とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

上永谷篇其の四

2006年07月31日 | 横浜市港南区


  今日は早朝からバタバタと。嫁はんの親戚で不幸があり、嫁はんは長野県へと向かいました。でも日帰りです。拙者は洗濯物を干しておくよう頼まれ、もそもそと朝食ののち、いつもの時間に出動です。

  長野の葬式とは、先になきがらを焼いてから葬儀を執り行うのが一般的だそうで、生きている者が死んだ者のために必要以上に費やすことはないという考え方が根底にあるらしい。ところが今回は明日が友引で火葬場が休みということもあり、昨日の今日で告別式となったそうです。

  久しく通った上永谷も今日で終われそうです。駅周辺ではマンションや戸建て住宅の分譲が進んでいます。駅前にイトーヨーカドーのほか、安いスーパーが複数あるし、けっこう便利な街だと思います。そのせいか家賃もけっこういいお値段…。ちなみに上永谷駅は上永谷ではなく丸山台に位置します。

  地下鉄の上大岡側のトンネル出口に「日野隧道」という看板が。でもこの路線は遥か新横浜北まで地上には出ないはず。では入口はどこなのでしょう?(註:トンネルは起点側が入口、終点側が出口なのです)

  (※日野隧道の出入口について  はまれぽ.com2012年4月20日付 =2017年9月20日追記)

  無事に区域を終えました。次回からは上大岡越前が始まります。


【今日の昼食】
磯家(丸山台1丁目13-3)
 ☆メン・コロ揚定食 600円
   コロッケとメンチカツのミックスです。夜は居酒屋という店で、メニューにあった「梅ウィスキー」というのが気になります。食後にアイスコーヒーが付きました。

「雲葉」と名乗って14年

2006年07月30日 | とのさまの休日
  当ページのプロフィール欄に簡単に触れていますが、このハンドルネーム、というかペンネームを使うようになって14年になります。

  由来についてもう少し詳しく書きますと、1992年9月に、当時の東北ワイド周遊券で東北地方を広範囲に旅行したときのことから始まります。

  十和田湖のほとりにあるユースホステル(今は廃業)に宿泊し、チェックアウト後にバスを待つ間、しばし湖畔を散策していました。その当時、拙者はソフト屋(今で言うIT関連企業)に勤め、某大手電機メーカーに派遣されていたのです。そのため自社の同僚諸氏よりも派遣先の人たちとの方が親交がありました。

  そこで派遣先の親しかった人に、ハガキに一句詠んで出そうかと。そうなると雅号がいるな。何にしよう。ふと顔を上げると空に浮かんだ雲と湖畔の木々が綺麗だ。よし、雲葉にしよう。(何を詠んだかはもはや覚えてません)

  ちなみに「クモハ」とは主に国鉄~JRの鉄道用語で制御電動三等車のこと。つまり運転台があってモーターが付いている3等旅客車(普通車)のことです。漢字にしてしまえばマニアックとは思われないだろう。

  旅から戻って送った先の人物に会うと、「何て読むんですか?ずいぶん風流な雅号ですね」。拙者の目論みは当たったのであります。

  その後は所属していたサークル機関誌への投稿などにも用い、今日に至っています。嫁はんからはペンとハンコが一体になったネームペンを、ハンコは「雲葉」でプレゼントされ、今も持ち物などにペタペタと付いています。

  アナログからデジタルの世界に進出してまだ2年少々、雑学掲示板などへの書き込みにも用いています。ただ、「雲葉」で検索すると他に何人かいるようですね。偶然というケースもあるでしょうし、それは仕方ないとしても、皆さんは偽者対策をどのようにしているのでしょうか。ブログのコメント欄だって既出のハンドルネームを使って成りすますことも可能なわけであるからして。

「金儲けは悪いことですか?」

2006年07月29日 | とのさまの休日
  朝日新聞6月29日付「天声人語」欄に、聖書のマタイ福音書19章21節を引用して、米国のある富豪が、別の富豪が運営する慈善財団に私財を寄附したことに関する記述がありました。その節の内容は以下のとおり。

