みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

よいお歳をお迎えください

2009年12月31日 10時22分16秒 | Weblog
 今年は特に後半、本職の方の仕事が忙しくて、なかなか模型を作る時間がありませんでした。それで実は、その都度買って来た新製品のキットや資料が積みっぱなしになっていて、作業スペースが埋まっている状態なんです。パーティングライン取りや細かい組み立てなどは工具をお茶の間に持ち込んでテレビを見ながらでもできるのですが、本格的な塗装をするには一度作業スペースを整理しなければなりません。新年はまずそこから手をつけましょう。
 でも模型というのは趣味ですから、製作する以外に、キットの箱を開けて眺めているだけでも、いろいろ資料を調べているだけでも、十分に楽しいものです。いろんな形で楽しみたいと思います。では今年おつきあいいただいたみなさま、どうもありがとうございました。どうぞよいお歳をお迎えください。

HobbyTerraからクリスマスカードが

2009年12月23日 10時25分47秒 | Weblog
 HobbyTerraからメールが来ました。ここは登録しておくと更新状況や新入荷をメールで知らせてくれるんです。でもタイトルがなんだかいつもと違う。開いてみると、クリスマスカードでした。
 ここは今までのところ特にトラブルはないし、発送も比較的早いし、価格や送料も比較的安いしで、時々利用しています。前もお話ししましたが、ここはキットの箱を組み立て前の状態で、つまり蓋も底も平らなままで送ってくるんです。自分で組み立てて、隅をホッチキス止めか糊付けかして箱を作れ、というんだと思いますが、保存を考えて私は平たいままにしています。その方が逆に希少価値があるし…。パーツはちゃんと包んで、品番も分かるようにしてくれていますから、混乱はない。
 で、通販の利用客に全員自動でクリスマスカードメールを送信したのでしょうが、心遣いはうれしいものです。よく見ると、下の方に10%割引のクーポンがついています。次に買い物をする時にこのクーポンIDを入力すると割引になるんですね。期限は来年二月末。また使ってみましょうかね。送料節約のためどなたかご一緒にいかがですか。

トライスターの英軍空挺部隊バイク付き その2

2009年12月22日 20時24分08秒 | フィギュア(軍事)
 で、そのトライスターの空挺バイク付き空挺部隊員ですが、エッチングパーツの中に使い道がよく分からないパーツが入っているんです。図は膝を突いてバイクをコンテナから出そうとしている兵士ですが、そのヘルメットにパーツ番号PE-11とPE-12を取り付けるようになっていますよね。それも吹き出しの説明図によると、一度ねじってさらに曲げてから付けるようになっています。おまけにヘルメットの取り付け位置もよく分からない。ここにそんなものが付いているんでしょうか。
 最初はヘルメットのネットにビラビラと付けてある、ダークブラウンやダークグリーンのボロ切れかと思ったのですが、エッチングパーツの形はむしろネット状になっていて、英軍のヘルメットによく付けてある擬装用ボロ切れではなさそうです。型抜きの方向の関係上、インジェクションキットのヘルメットでは側面のネットがうまく成形されないことはよくあります。このキットもネットがヘルメットの縁に近づくにつれてだんだん消えてしまいます。そのネットの消えた部分をエッチングパーツで補うのかとも思ったのですが、それならば一度ねじってさらに曲げる、というのがよく分からない。これで何を表現するのか、どなたかご存じならぜひ教えて下さい!
 もしかして、偽装ネットがところどころ破れているのを表現するのでしょうか。説明図のヘルメット上の接着位置からすれば、そんな感じです。しかしエッチングパーツの形とねじり方・曲げ方からすると、そうでもなさそうです。これ、もしかして、ヘルメットの縁を表現するのでしょうか。エッチングパーツの曲げた部分が、ヘルメットの内側から縁を越えて表側に出てくる、そこに用いるのでしょうか。説明図とパーツばかり眺めていてもなかなか分かりません。実際に手を動かして作ってみると、分かるのかも。

トライスターの英軍空挺部隊バイク付き その1

2009年12月21日 18時01分28秒 | フィギュア(軍事)
 これも最近買ったもの。トライスターの英軍空挺部隊、ウェルバイク付きのやつです。人でなしドラゴンがトライスター潰しのために同じアイテムをまたまたぶつけてきましたが、空挺部隊もSASもフィギュアはもう持っているし、ドラゴン商売が嫌いなのでパス。トライスターのみ購入しました。そもそもドラゴンの空挺部隊とSASでは入っているウェルバイクのパーツが異なり、収納状態と走行状態が選べない、空挺部隊は走行状態のみ、SASは収納状態のみしか作れないんです。そのセコさもイヤだったもんで。
 で、これが付属のフォトエッチングパーツです。そのほとんどはウェルバイクのパーツです。スポークやチェーンなど、これを使えばすごいバイクができますよね。真ん中の太い帯二本は小銃のスリングです。ただ一本調子で、スリングの折り返しや金具などはついていません。

