きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

ホテルニューオータニ(東京)

2016-04-20 | 戦後建築
宿は、このホテル。
正面玄関のあるザ・メイン棟に泊まりました。
部屋からの眺望は、あまり良いとはいえずちょっとがっかり。



チェックイン後、お庭を散策。
戦国武将 加藤清正が下屋敷を構えたのが始まりで
江戸時代は井伊家中屋敷、伏見宮邸を経て、
ホテルニューオータニ創業者の大谷米太郎が指揮をとって造り上げたのが
現在の池泉回遊式庭園の基礎となっているそうです。








ガーデンコート 2階の柱が 面白かったかな。
sky barは、満席で、待つのがいやで入りませんでした。

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イケフェスの宿は リーガロイヤルホテル

2016-01-19 | 戦後建築

イケフェスの夜は、やはりこのホテル。
リーガロイヤルホテルに泊まりました。



見るもの色々楽しくて。
絨毯も 素敵

創業70週年に里帰りしたリーガロイヤルホテル前身「新大阪ホテル」創業時宴会場のシャンデリア
「楽人のシャンデリア」







グラデーションが美しい


朝の メインラウンジ
芝に見立てた絨毯の間を縫うような曲水の流れ
柱の高みには、クリスタルの紫雲が重なりあう
和の美しさにあふれた 優美な空間。

見ていたら、窓際に座って見上げたくなり
朝食後の珈琲をいただくことに。

朝は、パンがサービスに付くのだそうです。
お腹がいっぱいと言いながら 別腹~。








すっかりリーガロイヤルホテルのファンになりました。
取り壊しのニュースを聞いて泊まりましたが
存続が決まり嬉しく思います。

竣工 1965年
設計 吉田五十八研究室
所在 大阪市北区中之島5-3-68
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イケフェス大阪 2015 マヅラ

2015-11-08 | 戦後建築












ワンダーランド。
ミラーハウスの中に迷い込んだようだ。
by OZ
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生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪 2015  初めは「King of Kings」から

2015-11-07 | 戦後建築
「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」(以後イケフェスと略します)というイベントが
2015年10月31日、11月1日の二日間 大阪で開催されました。
立派な公式ガイドブックも配布され、開催前から期待が膨らみました。
ガイドブックの扉内側の言葉が、このイベントの楽しみ方を
案内してくれます。

「2015公式ガイドブックより」
大阪の‘生きた建築'が扉を開く、
特別な2日間、いろんな「る・る・る」で楽しもう!

生きた建築'とは、歴史や文化、市民のくらしぶりといった都市の営みの証として、
さまざまな形で変化・発展しながら、今も生き生きとその魅力を物語る建築のこと。
「イケフェス大阪」は、そんな‘生きた建築'を通して、
いつもとは一味違う大阪を感じていただくイベントです。
2回目となる今回は、昨年以上に充実したプログラムをご用意。
建物それぞれの建築的な魅力に触れていただくことはもちろん、所有者をはじめ、
‘生きた建築'を創り、はぐくんでこられたさまざまな立場の人たちと出会い、
ことばを交わしていただくことで、きっと新たな発見が!
さあ、ガイドブックを携えて、まちに出かけましょう。
素敵な‘建築たち'が扉を開いて待っています!!

昨年あまりにもの素晴らしさに感動し、
今年の開催を心待ちにしていましたが、31日は あいにく職場の大イベント日と重なり
泣いてしまいました。
でも、そう、きゃおきゃおは ユニットなのです。
夫 OZにお願いして初日観て巡ってもらうことに。
二日目から合流して、イケフェスを楽しみました。
初日 OZのセレクトを楽しみながら綴っていきたいと思います。

31日の抽選イベントはすべて落ちたので、自由に見学することになりました。
大阪について、まず向かったのがマズラ姉妹店の「King of Kings」(まあ、去年の私と同じコース!)
昨年は、ご好意で見学させていただきましたが、
今年は、正式に公開となりました。


お店のオープンは、1970年。大阪万博の年です。



スコッチウイスキー専門バーで、カウンター席からの眺めが素敵





クラス会準備のため、いつもとちがうレイアウトだそうです。





モザイクガラスの光を見ていると
ここを愛するオーナーとお客様の気持ちが伝わってきます。

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ホテルオークラ東京本館閉館

2015-09-01 | 戦後建築



建替えのため、2015年8月31日で営業を終えました。
美しいデザインは、どのように活かされるのか
気になります。







さようなら。

さようならホテルオークラ東京本館
茶室 聴松庵で点茶を楽しむ
メモリアルステイ
フレンチトースト
朝の本館ロビー
伝統的な和の意匠を訪ねて
建築土産
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建築土産 ホテルオークラ東京

