とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

金馬

2014年05月26日 | とのさまの休日
  落語家ではありません。

  横浜高島屋で開催されている「大黄金展」に嫁はんと行ってきました。(26日まで、ヨコハマ経済新聞5月22日付記事

  お目当てはというと実物大で作られたという名馬「オグリキャップ」です。

  まずはエレベータに乗って8階の催事場へ。警備員も立つ物々しい雰囲気の中へ踏み込むと、案内兼営業という感じの掛員がやってきます。何気なく購入を勧める口調はさておいてここにも小さいながらオグリキャップ製品が置かれています。他の馬はいません。並み居る数々の名馬を差し置いてなぜオグリキャップなのかという疑問を単刀直入にぶつけると、まず今年は午年なので馬を作りたかった。そこへ馬主さんととあるご縁があり作製の許諾をいただいたと、そういうことらしい。こうしたものを作るとなると、版権やらいろいろ大人の事情があるのだろう。

  それだけわかれば長居は無用。展示品の中には千両箱なんてのもあり、“山吹色の茶菓子”が中に。いわゆる“全国銘菓”ですな。ダミーでいいから傍らに置いてみたい。そして酒を口にしながら「さすが越後屋、悪どいのう。ウハハハハ

  1階へ戻って正面玄関へ。オグリくんとご対面!

  この勇姿
    武豊騎手のサインも

  最期はあっけなかったですが、こうしてみると凛々しいですな。嫁はんいわく、サラブレッドの中ではひょうきんな顔立ちとのこと。血統も“トビタカ”のため子孫の声を聞くこともないそうな。

  ところでこれは本物とどちらが重いのでしょう?

  会場を後にして桜木町へ。横浜線からの電車を待っていたら、もはや数少なくなってきた205系が来ました。(冒頭写真も)

     

  撤退間際とはいえ汚れ放題の感は否めません。もう少しキレイにしてあげなよ。 まだ“葬式組”もおらず落ち着いて撮れました。

  ランドマークプラザを散策し、お昼は「ぴおシティ」へ。おなじみになりつつあるゴールデンもつで定食と、ここへ来たら生ホッピーを。舌鼓を打ち家路につきました。

  もはや直さない?

祝日を減らしましょう?

2014年05月25日 | 新聞投書から
  今日の朝日新聞「声」欄から。投書者は埼玉県在住の53歳主婦です。


『8・11「山の日」に異議あり』

  2016年から新たな祝日が誕生する。8月11日を山の日と定める改正祝日法が成立した。私は、この祝日に疑問を抱いている。
  11日は東日本大震災が起きた日にちだ。祝日にするのは不謹慎ではないだろうか。発生から3年を過ぎても、悲しみにくれている人は多いと思う。16年時点でも、未解決な問題があるかもしれない。
  11日という日を特別な思いで過ごす人がいる限り、祝日にすることに賛成するわけにはいかない。
  さらに、翌8月12日は日本航空123便の墜落事故が起きた日だ。この前日であることも、いかがなものかと思う理由だ。
  この祝日の目的は山に親しむことらしい。だが、親しむ前に考えることは多いのではないか。世界では今、多くの森林がなくなっているという。中には砂漠化して荒れ地になっているところもあるそうだ。こうした現状を、どれだけの人が把握しているのだろうか。その一因は私たちにもあるということも。
  山の日を制定したのであれば、森林をめぐる多くの問題にも向き合い、解決の道を探ってほしい。
(引用終)


  せっかく後半でまともなことを言ってるのに、そこにたどり着くまでに脳みそを大きく揺さぶられ思考不能に陥りました。(笑)

  毎月11日を「月命日」として特別な想いで過ごす人は今もいることでしょう。でもこれって震災発生直後に湧いて出た、いわゆる「自粛厨」「不謹慎厨」と軌を一にする考えではないでしょうか。何かしようとするとやれ自粛すべきだ不謹慎だ被災地に配慮しろと過度に騒ぎ立てた人々です。戦場の兵隊さんのご苦労を云々と言っていた時代と何ら変わっていないように感じます。

  それでは2月11日の建国記念の日は廃止しろと言うのでしょうか。成人の日や体育の日が11日に当たる年もありますが、そのときは中止しろと? 海の日や敬老の日が17日となる年もありますけど、そこは阪神淡路の人々に配慮しないといけませんね。

  でもね、その一方では震災のことを忘れたい人だっているんです。過ぎたことと振り返らず、つらいことはなるべく思い出さず構わずにお楽しみくださいと。そう言う方々への配慮はゼロです。報道などで大きくならないだけでツイッター等では流れてきます。

  ちなみに山の日は当初、8月12日にする案だったのが、投書中にもある事故に配慮して前日にしたらしい。

  ところで日本のサラリーマンの有給休暇取得率が低い一因に祝日が多いからという説があるそうな。それだけ祝日があれば取得する必要がないし、みんな一緒という安心感もあるそうです。ちなみに拙者の職場ではみなさん平然と申請してます。でもこれは盆も正月も祝日も関係ない仕事だからでしょう。

  もういっそ山の日どころか祝日をどんどん減らして有休取得促進に舵を切るほうがいいのでしょうか。

  投書者さんは「主婦」だそうで、これも専業なのか扶養の範囲内程度にパート勤めしているのか定かでありませんが、ともあれご結婚されて旦那さんがいることは間違いなさそう。では旦那さんに「私は山の日に反対なので8月11日は休日出勤するように」とおっしゃるのでしょうかね?

