みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

MiGプロダクションの工場廃墟

2009年05月03日 00時34分23秒 | パーツ
 MiGプロダクションからは、1/72のミニスケール用のフィギュアやストラクチャーがいろいろ出ています。便利だし出来もいいのでいくつか持っています。ティーガーIのエンジンルームを見せて、その横にプライザーの整備兵を置くとか、ティーガーⅡを冬期迷彩にして、冬服の戦車兵を乗せて冬服の歩兵にそばを歩かせるとか、その内ぜひやってみたいと思っています。
 ジオラマ用の建物も大変よく出来ています。本格的なジオラマでなくとも、地面は棚板のままで車輌とストラクチャーを並べておくという展示法もいいかなと思いますし。このシリーズの工場の壁とか煙突も、完成写真を見ているだけでほれぼれする出来ですね。で、以前買っておいた「工場の廃墟」がこれ。一番左がパーツです。
 実はこれ、買ったときはしばらく組み立て方が分からなかったんです。パッケージに完成写真が載っているだけで、他に説明図などはなかったもんですから。写真左、下の二つのパーツは工場の壁で、それを直角に合わせるというのは分かりますよね。ところが残りの上の二つのパーツを、私は石畳の路面だと思いこんでいたんです。表面はいかにもそんな表現だったもんですから。しかし、もしそれが直角に合わせた建物の外側にくっつくとすると、どの向きに付けてもうまく行きません。角の所は必ず路面が空いてしまうわけです。
 でもふと気づきました。なんだこれ、工場建物内部の床じゃん…。大きい方は一階の床、小さい方は二階の床ですよね。そうやって仮組みしてみたら、見事に崩れ落ちた建物の一角ができました。崩壊部分や弾痕など、実によくできています。ただし、合わせ型で湯口が作ってあるのではなく、型は一方向だけなので、壁や床の裏側は単なるレジンの水面になっています。表面張力で周囲が盛り上がっていますので、きちんと平らに削らなければなりません。さらに建物内側も加工する方がよさそうです。パッケージのすばらしい写真のように作るのは、なかなか大変。煉瓦の塗装など、よくみてお手本にしたいところです。