みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

このイギリス兵、すごい!

2011年04月23日 20時29分59秒 | フィギュア(軍事)
 いや、最近更新状況がまことにお寒い限りで、お恥ずかしい。ちょこちょこ作業はしているんですが、ここにアップするほどに進展していないんです。しかし、フジミのティーガーの3輌目は必ず近日中にお見せできると思います。
 で、最近うちのサイトの常連さんから見せてもらった1/72のフィギュア、結構出来がよさそうなので、ちょっと紹介します。きちんと三脚にデジカメつけて撮影する暇がなかったので(それに夜になっちゃったし)、トップの写真はスキャナにパーツを置いてスキャンした画像です。お見苦しい点ご容赦願いたいのですが、このイギリス兵、両手首の辺りで別部品になっているのが見えますか? そして手首は銃の方と一体成形になっています。つまり銃をしっかり握っているわけ。これ、相当いいんじゃない?
 兵隊の横にブレンガンとリーエンフィールドライフルが写っていますが、これはどちらか選んで取り付けられるようになっているんです。しかも、銃が当たる部分のパウチがちゃんと凹んだ形に成形されている。1/35でもそこまでやっているものは少ないぞ。他の兵隊も大変巧みな部品分割が導入されていまして、特にステン短機関銃なんか、すごい。メーカーはここです。
 こうした人は人・銃は銃、という固定概念を排した巧みな部品分割は、彼のプライザーを思わせるのですが、しかしプライザーの細身のスタイルからすると、このフィギュアはどちらかと言うと背が低くてずんぐりした感じです。どこかで見たと思ったら、ミリキャストのサイトで一緒に扱っている「ABフィギュア」と似ているんですよね。もっともAVフィギュアの方はメタルフィギュアですけどね。それともう一つ、「ヴァリアントミニチュア」とも似ています。

同じ原型師なんじゃないかと思えるくらい。
 で、もう一つ重要なことは、このプラスチックソルジャーはその名の通り、接着の可能なプラスチック製のフィギュアであること。これは嬉しい。もっとも、腕から別部品みたいな分割をしたならば、接着できないと困るんですけどね。それともう一つ、ミニスケールにしてはかなり顔の造形がよくできているということ。それを生かすような塗装の腕がこちらにあるかどうかは別にして。
 こないだからドイツばっかりやっていて、これが済んだらイギリス車輌にイギリス歩兵を作りたいと思っていたところなので、ぜひこれ、自分のももう一つ入手せねばなりません。

フジミのティーガーI 一輌目と二輌目

2011年04月12日 00時30分52秒 | AFV(独)
 また更新に間が開いてしまいました。現在フジミのティーガー三輌目を塗装中なのですが、前も書いたようにちょっと変わった塗装にしようと思って、しかもミニスケールではこういう塗り方をしたことないので、今ドラゴンの不要パーツを実験台にしてテスト中です。これも後でレポートする予定です。ドラゴンが九五式軽戦車と九七式中戦車を1/72で発表したようですね。さてこれを作るときには例の黄帯をどう塗るか、という同様の問題が生じそうです。そのときは、作りかけのフジミを実験台にしてドラゴンをちゃんと作る、ということになりそうで、立場が逆転ですね。もっとも、ドラゴンのキットがまともならば、という前提で、のことですが。

 さて、写真のないのもアレですから、一輌目と二輌目を並べてみました。ウォッシングと部分的墨入れとパステルまぶしをすると全体的に色合いが暗くなるのを考えて、ダークイエロー単色の方は思い切って明るめに塗装したのですが、まあまあですね。退色表現というか、砲塔正面を乗員が歩き回った感じというか、まだらにしたのもそうおかしくもないかな。でも、もうひとつメリハリがありませんね。
 フジミが自衛隊の10式戦車をいよいよ発売予告したようです。これが1/76ではなく1/72とのことだから、今後は1/72に移行するということなのでしょう。そうすると1/76の新製品はいよいよストップなんでしょうね。毀誉褒貶はありましたが、でもこのティーガーとかスターリンとか、フジミの1/76の中では名作と言えるキットでしょう。それに、古いキングタイガーやヘッツァーなど、懐かしいキットも現行で残るわけですから、また作ってみたいものです。子供の頃に返って、ストレート組みでもいいんだし。

フジミのティーガーI 二輌目です

2011年04月05日 22時39分26秒 | AFV(独)
 フジミのティーガーI、各方向から撮ってみました。正面から見ると車体下部の汚しがまだ足りないし、横から見ると車輪の汚しがたりないし、もうちょっと塗り込まなければなりませんね。

