リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

晩ご飯抜きの休肝日にお酒の在庫チェック

2023年08月13日 | 日々の風の吹くまま
8月12日(土曜日)。☀。空がちょっと霞んでいるけど晴れ。高温警報が発令中で、予想されるピークは少し早くなって明日とあさってが30度。火曜日は29度、水曜日は28度、木曜日は26度と、ちょっと暑めだけどまあまあ普通の気温。それでも「警報」を出すのは、熱中症を防ぐための注意を呼びかけるため。夜間の最低気温が高止まりだし、カンカン照りの下でジョギングなんかしていたら、気温が25度でも熱中症になりかねないもの。

朝ご飯を食べながら、今日も晩ご飯抜きと言うことになって、ランチは刻んだベーコンときのこ(ヤマブシタケ、マイタケ、ロブスターきのこ)とほうれん草のオムレツをトーストしたブリオシュにうず高く載せて腹ごしらえ。朝ご飯を抜かないのは当然だけど、夜は2人ともオフィスで座っていてあまり動かないので、晩ご飯をスキップする代わりにランチでしっかり腹ごしらえをした方がエネルギーの効率がいいと言う感じがする。養鶏をやっていたカレシのおじいちゃんは、ランチが1日のメインの食事で、農作業が終わった後の晩ご飯はごく軽食だったそう。でも、日中はけっこう細々としたことがあるから、ランチに晩ご飯のような手間をかけると時間効率が良くないし、昼間からマティニを飲むわけにも行かないので、晩ご飯を抜くプチ断食を毎日やるのはあまり現実的じゃない、ということで、「休肝日」が目的だったから、そのうち週2日くらいになるかもしれないけど、当面は土曜日だけ。

明日の朝のバナナがないので、洗濯機が回っている間にひとっ走り買いに行こうとしたら、カレシが「夕方になって車で公営の酒屋に行くつもりだから、その時にしたらいいよ」。あ、なるほど。同じモールの酒屋のすぐ近くにスーパーがあるんだった。今週のボーナスポイントが「3万円お買い上げで1万5千点」なんてとんでもない数字なので、金曜日までは主に朝ご飯に必要なものを必要に応じて買うだけ。バナナだけだったらマグに溜まっている小銭を持って行けば事足りるのよ。スーパーで3万円の買い物をしたことがないし、ポイント集めなんてゲームみたいなものだから、その手には乗らないのよ。それにしてもどうして急に酒屋に行く気になったのかと思ったら、バーの下のキャビネットに入れてあったお酒を次々と出してカウンターに並べ出したからびっくり。封を切っていないものもあるし、ほんの少しだけ残っているものもあるし、今はもう手に入らないものもあって、へえ、ちょっとしたコレクションだねえ。





インベントリが済んだところでキャビネットに戻して、5時過ぎに酒屋へ。カレシが買ったのはジン(3本)、ウォッカ、ブランディ、バーボン、そしてカンパリ。ワタシはスーパーに駆け込んで、バナナ5本を買って小銭で支払い。車の走行距離計を見たら、(18年落ちで)3万キロまであと12キロ。保険の更新が23日までだから、忘れずに道路向かいのBCAAにアポを入れておかなくちゃ。いつの間にかずいぶん日の入りが早くなっていて、8時過ぎに川向こうのサレーの高層ビル群のガラスに夕日が反射して、ちょっと幻想的な光景。コクィトラム山にも夕焼け雲。明日はほんとに暑くなりそうな予感・・・。




