みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ミリキャストの最近の製品 その3

2007年07月22日 19時34分16秒 | フィギュア(軍事)
 次はFIG93「British Assault Troops」。13人組みの英軍歩兵セットです。ミリキャストのフィギュアは5人組みが普通なのですが、これは大きなセットですね。ミリキャストのサイトによると、揚陸艦(LCIL)に組み合わせるためのものなんですね。だから13人も入っているのか…。前回紹介したFIG94の自転車を運ぶ英兵も揚陸艦用のフィギュアでした。これと一緒に使うと、揚陸艦がより賑やかになります。もちろん上陸後の進軍シーンにも使えます。
 ごらんのとおり、ヘッドが別部品となっているものが多く、またヘルメットはみんな偽装網を装着しています。部品分割も比較的細かく、武装もよくできています。次からは、いくつか拡大してお見せしたいと思います。

ミリキャストの最近の製品 その2

2007年07月14日 23時11分55秒 | フィギュア(軍事)
 前回の自転車を抱えた英軍歩兵の一部を拡大してみました。ご覧のようにプロポーションも良好。頭でっかちということもありません。装備品も自然に装着されていて、上陸時にたくさん荷物をしょっている感じになっています。左右の胸につける弾薬パウチは、大きめのタイプを装着しているように見えますね。
 前回の写真でもお分かりのように、わりとバリが多い。ライフル銃も丁寧にバリをとって修正する必要がありそうです。もっともこの辺は、製品ごとの成形状態によって出来不出来がある感じがします。右下に見えるのは、隣の人の頭です。左端に見えるのは、自転車のハンドルです。
 話はちょっとずれますけど、この英兵に特徴的な弾薬パウチ、実物は意外と柔らかい素材で出来ているようで、中にどれだけ物が入っているか、蓋をきちんとしめているかどうか、などによって形は変わります。実際の写真でも蓋をあけたままだったり、空の部分がへこんでいたり。また装着位置も高めだったり、低めだったり。これが模型だと、どうしてもみんな同じパーツになってしまうんですよね。まあミニスケールではどうせそんなに目立ちませんが、ミリキャストではある程度意識して形を変えているようにも見えますね。
 1/35でもみんな同じきっちり四角いパーツを取り付けることになります。これが一つずつ形を変えてある、あるいはある程度形の違うパーツが何組か用意してある、なんてキットは存在しません。まあレジンフィギュアでもない限り、仕方のないことですが。でも少しでもパーツを加工して自然な形にするうまいやり方がないものかなあ、なんて考えています。

ミリキャストの最近の製品

2007年07月11日 22時52分47秒 | フィギュア(軍事)
 最近入手したミリキャストの新しいフィギュアを紹介します。まずFIG94「British Assault Troops with Bicycles」。四人組みで、それぞれ自転車を携えた英軍歩兵です。なにしろミリキャストの製品には組み立て説明図が入っていませんので、どういうポーズに組み立てて自転車をどこに置くのかは、自分で工夫するしかありません。
 ミリキャストのウエブサイトを見ますと、これはもともと揚陸艦(LCIL)から上陸中というシーンのために作られたフィギュアだと分かります。LCILは「Landing Craft Infantry - Large」、つまり歩兵用大型揚陸艦のことで、車輌を降ろすランプウェイはなく、艦首サイドにタラップを降ろして人員が上陸するようになっています。ウエブサイトの写真はまさに艦上やタラップ上で自転車を運ぶ兵員ですね。それにしてもこのLCILを1/72で作るなんて、かなり大きな模型になりそうです。
 ついでにウエブサイトには
The figures are designed to carry or to stand beside their soon to be discarded bicycles.
と書いてある。ってことは自転車をかついだり、自転車の横に立ったり、ということですね。それから自転車は「すぐに放棄する」とありますので、あくまで上陸時の当座の使用ということです。

ハリアー その5

2007年07月02日 21時56分12秒 | 航空機(英・軍用機)
 次は米海兵隊のハリアー、AV-8Aです。昔「AV-8A」という名称がどういう命名法なのか、気になったことがありました。考えてみると米軍の攻撃機は
「A-4スカイホーク」
「A-5ヴィジランティ」
「A-6イントルーダー」
「A-7コルセア」
と来て、次が
「A-9」「A-10」に番号が飛びます(実際はYA-9で、A-10が正式採用されたので試作のみ)。そうするとこのハリアーが8番目の攻撃機なのかなあ、と思って調べてみると、「V」は「垂直(Vertical)」を意味することが分かって、納得。
 今までの英軍のハリアーやシーハリアーはハセガワのキットでしたが、このAV-8Aはフジミのキット。全体の雰囲気がハセガワのきっととずいぶん異なり、またキットのまま作ると着陸姿勢の機首上げ角度が低い感じがします。しかしどちらがより正確なのかは私にはよく分かりませんし、ハセガワからはAV-8Aは出ていないので、これはこれで好きなキットですね。
 あ、正確にはハセガワからはAV-8Aは出ていないわけではありません。私が子供の頃に作った古いキットがありました。でも新しく発売されたシーハリアーやハリアーと比べるのは酷でしょう。もっとも新しい方っつっても、もう二十年近く前のキットですが。ところでこの古い方のハリアー、現在も販売中だってのは、うれしくなりますね。一度再挑戦してみたいものです。もちろんもっと新しいキット、AV-8BハリアーIIもぜひ作ってみたいと思います。
 このフジミのAV-8A、上面の二色迷彩の境界がぼやけすぎかもしれませんが、実は今のエアブラシを買う前に持っていた簡単なエアブラシで、しかもマスキング無しのフリーハンドで塗ったものなんです。もちろん下面のホワイトはマスキングしてます。