  イエスは言われた。「もし完全になりたいのなら、行って持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」 (新共同訳、天声人語も同訳から引用)

  大統領をはじめ、保守的なキリスト教徒が多い米国では、こうした考え方が根付いていても不思議ではないでしょう。聖書の中では他にも、神が古代イスラエル人に与えた律法の中で、畑の収穫物を端まで刈り取ってはならない、というものがあります。つまり残りを貧しい人のために取り置くようにというのです。こうしたことで人間が傲慢になることなく、万物の創造主に対する感謝を表わすようにという側面もあったようです。

  では日本の場合はどうでしょうか。表題のセリフを述べたファンドの社長といいIT業者の元社長といい、お金儲けをして、それで何がしたかったのかが伝わってこないのです。巷の書店にお金儲けの本は数多く並んでても、お金の使い方を書いた本は人気がないのか、あまり見かけません。散財のノウハウなら多いですが。

  自分ひとりで稼いだ金を好きに使って何が悪いという考えもあるでしょう。しかしそれにはひとつの間違いがあります。ではあなたが口にしている食物や水は、いったいどこから来たものですか? 野菜や肉を作る人がいなかったら、何を食べますか? 株券や紙幣を食べて生きますか? 「自分ひとり」などということなど、決してありえないのです。

  慈善事業に限らず、教育やスポーツ振興など、社会貢献の方法はいくらでもあるでしょう。IT業者の元社長がプロ野球球団を買うと立ち上がったときは意気込みを感じたものですけど、単なる売名行為だったと聞かされると残念に感じます。

  別の日の新聞記事には、「日本は金持ちに冷たい」と言って海外に出て行った人のことが紹介されていました。では金持ちは社会に優しかったでしょうか。かつては優しい人もたくさんいました。でも今はどうでしょう。ただの業突く張りばかりのように思えてなりません。

  もちろん受ける側も、施しを期待していては同じことです。それならみんなで金儲けすれば無問題、とはいきません。そこには“インフレ”という、中学生でも分かる経済原理が生じてくるのです。

  結論としては、拙者は金儲け自体が悪いとは思いません。問題は儲けた結果に対する責任と自覚、そして常に感謝の気持ちを忘れないことに尽きると思うのです。

  え?ただの貧乏人の僻み? そうかもしれませんね。でも金持ちと成金の違いは理解しているつもりですし、同じく聖書には「金持ちが神の国に入るより、らくだが針の穴を通るほうがたやすい」とも書かれております。

上永谷篇其の参

2006年07月27日 | 横浜市港南区


  再び今日はじめ~っと梅雨空に逆戻りです。雨が降らないだけマシですけど紙は湿って字が書きにくい

  昨日はニャンコで、今日は散歩中のポチくんに擦り寄られます。立った姿勢で図面に書き込んでいると子供が近寄ってくるし、拙者は子供や動物にとって珍しい生物なのでしょうか。逃げていくよりは大いにマシですけど。

  環状2号沿いの焼肉店の2階に「ルーメット」なるネットカフェが開店しています。この名称から、昔のブルートレインに連結されていた個室寝台を連想した拙者は、つくづく鉄道マニヤだと実感します。自宅でも事務所でもが使えるため、ネットカフェって利用したことがありません。我が家の近所にも開店したらしいんですけど、まるっきり足を運ぶ機会がありませんなぁ。

  夕方は事務所へ。明日は所用で来られないため今日のうちに寄っておきます。旭区の新版がリリースされていました。今宿町の200区画以上の造成がキレイに載っています。造成が進むということは地図上の空白が減る=緑地が減るということですし、いいのか悪いのか…。


【今日の昼食】
夢庵上永谷店(上永谷2丁目10-25)
 ☆天丼ランチ 609円+ドリンクバー 100円
   ドリンクバーはでクーポンを取って。通常は168円です。夏休みなのもあって子供連れが多く賑やかのなんの。ドリンクバーの周囲を小さい子が歩き回るので、ぶつからないよう気を遣います。親がキチンと監督するよう願いたいところです。

