リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今はコロナ戦争に勝つための戦時体制なのだ

2020年03月27日 | 日々の風の吹くまま
3月26日(木曜日)。☁☁☂。これから1週間は雨がちとの予報。雨がじゃぶじゃぶ降ってウィルスをきれいに洗い流してくれるといいのに。でも、用もないのに外へ出る人は減るかもしれないな。だとしたら、マザーネイチャー様のご協力に感謝。ま、しょぼしょぼのうちはあまり暗くないからそれほど鬱陶しくなくていいけど、毎日どよぉ~んとなるとちょっとねえ。

今日はのんきに朝ご飯を食べていたら、ラジオからBC州のホーガン首相が記者会見して追加のコロナ対策を発表するというニュース。州全域に非常事態宣言が出てから、経済的影響を受ける州民への補助制度や感染抑制策が次々と打ち出されて来たけど、今日は州が供給系統調整班を設置して生活必需品の物流の円滑化を図り、同時に買い占めのターゲットになっている食料品、医療品、マスクなどの防護用品、清掃用品などの転売を禁じるというもの。命令によって小売業者には在庫量の報告と一定商品の販売数量制限が義務付けられ、同時に仕入れ商品の搬入時間を(騒音対策などで)制限している市町村の条例は停止される。また、他人との間に物理的距離を保つことを求め、50人以上の集まりを禁止したヘンリー州保健衛生長官の命令について、違反者摘発の任務が各市町村の条例取締担当官に委ねられることになった。

何だか戦時体制みたいな感じになって来たけど、州政府がそれだけ真剣に取り組んでいるってことで、ヘンリー長官も「希望の光が見えている」から州民が気を緩めることなく一致団結して対策を実行して行こうと呼びかけているし、公共安全大臣も「ヘンリー博士の命令は提言でもアドバイスでもない、命令なんだということをはっきりさせておきたい」。うん、外へ出ると州民も真剣になって来ている雰囲気が感じられるよ。道路ですれ違うときは互いにちょっとよけ合ってスマイルだし、マンション前のミニ公園にたむろしているおじちゃんたちもベンチでちゃんと間隔を空けて座っていたし、きのう行きつけのスーパーに行ったら、レジ前のスペースをロープで仕切って、いったん一列に並んでから順に空いたレジに向かうシステムになっていた。店員が行列を整理しながら、レジが空くたびに「○番へどうぞ」と客を誘導していて、けっこう効率的。床には2メートルの間隔を示す赤いテープがあちこちに貼ってあって、レジに進んだら、係が殺菌シートでレジ台を拭いてから買い物を載せるしくみ。レジ係を感染から守るために持参のエコバッグ使用を禁止して、これまで有料だったレジ袋を無料にしている。

公共交通機関でも、バスは運転手を感染から守るために「前乗り/後ろ降り」を「後ろ乗り/後ろ降り」にして、料金を徴収できないからと何と「全線無料」。今日からは、乗客同士の「物理的距離」を確保するために、バスも電車も座っていい座席を指定して、さらに立っていることを禁止したと言うニュース。ほんと、第2次大戦のときもこんなんだったのかなと思ってしまうくらいの規制で、自分の生活にはさほどの変化や不便がなくても、自然に緊張感が沸いて来る。うん、これはコロナ戦争なんだ。道路向かいのLondon Drugsではその「最前線従事者」(病院/診療所/介護ホームスタッフ、救急救命士、警察官、消防隊員、現役軍人、薬剤師)が激務の後で生活必需品の確保に奔走しなくてもいいようにと、閉店直前の1時間を専用タイムにしたし、世界中で最前線で戦っている医療関係者への感謝と激励の拍手を送る動きが広まっていて、バンクーバーでは午後7時がその時刻。みんなでがんばっているんだよね。おい、そこのコロナバカ、聞いてるのっ?


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