スペシャルパッケージバージョン、ザクⅡ

2009年12月20日 21時08分49秒 | キャラクター・SF等
 オーロラのミグ19の話、まだ続くのですが、ちょっと最近入手したものの話を。これでもガンプラは作るんです。ただ、色プラをそのまま作っただけのものはここでお見せするほどではないので…。
 で、ザクⅡの量産型とシャア専用型なのですが、パッケージが変わっているのにお気づきでしょうか。よく見ると、それぞれ右上にYamasaと書いてあります。ヤマサと行ってもお醤油ではありません。パチスロの会社ですね。
 山佐 http://www.yamasa.co.jp/
他にも「Original Ver.」とか「PACHI-SLOT GUNDAM」とか「ホール専用景品ヤマサオリジナルバージョン」などの文字も見えます。これ、パチスロの景品専用のスペシャルパッケージなんです。私はパチンコ屋などは全く行ったことないんです。うちの掲示板の常連さんからいただきました。正確に言うと、うちの常連さんが学校の先生で、その女子学生さんがパチスロでバイトしていて、バイト先で景品をもらってきて、その先生がシャア専用ザクを作ってあげたお礼に、余分をもらったんだそうです。で、その先生が「君、パチプロでバイトしてんの?」と尋ねたら、「先生、パチプロじゃなくってパチスロです」と言われたそうな。
 中身はと言うと、まんまファーストグレードのキットでした。スケールは1/144ですね。現行のファーストグレードの箱絵は、こう↓です。
  http://www.1999.co.jp/10011577
  http://www.1999.co.jp/10011577
説明図の違いは、ファーストグレードにカラー塗装説明がついているのに対して、パチスロ景品版には塗装説明がないことです。パチスロに行ったお父さんがストレートに組み立てて子供さんにあげる、というコンセプトなんでしょうか。
 最近のパチスロはいろいろ漫画のキャラや設定が使われているんですね。『エヴァ』や『北斗の拳』や『あしたのジョー』など、いろいろあるんでしょ? だからこそ、お父さんがたまたま漫画やアニメを見て、おっ、これパチンコと同じじゃねえか、と言ったというネタが使われるわけで。どっちが先だっ、てんだ…

ヒートペン用オプションビット その2

2009年12月15日 00時56分41秒 | 工具・材料
 溶接跡用4枚刃オプションビットをパーシングの砲塔で試してみました。え?なぜパーシングなのかって? 以前ブログで紹介しましたが、トランペッターのパーシング、足回りを完全に失敗して放棄してしまいました。せっかくだから実験台に使ってみたわけです。
 結果は、ご覧の通り。お茶の間で休憩中にちょちょいとやっただけでも、このくらいはできます。温度は説明書の指示通り最も低い160度にセット。但し、必要な温度で安定するまでには、4~5分待たなければなりません。最初は、割と強めに押しつけるのか、弱く触れる程度にするのか、コツがつかめませんが、だんだん慣れてきました。お恥ずかしいことに写真では一回ずつのスタンプ跡が見えていて、ローラーでコーティングしたようなきれいに並んだ溝にはなっていませんが、これも、一回スタンプした端っこにやや重なるくらいで次をスタンプすると、溝が連続しているように刻むことができます。
 以前はタミヤパテをリターダーシンナーで溶いて塗布し、ブレードで刻む方法を試しました。これはあくまで、装甲板表面に薄く塗った感じを出すため。一方このヒートペンオプションビットを使うと、深くしっかり刻んだ感じになります。
 コツとしては、一つずつスタンプする形になりますから、つい直方向にまっすぐになるよう、ねじれないように注意すること。それと、温度管理はこまめにする方がよさそうです。ヒートペンには温度目盛りがついていますが、やはり使っているとやや温度が上がるのか、装甲板表面が溶けすぎる感じになる時があります。そうなったなと思ったら、ぬれたボロ切れなどでビット先端をやや冷やしてやるとよいみたいです。温度が低すぎるともちろん溝が刻めませんので、そこは様子を見ながら少しずつ。うまく行かなかったら、その真上からもう一度ビットを当てたら、結構修正ができます。もう組んでしまったパーシングの砲塔でもかなり隅の方までコーティングできましたから、組み立ての手順を考えればもっと細かく作業できると思います。よしっ、次はフジミのティーガーIで試してみよう。それでうまくいったら、次はレベルのティーガーIだ。

