール・ジョーンズ」

2007年12月27日 17時04分50秒 | 艦船
 わ~い、知人から作りかけを譲ってもらいました。懐かしいレベルの1/320スケール、フォレスト・シャーマン級駆逐艦DD932「ジョン・ポール・ジョーンズ」です。中には説明書とデカール以外に、当時のミニカタログもそのままちゃんと入っていました。「フォレストシャーマン級」については『ウィキペディア』のこちらをご参照下さい。
 それにしても、これはなつかしいなあ。小学生が買うプラモデルが50円~100円くらいだった時代に、輸入品で400円(後に500円)だから、お年玉か何かで買ったんだと思います。もちろんこれは日本語版で、確かタカラが輸入元だったはず。直輸入ならもっと高価だったのでしょう。とにかく戦後の駆逐艦のスマートな艦影に、子供心にしびれました。大戦中よりも洗練されたデザインで、しかも後のミサイル駆逐艦とは違って、古い味わいも残しています。
 レベルの製品は、艦船も航空機も、当時はあこがれの的でしたね。もちろん色を塗った覚えはありませんが、組立だけなら子供にも出来たのは間違いありません。さて、今ならこれをどのように作製しましょうか。1/320というスケールが災いして、ディテールアップパーツはまず手に入らないでしょう。1/350のアフターパーツを使うか、自分でプラ板やプラ棒である程度ディテールアップをするか。それともそのままストレートに作るか。
 でもこういうキットは、そうやって製作方法を考えながら眺めているだけでも、十分楽しいものですね。パーツが揃っているかどうか、組立説明図と照らし合わせているだけで、夢が広がります。

ドラゴンのティーガーIIツィメリット付き その3

2007年12月26日 22時30分21秒 | AFV(独)
 履帯パーツです。ヘンシェル砲塔(ツィメリット)と同じく、DS素材製となっています。ところがご覧の通り、一部に歪みが生じていました。あたかも履帯を輪ゴムで止めていた跡のような歪みですが、もちろん輪ゴムなど使ってありません。ご存じのようにドラゴンのキットは、エッチングパーツやデカールや履帯は厚紙に貼り付けて箱に入っていますよね。その時どこかに当たっていたのでしょうか。左右二本とも似たようなところが歪んでいます。
 DS素材って時々こういうことがあるんですよね。ヘンシェル砲塔型の時にはこういうことはありませんでしたので、たまたまなんでしょう。もっと履帯の細い車種でも、履帯がへろへろだったことがありますし…。接着可能なのは結構なんですけど。

ドラゴンのティーガーIIツィメリット付き その2

2007年12月25日 23時29分08秒 | AFV(独)
 ポルシェ砲塔とヘンシェル砲塔の反対側(右側)です。ポルシェ砲塔には左側の車長ハッチ基部と同じようなピストルポートの突起があります。
 まあ砲塔全体には大きな問題はなさそうですから、これに主砲を装着してみましょうかね。主砲を砲塔に取り付ける前に、砲身・主砲防盾・砲身基部×2の合計4パーツを組み立てるようになっています。車体内部の主砲砲尾部分も全部で8パーツあります。相変わらず細かいねえ。

ドラゴンのティーガーIIツィメリット付き その1

2007年12月24日 10時40分14秒 | AFV(独)
 発売から時間が経ちましたが、ドラゴンの1/72ティーガーIIポルシェ砲塔ツィメリットコーティング付き、砲塔を以前のヘンシェル砲塔と並べてみました。ヘンシェル縫合は7240、ポルシェ砲塔は7254の製品です。1/35のツィメリット付きティーガーIIも出そろいましたね。1/35のプレ・ツィメリットコーティングにはいまだに賛否両論あるようですが、我々ミニスケール者の間ではティーガーIやIIでとっくに議論済みという感じです。手軽でそこそこ出来るのはさすが。でももっと薄く実感を出そうとすれば自分で手作り。でもミニスケールの場合はそこそこ技術を要する、というあたりが当たり障りのない結論でしょう。
 さてこのポルシェ砲塔、コーティングのタッチはヘンシェル砲塔と全く変わりません。比べてみたら、コーティングの幅やピッチも同じでした。砲塔前部の曲面も、分割金型を使って下に回り込んだ部分まで均一にコーティングされているのは、さすがドラゴンです。もちろん分割金型のパーティングラインは出ているのですが、デザインナイフの先で簡単に修正できる範囲だと思います。ポルシェ砲塔は、こちら側(左舷)の車長ハッチのラインが飛び出しているのが特徴ですが、そこの丸い突起(これってピストルポートの跡でしたっけ?)が割とはっきりと彫刻されています。車長ハッチの機銃レールが一体成形でべったりくっついている辺りは以前のまま。

