みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

トラペのティーガーでツィメリット練習

2010年02月24日 00時21分40秒 | 工具・材料
 ヒートペンを使って、トランペッターのティーガーIにツィメリットコーティングを施してみました! そんなに時間はかけずに、この程度にはできるんですね。ますますヒートペンに惚れ込みました。
 トランペッターのミニスケールものには問題のあるキットが多いのですが、ティーガーもその例外ではありません。全体的な形状の狂いはそれほど無いように見えますが、細かい疑問点は山盛り。それほどティーガーに詳しくない私でも気づくことばかり。これを修正し始めるときりがないし、精神衛生上悪い。他に無いならまだしも、ティーガーなら他社製品があるし…。試しに買ってみた後期型ティーガーIですが、まあもう適当に作るか部品取りしかないなと、ほったらかしでした。
 でも、部品取り用と言うほど最近のトラペは安くない。初期型は、まだしもファイフェルフィルターがレベルと違う形のものが入っているので、これをレベルに流用するつもりです。操縦席前方のショベルもレベルには入っていないのでありがたい。ただし、形状に難有り。ついでにこのショベルは後期型にも入っています…。
 で、ティーガーIの後期型ですが、ひょいと思いついて、ツィメリットコーティングの練習に使ってみたわけです。射爆演習場の標的にするよりは、浮かばれるというものでしょう。
 砲塔に鉛筆で書いた縦線がうっすら見えますが、これはフリーハンドでコーティングを打っているとどうしてもだんだん斜めになってしまうので、まっすぐ打つための目安として砲塔リングに対して直角方向に、鉛筆で何本か線を引いていたものです。以前紹介しましたが、ヒートペンのツィメリット用ビットは、刻み四つ分が一つのヘッドになっているので、ローラーと違ってねじれやすいんですね。
 さて練習用ですから、温度を変えたり、押しつける力を変えたり、押しつけ方を変えたりと、いろいろ試してみました。拡大するとそれこそあらが目立つので、これ以上近づいて撮影できませんが、かなりガタガタですね。いろいろ原因はあるのですが、やはりヒートペンのビットは刻み四つ分ずつのヘッドを続けてスタンプする形なので、コーティングの刻みがなかなか連続しないのです。ヘタをするとワッフルパターンのようになっちゃう。
 もう一つ、トラペのプラの材質も関係あるように思いました。柔らかい材質なのか、ヒートペンの温度を最低の160度にセットしても、やや溶けすぎて深くえぐれたりします。またビットを離した瞬間にとろりと溝が埋まってしまう(ハイジのチーズパンみたいに)のも、熱で溶けすぎるからなのでしょう。しかしところどころはうまくいったので、そのうまくいったときの条件をよく考えて、その条件を再現しつつ意図した表現ができるよう、もっと練習してみたいと思います。部品取り用の初期型をもう一つつぶしてもかまいません。初期型にはツィメリットは塗布されていないって? いいんですよ、どうせ練習用ですから

 ところで、なぜ主砲だけパーツの成形色が違うのかとご不審の向きもおありでしょうが、実は主砲だけレベルのキットとトレードしたんです。レベルのティーガーは、砲塔左右非対称が表現されていないとか、OVMの配置に間違いがあるとか、いろいろ指摘されていますが、まあ1/72のティーガーのベストキットであることに間違いはないと思います。ただし、主砲はどうもいただけない。マズルブレーキの形が変だし、砲身長も足りない気がします。もちろんトラペの主砲も決してよくはないのですが、ちょっと切り貼りすればレベルよりはマシになりそうなんですね。そこで、トラペの主砲をレベルに持っていって、レベルの主砲をこちらの訓練用車体に持ってきた、というわけです。

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