とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

朝日新聞が記事にすると?

2010年08月30日 | 新聞×読み
駅という公の場―ホームと心に安全柵を


  今日の朝日新聞の社説です。「政府や自治体、鉄道会社で知恵を出し合い、ホームの安全柵を増やす策を工夫するべきだろう」と具体案は相変わらず丸投げなのは情けないが、今までのような理想やキレイゴトばかり並べた論調からは方針転換したかのよう。

  数日前にはホームの巡回要員を増やしたり泥酔客を退去させるなどを提言する投書が掲載されたりと、6月11日付の飯田線や北海道の秘境駅にまでホームドアなんていう戯言から急に現実的になったのはなんだろうと妙な気持ちになります。

  でも朝日にホームドア推奨記事が載ると一抹の不安が生じます。必ずと言っていいほど設置路線でトラブルがあるんですよね。今日は急に武蔵小山の実家へ行く用事ができたので、さらに不安は増大します。

  その不安は半ば的中というかなんなのか。

  実家へ向かう際の田園調布駅で、ドアが閉まったのになかなか電車が動き出さない。ふと窓の外に目をやると、駅員と2人の作業員がホームドアを開けたり閉めたりしている。不具合でもあって動作確認だろうか。こういう時間って妙に長く感じられます。幸いにして1分足らずで運転再開し、この程度で済んでよかった

シリーズ逆行の旅 ~第15回 芝山鉄道

2010年08月19日 | とのさまの漫遊


  インターネットなる文明の利器は、拙者のようなへそ曲がりの欲求をもいとも簡単に満たしてくれる。ということで小旅行に出ました。行き先は千葉、芝山鉄道と、先月開業したスカ、もとい成田スカイアクセスを視察します。

  小杉から横総線で千葉へ。万葉軒の「とんかつ弁当(480円)」を買って朝食にします。総武本線の発車案内は「5両」とあるので211系か。群馬からの流れ者車輌だ。他に埼玉からの流れ者車輌もいる。列車は上りの折返しで、ラッシュもピークを過ぎているとはいえ5両とは恐れ入る。勝手に乗車位置を作って平然と割り込もうとするババa、もといおばちゃんがいるのは定石というべきか。4人組かと思ったら2人組×2だった。駅員は目の前にいたって注意もしない。途中駅でも降りる人を押しのけて乗ってくる輩がいたりと、流石は千葉文化である。

  総武本線211系

  車内はロングシートなのだが佐倉を過ぎたら閑散としたので弁当を開く。このとんかつ弁当には「上」なるものがあったのだが今は売ってないよう。かつて聞いたら、カツが大きくてご飯の量が多いのだと。それは俗に“大盛り”と言わないか。

  

  成東の次の松尾で下車。(写真)駅前をぶらついて経験値1とゴム印1、さらに風景印1を入手する。ここから「芝山ふれあいバス」で芝山千代田を目指します。

  芝山ふれあいバス

  1003時の便に乗客は拙者とばあさまがひとり。なぜか時間になっても動き出さず3分ほど遅れて発車した。街道を走ったかと思えば鬱蒼とした雑木林の中の細道を往ったり車窓はバラエティに富む。30分近く走った福祉センターでばあさまは下車して拙者ひとりに。その後も乗車はなく、信号もないため無停車というより“無停止”で走る。役場などに芝山鉄道延伸を願うスローガンなどが見えるものの、果たしてどれほどの利用があろう。久しぶりに信号機を見たら千代田で、終点はもうすぐ。定刻に芝山千代田駅へ着く(冒頭写真)。これで200円は乗り得だった。

  駅前には観光協会だかが運営する食堂があるけど、まだ昼には早い。190円の乗車券を買ってホームへ。プツンと途切れた高架が先へと続く日は来るのだろうか。

  やってきた電車には官憲も乗っていてものものしい。「日本一短い鉄道」だけあって乗車はあっけなく終了。早々に東成田で降りて空港第2ビルへ向かいます。500メートルという地下連絡通路は東扇島への歩行者通路を思い出させます。こんなところ通る者もなかろうと思いきや、2人組のヤングとすれ違ったのには驚いた。第2ビル駅へ着き、キップを買えばそのまま電車に乗れるけど、せっかくなので外へ。それには関所で検査を受けるのだが、掛員は改札口ではない場所からの出現にみな意表を突かれたよう。座って談笑していたのが慌てたように立ち上がって挨拶してきます。

  関所は難なく抜けました。小杉で買った飲料に「Tokyu」なる文字が書かれたシールが貼られていたのを思い出し、密輸を咎められまいかと思ったが杞憂だったようだ

  

  羽田行きアクセス特急は京急の「氷金時」。新根古屋信号場で交換待ちして成田湯川でスカライナーに抜かれます。120キロで走っているのに、視界が広いせいかスピード感はそれほどでもないような。印旛日本医大で普通列車に乗り換え印西牧の原へ。ここまでのキップを買うのにちと手間取りました。券売機で千葉ニュータウン中央や新鎌ヶ谷などへはすぐに買えるのですが、アクセス特急通過駅は「印旛日本医大接続」というボタンを押さないと表示されません。

