とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

おいでませ神奈川県

2014年07月30日 | 新聞投書から
  今日の朝日新聞「声」欄から。投書者は神奈川県在住の45歳翻訳家の男性です。


『外国人の行動阻む高い交通費』

  来日中の外国人の友人から「交通費が高くて滞在先の埼玉から東京へあまり行けない」という嘆き声を聞きました。
  経済的に豊かでない国の人にとって先進国日本の物価は驚異です。文部科学省の奨学生として日本語学校に通い、日本語の上級者でもある彼ら。日本の文化に理解が深く、日本との懸け橋になってくれる人たちです。
  都内のバラエティーあふれるイベント、お店、居酒屋……。行きたいところは尽きず、日本人とも十二分に交流できるのに、交通費を気にして近郊に閉じこもらざるをえないのはもったいないと思います。
  外国人が移動しやすい格安のパスなどの仕組みを整えるべきだと思います。東京五輪・パラリンピックを控え、「観光立国はまず交通手段から」ではないでしょうか。
(引用終)


  埼玉のどちらにご滞在なのか、東京までの交通費が高いと感じるなら熊谷とか遠方でしょうか。あるいは埼玉“高額”鉄道沿線か。どっちにしろそれなりの距離を移動するには交通費がかかるのは当たり前のことで、何でも安くしろというのは虫のいい話です。

  一方で国電が近郊各駅から都区内区間などへと発売していたフリーきっぷも相次いで廃止され、使い勝手が悪くなっているのも事実です。このえにっきでも2009年4月18日付で「横浜フリーきっぷ」の廃止に疑問を呈しましたけど、とにかくICを使ってほしくてしょうがないという一方的な都合の押し付けのように感じられます。

  武蔵中原駅にも鎌倉・江ノ島パスのポスターが貼ってありましたけど、当駅で発売してなく、わざわざ大船で降りてキップを買い直せとはこちらも虫のいい話です。そんな手間のかかることを誰がするものか。

  ところで、投書の「友人」氏は何のために埼玉に滞在しているのでしょう。遊びたいならそれこそ東京にいればと思いますし、学問のためなら気を散らすものは少ないほうがいいのではとも感じます。お店や居酒屋…、埼玉にもありますよ。朝日新聞7月2日付では大宮の人気が伸び盛りという記事もありました。

  話は反れますけど相鉄の旧型車輌(といっても9000系以前)には車内に小鏡があります。何のためにというのが「はまれぽ.com2012年9月28日付」記事で記されていました。要約すると昭和30年代に5000系車輌に取り付けたのが発端で、当時は横浜へ出かけるというのが“特別なこと”だったらしい。そのため少しでも身だしなみを整え、オシャレできるようにとの計らいだったそうだ。

  今でも遠方の人にすれば東京へ出るというのは“特別なこと”ではないでしょうかね。それなら特別なことのためにお金を貯めておけば、足を運んだときの感激もまた違うものになるのではないでしょうか。「サイタマは東京の隣? ニッポンは狭いし簡単に行き来できるよ」とでも思っていたのかどうなのか。

  いずれ埼玉にいる必要がなくなったら神奈川県にお越しになってはいかがでしょう。小田急や東急なら運賃も比較的割安です。川崎なら東京にも横浜にも近い。加えてご友人の投書者さんにも近いとなれば丸く収まるのではないですかね。

ご近所探訪、でもちょっと遠くへ

2014年07月19日 | 酔いどれとのさま
  梅雨明け間近とはいえまだまだ蒸し暑い日々、ちょいと銭湯へ汗を流しに行きました。場所は高津区千年交差点近くの「たちばな湯」です(冒頭写真)。そういえば未訪でした。

  家の近くからバスで。市バスの回数券(4000円券)なら1回あたり約174円とそう高くはありません。鷺02系統に乗り10分ほど。千年で降りて交差点を左へ約100メートルほど先にあります。東急バスもありますが市バスの回数券は使用できません。念のため。

  

  場所はこちら。券売機で入浴券を求めカウンターで下足札と交換にロッカーの鍵を受け取ります。18時過ぎはちょうど落ち着いた時間帯かそう混んでいませんでした。浴槽のうちひとつが黒湯の温泉です。

  ゆったり浸かっていると疲れが抜けていく感じ。元々汗っかきですがたっぷり汗を流しました。

  湯を出たらお約束(笑)。通りを渡った向かいの「花鳥」の暖簾をくぐります。

  「花鳥」外観

  店内はカウンターにテーブル席、小上がりとあり、テーブルが空いていたのでそちらへ通されます。ビの字はサッポロであれうれしや。串焼きが押しのようなので何本か。それに冷やしトマトを。お通しは塩味のモツ煮込みでした。後で計算したら300円かな。

