みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

超音波カッター その6

2007年10月13日 00時24分09秒 | 工具・材料
 次に超音波カッターでレジンパーツの湯口をカットしてみます。実験台として使うのはロシア製KK-2射出座席で、MiG-17やMiG-19、それにYak-25などに使われていました。チェコのパブラの1/72レジンパーツです。
http://www.pavlamodels.cz/
ロシア・ソ連機の射出座席と言えば、このパブラ以外に、ネオメガ(NeOmega)が有名です。
http://www.neomega-resin.com/
パブラモデルも英米機や大戦機には高品質な製品がちゃんとありますし、特に最近の製品はすばらしい。但し以前私が買ったロシア製射出座席に限って言えば、パブラよりもネオメガの方が品質は勝っているように思えます。どうも限りなくネオメガのコピーっぽい。ネオメガの座席はとてもかっちりしていて、アメリカ・イギリス・ロシアの各種射出座席が1/72と1/48で揃っています。とりあえずパブラの座席を実験台に使うことにしましょう。
 射出座席のレジンパーツは、大抵お尻の下に巨大な湯口がついています。レジン樹脂を扱ったことのある方はご存じでしょうが、レジン樹脂と言うのはカッターナイフで切ろうとしても刃がギシギシしてとても切りにくい。またヤスリで削るにもとても時間が掛かります。おまけにかなり力を入れなければなりませんので、パーツを固定する左手にもかなり力が入ります。ところが射出座席の場合、とても細かい部品が座席本体にたくさんついていますので、指で保持する場所がありません。細かい突起をすぐに折ってしまいそうです。
 さてこの射出座席の湯口を効率的に除去するには、どうすればよいでしょうか。ここで超音波カッターの出番です。


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