2015-06-01 | 戦後建築
ホテルオークラ東京のお土産
一番は、冊子「オークラLegend」ですが、ほかにも沢山あります。



記念ステッカー



4月1日から発売されたオリジナル切手シート(限定1,500個販売)
台紙も豪華です。もったいなくて使えない。。





現在のホテルオークラ東京の ペーパーウエイト(限定 1,000個販売)



とある方から譲っていただいた 意匠をデザインしたマッチ



そして 目に焼き付けた オークラ・ランターン



宿泊した一週間後、切手とペーパーウエイトを買いに行ったついでに 茶室 聴松庵へ
枝垂桜が 咲いていました。春の風景も 記憶の中のお土産です。


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千駄ヶ谷駅前でお茶でも

2015-05-31 | 戦後建築




芝公園近くに、洋館が。
気になりつつ
大門駅から地下鉄に乗り
国立競技場駅へ



槇 文彦設計の東京体育館



そして 惜しまれつつ閉館した津田ホールも 同じ槇さんの設計。







地下のユーハイムは、当分営業するそうです。











メタリックな天井は、吸音せず
賑やかなご婦人方の話し声が響いていました。



一泊二日の東京デートは、これでおしまいです。

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ホテルオークラ東京 別館

2015-05-23 | 戦後建築
本館メインロビーからフロントを通り過ぎ
連絡通路とエスカレーターを昇り降りすると
別館に到着。
名前をあえて「新館」ではなく「別館」としたのは、本館のコンセプトをそのまま継承したためだそうです。





宴会場は ひっそりとしています。





12階のレストラン「ラ・ベル・エポック」は、朝の営業はありません。
長い廊下の壁紙が可憐です。





別館ロビー









棟方志功氏原作の鳥が群をなして飛ぶ作品「鷺畷の棚」を黒の陶板タイルで制作した屏風型壁面



別館ロビーから地下鉄神谷町駅へと抜けるちょっとした小径
夕方見た時とは、印象がずいぶん違います。
朝のお散歩は これでおしまい。



部屋に戻り、窓のガラス越しに空中庭園・曲水庭を眺めました。
庭園下は、本館ロビー。
障子から見える緑は、奥行があまりない事に気づきました。
枝垂れ桜は、もう少しあとに咲きそうです。
オークラメモリアルステイプランの名のとおり
思い出に残るひとときを過ごしました。
取り壊し…本当に残念です。
(宿泊は、3月下旬です)
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ホテルオークラ東京 伝統的な和の意匠を訪ねて

2015-05-20 | 戦後建築
ホテルの中を、チェックアウトまで
伝統的な和の意匠を探すために散策しました。
先を急がないので、いたってのんびり。


麻の葉紋



石畳紋
本館ロビー左手脇にありますが、別館へと続く通路脇には
もっと立派な市松の水盤があります。




照明は亀甲紋 壁は錦張り


藤の花の照明

背後を飾る霞棚形

麻の葉と海鼠壁、そして金色の鱗文様


海鼠壁



ホテルオークラ本館が建てられた大倉邸跡地には
江戸時代の松平大和守邸であった当時から
たくさんの銀杏の大樹が繁っています。

銀杏の模様が、デザインモチーフに使われ
目にするものの 隠れキャラのように
見つけた時の嬉しさは格別です。
あら ここにも。

宴会場入口のガラスに
春色の景色が映っていました。
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ホテルオークラ東京 朝の本館ロビー

2015-05-17 | 戦後建築
朝のロビーは人影もなく ひっそりとしています。
清々しい朝。



ホテルオークラ東京の本館メインロビーには
古代の切子玉形を連ねた「オークラ・ランターン」と呼ばれる
照明が 優しい光を落としています。









朝の自然光のシルエットが素敵 






その後 本館1階アーケードの展示室「オークラ アーカイブス」で見たパネル
ロビーのポップな色のチェアーに目が点に。

写真を沢山撮りすぎて
選びきれず 更新できませんでした。
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津田ホール見学会

2015-04-09 | 戦後建築
日本建築学会文化施設小委員会主催の「津田ホール見学会」があることを知ったのは
申込み締め切り直前。
学会員以外の申込みOKだったので
ダメモトで申し込みしたら
定員40名のところ多数応募が有り、全員を見学許可しますとのメールが届きました。
仕事帰りに千駄ヶ谷に着くと、津田ホールは夕闇に溶けつつありました。
津田ホールは、津田塾大学同窓会本部などが入る学校施設として建てられた建物の中にあり、
再開発のため2015年3月末で閉館が決まったのだそうです。







外壁のカーブに沿うようにのびる階段を、千駄ヶ谷駅前の景色を窓越しに楽しみながらのぼると
3階 ホールへと続くホワイエに到着。
大きく開いた窓からは、JR千駄ヶ谷駅や新宿御苑の木樹、そして東京体育館がよく見えます。









