リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

しないとダメなのは努力も仕事も同じ

2013年10月01日 | 日々の風の吹くまま
10月になった。今日は晴れたり、曇ったり、雨が降ったりの乙女心の空。それにしてはちょっと
寒いけど。きのう大きい契約書の仕事を納品して、これでまた隠居モードに戻れるぞ~と喜んだ
ら、入れ替わりにまた仕事。しかもお客サマご指名なもので、無碍にノーと言えない。ワタシって
半分ご隠居さんになったんじゃなかったのかなあ・・・。

このお客さんの仕事はいつも少々毛色が変わっていて、時にはドラマみたいなものもあるけど、
今どきの日本の社会の風潮というか、「もやもや」した人間模様を俯瞰することができておもしろ
い。小町横丁の路地を飛び交っている「平等」とか「格差」とか「ずるい」といったキーワードがこ
こでもたくさん出て来るから、なるほどなあ。「他人が得して、自分が損をするのはけしからん、と
言う意味」とカッコ内に注釈を入れたくなっちゃうような文句が多いのも同じ。

まあ、人間なら誰だって損な方には回りたくないんだけど、小町横丁で語られる「損」は概して被
害妄想的だから、他人が得していると憤ったところで解決にはならない。だって、「得している」と
非難される人は、自分が他人に損をさせて得しているという感覚はないだろうし、自分は得して
いるとは思ってもいないかもしれないから、どうして他人に「ずるい」と糾弾されるのかわからな
いと思う。努力したからなのに、と憤慨するかもしれないし、運が良かったんだと肩をすくめるか
もしれない。それに対して相手は、自分だって努力したのに同じように報われないのはおかしい、
と憤慨するかもしれない。

どこかで「努力は必ず報われる」と刷り込まれているらしいけど、「努力」さえしていれば報われ
るんだと思うのは大まちがい。だって、まず実現したい夢や目標がはっきりしないと、どんな努力
が必要なのかわからないし、ビジョン(イメージじゃないよ)があって、そのために何をすべきか
(自分で)考えて、努力して初めて「報われる可能性」が生まれるもので、そういうことを誰にも教
わらなかったから、「努力しているのに報われない」と感じた時に、楽をしてうまく行っている人は
ずるいと思うのかな。でも、そういう不満はエネルギーを消費するだけで、いくら怒っても報われ
ないと思うけど。ま、仕事もちゃんとやらないと報われない(お金が入らない)から、さっさとやっ
ちゃおう。

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