とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

哀歌 第8部 ~横浜市営バス66系統

2006年03月29日 | とのさまの休日
  横浜市交通局のサイトを見ると、3月27日付で大幅な路線の異動がありました。このところ交通局はバス路線の大規模なリストラを進めていて、民間への移譲や路線廃止も数多く見られます。そうなると1日乗車券の使いでも目減りするわけですが、乗り潰し派でなければそう困ることもないでしょう。

  さて、同日付の廃止路線の中に「66系統」の文字を見つけ、なんだか淋しくなりました。横浜駅西口から東横反町駅~栗田谷~神奈川大学前~六角橋~東神奈川駅西口を経由して横浜駅西口へ戻る一方のみの循環系統です。地元では通称「栗田谷循環」と云われてました。

  なにせ大学の前を通ってくれるので、学生バイト時代は事務所に近い鶴屋町2丁目バス停からよく利用してました。当時は東急の初乗りがたしか80円で、バスの均一運賃は140円と記憶してます。

  東横線で横浜から東白楽か白楽へ行っても、そこから大学までは徒歩で約15分かかり、仕事上の必要からもバスの回数券はかなり買っていたので、そう多大な出費にはなりませんでした。(当時はまだバス《共通》カードはなかった)

  66系統は当時も末期も1時間に1本で決して便利とは云い難いダイヤでしたが、比較的すいているのと、松本から栗田谷への狭い登り坂がけっこうスリリングだったこと、そしてこれだと本館や学生向け掲示板へ近いところで降りられるという利点があったのです。

  神大へは36系統で六角橋西町下車という手段もあり、これだと生協や図書館へは便利でした。

  卒業したら乗る機会はまずなくなってしまったわけで、昨夏の神奈川区調査でもやっぱり利用してません。利用者自体がないわけでもないのでしょうが、並行する系統もあり、残すだけのメリットに乏しいということなのでしょう。

  この系統の廃止で「斎藤分町」「神奈川大学前」のバス停が消滅します。小さな出来事ですけど学生時代の想い出がまたひとつ消えてしまい、それがいささか残念です。


  体調不良などでしばし休んでましたが明日から再開できそうです。今後ともよろしくお願い申し上げます

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