とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

ご近所探訪 ~「三吉」

2013年04月30日 | 酔いどれとのさま
  マルエツ側から(は駅側から)

  先週に続いて嫁はんと呑みに。そう飲み食いするわけでないので極めて低予算です

  場所は中原駅から中原街道をマルエツ方向へ行ったところの小さなお店です。

  店内は5席ほどのカウンターと奥に座敷が。19時過ぎに入ると先客はカウンターに男性ひとりだけで、座敷の電気は消えてました。実直そうなおやじさんが独りで切り盛りしてます。

  生ビール(550円)はサントリー、この界隈には多いですな。なにせ南武線を上ってくるタンク車の中身は、府中で作られたビールという話ですし

  冗談はともかく、近くに同社の商品開発センターや研修センターがあるのですから、営業も力が入るでしょう。(そのサイトの地図で、「南部沿線道路」はまだしも「網島街道」とあるのはいかがなものか)

  料理は二つ折りメニューのほかにホワイトボードや壁の貼り紙におススメが。「長野名物ジンギスカン」が目に入り、それとサラダを1品頼みます。お通し(300円?)にはピリ辛コンニャクと出汁巻き卵。卵はさほど甘くなく拙者好み。

  野菜と一緒に炒められて出てきたジンギスは、嫁はんが口にするなり「○○屋さんかな」 タレの味でわかるという。なぜ北海道でなく長野なのかも気になるし、メニューには(頼まなかったけど)馬刺しの文字も。店主氏は長野と縁のある方なのでしょうか。

  カウンターには「田酒」や司牡丹の「船中八策」、さらには「赤霧島」もあるけれど、こういうのは予算にもっと余裕があるときにしましょう。

  ランチもあるようですし、また訪れることにしましょう。なお月曜定休とのことです。

想い出の場所へ

2013年04月23日 | とのさまの休日
  私事ですが結婚して早11年、今年も記念として嫁はんと呑みに出かけます。

1軒目「国道下」

  おなじみ“アルカード国道”です。昨年11月下旬に訪れたとき、貼り紙を出して以後ずっと休業が続いていましたが、再開したとの情報を入手したので足を運びました。

  鶴見1640時発の鶴見線で国道へ。駅を降りると開いてました!

  先客は4人ほど。こちらもカウンターに腰を落ち着けます。蛇口を捻れば出る(笑)ビールに焼き鳥、たった半年ぶりなのになんだか懐かしく感じられます。

  目の前でワタを抜いているヤリイカが新鮮でうまそうなので、アジと一緒に刺身で。この店に来て値段のことは気にすまい。歯ごたえも良く最高であります。

  たけのこや牛モツの煮込みもいただき、変わらぬ良心的な勘定でした。マスターもママさんもお元気そうでなにより。なおしばらくは1930時ラストオーダーの短縮営業のようです。

  今日は最初から2軒行くと決めていたので、まだ早いですが18時ごろに退出します。


2軒目「居食DINING きもち

  

  次いで花月園前駅方向へ。線路を越えた東福寺前バス停から38系統に乗って六角橋へと向かいました。

  仲見世を進み、お目当ての店へ。ここにはかつて「どん」という居酒屋があり、結婚記念日だけでなく、独身の頃から何かにつけて訪れていました。その後は喫茶店になったのですがあまり長く続かなかったよう。そして現在の店になったのは一昨年の7月とのことです。

  写真はすでに暗くて撮影が無理そうだったため、昨年10月24日付の記事から流用しました。

  先客はなく2階へ通されます。ビールは生がヱビス、瓶はサッポロラガーで後者を。中瓶で609円はちといい値段か(生は525円)。後から来たヤングアベック(死語)が生を注文していたので見たら、ジョッキではなくグラスでした。

  店のサイト内のメニューは更新されていないのか、税込みと税別価格が混在したり、すでに変わってしまったものもあるよう。

  今日のお通しは高野豆腐、これも350円といい値段。これでは学生が気軽に来るには難しいのではないかな。あくまで勤め人がターゲットか。豆腐サラダに牛肉のたたき、山ウドの天ぷらと注文。そしてサイトのクーポンで、ご自慢という鶏の唐揚げを。すでにそこそこ口にしているためそう多くは頼みませんでした。でも料理はおいしいし量もそこそこある。“居食”とあるように、飲むより食べるに重点を置いた店なのだろうか。