上永谷篇其の弐

2006年07月26日 | 横浜市港南区


  昨日のじめじめとはガラリと変わって晴れ渡りました。

  横横道の高い防音壁を超えたアパートに、でかいうなぎの蒲焼が横たわっていると思ったらニャンコでした。土用の丑も過ぎましたけど、まだうなぎを食べてません。いささか高値なのと、どうもうなぎはビールのつまみという感じではないので、文字通り食指が動かないのです。

   ニャンコは拙者を見てニャーニャー言うので近づいてみると、なるほど風通しが良く涼しい。ふたり(?)でマターリしていたいけど、仕事があるのでそうもできません。それにしてもこの図体に毛皮付きですから、さぞかし暑いでしょうなぁ。ネコ界も大変です。

  その暑さの中、東永谷中学校や南高校では部活姿の生徒が多数見られます。拙者は高校時代は運動班(我が出身高校は部ではなく班と称す。例:野球班)には属さず文科系でした。そういえば高校野球の予選は恒例の4回戦敗退でした。いつになったら4回戦ボーイを脱せるのか…。

  帰りの東海道線横浜駅で、ホームに上がるとちょうど電車が入線してきました。すると警笛と共に非常ブザーが鳴り電車は急停車 どうやらホームから人が落ちたらしいけれど、衝突音はしないし、それらしき人影もない。2~3分で動き出したので、なんだったのでしょう。うまくどこかへ逃げられたのかどうか。ともかくホームの端をふらふらと歩かないことです。

  さて、我らがドラゴンズは昨日からタイガースとナゴヤドームで首位攻防3連戦です。昨日今日と連勝して。こんな重要なカードを中継しないテレビ局って、よっぽど奥ゆかしいのか…。


【今日の昼食】
中華清和楼(港南2丁目33-18)
 ☆みそラーメン 750円

上永谷篇其の壱

2006年07月25日 | 横浜市港南区


  権藤・権藤・雨・権藤…、じゃないですけど、似たような毎日です。梅雨明けにはもう少しかかりそう。

  上永谷駅を降りて環状2号道路を渡り平戸方向へ。永野小学校ではプールから歓声が上がり、校庭は行事の練習かブラスバンドが演奏しています。なんとなく聞き覚えのある映画音楽のような曲で、しかも小学生にしてはなかなかの腕前です。

  アップダウンが多い地形ながらも整然と街区化されているため歩きやすい街です。ですがここにも多いのが番地不詳の名無しアパート。メールボックスや住人向けの掲示物なども見てできる限り調べますけど、それでも分からなければ単に「アパート」とだけ記されます。真面目な話、命が惜しかったら手書きの紙にでもいいから出しておいたほうがいいでしょう。救急車を要請しても場所の特定に手間取りかねませんから。


【今日の昼食】
ともえ寿司(丸山台1丁目12-12)
 ☆ランチねぎとろ丼 630円
   上永谷駅前のイトーヨーカドー3階にあります。みそ汁やサラダ、ドリンクなどから1品選べるのでみそ汁を。回転寿司屋なのですが、コンベアーの上を缶ビールや缶酎ハイまで回ってます。ぬるくなるんじゃないか?

下永谷篇其の弐

2006年07月22日 | 横浜市港南区


  知り合いのヤングからが来て、返事の末尾に『雲葉@下永谷』と入れたら、「雨・雨・権藤・雨・権藤のごときお仕事、お疲れさま」と労われました。でもまぁ与田とか森田(以下略)

  東海道線を横浜で降りてホームを歩いていると、スーツ姿の若い男性から、「すいません、ここはどこですか?」と尋ねられる。どこと言われても横浜としか答えようがないけれど、ふと見渡すと駅名を記した表示類が意外と少ない。不慣れな人が居眠りでもして運ばれてきたら戸惑うだろう。

  そういえば京急では下りホームが今日から供用開始ではなかったか。そちらへ目をやると、上り専用となったホームの下り線側には工事用の囲いが張られてものものしい。直にちゃんとしたフェンスが設置されるのでしょう。近いうちに利用する機会がありそうなので楽しみです。

