3月19日(火曜日)。☀。初夏の容器は今日が最後になるようで、ラジオのDJ氏は盛んに「今のうちに楽しもう」。何でも太平洋時間帯では今日19日の午後8時6分に「春分点」に達するそうで、日付変更線から始まる時間帯をぐるっと回って来てローカルの時刻なので、(うるう年のせいもあって)128年ぶりに早い日なんだって。(メディアのサイトによっては6分じゃなくて7分になっているところがあるのは、正確に言うと6分30秒とかいうのかもしれない。)グリニッジ標準時では20日の午前3時6分、日本では20日午後12時6分ということで、やっぱりいつもの年よりは1日早いような気がするけど、とにかく公式に「春」。
週末からずっと初夏のような陽気だったので、金曜日にはまだつぼみだったルーフデッキの桜は今日はもう満開。と言ってもひょろひょろの枝にわずか4個なんだけど、これでも30年以上の「老木」だし、小さな鉢に植えられたままなので1月のマイナス2けたの寒波にやられたんじゃないかと心配していたから、4個でも立派なもの。マンションの23階では鉢植えのままにしておくしかないので、今年こそはカレシをせっついてひと回り大きな鉢に植え替えてもらおうと画策しているんだけど実現するかな。何たってワタシの「実家の桜」の最後の1本だから、私たちがここを離れるまでは毎年花を咲かせてほしいもんね。


最近、台湾に旅行した友達が台北の街角の写真をアップしていて、それがワタシがFBでフォローしている写真家のチャップマンさんのブログTokyo Timesに登場する東京の裏町風景によく似ていたので、ちょっと見てぇとURLを送ってあげた。タワマンやおしゃれなビルが並ぶ「国際都市」東京じゃなくて、いかにも古き良き昔の商店街だったり、シャッターと錆びついた自動販売機が並ぶ寂びれた商店街だったり、サラリーマンが仕事帰りに立ち寄る赤ちょうちんが並ぶ横丁だったり、そこで一杯やっているおじさんたちの笑顔だったり、傾きかけた古い住宅街の風景だったりの、いつの間にかブルドーザーが現れて消えて行く、北海道の最果ての地で子供の頃に見た近所の商店街の風景を思い出させる「昭和の日本」の庶民の東京・・・。
チャップマンさんは副業で写真ガイドもしているので、秋の太平洋横断クルーズで東京に入港したら、1日ガイドをお願いしてブログに載せているようなところへ案内してもらおうかと思っているのと言ったら、「帰国するのは何日?」という問いが返って来て、え?帰国?とちょっと面食らったワタシ。長い間ヨーロッパで暮らして来て、子供や孫の生活基盤もあっちで、当面は日本とヨーロッパを行き来して暮らすという彼女でも「帰る」ところはやっぱり日本だったのかな。ワタシは休暇を取って日本に遊びに行って、家族や友だちに会ってカナダに「帰って来る」という感覚でいたから、人生における「居場所」について考えさせられた感じ。でも、彼女は日本国籍のままだから、空港では当然日本語で「おかえりなさい」と書いてある日本人専用のカウンターに並んで日本語で入国手続きをしてパスポートに「帰国」のシールが貼られるだろうけど、カナダのパスポートしか持っていないワタシは(出生地「日本」と書いてあっても)外国人用のカウンターで顔写真と指紋を取られて90日の滞在許可のシールを貼られるので、「帰国」という感慨が湧いて来なくて当然だろうと思うな。
週末からずっと初夏のような陽気だったので、金曜日にはまだつぼみだったルーフデッキの桜は今日はもう満開。と言ってもひょろひょろの枝にわずか4個なんだけど、これでも30年以上の「老木」だし、小さな鉢に植えられたままなので1月のマイナス2けたの寒波にやられたんじゃないかと心配していたから、4個でも立派なもの。マンションの23階では鉢植えのままにしておくしかないので、今年こそはカレシをせっついてひと回り大きな鉢に植え替えてもらおうと画策しているんだけど実現するかな。何たってワタシの「実家の桜」の最後の1本だから、私たちがここを離れるまでは毎年花を咲かせてほしいもんね。


最近、台湾に旅行した友達が台北の街角の写真をアップしていて、それがワタシがFBでフォローしている写真家のチャップマンさんのブログTokyo Timesに登場する東京の裏町風景によく似ていたので、ちょっと見てぇとURLを送ってあげた。タワマンやおしゃれなビルが並ぶ「国際都市」東京じゃなくて、いかにも古き良き昔の商店街だったり、シャッターと錆びついた自動販売機が並ぶ寂びれた商店街だったり、サラリーマンが仕事帰りに立ち寄る赤ちょうちんが並ぶ横丁だったり、そこで一杯やっているおじさんたちの笑顔だったり、傾きかけた古い住宅街の風景だったりの、いつの間にかブルドーザーが現れて消えて行く、北海道の最果ての地で子供の頃に見た近所の商店街の風景を思い出させる「昭和の日本」の庶民の東京・・・。
チャップマンさんは副業で写真ガイドもしているので、秋の太平洋横断クルーズで東京に入港したら、1日ガイドをお願いしてブログに載せているようなところへ案内してもらおうかと思っているのと言ったら、「帰国するのは何日?」という問いが返って来て、え?帰国?とちょっと面食らったワタシ。長い間ヨーロッパで暮らして来て、子供や孫の生活基盤もあっちで、当面は日本とヨーロッパを行き来して暮らすという彼女でも「帰る」ところはやっぱり日本だったのかな。ワタシは休暇を取って日本に遊びに行って、家族や友だちに会ってカナダに「帰って来る」という感覚でいたから、人生における「居場所」について考えさせられた感じ。でも、彼女は日本国籍のままだから、空港では当然日本語で「おかえりなさい」と書いてある日本人専用のカウンターに並んで日本語で入国手続きをしてパスポートに「帰国」のシールが貼られるだろうけど、カナダのパスポートしか持っていないワタシは(出生地「日本」と書いてあっても)外国人用のカウンターで顔写真と指紋を取られて90日の滞在許可のシールを貼られるので、「帰国」という感慨が湧いて来なくて当然だろうと思うな。
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