  2軒合わせても諭吉さんでじゅうぶんにお釣りが。ふたりとも満悦して帰途についたのでした。

もういちど横浜放浪記 ~横浜港シンボルタワー(同時掲載:飯能への旅)

2013年04月20日 | 横浜市中区
   『なつかしの店と家並みに、想いを馳せる。
     ポケットの小銭あつめて、あの街へ…


  過去に何度も足を運んでいるはずなのに、実はこのえにっきに登場していない場所がありました。それが今回の横浜港シンボルタワーです。そうなると8年ぶり以上ということか。

  横浜駅東口バスターミナルから26系統に。バスは全曜日とも毎時1本で、他は手前の海づり桟橋か、本牧車庫行きです。以前は20~40分間隔くらいあったように思いますけど利用がないのでしょうか。

  1405時発の便は僅かばかりの乗客で発車。桜木町でも数人が乗っただけ。それも観光客は見たところ2名と雨模様とはいえ寂しいものです。そしてとうとう本降りに。本牧地区へ入ると停留所ごとにひとりまたひとりと降りていき、ついに拙者ひとり。雨のせいもあって寂しさが倍増します。

  バスを降りると、休憩所からぞろぞろと10人くらいやってくる。1448時発の折り返しを待っていた人たちで、賑わう時間がずれてただけか。もっとも冬季ならこれが最終便になるのだけど。

  芝桜を植えたらしい

  駐車場にはかなりの車がいるけれど、これは隣接のドッグラン利用者のものか。休憩所に入り、崎陽軒の横濱チャーハンを買っておいたので昼食にする。冷凍食品を温めて出す自販機もあるけれど、これは“おやつ”程度だろう。

  さて展望台へ。付け根まではエレベータがあるものの、その先は階段だけ。バリアフリー化しても無駄遣いなだけかも。最初が10+8段である以外は9段ごとに踊り場があり、展望台までは144段ある。見物客は年配の夫婦が1組だけ。ふたりが降りると別の年配夫婦が来た以外は静かなもの。雨で視界が悪いし仕方ないか。それでもかすかに房総半島が見える。

  ベイブリッジを望む
  休憩所方向

  適当に退出して休憩所でお土産を買い(後述)、1548時のバスで戻ります。この便の乗客は拙者だけ。でも海づり桟橋で2名、その後もぼちぼち乗車がある。山下橋で降りて元町・中華街駅へ。5番(元町口)から入り、地下4階のホームまで階段で降りてみる。うっかり段数を数えるのを忘れた。節電なのか所々電気が消えていて薄暗く、陰鬱な雰囲気が漂う。

  そしてここから遥か飯能を目指します。土休日のみ上下計4本だけ存在する各駅停車で2時間13分の“耐久レース”をやろうというわけ。乗車時間だけなら東上線の森林公園行きというのがありますが、設定時間が遅く帰りに難があるため見送り。

  長い旅(笑)の起点

  元町・中華街発は1606時と1636時の2本、その後者に乗ります。担当車輌は東急か横浜高速ですが来たのは後者のY500系でした。(1606時発はトーチカ)31分の6という確率ですからラッキーなのかどうなのか。

  横浜で「よこりん」氏が合流。飯能まで同行してくださいます。代官山までは通い慣れた道。先週、同期や先輩と飲んでたため2回目となる渋谷から沖縄氏も合流し、実は初乗りとなる副都心線へと入ります。

  長大編成のワンマン運転を信用していないのと、開業時のそれを隠すような態度にいっそうの不信感を抱いていたので乗るのを避けていたのです。

  駅ごとに「ホームドアにご注意を」と放送が流れるけど、その前にホームがあるのか、8両編成ならその心配はないか。でも車内がガラガラで負傷者が出なかったというだけで、拙者は重大事故だと思ってます。安全基準の策定も利権や思惑でも絡むのか遅々として進んでいないし、これで事故が起これば現場の責任ではやりきれないでしょう。

  ところで朝日や讀賣の記事を見ようとしたらすでにリンク切れになっている。朝日は3月29日付夕刊に写真入りで出てますけど削除には早すぎるんじゃないか?よほど不都合なのかとまた勘繰りたくなります。

