みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

マケットのビショップ

2009年05月24日 17時33分04秒 | AFV(英)
 マケットの1/35、25ポンド自走砲ビショップを作り始めました。なぜいきなり? いや以前模型屋さんのセールの時に買っておいたんです。私の場合、1/35はミニスケールを作るための資料みたいなものですから。もしも万一、イタレリ(旧エッシー)のビショップの戦闘室ドアを開けて作ることにでもなったら、戦闘室内部が何となくでも分からないと困るでしょ。で、気が向いたのでとりあえず適当に作ってみることにしました。まあ在庫減らしですよ、在庫減らし!
 ところが相手は「あの」マケットです。2ちゃんねるでは「負けっ人」と宛て字されていたというあのマケットです。いやあ適当に作製どころではなく、普通に作ることさえ大変なキットでした。他社の製品があれば誰もマケットなんて作らないよな、これしかないから仕方なく作るんだよな、というのがよく分かります。だって、ほとんどの部品がバリの海の中に浮いている状態で、何一つとしてランナーから切り離してそのまま使える部品がないんですよ。削るなどの調整がないとどの部品も絶対うまくくっつかない。ダボ穴、車軸、すべての穴に棒が入らない。必ず丸ヤスリで穴を調整しなければならない、という代物です。いや、これは経験者なら分かっていただけることでしょう。
 それにしても、この大量のバリは、何なんでしょう。金型の合わせ目がよほどゆるいのか。また至る所にあるヒケ。射出の際の圧力がよほど低いのか。サスペンション基部には、えくぼどころではない、ヒケの大穴が開いています。
 写真は、不思議なところに出ているバリです。ちょっと分かりにくいのですが、車体下部、外板の合わせ目部分にフェンスのようにバリが立っているんです。普通バリというのはパーツの周辺に発生するものだとばかり思っていました。しかしこれは、パーツの中程から立ち上がっているんです。ってことは、このラインで金型が分割されている、ってことですよね。何かバリエーションのためのスライド金型でしょうか。