  下永谷駅を出て左手の丘の上に大きな老人ホームができています。このごろは老人ホームとグループホームが目立ちます。それでも神奈川県は人口比にすると少ないというのですから、石を投げればグループホームに当たるなんて地域もあるのでしょうか。
  建物の裏手へ回り山道へ。たしかここは先へ繋がっているはずと思っていると、前方からポチ君を連れて散歩中の人が。確かに繋がっていると確信し歩速を上げます。それでも昨日の雨のせいで足許はぬかるみ。さらに途中から草ぼうぼうになるし、それでも踏み固められた道筋が延びているため間違いはなさそう。どうにか建造物を発見して港南百合ヶ丘ハイツ方面へと抜けたのでした。横浜で山中遭難なんて洒落になりませんわ

  そろそろ昼食をと思案すると、あれうれしや、コンビニと医院が同居したビルの前にベンチがあるではないか。カップうどんとおにぎりを買い、高校生がたむろしている脇を借りてもそもそと食しました。

  どうにか区域を終え、次回から上永谷です。

下永谷篇其の壱

2006年07月21日 | 横浜市港南区


  学校は夏休みに突入しても、この天候ではプールなんぞ逆に地獄でしょう。今朝の最低気温が20℃なんてんですから。
  それでも休みを利用して遊びに行く子たちの姿も。ラッシュの電車に乗って、駅に着いても友達とのんびり降りるから通勤客の邪魔になる。拙者も南武線の川崎駅で前にいた中学生くらいの女の子2人組が、おしゃべりに夢中で急に立ち止まるから突き飛ばす格好になってしまいました。

  地下鉄下永谷へ。この駅は出入口が1か所だけで、地下鉄でこういう駅って珍しいように思います。

  下永谷は駅が谷にあって前後に山が聳えるという地形です。駅のホームに立つと上永谷方面へが登り、舞岡方面へが下りなので全体からすれば複雑な地形とも言えるかもしれません。
  駅から右手へ回り込んだ少し先に階段があり、そこを登ると日限山へ。車はその間をヘアピンカーブで勾配を緩くして登って行くかたちです。街並みは網目状で整然としているため調査自体は比較的ラクです。でもではさすがに進度は鈍ります。

  昼にはかなり激しく降り、地下鉄が水浸しで止まらないかと心配しましたが、長くは続かず、程なくして小降りに。

  切りのいいところで15時半には撤収し事務所へ。を借りて情報収集など。地図というものは正確に見えて、実は合っていないということがしばしばです。なにせ1500分の1ですから、地図上で5㍉ズレているだけでも大変な違いになってくるのです。

  昼食は今日もコンビニめし。Yショップで210円の助六を、日限山のショッピングセンター ―といっても2~3の商店や整体院が集まってるだけ― の店先に長いテントがあったので、そこを借りてもそもそと食しました。

上永谷・下永谷篇其の弐

2006年07月20日 | 横浜市港南区
一時

  雨続きで中4日の出動と、プロ野球の投手みたいです。土石流があった諏訪方面には拙者にも嫁はんにも親戚がいるので心配です。今のところ何の連絡も無いから無事なんだとは思います。
  『お金で買えないものは無い』と豪語している人たち。この大雨や鉄砲水も買い取っていただけないでしょうかねぇ。そういえば自然を相手に暮らしている人はこんなセリフ言いませんな。

  本題。
  上永谷へはしばらく通いそうなので地下鉄の回数券を買っておきます。地下鉄の回数券はカード式で、自動改札機を通すと1回分ずつ減っていくもの。実は地下鉄の回数券を買うのは今回が初めて。しかもトーチカや東急と同じ金額式で、乗り越したら差額精算というのを今まで知らずにいました。駅にも交通局HPの案内にも記載が無く、ちょいと不親切ですな。どの駅からでも乗れるという点を考えれば判りそうなものですけど、あるいはあまりそういう使い方はしてほしくないのかも?

