みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

台湾みやげ その14

2009年04月05日 00時31分03秒 | 航空機(軍用機)
 今度は、人民解放軍空軍の国籍マーク、いわゆる「八一」マークのデカールです。やはり驚くのは、こうした「共匪」(台湾側から中国共産党を呼ぶ蔑称)のマーキングが、現在は模型店で堂々と売られていることです。うちの常連さんによると、もう結構前からこんなのは普通に売られていたとのこと。現在は当然トランペッターやホビーボスの製品も山積みだそうです。
 また書店にも大陸からの輸入書籍が一部売られているとのこと。ただ大陸の略字体には台湾の人は苦労しているそうですが。それから、日本で言えば光人社やガリレオ出版に当たるような、台湾の有名な軍事関係の出版社から、人民解放軍のパイロットだった人の息子が書いた父親の伝記が出ているとか。写真も掲載されているので私もその本を見せてもらいました。その内本ブログでも紹介する機会があると思います。

 さて、中華圏のメーカーからこの「八一」マークのデカールが発売されていることは、非常にありがたいことです。と言うのは、欧米のメーカーのデカールにもこの「八一」マークが含まれているものはいくつもありますが、やはりどうも字体が変なんですよね。八と一がくっつきすぎて、単なる台形に見えるものもあります。西洋人が漢字を書き写すとおかしな事になるというのは、以前からあちこちで見るのですが、「八一」のような簡単な図案でも、我々の目から見ると漢字に見えなかったりします。その点中国人がデザインしたデカールは安心です。ちなみに人民解放軍を象徴する「八一」の数字は、1927年8月1日(南昌蜂起)を記念したもので、現在も八月一日は建軍節となっています。
 このシートの「八一」マークはご覧の通り大小各種そろっています。一番小さいものは1/144用でしょう。表に見ている一番大きいものは1/48用だと思います。写真は掲載しませんでしたが、この裏側には1/32用の大きなマークがもう一枚別シートで入っていました。それから解放軍用の赤い数字もありがたいものです。これは後で詳しく検討しようと思っているのですが、タミヤのキットの王海乗機・079番機は、数字の大きさを含めいくつか問題があるように思うんです。もしかしたらこちらのデカールの数字を使う方がよいかもしれません。