ブリティッシュファントムFGR.2 その5

2007年12月21日 22時29分51秒 | 航空機(英・軍用機)
 機体下面の兵装です。いや、特にお見せするほど手を加えたわけではないのですが、一つだけ、胴体下中央パイロンの多銃身機関砲の銃口をピンバイスで開けてみましたので。実際の形状とは異なるのですが、まあそこはそれ…。他には、コクピットの前席と後席の間のバルクヘッドの穴がちゃんと開口しているあたりにもご注目を。

トランペッターのブルムベア その2

2007年12月18日 18時17分45秒 | AFV(独)
 写真掲載が遅くなっちゃいましたが、トラペのブルムベア後期型、車体を組んでみました。転輪は二種類選択式になっています。ここでは後期に使用された、ゴムが内側についているタイプを装着しました。
 さて問題の組み立てですが、以前のトラペほどの組みづらさはありません。シャーマンみたいな決定的なスタイルのミスもまあなさそうです。しかしながら、転輪二枚を貼り合わせる際、接着面がいい加減なため若干ぐらぐらするとか、相変わらず細かい詰めが甘い感じはあります。
 このキットの車体側面、左右両方とも四角い筋彫りが三つ並んでいます。これ、上部支持輪を接着するためのガイドなんですね。要らない筋彫りは埋めなければならないわけですが、ざっとプラパテを流し込んだ後、表面だけに光硬化パテを使ってみました。プラの材質が柔らかいので、余分にペーパーがけをせずに済むように、パテ盛りは最小限にします。
 さてその接着ガイドの四角い筋彫りが三つ並んでいるのは、上部支持輪四つのタイプと上部支持輪三つのタイプ、両方を作れるようにしてあるわけですね。つまりこういうことです。

上部転輪四つ
◎ ◎ ◎ ◎
◎ □■□ ◎(□を使用、■を埋める)

上部転輪三つ
◎  ◎  ◎
◎ ■□■ ◎(□を使用、■を埋める)

まあ気持ちは分かりますが、やはり車体内側から穴を開ける、くらいにしておいてくれた方が、作る方には楽なんですがねえ。ちなみにトラペのキット、箱絵写真は支持輪四つ、組立説明図は支持輪三つになっています。支持輪のパーツもあらかじめ四つ入っていますので、どちらも選べます。

ブリティッシュファントムFGR.2 その4

2007年12月16日 09時08分27秒 | 航空機(英・軍用機)
 コクピット周辺を撮してみました。第一風防のブルーは、クリアに光沢青を混ぜて塗っています。天蓋のバックミラーはプラ板と延ばしランナー、射出座席はキットのままです。 全体のトップコートはクレオスの缶スプレーを使いました。たまたまいい半光沢が出たようです。細かい注意書きを貼るのは面倒ですが、特にこういうロービジ塗装には細かいステンシルが似合いますね。

ホビーボスからMiG-15?

2007年12月14日 23時54分56秒 | 航空機(露・軍用機)
 中国のホビーボスから1/72でミグ15が出る、という情報あり。ほんとか~!? トランペッターの1/48のミグ15がそこそこの出来だったので、そのスケールダウンのようなものだといいな、と思ったのですが、でも、待てよ…
 ホビーボスの1/72航空機と言えば、例の胴体や翼がかなり大胆に一体成形されたシリーズですよね。あれ、初心者向けに見えて実際どうなんですかね。なんだか不安があります。出来がよければ5~6個は買い込みたいところ。
 ポイントは、ミグ15に関してしばしば触れている、尾翼の角度と平面形。少々のディテールは自分で何とかするので、ここだけはクリアして欲しい。
 まだ何も情報がないのですが、とりあえずこんなのがありました。
http://www.migproductions.co.uk/catalog/product_info.php?products_id=3119
http://www.migproductions.co.uk/catalog/product_info.php?products_id=3118
ここに掲載している図を見る限りにおいては、尾翼の角度と形状はOKなんです。もちろんこの図がキットに反映されているかどうかは分かりません。なにしろ中国のメーカーですからなあ… 続報を待ちましょう。

ブリティッシュファントムFGR.2 その3

2007年12月13日 23時24分31秒 | 航空機(英・軍用機)
 今度は後ろから見たブリティッシュファントムです。胴体左右上面に開いている四角いドアは、ロールスロイス製スペイエンジンの冷却用で、ブリティッシュファントム以外にはついていません。水平尾翼に隠れてよく見えませんが、ジェットノズルの内側の表現はちょっと実物らしくありません。後に発売されたバージョンではジェットノズルの形状が改修されていると聞きましたが、私は未確認です。
 それにしても、主翼両端には上反角がついていて尾翼には下反角ついている、というファントムのスタイルは、やはり変わった形ですよね。ファントムが有名すぎて見慣れてしまっているため、日頃はあまり意識しませんが、でも当時の他の飛行機と比べても異様な姿です。それが逆に模型的には魅力になっているのでしょうが。