  現場は平凡な住宅地で、とりたてて見所というものはありません。上永谷中里公園で休憩していると地響きがしてきます。真下を地下鉄が走っているためで、住んでいる人には慣れっこなのでしょうけど、ちと驚きます。

  写真のにゃーは、ご覧のようにしっぽに特徴があって、目もくりっとした可愛らしいニャンコ。でも見た目に似合わずかなりなドラ声です。

  昼食はコンビニのカップうどんといなりずし。上永谷駅のバスターミナル付近に広場があり、そこのベンチに腰掛けて食しました。

夜行高速バスの旅

2006年07月19日 | とのさまの休日
  今日の朝日新聞夕刊に「路線vsツアー バス客争奪戦」という記事がありました。主に首都圏と関西を結ぶ路線で各社がしのぎを削りあっているというもの。
  かいつまんで説明しますと、“路線”とは市販の時刻表にも掲載されている定期運行バス、“ツアー”とは旅行会社が企画して「会員募集」の形で走らせる、いわばスキーバスのようなものです。現地集合の着地解散で添乗員無しと、似たようなものにJR東海ツアーズぷらっとこだまがあります。ツアーバスも「ぷらっと」も格安料金が売りものですが、キャンセル時の手数料が割高な場合があるため注意が必要です。

  拙者も学生時代から夜行高速バスは何度か利用しています。やはり安いことと、概ね鉄道に比べてサービスが良い。もちろん寝台車を奮発すれば横になって眠れるわけですけど、貧乏学生にそんな余裕などありません。

  主に利用していたのはJRバスのドリーム号です。東京と名古屋、京都、大阪などを結び、西へ向かう周遊券(今は周遊きっぷ)ならプラス千数百円で利用できました。楽しみのひとつがサービスエリアでの休憩で、背筋を伸ばしたり軽食にありついたり、鉄道とはまた違った味わいがあります。最近は目的地まで乗りっぱなしの“拘束バス”があるそうで、体力に余裕があるときでないと遠慮したいものです。

  バスが隆盛の反面、鉄道の夜行列車は削減の一途です。しかし夜行需要そのものが減っているわけではないことは、バスの隆盛からわかります。鉄道会社も大抵は系列の旅行会社を持っているのですから、鉄道車両を貸し切って格安の“ツアー列車”を走らせれば売れるんじゃないかと思うのですが。国鉄末期にはこのようなシステムのスキー列車シュプール号なんてのがあったのですから、あながち不可能ではないと思いますが。

  夜行バスの話はまたいずれ。

冷房雑感

2006年07月16日 | とのさまの休日
  昨日(15日付)の朝日新聞別刷りに、公立小中学校における教室の冷房化率が掲載されていて、それを見て唖然としてしまいました。拙者が育った品川区はなんと100%冷房が達成され、都立高校全体でも60%超だという。拙者が在学中は旧型電車のモーター音で授業が中断され、通学時に虎の子の冷房車に乗れたと自慢する者が現れるほどだった某駅前都立高校なんぞ、今では電車さえ地下にもぐってしまったではないか。

  そういえばかつては夏が近づくと鉄道各社の冷房化率が新聞紙上に掲載されていました。そして自分が利用する路線を見て一喜一憂したものです。今どきのヤングには信じられないでしょうけど、1980年代までは通勤電車に冷房なんて高嶺の花だったのです。この冷房化率の記事っていつを最後になくなったのでしょう。今では非冷房車を探すほうが難しくなってしまいましたからねぇ。

  山手線京浜東北線などの国電ですと、10両編成のうち中ほどの何両かが非冷房というケースがあり、冷房嫌いの人からは「国鉄には珍しいきめ細かなサービス」と評価されていました。今では弱冷房車がその代用なのでしょう。でも、どうも中途半端で単に蒸し暑いだけという感が拭えません。むしろ昨今の“昭和ブーム”とやらに乗じて非冷房にしてしまってはいかが?