夫婦にいずれやって来る「その日」を改めて考えた

2023年08月13日 | 日々の風の吹くまま
8月11日(金曜日)。☀⛅。三連休の後だからか、えっ、もう週末なのって感じ。暑くなって来たけど、風があるおかげで外は気持ちがいい。でも、予報の通りに猛暑が来るみたいで、あしたは25度、日曜日30度、月曜日29度、火曜日31度で、ピークの水曜日は32度(体感温度は38度)。最高気温は予報よりも3度から5度高いことが多いので、かなぁ~り暑くなりそう。適度の風がありそうなのはせめてもの救いかな。その後は少しずつ下がって、来週末には22、3度という予報で、ちょうどPNEが始まるタイミング。農業共進会として1910年に始まった、子供たちには夏休みの遊び納めの大イベントなんだけど、これが始まると雨が降り出すと言うジンクスがあって、実際に2週間ほぼぶっ通して雨が降った年もあった。干ばつの今年はその心配はなさそうだけど。

ハワイのマウイ島の山火事は大変なことになっていて、エアカナダが一番大きな飛行機を空のままマウイ島に飛ばして、カナダから行っていた観光客を乗せてバンクーバーに帰る「フェリー便」を出している。料金の値上げでがっぽり利益を出しているのに、遅延やキャンセルが続いてすっかり面目をなくしたエアカナダとしては汚名挽回のチャンスなんだろうな。いつもクリスマスと新年をカウアイ島の同じタイムシェアで過ごすケイトお姉ちゃんのところには、1年を通して住んでいる友だちから刻々と情報が入っているそうで、ハワイアン航空が避難する島民を2千円の料金でオアフ島やハワイ島へ運んでいるという話。私たちはオアフ島、モロカイ島、カウアイ島にしか行ったことがないけど、弟のジムはよく家族連れでマウイ島に行っていて、一緒にどうかと誘われたこともあったし、今年の初めにはオンタリオとケベックに住む末弟一家と一緒に3世代総勢11人で、ラハイナでエアビーを借りてバケーションを楽しんで来たばかり。ため息が出る。

カレシの誕生日の2日前にトロントの弟デイヴィッドから電話があって、ハワイでは元気そうだった(義)妹のジュディが精神の不調で入院したという知らせにびっくり。ジュディと話をしたのはそれほど前のことじゃないのに、何たること。義を取り払った3人姉妹では一番おっとりした性格のジュディが、夜中に起きて騒ぐことが度重なったんだそうで、寝不足で体調を崩しそうになったデイヴィッドが医者に連れて行ったら、そのまま入院と言うことになって、デイヴィッドは「もしかしたら退院することはないかもしれない」。と言っているということはただ事じゃない。夜中に騒ぐと言うところが気になるんだけど、ひょっとしてレビー小体型認知症と言うあれじゃないだろうな。そうでないことを祈るばかりだけど、ジュディも73歳で、不慮の事故に遭わずに生きて来られても、いつ何時どんな病気が起きるかわからない年だものねえ。

デイヴィッドはひと通りの家事はこなせるし、次女夫婦が近いところに住んでいるから、日常生活そのものはさほど心配はないけど、どんな夫婦にもいずれはやって来る「その日」を改めて認識させられた気がする。カレシが急な心筋梗塞であわやという事態だったときに初めて思い知らされた「その日」、つまり夫婦のどちらかが先に逝ってしまう日。いつも2人だったのが「いつも1人」になる日で、それがいつどっちに訪れるかわからない。未亡人になった女は寿命が延びるのに、妻を亡くた男は早死にすると言われるけど、もしもワタシが先に逝ったら、正直言って(本人は否定するけど)家事能力がほぼゼロで、頼れる子供もいないカレシはどうするんだろうと心配になってしまう。(一度「キミなしでオレはどうすればいいんだ」と聞くから、そんなのいないんだから知るわきゃないでしょと返したことがあったな。)ひとりになってどう生きて行くかは本人が決めることだとわかっていても、こればかりは人知の及ばない自然の摂理だからどうしようもない。自分が残された時の生活プランが必要だと言えそうだけど、詰まるところ人間は「ひとり」が基本なんであって、いい家族や友だちがどんなにたくさんいても、セルフケアの精神で自立していれば、いつ「その日」が来ても大丈夫だと思う。もっとも、夫婦や家族の関係の中での自立が一番難しいと言う気もするけど・・・。