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都市交通マスタープランの調査結果

2010-09-21 22:01:32 | 交通網・都市整備
足立区の都市交通マスタープランを策定するため、区独自で実施したパーソンとリップ調査結果の報告をうけたのでお知らせします。

~調査結果の概要について~


1.公共交通不便地域の状況
(1)公共交通不便地域は解消傾向
日暮里・舎人ライナー、つくばエクスプレスの開業に加え、はるかぜ路線の第 12 弾までの開業により、公共交通不便地域は解消傾向にある。
(公共交通カバー面積は、平成 13 年度末約69.0%→平成21 年度末約92.1%)
北足立地域では東伊興1‐2丁目が以外と一番、不便地域として鉄道、バスなどでカバーされていない地域であることが判明しました。

2.鉄道利用の状況
(1)新線沿線で鉄道利用者が増加
○平成 10 年では鉄道利用率が19%だったが、日暮里・舎人ライナー、つくばエクスプレスの開業もあり、平成20 年には25%まで増加した。特に新線沿線は平成10 年から平成21 年にかけて利用率が9%増加するなど利用率増加が大きくなっている。

(2)最寄り駅までの時間が短縮
○区内に新駅が11 箇所整備されたことで、区内駅の利用率が4%増加し、最寄り駅までの移動時間が平均的に約2分短縮している。

3.自転車利用の状況
(1)自転車の利用は都区部で2番目に高い
足立区を発着地とする移動の際に利用する代表的な交通手段において、自転車の利用率は28%なっており、都区部内で2番目に高くなっている。

(2)長距離移動にも自転車を利用
15 分以上の移動においても20%以上の方が自転車を利用している。
(3)走行空間は歩道が大半を占め、一方で走行空間の不満が高い

自転車の走行空間は70%以上が歩道となっている。一方、走行空間に対して不満を感じている人の割合も約70%になっている。自転車をもっと利用するための条件として、歩行者や自動車との分離された走行空間に対する意見が多い。

4.高齢者等の交通状況
(1)高齢者が活発に移動
65 歳以上の高齢者人口が、平成10 年から平成21 年にかけて約1.7 倍の6万人程度増加しているが、高齢者のトリップ数※は約2 倍となっており、人口増加以上の伸びを示している。
高齢者の外出頻度や平均トリップ数が増加し、高齢者の移動が活発化している。(2)省略



北足立地域のはるかぜを中心としたバス路線

(3)『はるかぜ』※を「買い物」、「余暇・娯楽」目的で利用、区民の3分の2が『はるかぜ』を含む路線バスの運行本数に満足
高齢者の『はるかぜ』利用目的割合は「買い物」、「余暇・娯楽」がそれぞれ36%、21%と高くなっている。また、『はるかぜ』を含む路線バスの運行本数に対する満足度は66%と高くなっている。
※『はるかぜ』の第3弾、第7弾、第10 弾、第11 弾のみの実態

(4)高齢者は医療施設や商業施設、子育て世代※は教育施設・保育園等への移動が多い
高齢者の私事目的は医療・厚生施設・福祉施設、スーパー・デパートへの移動が多く、子育て世代は、教育施設・保育園等(学校・教育施設・幼稚園・保育施設)への移動が多くなっている。
※『子育て世代』とは女性の25~39 歳で5 歳未満の幼児と同居しているものとした

こうした調査に基づいて、足立区では今後、足立区都市交通マスタープランを策定して、コミュニティバスなどの整備を図っていくとしています。