みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ノルマンディーネタに使えそうなもの その3

2012年05月20日 20時15分12秒 | AFV(英)
 すみません、帰宅後は毎日寝るまであれこれ仕事してます。ノルマンディーのネタに使えそうなもの、シャーマンDD戦車のスクリーンアップ、スクリーンダウンとくれば、もう一つこれでしょう。確か買ってたはずだと、引っ張り出してきました。「UK103 De-Frocked" Sherman Mk. V DD Tank 」です。上陸後、スクリーンを取り外して、その鉄製のスカート部分がついたままの状態です。当時の写真ではこのままスカート付きで上陸後も行動している様子をよく見かけます。で、特に車体前方部分はこのスカートが舟の舳先みたいな形で広く、かつスプーンみたいに深さがあるんです。本来ここは、スクリーンを展張するための圧搾空気ボンベ二本を載せる場所です。しかし上陸後はこの窪みが、荷物などを載せるのにぴったり。実車写真でもここにジェリカンなどをいっぱい載せてますね。
 さて、ミリキャストのキット、完成したらこうなります。
http://www.milicast.com/shop/product.php?productid=240&cat=0&page=1
私の入手したキット、上で述べたスカート前端の窪み部分、ややゴム型が傷んでいて、特にデフカバーと接触するあたりがうやむやっとなってます。おまけに、スカート自体の肉厚がもう薄々状態。マイクロチゼルなどを使って丁寧に補正してやりたいところなのですが、考えてみたらミリキャストのサイトの作例のように、ここに荷物満載してしまうのも手ですね。どこかにエッチングパーツの自転車があったはずだから、それも乗っけちゃおうか。

ノルマンディーネタに使えそうなもの その2

2012年05月07日 23時55分19秒 | AFV(英)
 前回のスクリーン展張状態のシャーマンDDをネタの一つにするなら、ついでにスクリーンを下げた状態のものも挙げるべきですね。「UK106 Sherman Mk.V DD Tank with fully lowered screen」です。このキットもバトルフィールドシリーズ仕様に近く、下げた状態のスクリーンは基本的に車体と一体成形です。これに関しては細かいところまでちゃんと抜けています。砲塔は、防盾の防水シート付き。これに足回りが付けば基本構成はできるのですが、それに加えて舵取り関係、スクリュー関係、スクリーンの支柱など、かなりかなり細かいパーツがいろいろあります。特にスクリーンを内側から支える支柱は、この場合折れ曲がった形になっていますが、畳んだ状態だけに結構よく見えるので、手を抜けません。これらの小さいパーツはいくつか湯がうまく回っていなかったのですが、まあ修復可能。
 完成したらこうなります。うわ、かっこいい。しかしここまで作るには、かなり丹念に下処理をしなければなりません。特にキャタピラは丁寧に補正しないと。

ノルマンディーネタに使えそうなもの その1

2012年05月05日 01時19分45秒 | AFV(英)
 「i-modellers」の次号のお題が「D-Day~ノルマンディ上陸作戦の脇役たち Hobo's Funnies」なので、それに使えるネタはないかな。いや、あるのはあるんですよ。大量に…。買い込んでばかりではなくちっとは作れよ、って話なのですが、ミニスケールの特殊車輌なんて、レジンの手のかかるキットばかりでして、まずは比較的簡単に完成させられそうなものは、などと考えるとなかなか無いんですよね。とりあえず、ネタに使えそうなキットを、在庫管理をかねてちょっと探してみます。