ヒートペン用オプションビット その1

2009年12月14日 20時37分14秒 | 工具・材料
 ブレイン・ファクトリーから出ているヒートペン用ビット、やっと入手しました。これは限定品で、一部の取扱店でしか手に入りません。すぐ近くには取扱店がないので、うちの常連さんが東京にいらしたついでに買ってきてもらいました。もうあれこれ一万円分以上買ってきてもらったので、早速あれこれ使ってみようと思います。
 ブレイン・ファクトリーのウエブサイトはこちら。一本ずつ手作業で仕上げてあるそうです。特にリベット用ビット、マイナスねじ用ビット、溶接跡用ビット、各種テンプレートなどには興味があります。その中でも、これは是非試してみたいと思う、溶接跡用ビットをまず使ってみました。ウエブサイトをご覧になればリストが載っていますが、溶接跡用のものには、
  溶接跡ビットA(ランダム)
  溶接跡ビットB(0.4mmピッチ)
  溶接跡0.2mm4枚刃ビット(1/144ツィンメリット)
  溶接跡0.4mm4枚刃ビット(1/76ツィンメリット)
  溶接跡0.75mm4枚刃ビット(1/35ツィンメリット)
  溶接跡0.55mm4枚刃ビット(1/48ツィンメリット)
そうなんです。ツィメリットコーティングの表現にも使えるってことなんです。まあ1/35については、ブレードやローラーなどいろんな工具がそろっていますし、パテもツィメリットに適したものが発売されています。しかし、ミニスケールにおいては、まだまだツィメリットは敷居が高い。なるほど、ヒートペンで装甲板表面に溝が刻めるなら、ツィメリット表現に使えるかもしれません。この0.4ミリ幅4枚刃は、1/76用に使えると書いてあるんです。
 ビットの先端を拡大撮影してみました。この溝が掘ってある部分を車体表面に押しつけて溝を刻むんですね。説明書がここにPDFで公開されています。さて、不要パーツで早速練習してみましょう。

オーロラのミグ19 その6

2009年12月10日 00時04分01秒 | キット評
 さて今度は主翼のパーツ。主翼だけ見れば割とよく出来ていると思います。但し、これが金魚とバナナを合体させたような胴体にくっつくとなると、また話は別ですが。後退角は実機(とちゃんと断っておかないと…)のミグ15よりもややきつい感じです。表側しか撮影しなかったのですが、裏側は浅めの主脚収納部が彫られています。
 胴体と同様、マークは彫刻表現になっています。これをガイドに赤色を塗るということなのでしょう。ところがなぜか、星マークの中央に丸い線が見えるんですよ。胴体側の星マークにはそういうものはありません。主翼の場合、裏側の何か突起や凹みが表に影響を与えているのかと思ったのですが、べつに裏側にそういうものはありません。しかし、星の中央に丸があると、以前のブルガリア空軍の国籍マークみたいに見えますね。

オーロラのミグ19 その5

2009年12月07日 00時39分53秒 | キット評
 今度は胴体後半を拡大してみました。ご覧の通り、赤星が片側に二つずつ描かれているんですね。いや確かにソ連機の場合、胴体と垂直尾翼の両方に赤星が描かれていることはありますよ。しかし、この架空のミグ19のように、胴体後半と垂直尾翼がバナナのように緩やかな角度で同じ幅のままつながっているデザインだと、二つ描く意味はあまりないように思うんだがなあ。それに主翼のすぐ後ろの星は、主翼をつけてしまうとやや見えにくくなるような気も…。
 それから、垂直尾翼後縁の方向舵にしても、尾翼全体がこんなに寝ていると、面積も少なくなるし、動きにくそうだし、十分な効きが確保できるのか心配になります。それによく見ると主翼の後方にあるので、主翼の後流が当たって悪影響がないのかも気になります。まあ架空の機体ですからとやかく言うこともありませんが。
 主翼の後縁よりやや前、機軸の直角方向に胴体全周を取り巻くパネルラインが一本あるのにお気づきでしょうか。リアルのミグ15にもこの位置にラインがありますよね。タミヤのキットでおなじみ、エンジンを整備するために胴体後半を外す際には、この線で胴体が前後に分かれます。この架空のミグ19も、おそらくこのラインで胴体後半が外れる、というつもりなのではないかな。ただ、この位置で胴体後半を外しても、露出するのはエグゾーストノズルの先端だけ。今度はその下、金魚のお腹みたいな部分にもはっきりパネルラインがありますよね、ここのパネルがごっそり外れて、エンジンを整備する、ということではないかと想像します。Yak-15もそんな風に下からエンジンを整備できるようになっていますもんね。架空の機体なんですが、どこかつじつまが合うようにデザインされている気がします。眺めていて楽しいキットです。

オーロラのミグ19 その4

2009年12月06日 22時36分01秒 | キット評
 ちょっと機首周りを拡大してみました。まず気づくのは、このミグ19にはコクピットがない、ということです。パイロットのフィギュアが見えていますが、コクピット部分は胴体とツラ位置で埋まっていて、このパイロットは肩から上しかないんです。コクピットのパーツが前後左右一体で箱形になっている場合、これをバスタブと表現することがありますが、この場合はバスタブではなく、パイロットがお風呂に入っている状態になっているわけです。
 それから、機番の8と尾翼根本の赤星は、ご覧のように浮き彫り表現になっています。昔のレベルのキットなのでも、よく見たものです。これをガイドに塗装も出来た、ということなのでしょうか。それから、機首下面には機銃口、機首側面には小さなエアインテークが、やや甘い表現ながら見えています。リベットも含めて、いかにも古いキットという感じです。