リタイア暮らしは風の吹くまま

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ワクチンを打ってコロナに対する記憶免疫細胞を増やそう?

2022年02月23日 | 日々の風の吹くまま
2月22日(火曜日)。☀☀。寒っ。午前8時のバルコニーの気温は2度。だいたい地上より少し高めなので、実際はマイナス1度くらいかな。温度計が記録した最低気温はマイナス1.2度。北極圏から吹き出して来た風がかなり強いので、外に出たら体感温度はマイナス5、6度くらいだろうな。晴天が続く明日、あさってにかけて、この「北極パンチ」のおかげでもっと冷え込むそうで、やれやれ、春は週末までお預けということらしい。

コロナ対策の制限が解除になって1週間近く経ったけど、入院患者数と集中治療室の患者数は今のところ減少中。BC州では新規の感染者数を公式に発表しなくなったけど、非公式には連休中の1日平均は500人台まで減ったらしい。制限解除後の最初の三連休の影響は週末ぐらいまでわからないだろうけど、マスクとワクチンの追加接種で乗り切ると言う方針は変わらないで欲しいな。イギリスのザ・ガーディアンによると、オミクロン株の急拡大で医療崩壊に瀕している香港では、約750万人の住民全員に3月中に3回ずつの検査を義務付けることになったそうで、相当に深刻な状況になっているらしい。中国本土から専門家や医療関係者家が派遣されるそうだから、習近平が「必ずや感染をゼロにすべし」と命令を飛ばしたんだろうな。毎日100万人の検査をする用意があるそうだけど、陽性率が高かったら香港全体がが開店休業になりかねないな。まあ、習近平は自分の権威は疫病さえも支配できるんだというところを見せるチャンスだと思っているんだろうけど。

アメリカのニューヨークタイムズにはワクチンの追加接種の効果が予想よりも長く持続することを示す研究結果がいくつかの有力な学術誌に発表されたという(長い)記事があった。ワクチンに関しては抗体による効果とその減衰が注目されて来たけど、新しい発表記事は免疫を司るT細胞とB細胞に関するもので、ワクチン4種類によってできる抗体が検知できるウィルスのたんぱく質スパイクは2つか3つなのに対して、T細胞はもっと数多くのスパイクを検知することができ、抗体よりも長持ちするので新しい変異株が登場しても対応できそうだということ。さらに、ワクチンによってB細胞にウィルスの記憶が刻まれ、侵入して来たウィルスに対する抗体を作ることができるんだそうで、ワクチンを接種した後で感染しても、このT細胞とB細胞の「ダブルパンチ」で重症化しないで済むということだった。この記憶免疫の機能によって、当初は2回目接種後15週間ほど持続すると思われたのが、最近になって6ヵ月かそれ以上持続し、3回目の接種でB細胞の数がさらに増えて、より多彩な変異株を認識できる抗体が作られ、ベータ株やデルタ株に対応しているワクチンでもオミクロン株を中和できることがわかったんだそうな。

かってのSARSに感染した人は十数年経った今でも記憶免疫細胞を持っているそうで、新型コロナについても同じ効果が期待できそうだということだな。ただし、今のコロナの場合は感染による免疫効果はワクチンに大きく劣るそうだけど、それでもT細胞の記憶はかなり長い間持続するので、ワクチンを少なくとも2回接種すればその記憶を補強できて、3回目をすればそれを長期間維持できるから、新しい変異株が現れても怖がることはないということかな。そうだといいね、ほんと。


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