とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

どこでやろう。

2012年11月04日 | 新聞投書から
  昨日(3日)付の朝日新聞デジタルで見た「声」欄への投書から。投書者は福岡県春日市の49歳会社員の男性です。


日本シリーズは屋外で見たい

  スポーツの秋、今年もプロ野球の日本シリーズが佳境を迎えています。
  私にとって日本シリーズの多くの名シーンは、秋の澄みきった青空などとセットになって少年時代の記憶に残り、一つの夢となりました。広島の投手だった江夏豊氏が絶体絶命のピンチを切り抜けた「江夏の21球」は、晩秋の冷たい雨とのセットでした。その時々の確かな季節感は観戦する人の感性を高め、記憶を深めてくれました。それは私が爽快感あふれる野球を好きになった理由の一つです。
  それがドーム球場の登場で様変わりしました。天候に左右されない運営など、主催者のメリットは多大でしょう。しかし観戦する人、特に子どもたちの感性を養う機会が失われた気がしてなりません。
  野球を愛する私は、日本シリーズは屋外のデーゲームを基本とし、爽快な野球本来の姿を子どもたちに見せてほしいと思っています。子どもたちにプロ野球の豊かな記憶を残してもらうために。
  秋晴れに包まれた野球場。ほどよい気候の中で選手たちは力を最大限発揮し、その一挙一動に観客も注目します。それこそ日本一のチームを決めるにふさわしい最高の舞台なのです。
(引用終)


  情緒論はともかくとして、ドーム球場を本拠とするドラゴンズジャイアンツの優勝を阻止しようという話でしょうか。違うと思いますけど

  昔の日本シリーズはすべて昼間開催でした。それがいつしか興行面やテレビ中継の都合からナイトゲームに変わっています。学校で放課後に先生と一緒に職員室でラヂオ中継を聴いていたなんて昔語りでしょう。今なら間違いなく怒られますな。

  ちなみに拙者は“敗者復活戦”反対(不要)派です。優勝の価値が低下するというのもありますし、3位になればいいという甘えが生じるのではないかというのもあります。

  消化試合が減るという意見もありますが、それなら消化試合にしないよう、簡単に優勝させなければいいわけで。ある雑誌では今期のジャイアンツ独走の背景には、下位球団がジャイアンツ戦にエース級をほとんど投入しなかった“やる気”に苦言を呈する指摘もありましたが、それも一理あります。

(閑話休題)
  でも実際に屋外開催となると、どこでやりましょうか。このさい球場との使用契約問題など“大人の事情”はさて置いときまして。

  投書者さんがお住まいの福岡はドームの屋根を開ければいいし、東京も神宮を使わせてもらえばいい。

  ナゴヤ球場はもはや収容人数5千人足らずではお話にならない。となれば岐阜の長良川球場でしょうか。しかしこれは名古屋市が黙ってないでしょう。札幌は円山球場ですかね。でも10月下旬や11月の札幌は寒そう。

  となると投書者さんのご要望を満たすには、やはり屋根なし球場を本拠とするチームに頑張っていただくしかないわけです。ところが今期の成績は、両リーグでAクラス入りしたのがスワローズだけという不甲斐無さ。最下位なんてちっぽけなもんだなんて言ってる場合じゃないですよ

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