リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

トランプがやだからすたこらさっさとは

2017年01月20日 | 日々の風の吹くまま
1月20日(金曜日)。だいたい晴れ。ぐっすり眠った。やっぱり、おでかけしてすごく楽しいこ
とがあった日はすごく快適に疲れるせいで良く眠れるんだろうな。朝ごはんが終わった頃に
トランプ大統領の就任式。人出が極端に少なかったそうだけど、いつから大統領就任式が
娯楽イベントになったんだろう。常にもっと多く、大きく、強く、高くなければと言うのはいかに
もアメリカ思考で、トランプはその象徴みたいなものなのに、明らかに反トランプのメディア
が「誰もパーティに来ないじゃん。やぁ~い」とはしゃいでいるのはちょっと滑稽・・・。

トランプが当選してからトロントやバンクーバーの不動産市場サイトをチェックするアメリカ
人が急増したそうで、外国籍の買い手に15%の譲渡税を課してアジア人の買い漁り熱を
冷やしたと思ったら、今度はアメリカ人がなだれ込んで来て、せっかく落ち着きついて来た
市場がまた狂乱するのではメディアが心配している。でも、それはないだろうと思うな。だっ
て外国籍の買い手は現ナマをしこたま抱えたアジア人が主で、買い漁っていたのは何億円
もする豪邸。アメリカが嫌になったと言って逃げて来そうな反トランプのミレニアル族は学生
ローンなどの借金を抱えていて、バンクーバーやトロントで家を買えるようなお金があるとは
思えないもの。

カナダはリベラル政権だし、多様性に寛容だし、医療保険などの制度も充実してるみたいだ
しぃ・・・と魅力を感じるのかもしれないけど、独りよがりな権利意識を膨らませたミレニアル
族はカナダにも溢れていて、外国人や強欲な開発業者が住宅の価格や家賃を高騰させた
せいでバンクーバーやトロントに住みたくても住めないと文句たらたらだし、シリア難民の就
職難が問題になっているから、アメリカの同志たちには同情はしても大挙して逃げて来られ
るのは困ると思っていそうだな。それに、もしもトランプ大統領がNAFTA(北米自由貿易協
定)を潰したら、せっかくカナダに来たのに職がないってことになりかねないし。

モバイル機器でいつでもどこでも世界の最新情報が手に入る時代に育ったミレニアル族が
なぜか視野が狭くて、視点も思考も硬直的なのは皮肉と言うか逆説的と言うか。彼らにとっ
て「世界」は掌の上の長方形の枠の中にしか存在しないのかな。その小さな世界を肌身離
さず持ち歩くのは、ある種の分離不安障害があるからなのか。広い世界に取り巻かれてい
るのに・・・。

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