パラグアイの最低賃金がアップ

ワールドカップサッカーの決勝トーナメントで大激戦をたたかいＰＫ戦で日本に勝利したパラグアイからのたよりです。


優勝したスペインに１－０で惜敗したパラグアイ

最低賃金７％アップ今月から実施　生活改善へ

南米パラグアイのルゴ政権は７月１２日、民間部門の月額法定最低賃金を７％引き上げて、３１７ドル（約２万８０００円）にする法令を出しました。引き上げは今月から実施します。



同国の労働組合は、世界経済危機の影響を受ける労働者の生活を改善するために、最低賃金の10％引き上げを求めて政府と交渉してきました。
６月下旬からストライキに入った労組もあり、賃上げしない場合は７月25日にゼネスト生活改善へ今月から７％を行うと警告。結局、先週末までに７％の引き上げで妥結しました。



企業家団体は、賃上げは生産コストを引き上げ、雇用を困難にするなどとして反対しています。

２００８年８月に発足したルゴ政権は、それまでの政権の新自由主義政策を改め、国民生活を支える政策を進めています。昨年12月には、パラグアイ史上初めて、公立の医療機関での医療費を完全無料化しました。
（しんぶん「赤旗」７月１４日付より）