  西武線に入って練馬駅の手前で停車。前がつかえているらしい。数分後に動き出し、池袋からの準急と接続を取って出発。こちらが先発とあってけっこう乗り移ってくる。各駅停車といっても西武線内は快速なので5駅通過します。ひばりが丘から再び“各駅停車”になるものの、ずっと乗客は多いまま。沖縄氏は秋津で降りていった。

  所沢で特急に抜かれ、ようやく空席が目立つほどに。すっかり周囲が暗くなり練馬での遅れを引きずって4分ほどの遅れで飯能到着。よこりん氏はさすがに疲れたよう。待避が菊名、自由が丘、所沢の3回しかなく、常にそこそこ混んでいたためホームへ出て気分転換できなかったせいもあろう。拙者もいささか疲れた。

  飯能駅にて
  折り返しも同じ種別で横浜を目指す

  拙者の乗車券は、事前に横浜駅近くの“秘密のキップ売り場”で購入していたもの。精算機にみみ線の回数券(200円区間)を投入すると、窓口へと突っ返された。有人改札へ行き、みみ線のと、東急線260円区間とトーチカ190円区間を並べ、トーチカが40円不足なはずなのと、西武線の分とを支払って駅を出た。

  遥かなる旅(笑)の終着

  さてせっかく来たのにとんぼ返りでは面白くない。どこかで一献と思うも初めての街でもあり、なんとなく雰囲気のよさげな店へ。北口から目抜き通りを進んだところにある「花可」の暖簾をくぐります。(例によって下調べは一切していません)

  飯能の「花可」(はなか)

  店内はカウンターと奥に座敷があるよう。ビールはサッポロ、よこりん氏は寒いこともあって焼酎のお湯割りを。串焼きは100円から。料理も酒も全体的に良心的な価格だ。そのぶん品によって量が少なめなものもあるのだが、これならひとりで入ってもあれこれ楽しめそう。串焼きの味噌ダレがなかなかだったり、鳥刺しに鳥豆腐鍋に軟骨揚げに、って思い返せば鶏ばっかだったなメンチカツも食べたか。でも満悦して店を後にしました

  最後に“お土産”を。

  「よこはまHONMOKUカレー」

  シンボルタワー休憩所の管理事務室で売ってます。525円といいお値段。賞味期限が今年の10月と、レトルトにしては短い気がするけどあまり売れていないのでしょうか。

  製造者は誠晃産業株式会社埼玉工場とあり、なるほどここでも埼玉との直通をPRと(違

あれから9年か

2013年04月18日 | とのさまの休日
  懐かしいものが出てきました横浜高速鉄道みなとみらい線開業に先駆けて配布していたパンフレットです。

  出入り口の場所を地図に掲載するため、その資料としていただいてきたものです。

  表紙をめくると周辺の鉄道路線ネットワーク概略や路線、車輌の概要があります。ここのY500系はデザインは斬新で好きなんですけど、貫通扉が半自動でないため開けっ放しのときが多く、起動・制動時に車内を突風が吹き抜け特に冬はたまらない 8両編成しかないため東横線での特別急行、通勤特急での運用は見られなくなりました。非常時などでの代走はあるかもしれませんが。

  
  

  さらに捲ると各駅の案内。ここの写真は今も多くが公式サイト内の各駅案内で用いられています。

  広げて裏返せば路線図と沿線の簡単な案内が。

  広げるとA1版の大きさ

  みなとみらいにはまだ建物が少なく、横浜駅西口には三越が健在、元町・中華街駅には6番出口がまだありませんでした。

  発行は2004年1月とあり、つまり東横線高島町、桜木町両駅の廃止からすでに9年ですか。早いものです。仕事が終わって高島町駅ホームのベンチに佇み、夕景や行き交う電車を眺めながら近くのコンビニで買ってきたビールをちびちび飲むのが好きでしたな。

  ところで横浜高速鉄道㈱の事業内容に「飲食業」というのがずっとあるんですが、実際にお店がどこかにあるのか謎です。紙コップ式の自販機とかそういう類いでしょうかね。

  他に目立った違いというと、「主な出資者」から東京電力がなくなったことでしょうか。“主な”でなくなっただけかな?