  拙者の最寄りだった東急目蒲線は冷房化100%達成が1991年と、なんと平成に入ってからのことです。なんて書くと同じ東急の世田谷線は、なんとか21世紀に間に合ったほどだと反論されそうです。いやホント。

  その目蒲線はかつてコミックソングにも歌われ、夏はサウナ風呂、そして冬は冷蔵庫と揶揄されていました。今ではどうでしょう。サウナは電車から駅のホームに移っただけで健在(?)です。東急ではほかにも洗足や田園調布など“サウナ駅”が多数ありますので、東急線を利用して健康的な汗を流してみるのはいかがでしょうか。

  冗談はさておき、我が家にもエアコンがあります。でも冬は稼動しないので専ら“クーラー”としてしか使われません。昔と比べても夏の暑さ自体は大して変わらないのに、熱帯夜は確実に増えているというデータがあります。そのためクーラーも、むしろ夜の就寝時に用いています。せめて都市政策は熱帯夜対策に力を入れてくだされば、いっそうの省エネにもなるし、ぐっすり眠れれば仕事や学業の能率も上がって生産性向上など、メリットは多いのではと思うのですが。

上永谷・下永谷篇其の壱

2006年07月15日 | 横浜市港南区


  横浜から地下鉄で上永谷へ。港南中央駅を過ぎてトンネル内の照明が増えると地上へ出て上永谷です。以前はトンネル出入口の照明は最大3列だったはずですが2列に減っています。それで足りるなら節電したほうが良いのでしょう。

  駅前では巨大マンションが建設中、その脇を通って環状2号道路を平戸方向へ。とにかく今日は暑い。歩いているだけで汗が噴出し、シャツは早くもびしょ濡れです。でもこの先2か月近くは今日みたいな日が続くわけですからして。まだ梅雨も明けてないうちから言うのは早すぎますか。
  それでも持参の水筒は空になり、宅地造成現場内にあった自販機を、許可を得て使わせてもらう。あれうれしや、缶は100円、500mlペットボトルは130円ではないか。お茶を買って水筒に移し替えます。

  昼過ぎには遠くで雷鳴が聞こえるものの雨になりそうな気配はありません。16時近くに少し降った程度であとは何事もなく。

  公園のベンチで休んでいると黒いレトリバーと散歩中の老婆が隣に。しばし談笑するも老婆は耳が遠いようでこちらの話は届いているのかどうか。ポチくん大好きという幼女がレトリバーを撫で回して、ご満悦の様子で母親と去ってゆきました。

  家に帰ると嫁はんがぴぃぴぃ言っている。昼過ぎの大雨で洗濯物はずぶ濡れになるわ、大変だったらしい。中原駅ではマクドが停電しエスカレータは止まりで大騒ぎだったそうな。
  翌朝の新聞では、高校野球の予選が行われていた等々力球場の電光掲示板が落雷の影響で故障し、試合に難渋したことが報じられていました。(ネットには出てなく、紙のみの記事のようです)


【今日の昼食】
ラーメン本牧家本店(下永谷3丁目1-5)
 ☆ラーメン(並) 600円
   しょうゆとんこつ味のスープに太い麺、そして焼き海苔、チャーシュー、菜っ葉が乗ったオーソドックスな横浜“家もの”ラーメンです。それ以上でも以下でもありません。

明日から社会復帰です

2006年07月14日 | とのさまの休日
  午前中はおおよそ2か月ぶりの散髪に。待合いの間に置いてあるN刊スポーツを。昨日急逝した“20時半の男”の記事が(拙者は鉄道マニヤなので24時制で記します)1面全体はおろか、かなりのスペースを割いて選手やOBの談話などを掲載しています。
  それにしても当時は20時半で試合終盤だったのですなぁ。しかも当時は試合開始が今より遅くて18時30分や19時じゃなかったでしょうか。今だと18時開始が主流なのに、抑え投手の登場は21時半とかが普通ですし、横浜名古屋の球団なら延長戦で“23時の男”までいそうですから。

  この記事を読んでいると、かつてドラゴンズでリリーフとして活躍し『火消しのバンちゃん』と呼ばれた、そう、現役時代に77勝を挙げたことと、入団契約金がOさん(現ホークス監督)より上だったことが自慢のあの人が亡くなったら、どういう扱いになるのでしょうか。少なくとも訃報欄の隅っこってことはないでしょうけど、どちらかというと芸能扱いになりそうな…。

