みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

チャーチル戦車の巻(その12)

2006年05月13日 19時00分26秒 | AFV(英・チャーチル)
エデュアルドのチャーチル用フォトエッチングパーツ

ミニスケールのチャーチル戦車用エッチングパーツと言えば、以前エデュアルドからエッシー用のものが発売されていました。番号が22で始まるエデュアルドのパーツは1/72の車輌用。チャーチルは22-001ですから、1/72車輌用の記念すべき第1番だったんですね。現在古い番号の多くは絶版状態で、人気車種は後によりグレードアップしたものが発売されています。しかしチャーチルはこれっきり。幻のパーツになってしまいました。今日はこれを紹介しましょう。
ここに用意されているパーツを左上から順に説明します。一番上の段左から「車長ハッチ」「後部フェンダーのオイル缶架」「主砲同軸、および車体の機銃架」、二番目の段左から「装填手ハッチの縁」「エアフィルターサイドのフック掛け」「車長用照準器」「砲塔ハッチのヒンジ」「エンジンルーム上部のパイピングカバー」「オイル缶架の仕切り」「オイル缶の留め具掛け」、三番目の段左から「装填手ハッチ」「各ハッチの取っ手」「排気管の延長用基部」「アンテナ基部」「ペリスコープカバー」「外部予備タンクの側面」「オイル缶の留め具」、一番下の段左から「装填手ハッチの内側」「車長ハッチの内側」「車体側面ワイヤーの掛け具」「前部フェンダーの取っ手」「外部予備タンクの取っ手」となっています。いずれもちゃんと使えば効果の上がるパーツでしょうが、どれも非常に小さく、扱いは難しい。
この中で完成後特に効果が上がるものと言えば、車長用照準器でしょうか。これは砲塔上面、車長用ペリスコープの前方に設置された枠型の補助照準器で、車長が指示した目標を砲手が正しく照準しているかどうかを見るためのものです。これをエッチングで作れば精密感たっぷり! しかし事態はそう甘くなく、ご覧の通り、細い帯を枠型に折り曲げて作るようになっており、この照準器だけで2パーツ(パーツNo.26と27)からなっています。こんな小さな細工は至難の業…
このエデュアルドのディテールアップセット、特にどうしても必要だと言えるものでもないようです。買い逃したと悔やんでおられる全国のチャーチルファンの皆様(そんな人、いるのかな…?)、この画像を参考に、エバーグリーンのプラペーパーなどで必要な部分を自作なさればそれで十分ですよ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