きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

旧角川源義邸 杉並区立角川庭園・幻戯山房(すぎなみ詩歌館)

2014-06-12 | 戦後建築
俳人で角川書店の創業者角川源義の邸宅が、杉並区に寄贈され公開されています。
竣工当時は田畑や野菜畑の広がる のどかな地だったそうです。

ゆるやかにカーブした石畳を上っていくと
庭に出ます。
建物左手に茶室が有り、水琴窟や句碑があります。
水琴窟は大好きなんです。水を汲んで
少しづつ落として 音を楽しみました。





すこし戻って、建物内へ。






玄関裏手に、井戸が~。
建物は、貸しスペースとして貸し出すために
手を加えられ、2階部分は非公開となっています。









どの部屋も、大きな窓から緑豊かな庭が見えます。





戸袋に建具が全て収納され、
庭が一枚の絵のよう。
吉田五十八の建築に通じるものが感じられるなあと思ったら
設計者の加倉井さんは、俳人であり、建築家。東京美術学校(現芸大)出身でした。
施工は、数寄屋建築を専門とする水澤工務店。
なるほど~と一人納得。

竣工 1955年(一部1973年)
設計 加倉井昭夫
所在 杉並区荻窪3-14-22

2014.5.3

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6 コメント

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こんばんは (idokichi)
2014-06-13 20:37:12
あ、井戸があるではないか。
おらーも、行ってみなきゃ!
水琴窟はあっしも好き。
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いどきちちゃんへ (きゃおきゃお)
2014-06-14 00:40:41
こんばんは。

井戸、私にも見つけられました~!
庭の散水用でしょうか。
水琴窟を見つけると、必ず水を汲んで撒いてみます。
あの底から湧いてくるような
ちょと乾いたような音、面白いですよね。、
角川さんが楽しんでいる様子を想像しながら
楽しんできました。
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Unknown (kanaママ)
2014-06-14 15:48:07
大都会の中のオアシスですね。
お庭が広くて、手入れも行き届いて居て・・・。
建築の歴史も建築家さんも知りませんが、日本人の研ぎ澄まされた美的な感覚はさすがだな・・・と。
最後の写真。座布団がおかれて、静に瞑想出来そうな。
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kanaママさんへ (きゃおきゃお)
2014-06-15 00:59:04
庭のある暮らし、憧れます。
ほんと敷地が広いんですよ~。
手入れされた庭は、見ていても気持ちが良かったです。
茶室の縁に座り、しばらくぼーっとしてきました。

kanaママさんの感じたもの
その時の私の気持ち そのものです。
有難うございます。
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Unknown (106)
2014-06-15 09:26:00
駅から遠いので訪問を避けてましたが角川邸だったんですね
詩歌館の名から想像出来ず未訪問のままでした
2階が気になってしまいますね~
大田黒公園とは目と鼻の先なのでセットで楽しみたい
杉並にはまだまだ知らない事が多く調べ直す必要がありそうです
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106さんへ (きゃおきゃお)
2014-06-15 21:14:22
何かの番組で、この建物がちらっと映ったんです。
メモしておいたので、出かけてみました。
貸しホールとして使われているようです。
二階は、多分書斎や寝室かなあ。
お散歩も奥深いですよね~。
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