  店内には反革命的(笑)プロ野球チームのオレンジ色ユニフォーム(昔のファイターズではありませんよ)などが飾られ、テレビには球宴の中継が。

  次いで黒ホッピーがあるようなので頼む。すると焼酎がジョッキの8分目まで注がれ、「中おかわり」なんてしようものなら軽く“沈没”できるレベルだ。

  料理もおいしい。家族連れの来店も見られ、駅から遠いとはいえ地元に愛される名店でした。

  

  そういえば内装がまだ新しいし以前は銭湯の並びにあったのではと尋ねると、果たして移転して直に1年になるそう。その記念らしく、会計時に箱を渡される。クジ引きで、サワー1杯無料券をいただいた。となればそう遠くないうちにまた足を運ばねばなるまい。

  1730時開店で火曜日が定休のようです。

ギャラリー雲葉(雪の目蒲線篇)

2014年07月13日 | とのさまの休日
  まだ梅雨も明けやらぬ関東ですが暑さ本番を前に雪景色をどうぞ。撮影日はいずれも1994年2月12日、機材はミノルタα7700iでスノークロスフィルターを使用しています。

  

  冒頭写真と上下の3枚は目黒駅にて。この時点ではすでに7000系は撤退し、せっかく投入された新車1000系も池上線へ転属、7200系が4両編成で出戻って再び中古車の寄せ集め路線になりました。

  

  
  7200系(奥沢にて)

  その7200系も「<__>_>_>」(右が目黒方)という先頭車のみの編成もあり、まるっきり気動車寄せ集めのローカル線という風情でした。

  
  不動前駅から目黒方

  この日もかなりの降雪でしたけど、追突やら屋根の崩落はありませんでした。 しかもあちこち大雪で交通マヒなんて新聞見出しが出るようでも東急線は通常通りでしたね。せいぜい東横線が急行運転を中止したくらい。タフだったんですよ、昔は…。

南武線はどこに行くのか

2014年07月01日 | とのさまの休日
  ぼくらの南武線(笑)にヘッドマーク付き編成が登場しました。方や川崎市制90周年記念(冒頭写真)と、方や「つなげる つながる なんぶせん」というもの。「つなげる~」はワッペンにもなって駅員さんが胸元に付けています。

  

  「つながる」は分かるんですけど「つなげる」がよく分からない。東京から出る放射路線を横に結ぶ連絡線のような役割なのであちこちつながってます。不動産屋の表記なら47路線とつながってることになりそうです。(※下欄参照)

  一方で基本的に川崎と立川との間を行ったり来たりするだけなので、何と「つなげる」んでしょう? 方向幕も線内のものしか装備していませんし。もしや土休日だけでも川崎発大月行きの出現とか、、、需要あるのかな。

  アップで

  さて、そんな南武線にも新車(E233系)の足音が近づいてきました。103系撤退から僅か10年で新車とは大したものでしょう。となると入れ替わりで最初に離脱するのはどの編成か、超マニヤ的な予想を立ててみます。

  ◎32番編成→209系唯一となったインバータ制御装置未換装車
  ○4番編成→国鉄時代製造と民営化後製造車の混結編成(ドア窓の大きさが異なる)
  ▲17番編成→横浜線から移籍の増発用応援編成(正面行き先表示がLED)
  ×50番編成→中間車4両が在籍車輌の中で最も古い(1985年製)

  編成番号は両先頭の窓左上に表示されています。この記事の写真にある「46」がそれです。

  なおヘッドマークは3本の編成に今月末まで装備される予定です。

  それもいいけど、平日の夜、もっと増発できない?


※浜川崎:鶴見線
 八丁畷:京急本線、空港線、逗子線、久里浜線、浅草線、京成本線、押上線、北総線、成田スカイアクセス線
 川崎:東海道本線、京浜東北線(根岸線含む)
 武蔵小杉:横須賀線、湘南埼玉ライン、総武線、成田線、東横線、目黒線、みなとみらい線、トーチカ南北線、三田線、埼玉高速鉄道線、副都心線、西武有楽町線、池袋線、東上線
 武蔵溝ノ口:田園都市線、大井町線、半蔵門線、伊勢崎線、東武日光線
 登戸:小田原線、多摩線、江ノ島線、箱根登山線、千代田線、常磐線
 稲田堤:相模原線
 府中本町:武蔵野線、京葉線
 分倍河原:京王本線、高尾線、都営新宿線
 立川:中央線、青梅線、五日市線、富士急行線
  (他に同名の路線がある場合を除き社名は略しました。また大糸線や内房線などのレアケースも省きました)