肉眼で見ているとなかなか気づかないものです。色合いのチェックのために一度デジカメで撮影するというのも手ですね。
 真上から撮影するとこんな感じ。

金属部分を塗ったばかりの時は、金属色が輝きすぎて車体色から浮き上がってしまうんですが、これはご覧の通りパステル粉をふりかけることで落ち着きます。これはつや消しのトップコートを吹くのとは異なり、金属部分が色あせて単なるグレーになってしまうことはないので気に入っています。こうして見ると、エンジングリルの格子部分がいま一つですね。タミヤのエナメル形フラットブラックをペトロールで溶いて墨入れしてみたんですけど。墨入れだけでだめなら、組み立て前に裏から削って格子を開口しておくかな。レベルの1/72で作るときには異物吸入防止のメッシュをエッチングパーツで取り付けるつもりなんですが、フジミの1/76用のエッチングパーツはないので、とりあえずこのままで。

フジミのティーガーI 二輌目できました

2011年04月03日 23時14分06秒 | AFV(英)
 フジミのティーガーI、二輌目がやっと完成しました。あれ?前回の途中経過とあまり変わっていませんね。一応ドライブラシや剥げチョロを施し、うっすら錆びている感じになるように金属部分にはレッドブラウンを薄く上塗りし、パステル汚しなども加えたんですけど…。ドゥンケルゲルプの単色塗装が単調にならないように、退色や汚しや埃を派手に表現しなければならないのですが、やり過ぎるとくどいし、特にミニスケールの場合は一目で全体が目に入ってきますから、その釣り合いが難しいところです。一応これくらいにしておこうと思ったのですが、室内で見ても気づかなかった不釣り合いが、太陽光下で見たり、あるいはデジカメで撮影した画像を見たりすると、意外に目立ったりするんですよね。もうちょっと修正しなければならないな。
 私は、ほこりっぽさに加えて、つやの統一のためもあって、最後にパステル粉やピグメントをうっすら全体にかけることにしています。このティーガーのように車体の塗装が完全つや消しで、そこにワイヤーや車外装備品などがある場合には、金属塗装のつやが浮き上がって目立ちすぎるんです。そこにパステル粉をふりかけると、金属っぽい感じは残りつつ、全体が落ち着いてくれるんですね。それとデカールの縁も目立たなくなります。この際、暗い色のパステルを使うと思った以上に仕上がりがどす黒くなりますので注意が必要です。明るめの薄い色のパステルを細かく下ろしてうっすら使うのがよいようです。パステル粉って、一度かけてしまうと、除去するのが大変ですから。
 それと、タミヤのウェザリングマスター、付属の化粧品用みたいなハート型スポンジは、ミニスケールでは使いづらいみたいです。ウェザリングマスターもスティックも、私はドライブラシ用に毛を短くカットした筆に一度すり付けてから使っています。もちろん新品の筆をカットするのはもったいないので、使い古して反故にする前の筆をカットして使います。それから、百円ショップの平筆にも毛の硬さがいろいろあって、ドライブラシにちょうどよいものを選ぶとこれが結構使えます。

フジミのティーガーI 二輌目途中経過

2011年04月02日 22時58分27秒 | AFV(独)
 フジミのティーガーI、二輌目がここまでできました。無線操縦装薬運搬車「ボルクヴァルト」運用部隊・第301戦車大隊所属の車輌です。

履帯やワイヤー、その他車外装備品に金属色を塗装し、木部をそれらしいブラウンで塗装したところです。但し履帯については、下地に塗った焦げ茶色の上に、シンナーでやや薄めたガンメタルを薄く乗せるように塗ってあります。木部もやや薄めの塗料で、下地が木目のように見える程度に薄く塗りました。
 それにしても、ワイヤーのような細いものを塗るには時間がかかりますね。スコップやハンマーの頭も、はみ出さないように塗るのに神経を使います。はみ出してしまうと、車体色が完全つや消しなだけに、シンナーで拭き取ってもどうしても跡が残ってしまうんです。一度にやろうとせずに、ちょっと疲れたら次に回すのがよい。そこで一度筆を洗いますから、筆先にたまった塗料が一度きれいになり、続きの作業もきれいに進みます。苦労して連続作業をすることはありません。
 ところでこういう細いところを塗り分ける時、以前は毛足の短い細筆を使っていたのですが、今は比較的毛足の長い細筆を使います。その方が塗料の含み量が多いので、すんなり塗れるんです。よい筆は毛足が長くても穂先はきれいに揃いますので、やはり筆をけちってはいけません。と言っても私の場合、せいぜいBUNSEIDOかウィンザー&ニュートンですけど。
 さてこの後は、汚し塗装やパステルまぶしをしながら、もうちょっと塗り込んで仕上げます。