  ちなみに横浜高速鉄道の会社所在地は中区元町1丁目11番地ですけど、駅の一角のような場所にありながら駅の所在地とは異なります。刊広社の地図には記載があったのですがさすがに手許にはない…

「同一人物?」続報

2013年04月05日 | 新聞投書から
  一昨日の記事「同一人物?」はアクセス数が急増しました。おかげさまでというべきなのか。

  その投書の件について朝日新聞が詳しく取材したようで、今日の神奈川版に掲載されていました(写真)。今のところデジタルへの掲載はなく、紙面のみのようです。

  少し抜き出しますと、「海老名市の主婦(39)(筆者註:投書者と思われます)は3月27日昼に乗用車を運転中、小田急・相模鉄道海老名駅前の交差点で停止したところ、助手席の窓越しに60歳前後とみられる男性にノックされた」。あとは投書のとおり、そして修理代として1万円を支払ったとのこと。

  さらに記事によると同じようなケースが昨秋から相次いでいるようで、海老名市で他に2件、厚木市で昨年10月に2件、平塚市では昨年12~今年1月にかけて4件、茅ケ崎市でも今年の1~2月に2件、“被害”は1件につき3千~1万円らしい。こうしたことを受けて県警でも詐欺事件の可能性があるとみて調べているとのことです。

  一昨日でも書いたように、ちょろちょろと場所を変えているのですな。拙者の勤め先にまで“遠征”してきたかはわかりません。あるいは模倣犯でしょうか。

  人身でなく物損事故なので当事者間の示談で済ませることもできるらしい。記事の最後には海老名警察署の副署長のコメントとして、「当事者が現場にいる間に警察官が立ち会えば、事故後のトラブルも防げる。すぐに知らせてほしい」とあります。

  店のトイレのケースでは、警察をと言ったらいなくなってしまったそうですし、面倒がってさっさと済ませようとせず警察に連絡したほうがいいのかもしれません。


容疑者はすでに逮捕されているとのことです。(2013年6月25日追記)

同一人物?

2013年04月03日 | 新聞投書から
  今日の朝日新聞「声」欄から。投書者は神奈川県海老名市の39歳主婦です。

小石をはねて眼鏡に…実は

  先日のこと。交差点の信号が赤になったので前の車に続き、私の車も減速して停止。すると、助手席の窓ガラスを60歳代後半と思われる男性がたたいた。何事かと、窓を開けると私の車のタイヤがはねた小石が眼鏡に当たったという。
  「えっ」。頭の中がパニックになった。すぐに、交通の邪魔にならないところに停車した。確かに、小石が当たったという眼鏡のガラス面にはひびが1カ所あった。もし、眼鏡をかけていなかったとしたら、またレンズが割れて破片が直接目にでも当たったとしたら――。想像するだけでも震えてしまった。私は心からおわびし、相手に示唆されるまま修理代金を渡した。
  しかし後になって、舗装された道路で石が跳ぶのかなど不審を抱き、警察に聞いてみると、同じような相談が数件あると言うではないか。真相はまだ不明だが、人の気持ちにつけ込んでの犯行だとしたら、本当に許せないと思う。
(引用終)


  「眼鏡にひび」というところでピンときたのですが勤め先でも似たトラブルがあり注意を促されていたのです。

  拙者ではないのですが1か月ほど前のこと、トイレ入口の戸(開き戸)を押して開けたら中にいた人の顔にぶつかり、そのはずみで眼鏡が落ちて壊れたから弁償しろと迫る年配の男がいたという件が何度かあったらしい。

  あるとき店員のひとりが遭遇し、もちろんというかぶつかったかどうかは衝撃や音でわかるし、戸にはすりガラスながら窓もあるので不審に思い、「では警察で話ししよう」と言ったらどこかへ消えてしまったという。それ以後、現れたという話は聞きません。

  海老名では場所が違いすぎるかもしれませんが投書者がどこで遭遇したのかは書かれてません。それに同じ場所で繰り返せばやがてバレるおそれがありますし、せしめた“修理代金”で電車賃ぐらい出るでしょう。今後も場所を変えて同じことをする可能性はじゅうぶんに考えられます。

  撥ねた石が飛ぶほどなら車はかなりのスピードですし、歩行者が追いかけて間に合うとはちと考えにくい。

  眼鏡というだけで想像が膨らみすぎかもしれませんけど皆さまもお気をつけを。