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介護保険10年 グループホーム見学

2010-09-18 21:47:58 | 介護・福祉
足立区舎人1丁目にある認知症対応の高齢者グループホーム「ふきのとう」を見学させていただきました。


1階の食堂です。この施設は3階建てのグループホームで現在定員は一階8名、2階9名、3階9名合計26名となっています。

グループホームとは?      

 グループホームとは、認知症である高齢者同士が5~9人の少人数で家族のように暮らす家のことです。生活の中で、出来る喜びや楽しさを感じ、互いに助け合い協力しながら生活する場所です。
ふきのとうではゆとりのある生活環境の中で、入居者と職員とで築く家です。



その生活の中で食事を作ったり、買い物に出かけたり、掃除、洗濯などを職員と協力しながら行います。生活の中で自身の役割や達成感を感じ、喜びを互いに分かち合える家です。また、職員は24時間対応します。


昼間はペットはほとんど使われていないので写真を撮らせてもらいました。

私が訪問した時、1階には施設長の内田さんしかおりませんでした。みんなでお散歩でした。ふきのとうでは「お散歩」を重視しているそうです。認知症であってもお散歩することでいろいろな人と出会い、元気に生活できるということで開設以来、「ひとりも寝たきりにはしていません。」と自信を持って発言されていました。

介護保険10年目の課題と問題点

ところで、10年たって介護保険制度の問題点が見えてきました。要約すると5つの問題です。
第1は要介護認定の問題です。2009年小池あきら参議院議員が問題にしましたが、要介護度が下がってしまうという問題です。いまだに解消されてはいません。

第2はサービスの制限です。この点では散歩介護制限は「旅行等趣味の外出介助」のほか「ドライブ」「観劇」「習い事」「墓参り」「公共施設でのレクリエーション」などを禁止する自治体もあるそうです。介護制限はまだまだあります。

第3はローカルルールと地域格差の問題です。

第4は高齢者世帯の孤立化の深刻さー足立区の111歳の高齢者の所在不明問題などです。

第5は介護人材確保ー労働者の低賃金のため、確保がむずかしく、昨年、介護職員処遇改善交付金が一人当たり月額15000円支給されるようになりましたが、まだまだ改善されなくてはなりません。


認知症の高齢者でも軽度の方は、ケアによって毎日、食べた物を書くことによって、進行を抑えて、改善さえできることが明らかになっています。このメモは75歳男性のUさんの書いたものです。Uさんは元気でこの施設で一番若い方です。


「ふきのとう」入所者募集中



ふきのとうでは特別養護老人ホームに入所してひとが2名ほどでたため、2名ほど空きが生まれたそうです。
ご希望の方はぜひ、ご連絡してみて下さい。「針谷みきおブログ」を見たと言っていただければ結構です。

利用料金
《1ヶ月当たりの利用料金》
  ●利用料金 家賃 69000円、食費(実費)36000円、光熱水費20000円、共益費6000円、
  ●介護保険自己負担分(要介護度2)28500円 合計15万9500円程度かかるそうです。

グループホーム ふきのとう
法人名称  協立福祉有限会社 (キョウリツフクシユウゲンガイシャ)
事務所の所在地  〒121-0831 東京都足立区舎人1-21-18
電話  (03-3890-3343)
fax  (03-3890-3343)
事業所等の所在地  〒121-0831 東京都足立区舎人一丁目21番18号