  午後は事務所へ。明日以降の仕事を受け取ってきます。ほぼ2週間をのんびり過ごして明日から仕事を再開の予定です。天気もまずまずのようですね。

  というわけで次回から  楽しい港南区 です。

ちょっとした楽しみ

2006年07月12日 | とのさまの休日
  我が家はアパートのため動物が飼えません。でも動物は好きで、それはこの“えにっき”にもしばしばニャンコやポチが登場することからお分かりいただけると思います。

  そんな折、某缶コーヒーの会員制サイト(登録無料)で、競走馬を育てるというゲーム(これも登録無料)が登場しました。拙者は馬券の種類や有名な名馬くらいは知ってても、競馬場や場外へ行って馬券を買ったりってことはしません。逆に嫁はんは、やはり馬券は買わないのですが馬名から騎手からやけに詳しい。でも馬券の種類(複勝とか馬単とか)は、単勝が1着の馬を当てるってことくらいで、あとはちんぷんかんぷん。

  ゲーム登場時に概要を読むと、た○ごっちほど手がかからない。というかオーナーが手を出せるのは1頭につき1日2度までで、時間にすれば1頭当たり1~2分てところ。しかも最初は2頭までしか登録できない。そして馬を育ててGⅠレースに勝つと3頭目が登録できる寸法です。
  しかもそのレースもオンラインゲームでなく、競争相手はすべてコンピュータですから、登録待ちなどに時間を取られることもありません。ともあれ、さほど面倒でないようなのでトライしてみることに。ゲーム内での時間の流れは月曜日起点で1週間が1年、馬は2歳からスタートして約7週間(9歳)で引退となります。

  これで最も楽しいのは名付けです。最初に育てたオグリニャップはGⅠ3勝してすでに引退しています。今はライスニャーニャーイナリニャンダンスパートニャーの3頭を育ててます。たまに忙しさにかまけて育てるのを忘れる日もありますけど、銭勘定のない世界ですくすく育ってほしいものです。
  さて、これらの馬の元になった名馬をご存知でしょうか。

情報を拒絶する権利

2006年07月10日 | とのさまの休日
  1か月ほど前の新聞の投書欄で、電車内には広告が溢れかえっているのに最近はさらに液晶モニターでの動画広告まであってうんざりする、という主旨の意見がありました。
  それに対してある大学生が、そこで流されるニュースなどが自分には益となると反論していました。大学生なら家か学校で新聞くらい読んで来いと言いたいところですが、それはここでは置いておくことにいたします。

  拙者も車内で流される広告には辟易していたところがあります。例えば新幹線だと客室とデッキを隔てるドアの上部にあるLED式の電光表示機です。確かに停車駅や定刻に走っているかどうかを示す案内は大切でしょう。でも同じ内容のニュースや広告をのべつまくなしに垂れ流すのはいただけず、ハッキリ言って目障りです。機会があれば同じ内容が何回流されるのか数えてみたいものです。

  近頃は最初に書いた新聞投書のように、通勤電車にまでドア上に液晶モニターを設置しているケースが増えてきました。しかもご丁寧に停車駅案内用とは別に、併せて2台も付けているケースさえあります。座っていれば目を閉じてしまえばいいのですが、立っていてはそうもできません。鉄道会社にすればなるべく広告収入をというところでしょうけど、できれば動画広告は1両おきにするとか、いっそ吊り広告も撤去した「無広告車輌」を設置するのも検討していただきたいところです。

  目からこんどは耳の話題に。
  ヘッドホンやイヤホンから漏れてくるシャカシャカ音が耳障りというのも多く耳にします。でもこれは音源方向の耳だけに栓をしてしまえば解決できます。漏れてくる音が周波数の高い音なので直線方向にしか進まないという性質のためだそうです。
  あと耳障りなのは携帯電話のボタン確認音でしょう。ボタンを押すたびに「ペッペッ」と鳴るアレです。いつぞやラッシュの南武線で隣にいた女子高校生がペッペッと鳴らしていたので、ボタン音を消してほしいと頼んだところ、簡単に消してくれました。決して怒鳴りつけたりせずに頼めば、概ね聞いてくれます。