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ロコモ体操で健康回復

2010-07-27 21:54:02 | スポーツ・趣味
ほくと医療生協のロコモ体操の講習会がありました。私も腰痛があるので参加しました。
講師は生協北診療所で整形外科担当医(木曜日)東京大学大学院准教授、専門・スポーツ整形外科の渡會公治(わたらいこうじ)先生です。


講演する渡会公治先生

ロコモーーティブシンドローム(ロコモ)は運動器の障害で移動困難となり介護を受ける可能性のある状態をいいます。骨粗しょう症、変形性関節症、腰椎脊柱管狭窄症、大腿骨骨折後症候群などが基礎疾患です。
 昔から言われる年をとって足腰が弱ると歩けなくなりやがて立てなくなる現象ですが、こうした高齢者たちに運動、トレーニングを介入することによって骨密度は高まり、運動機能も向上することが多くの研究で示されてきています。



 私はスポーツ医学の立場からスポーツ選手にトレーニング指導をしてきましたが、加齢により運動能力の低下した中高年の足腰の痛みも同じ対応がよいと思うようになり北病院の時代から外来で患者さんに運動を指導してきました。トレーニングと言わずに身体の手入れとして日々の生活習慣の中に入れてしまう工夫が必要です。



立つトレーニング

立つためにはバランスと筋力と良いフォームが必要です。高齢者でも筋力は続ける中で少しずつ強くなっていきますが変形性関節症を抱えている人ではよいフォームでないとかえって痛みを増すことがあります。
もともと悪いフォームで日常生活を行ってきたことが変形性関節症の原因となっていることも考えられます。

良いフォームで立つ

また、良いフォーームのためには柔らかい身体が必要であり、ストレッチをするよう指導しています。そして背骨ほぐしで。われわれは脊椎動物なのに、背骨を動かさない生活習慣に慣れてしまっているようです。私の考案した肘まる体操や腹ばい体操をやってもらっていますが好評です。また、身体を動かすことをことさらトレーニングといわずとも、背伸びをする、お辞儀をする。手足を伸ばし広げることを日々の生活の中で行うことを指導しています。



今日は様々なバリエーションを取り入れた体操を体験しましたが、ビデオに紹介したのは腰痛体操です。
みなさんも試してみて下さい。



壁体操スクワットです。部屋の角隅に立ち、足を90度広げ、平行に足の外側を置き、おしりと膝を壁から離さないようにして腰を下ろすというやりかたでスクワットを指導するのですが、これができない人が多いのです。逆にこれができると膝の痛みや腰の痛みが軽くなります。


理論学習もプレゼーテーションで詳しく行ないました。

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