  印旛(略)からの列車は次の牧の原止まり。先へはすぐの接続ですがここで下車します。開業間もないころに来たときは原野の中に駅だけがあるという風情でした。今はショッピングモールなどもありますが人通りはそう多くありません。

  

  昼食の後、「印西ふれあいバス」(写真)で千葉ニュータウン中央駅へ。なんだか「逆行の旅」というより『コミュニティバス愛好会』のようちばレインボーバスが受託していて、特筆すべきはバス共通カードが使えていたこと。ICカードも使えます。ここもコミュニティバスらしくあっちへこっちへぐねぐねと。住宅街の生活道路へ入り込んだり、どこを走ってるのかさっぱりわからない。でもこれで100円なら大いに楽しめました。

  その後は東松戸で武蔵野線に乗り換え西船橋へ。駅近辺の〒2か所を制圧します。駅前局の近くに秘密のキップ売り場があり、トーチカの回数券を扱ってました。270円券なら渋谷まで行かれるし、時差券もあったので秘密価格で購入し、東西線銀座線経由で帰宅しました。


【今日の昼食】
カフェオゾン(印西市原1-2 BIGHOPガーデンモール印西1F)
 ☆しらすDON 500円+スープ 150円
   今回は行く場所が場所なので昼食については下調べしておきました。クーポンも発見し、会計は10%引きに(表記は割引前)。オサレなカフェにシラス丼のミスマッチぶり、さらにポタージュという組み合わせが珍しいですけど、これがなかなかどうして。ただもう少し量があればなぁ。あくまで女性向きの店でしょうか。


【行程】
[武蔵小杉] 7:20(横須賀線600S 15両)7:39 [東京] 7:43(総武本線763F 15両)8:24 [千葉] 8:39(同333M サハ211-3077 =5両)9:27 [松尾] 10:06(芝山ふれあいバス 200円)10:41 [芝山千代田駅] 11:10(芝山鉄道 3016-8 =6両 190円)11:13 [東成田]~[成田空港第二ビル] 11:54(京成成田空港線 1137 =8両)12:16 [印旛日本医大] 12:24(北総線 3737 =8両 730円)12:28 [印西牧の原] 13:23(印西ふれあいバス 100円)14:09 [木刈中学校前]~[千葉ニュータウン中央] 14:48(北総線 3733 =8両 600円)15:10 [東松戸] 15:15(武蔵野線1409E モハ205-5022 160円)15:24 [西船橋]~以下略

「常連」という店がない

2010年08月17日 | 酔いどれとのさま


  月1くらいで嫁はんと呑みに行ってるような。でも夜勤をするようになって旧友と一献なんて機会はめっぽう減ったし、外食もほとんどしなくなったから、浮いたお金で夫婦の時間を楽しむのも悪くない。座ってるだけで肩が凝りそうな高級店に行くわけじゃないのだし。

  そして今日は東横線小杉駅近くの「割烹 こすぎ」へ。店の前の行灯に「ビール(大)390円 チューハイ100円」の文字が以前から気になってはいたものの、入る機会のなかった店でした。

  18時くらいに入店すると席が半分埋まるくらい。生ビールは中580円、大680円とあり、拙者は大で嫁はんは中に。100円差なら大の方が明らかにオトクでした。アテは焼鳥(豚)、煮込み、山芋とオクラの磯辺揚げ、うな肝串などを。どれも大衆的な値段です。2串360円という肝はまぁまぁ。生を飲み干して瓶ビールへ。銘柄はあれうれしや、サッポロラガーではないか。野川の「遠州」といい、地味に人気がある銘柄なんですな。ところでどこかキリンハートランドが飲める店はないものか。

  チューハイも頼んで2時間ほどで退出。またひとつ“愛すべき店”ができたのではないかな。といっても次に来るのはいつの日か。いつも入る店が違うから「常連」になることが決してない。これもひとつの「呑み」のスタイルなのだろうか。

  帰りがけにイトーヨーカドーへ寄り道。うなぎ安くなってないかなぁ(・∀・)

バス共通カード消化作戦

2010年08月11日 | とのさまの漫遊
  去る7月31日土曜日、バス《共通》カードの利用終了を迎えるに当たり、残額の消化にいそしみました。

  所用で台場なんていう洒落た方面へ行ったため、帰りは土日のみ運行の都05系統で東京駅へ。東京テレポート駅1724時発の最終(!)便に乗客は10名ほど。系統名が「都」とあるからして基幹系統なのだろうけど本数といい寂しいもの。

  有明コロシアムの裏手を通り、将来は豊洲市場となる予定地の中を通ります。この間、晴海大橋を渡って晴海三丁目までバス停はなく急行便のような様相です。頭上にゆりかもめが通る他は未開の原野の中を走っているよう。その向こうに見える高層ビル群との対比がまた味わい深い光景です。

