みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

イギリス兵の塗装 その3

2008年03月13日 23時46分13秒 | フィギュア(軍事)
 続いてドラゴンの塗装説明を見てみましょう。まず古い方の四人組み「BRITISH COMMONWEALTH TROOPS (NW EUROPE 1944)」(6055)です。
  ヘルメット:H85/45 セールカラー
  軍服:H73/23 ダークグリーン
  ベルト・パウチ:H71/21 ミドルストーン
ご存じHの番号はクレオスの水性ホビーカラー、その後の番号はMrカラーです。へ? 軍服が「H73/23 ダークグリーン」? このダークグリーンは半光沢「イギリス海空軍機迷彩ほか」用ってやつですよ? いくらなんでもそりゃねーだろ! え?ドラゴンの説明書など信用してはダメだろって? まことにごもっとも…。それにヘルメットが「H85/45 セールカラー」ってのもどーよ? ヘルメットの色ではなく、偽装網の糸の色のことなのかな? ベルトやパウチ類が「H71/21 ミドルストーン」というのはまだしも納得できるのですが(ちょっと暗すぎるが…)。いずれにせよ塗装指示が簡略すぎるし、箱絵の色合いと塗料の指示が合わないしで、ちょいと困ります。
 ドラゴンの説明図にはクレオス以外にイタレリカラーの番号も指示されていますので、そちらもチェックしてみます。
  ヘルメット:1706 sand
  軍服:1710 dark green
  ベルト・パウチ:1706 sand
色の名前についてはイタレリのウエブサイトで確認しました。イタレリの水性ペイントは4千番台だから、そちらと混乱したということは一応間ないと思います。うーん、軍服はイタレリカラーでも「ダークグリーン」かあ。ドラゴン本気でそう考えているんだなあ。ヘルメットとパウチ類は同じ「サンド」になっています。いや、ベルトやパウチが「サンド」というのはまだいいんですよ。でもヘルメットがサンド? それに、クレオスの塗料ではヘルメットとパウチ類で異なる色を指示しているのに、イタレリカラーではどちらも同じ1706を指示している、というのも変ですよね。
 もうひとつ、説明図の写真右上、「H85/45・1706」(セールカラー・サンド)の番号から線が2本出ていて、ヘルメットと水筒に繋がっていますね。つまり、セールカラーやサンドは水筒カバーの色のつもりだったんでしょうか。とにかくどこか間違っていることは確かです。

 ではではもっと新しい六人組み「BRITISH INFANTRY NORMANDY 1944」(6212)の塗装指示は、どうなっているでしょうか。
  ヘルメット:H78/38 オリーブドラブ
  軍服:H72/21 + H73/43(1:1) ミドルストーン+ウッドブラウン(1:1)
  ベルト・パウチ:H71/21 ミドルストーン
軍服は「ミドルストーンとウッドブラウンを1対1」なんだそうです。なるほど。こちらなら納得できます。ただこの軍服の上のベルトやパウチが「ミドルストーン」だと、軍服との色の差があまり出ないような気がします。いろいろ写真を見た感じでは、服とパウチはやはり色の差があるはず。それにこのキットのヴォルスタッド氏の箱絵、ベルトやパウチはミドルストーンという感じではなく、もうちょっと緑がかった感じだぞ。


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