ホールの壁は音響を考えて選ばれた大理石。
用途は、各種式典、講演会、クラシック音楽会など多様にわたり
ふさわしい音響をと設計されたそうです。
見学会開催挨拶と、サプライズなピアノ演奏がありました。
演奏した方の名前をメモし忘れたのと、演奏曲目がわからなかったのが心残りです。
緩やかに高低差のある座席は、490席。ホール中央やや後方で聴きましたが、とても心地よい響きでした。
バックヤードの見学へと続きます
外部の騒音を消すために、ホール周囲をぐるっと通路等空間を設けていることと
観客用トイレがホールのある階にはないことにびっくり。


ホールは、左右非対称で、音響や照明の調整室脇から
ホールを見下ろす空間へ。



ベンガラ色の空間です。







まだまだ現役で頑張れそうな 津田ホール。
なんとか使い続けて欲しいものです。

竣工 1988年
設計 槇総合計画事務所
所在 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-18-24
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さようなら ホテルオークラ東京本館

2015-04-04 | 戦後建築
2014年5月、ホテルオークラ東京本館立替計画が発表され
本館は2015年8月で営業を終えることに。
ブロ友さんとランチその他を楽しんできました。
和のモチーフがちりばめられた、美しい建物が
消えて行くのは 本当に残念です。











7階にある茶室「聴松庵」は、おやすみでしたが見学させていただきました。






茶室の外に、日本庭園「曲水庭」が広がります。
枝垂れ桜が咲くころに来てみたいなあ。


竣工 1962年
設計 谷口吉郎ほか
所在 東京都港区虎ノ門2-10-4
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旧角川源義邸 杉並区立角川庭園・幻戯山房(すぎなみ詩歌館)

2014-06-12 | 戦後建築
俳人で角川書店の創業者角川源義の邸宅が、杉並区に寄贈され公開されています。
竣工当時は田畑や野菜畑の広がる のどかな地だったそうです。

ゆるやかにカーブした石畳を上っていくと
庭に出ます。
建物左手に茶室が有り、水琴窟や句碑があります。
水琴窟は大好きなんです。水を汲んで
少しづつ落として 音を楽しみました。





すこし戻って、建物内へ。






玄関裏手に、井戸が~。
建物は、貸しスペースとして貸し出すために
手を加えられ、2階部分は非公開となっています。









どの部屋も、大きな窓から緑豊かな庭が見えます。





戸袋に建具が全て収納され、
庭が一枚の絵のよう。
吉田五十八の建築に通じるものが感じられるなあと思ったら
設計者の加倉井さんは、俳人であり、建築家。東京美術学校(現芸大)出身でした。
施工は、数寄屋建築を専門とする水澤工務店。
なるほど~と一人納得。

竣工 1955年(一部1973年)
設計 加倉井昭夫
所在 杉並区荻窪3-14-22

2014.5.3
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荻窪をぶらぶら。

2014-06-11 | 戦後建築
行ってみたいと思っていた場所へ。



長屋門



昭和初期にまかない付き高級下宿として建てられた
西郊ロッヂング



ここで右折するつもりが、ちょと寄り道。



読書の森公園に、アンネのバラが咲いていました。




東屋の先に、ガラス張りの建物があります。新緑が映ってとても綺麗




世田谷区立中央図書館



メンテナンスが大変そうな、ガラスカーテンウォール
設計は黒川紀章。
中に入ってみたかったけれど、先を急ぐので 又の機会に。
とことこ。。

2014.5.3
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法政大学55/58年館 見学会

2014-03-11 | 戦後建築
立教大学を後にして、午後からは法政大学の見学会へ。
法政大学55/58年館の再生を望む会主催の講演会と見学会に参加しました。
2014年3月から仮囲い工事が始まり
正門近くにゲート棟、その多くに南棟の2棟が建設予定。
55/58年館はリノベーションを施されることなく、2019年4月から解体され、跡地はキャンパス中央広場となるそうです。





タワーにめり込んで見えるのが、55/58年館
55年館に58年館が増築されて、一棟の校舎となっています。







全面ガラスのカーテンウォールは
シャープな印象





大河内庭園(日本庭園)側から見た校舎
スロープが続きます。









大内兵衛元総長の筆による論語の一説

孔子先生はおっしゃいました。「学んで、その学びを自分の考えに落とさなければ、身につくことはありません。
また、自分で考えるだけで人から学ぼうとしなければ、考えが凝り固まってしまい危険です」



























 

一階外観から見える円柱が、2階以上は建物内を貫通している建物を
見るのは初めて。
不思議な構造でした。
まだまだ現役で活躍できそうだけど 消え行く建物。
午前中立教大学の建物が改修されたのを見たあとなので
物悲しさに包まれました。

竣工 1955年、1958年
設計 大江宏
所在 東京都千代田区富士見2−17−1
2014.2.22
コメント (10)
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