  東京駅は丸の内南口へ。そこから東98系統に乗り換え。1808時発は都営の等々力駅前行き。乗客は少ないなと思ったら、魚藍坂下で1本前の東急バスに追いついてしまった。あちらがだいぶ遅れていたのか。

  “ハイバックシート”の最後部でマターリ過ごして終点の等々力駅前へ。あとは電車で帰宅しました。

  そして川崎市営バスだけが10月末までの“延長戦”に突入。そこへ沖縄在住氏が帰省しているとのことで、昨日10日に市バス乗りつぶしと相成りました。

  武蔵溝ノ口駅で待ち合わせ、まずは7月31日に運行開始した溝19系統の延伸区間(おし沼~向ヶ丘遊園駅)に乗ってみることに。ところが今はまだ暫定運行ということもあり本数が少なく、ダイヤを調べて遊園側から乗るのが得策と判断。まずは電車で登戸ヘ。せっかく来たのだから「稲毛屋」という立ち飲み居酒屋の消息を尋ねてみよう。駅周辺には見当たらず、交番で官憲に聞いても判らないどころか店のことすら初耳だったよう。104の番号案内にまで電話して調べてくださったものの判明せず。えにっきの過去ログを調べると2006年3月31日の時点では仮店舗で営業しており、その後に廃業してしまったのか。礼を述べて遊園駅へ徒歩で向かう。

  いざバスに乗ろうという段になって、後のことを考え一日乗車券を購入しようということに。400円だから2回乗れば“もと”が取れる。しかしながら磁気券などはなくICのみ。遺憾ながら千円チャージする。この扱いは独禁法に抵触するのではないかとかねがね思っていたが、拙者以外は誰も疑問に感じないのだろうか。東急バスが磁気式を存続させているのも、そこが気になったからではないかと思う。

  1441時の便に乗客は10名ほど。次の駅入口でも乗ってきてかなり賑わう。需要はあったわけだが、おし沼近辺の峠越えの道が狭かったためバスが入れず、拡幅完成でバスの乗り入れが叶った。

  真新しいバス停や綺麗な道路を目にし、急勾配を上っておし沼へ。かつて自転車を押して歩いた狭い道とは見違えるほどだった。

  溝の口へ戻って次は1530時の溝25系統で高田町へ。ここは沖縄氏の希望による。なにせ横浜市内で唯一バスカードが使用できる場所なのであって。といっても当方には勝手知った場所しか走らない。それでも谷中から県営久末へ向けての急勾配や沿道に広がる畑など、計500万大都市を走るとは思えない風景も見られます。

  高田町からは1631時発の同じく溝25系統で。しかし井田営業所行きの出入庫系統です(冒頭写真)。久末谷戸から鷹巣橋までの区間はこの系統のみが通ります。尻手黒川線に出て1645時に営業所着。バスを降りて慌ただしく歩き始めます。目的地は山を登った上にある総合リハビリテーションセンターです。1700時の杉01系統小杉駅行き最終に間に合わせるべく、矢上川を渡って急坂に挑みます。

  登りきって右手へ進めば10分もかからず着きました。バス停は(仮称)中央療育センター建設中のため若干移動しています。井田病院から来た小型の車輌に乗客は3名ほど。沖縄氏が息を切らして登ってきたのに下りるのはあっけないほど。バスは品鶴線小杉駅へ寄ってから南武線側へ。市内在住の高齢者で南武線、東横線⇔品鶴線の乗り換えにバス利用という人もいるのではないかと意見が一致した。

  拙者は実家へ行く用事があるため区役所前で降りて沖縄氏と別れました。パチンコ屋の前にお馴染みのポチくんがいて、拙者を見てそわそわしだすも、今日は遊んであげられないんだよ~、ごめんね~!(でも写真だけは撮る

  

  結果としてバスカードの残額がいくらか残っており、10月31日に使い納めを目論んでおります。

なんかもうみんな必死

2010年08月03日 | とのさまの休日
  仕事帰りに売り場で桃屋の「少し辛いラー油」を買ってきました。368円なり。

  なんだか凄い人気で棚に並べれば他メーカーのものでも瞬く間に売れてしまうほど。飲食店チェーンでも人気にあやかろうと方々でラー油商品を発売してますし、ものは試しと手にしました。そのうちアイスクリームのトッピングや「ラー油ドーナツ」「ラー油ドリンク」も登場するのかどうか。

  夕食に鶏炒め(炒めた鶏肉に白髪ネギを乗せ、上から熱した油をかけたもの)が出たので、それにかけてみました。感想はというと、確かにうまいしニンニクの食感も良く全体が引き立つけれど、そんなに血眼になって求めるほどかなぁ。10年くらい前の唐辛子といい、ココアやヨーグルトに必死になってたことといい、集団心理に弱い日本人の特性なのかなぁ…。