 ミニスケールのホバーツファニーズの、シャーマンやチャーチルをベースにした特殊車輌、とくれば何と言ってもミリキャストですね。ここ近年で入手したものの一つが、「UK105 Sherman Mk.V DD Tank with fully erected screen」です。有名なシャーマンDDの、防水スクリーンを展張してまさに水上走行をする態勢の状態です。トップ画像は車体、砲塔、スクリーンの各パーツです。砲塔の防盾には防水シートが装着済み。車体はシャーマンDDの特徴である、スクリーンを取り付けるための裾部が一体成形されています。そしてスクリーンは、裾の方が湯口になっているので、それを削れば問題無く車体側の裾に密着させられます。
 ただし、話はそう簡単には行きません。トップ画像では特徴的なパーツのみ撮影しましたが、実はこれ以外に細かいパーツが結構多い。足回りなどは同社のバトルフィールドシリーズ(BBで始まる製品番号)仕様でかなり一体化されているのですで、以前の製品よりはマシなのですが、それでもなかなか面倒そう。だって、完成したらこうなるんですよ。立てたスクリーン内側には、細い支柱がたくさんある。それから、水上走行中は操縦手席から前が全く見えませんから、砲塔後ろに操縦者を立たせ、スクリーンの上から顔をだしつつロッドで舵取りします。その操縦者の足場、そしてそこからつながる舵取り用のロッド。さらに、スクリューによる水上推進装置。これらにかなりのパーツ数があります。DD=Duplex Driveは、通常走行と水上走行の二重駆動、早い話が水陸両用、ってことですから、このスクリューも模型としての魅力ですよね。
 考えるに、砲塔足場に操縦者が立って水上走行をしている時は、車体内部の通常の操縦手はいなくてもいいんでしょうか。いや、そんなはずはありません。ギアやスロットルの操作は操縦席でするはずですから、操縦手も必要ですよね。砲塔足場は車長か誰かが兼任したんでしょう。
 はるばる英国から送られてくる間に、細いパーツは結構な割合で折れている。まあその辺は真鍮線かプラ棒で修復するとして、全体的にはミニスケールですから、あまり凝らずに雰囲気重視で行くしかありません。でも、この異形の様、模型としては大変な魅力がありますね。何とかこれを組み立てたいものです…。

 と思っていたら、とんでもない落とし穴が! こちらの画像を見て下さい。

ミリキャストのシャーマンシリーズは、足回りがキャタピラまで含めて片側ずつ一体成形になっていることが多いのですが、その右側足回り。湯が回っていなくて、キャタピラが見事に欠損している…。げ~。こりゃすぐに製作というわけには行かないぞ。いつものあそこで買ったので、アフターサービスは大変丁寧に対応してくれるのですが、買ってからかなり時間が経っているので丸ごと返品・交換はちょっと気が引ける。でもミリキャストは以前から、不良パーツの請求には割と親切に応じてくれるようなのです。で、このパーツも、ついでに折れていた他のパーツも、交換をお願いしました。届くのがいつになるか分かりませんが、これを作るのはパーツが届いてから、ということになりますかね…。しかし、ここまで湯周りが悪いパーツは、ちゃんと検品しておいてよ、ミリキャストさん…。でも、車体に一体成形された、スクリーン展張用の空気ボンベとか、車体後部に追加されたスクリュー用の車軸などを見ていると、心だけは猛然と作りたくなるんです。

展示台や背景パネルもいいねえ

2012年05月02日 00時27分36秒 | AFV(独)
 先日あるイベントで、ガンプラの作品が展示されていました。私も何か作品を持って来てくれと言われてさあ困った。ガンプラも作らないわけではないのですが、ただ組み立てるのを楽しむだけで、作品などと言えるものは何もありません。だから、戦車でいい?と尋ねたら、戦車でも何でもよいとのこと。それでフジミ1/76のティーガーを三台持って行きました。そしたら、ガンプラ用のジオラマベースの上に置いて、さらに背景にそれらしい風景のパネルを置いて下さったんです。私はカメラを持っていってなかったので、友達にスマホで撮影してもらいました。部屋が暗くしてあって、電灯しか明かりがなかったので、暗い上に地味な色調になってしまいましたが、却って雰囲気出てかも。というか、宇宙戦車か、はたまたセモベンテ部隊の61式戦車みたいに見えませんか?

 私は車輌だけ作るタイプなんですが(ジオラマまで作る技術がない…)、しかし簡単なベースに背景をつけるだけで、なかなか面白いものですね。これで光や構図をもっと落ち着いて配慮すれば、それなりの写真も自分で撮れるのではないかな、なんて思いました。背景を海にして、ベースを砂地っぽくすれば、それこそノルマンディーに見えなくもないかも。