みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

Eduardの1/72、MiG-15 その4

2014年02月02日 22時31分13秒 | 航空機(露・軍用機)
 Eduard純正(ブラッシン)のMiG-15コクピット、模型屋さんに尋ねてみたところ、何か輸入の取り扱いが変わったとか何とかで、次の入荷がしばらく先になるんだそうです。そこで初期型と後期型の比較はお預けにして、1/48のパーツはどうか見て見ることにします。
 作れもしないのに既に大量に買い込んでいる1/48用の各種ディテールアップパーツの内、コクピットの初期型後期型を出しているものはと言うと…。ええと、CIROモデルがありました。CIROから出ている初期型MiG-15のパーツというのは、コクピットパーツだけのものではなく、タミヤのキット(後期型bis)を前期型に改造するためのパーツです。主な改修点であるエアブレーキだけではなく、尾翼を含む尾部をそっくりすげ替えるというセットで、結果的にタミヤの尾翼の後退角まで集成されるという優れもの。しかし、コクピットは後期型(bis)と同じパーツが入っていて、特に初期型後期型のコクピットを作り分けるわけではないようです。
 ではもう一つ、初期型後・期型を出しているメーカーはと言うと、NeOmegaですね。初期型(トランペッター用)と後期型(タミヤ用)のコクピットセットが出ています。その計器板パーツを並べてみました。大きさも形も随分違いますが、これは明らかに初期型・後期型の差ではなく、タミヤとトランペッターのキットのパーツ形状に合わせるための違いのようですね。それからモールドのタッチが相当違いますが、タミヤ用はNeOmegaのかなり前の製品で、トランペッター用はそれよりずっと新しい製品で、原型師が違うのかどうかは知りませんが、表現方法が違っているようです。
 但し、実機写真で見るような、中央の計器の間のスイッチ類の初期型後期型の違いはNeOmegaではあまり意識されていないようです。要するに計器板の初期型後期型の違いは、1/48でもそれほど気にするほどの違いではない、ということでしょうか。
 話は逸れますが、前から気になっていたのが、NeOmegaの初期型用コクピットの使い方です。これをトランペッターのキットは後期型なので、このコクピットだけ使ったところで初期型にはならないんですよね。トランペッターでは肝心のエアブレーキがスライド金型の差し替えになっているので、初期型パーツが余ったりしないんです。エアブレーキ部分は、同じトランペッターのUTI複座練習型から持ってくるか、それともCIROモデルのを使うか、いずれにせよ贅沢なやり方をするしかありません。