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12.9青空何でも相談会

2009-12-11 15:48:59 | Weblog
12月9日、日本共産党足立区議団主催による青空何でも相談会を開催しました。



年末をむかえ、予想される生活困窮者対策が必要となってきました。毎月15万人ずつ失業給付が切れ、年末までに100万人近くに達する恐れがあるという深刻な事態が明らかになりました。
今年正月の年越し派遣村をこえる失業者が寒空のもと路頭に迷う可能性が高いため、街頭で相談活動に取り組みました。



先日、私はこんな方の相談をうけました。
48歳単身の男性は派遣を切られ寮も出されて所持金もなくなってしました。知り合いに相談したところ案内されたのは他県の貧困ビジネスで告発されたところでした。
6畳をベニヤ一枚で半分に区切り、隣の人の声やテレビの音で寝られないようなところで、「生活保護をとってやる。家賃は5万円」といわれましたが、プライバシーも人権もないと判断した男性はそこを飛び出し、私のところに相談に来ました。
早速、福祉事務所に行き、アパートの確保をお願いしましたが、断られました。
この時点では「簡易宿泊所」いわゆる「どや」しかなく、やむなく2週間、宿泊を認めてもらいました。現在は仕事も見つかりアパートを確保しましたが、このような相談はあとをたちません。

私は区議会代表質問でこんな質問をしました。
●質問ー年末をむかえ寒さも厳しくなる中、住居を失った人のための緊急宿泊施設が大幅に不足しています。最近では「どや」も満杯で、しかたなくネットカフェに泊まっている人も多いと聞きます。このように不足する住宅を確保するため、建て替えが指定され今すぐ使用予定のない都営住宅やURの空き家、区の伊興職員寮などを一時的に宿泊できるようにするなど、対策を講じるべきと思うがどうか。
23区の借り上げ型緊急一時宿泊施設は5つのブロックごと30戸、計150戸確保するとの方針ですが、失業給付の喪失者などを勘案するととても足りません。緊急一時宿泊施設を増やすよう要望すべきと思うがどうか。答弁を求めます。
●答弁ー住居を失い生活に困窮している人のために、12月1日時点で足立区を含む5ブロック(江東5区)で30戸の臨時宿泊所を設置しました。
また、国に対して年末年始の一時入居のための大規模施設を用意することを要望しています。



●質問ー雇用保険などの延長、就労確保など国の雇用対策が求められています。
区はハローワークと協力して雇用・くらしの総合相談窓口(ワンストップサービス)を設置しましたが、3日間で92件の相談があったと聞きます。現下の情勢のもと年末にむけて、さらに深刻な事態は続くと思います。今こそ常設設置が求められています。早急に常設の総合相談窓口を開設すべきと思うがどうか。
●答弁ー11月30日に大都市ハローワークでワンストップサービスデイの実施結果を検証して、年末年始の活動拠点としてハローワークの開庁を検討していると聞いており、依頼があった場合には協力してまいります。

●質問ー10月末から実施されている住宅手当緊急措置事業、臨時特例つなぎ資金など生活困難者対策のPRを強化すべきと思うがどうか。答弁を求めます。
●答弁ー住宅手当緊急特別措置事業については、11月25日まで173件の相談があり、PRが浸透したと考えています。今後も福祉事務所の相談の際にも案内していきます。