「車や」再び

2014年05月20日 | 酔いどれとのさま
  1月以来、4か月ぶりに嫁はんと「車や」の暖簾をくぐりました。場所は武蔵中原駅北口を出て富士通の塀沿いを北上し、7~8分ほど歩いた右手です。

  

  18時過ぎに入ると先客はご常連らしき男性1人だけ。まずは生ビールをば。定番メニューの値段は変えていないよう。

  突き出しはイカゲソ揚げ、カニカマ、きんぴらごぼう、山芋の千切りと変わらず豪華。いずれも少量ながら心意気を感じます。

  壁に貼られた本日のおススメから刺身3品盛り、蕗の煮物、にんにく焼きをば。いずれもうまし。にんにくは新にんにくのようで柔らかい。そういやここの瓶ビールは何だろうと聞くと、女将さんが「うちはサッポロしかないのよ」と取り出したのはサッポロラガーではないか。

  扱ってる酒屋はほとんどないのに飲める店は多いのではないかな。溝の口や新城の「かとりや」、小杉の「こすぎ」、元住吉の「けんもつ屋」、野川や新城の「遠州」、桜木町の「ゴールデンもつ」、六角橋の「きもち」、かしわ台(海老名市)の「晩菜食堂」と、記憶してるだけでこれだけあります。我が家も近くで扱ってた酒屋が廃業したため入手困難になってしまいました。今や個人で瓶ビールという需要は少ないのでしょう。

  串焼きもなかなか。カシラやレバーなどの定番から、ししとうの肉巻きも。また季節が進んだら訪れてみましょうか。

  4月からランチ営業も始めたようです。850円ながら、嫁はんはこれも来てみたいと。まぁいつになりますやら。

  それだけではなので(?)近所のニャンコを。機嫌がいいと遊んでくれます。

    

横浜僻地(?)への誘い

2014年05月10日 | 横浜市保土ヶ谷区
  横浜市営バス22系統に、1日2回だけ別コースを経由する便があることを知り、さっそく行ってきました。

  それではと時刻を調べようと保土ヶ谷駅西口の時刻表を見ても、「桜ケ丘経由」「大門通経由」とあるだけで詳細が要領を得ない。1日2回ということだけはハッキリしているので途中停留所の時刻を追いかけ、大門通経由和田町駅行きが該当するということが分かるまで時間を要した。地元の人が知っていればいいという話なのだろうか。

  後で見た交通局のサイトによると走り始めたのは2010年3月からとのことですでに4年になる。なのに2013年発行の某社都市地図に反映されていないのだから困ったものだ。それでも何ら問題ないということか。地図調査の仕事を離れてから、こちらもバス路線の改廃はあまりチェックしてこなかった。

  平日は1349時と1520時、土休日は1425時と1623時ということで、土休日の“最終便”に乗ってみます。

  バスが来ました

  乗客は席が埋まるほど。星川あたりで降りる人もいます。横浜新道の下をくぐって相鉄の線路脇に出ると旧7000系の横浜行き特急とすれ違いました。すでに8両編成3本しかいないにしてはよく見かけます。和田町駅でも数人が乗って、その先を左折しSカーブの急坂を登り始めますが市内ではこの程度なら序の口か序二段か。上った先の都市再生機構住宅は一部が建て替えられたものの空き地のままというところも多い。すでに何年もたっているはずで需要が見込まれそうにないのだろうか。建築計画の看板は出ていますが。

  バス停ごとにひとりふたりと降りていき、仏向地域ケアプラザからの新設区間は拙者とばあさまの2人だけになった。生活道路のような道も走るため土地勘がなければどこを走っているのかさっぱり分からないかもしれない。道が狭いために対向車が来ると端へよけて一時停止し“交換”する。

  左手に倒産した(株)横浜シウマイの工場(跡?)を見て矢シ塚公園入口を通る。公園に行ったことはあるはずで(といっても平凡な公園という印象しかない)過去記事に出てこないということはそれ以前か、あるいはちょっと休憩に立ち寄っただけなので割愛したか。「矢シ塚」とはこの周辺の地域名(字名)らしい。由来は検索すれば分かりましたが「シ」がカタカナなのは謎です。

  消防器具置き場前とは取って付けたような名前で、その名の通り地元消防団の用具置き倉庫があるから。ここでばあさまが降りて拙者ひとりになった。でも利用者がいただけホッとします。

  ついに貸切

  農村のような景色の中を走り、仏向原坂を過ぎて次の黄金湯前で拙者も降ります。所要25分でした。バスは和田町駅へ。つまり“9”の字を逆から書くように走ってきたわけです。

  黄金湯バス停(和田町駅方向)
  同反対側
  こんだけ
  少し仏向原坂方向へ戻って

  さてこの路線に乗りたかったもうひとつの目的はバス停名にもなっている銭湯です。数多のバスが走る横浜市と言えども銭湯(公衆浴場)が停留所名になっているのはここだけではないかな。そしてここも「横浜温泉」を名乗り、矢向の富士の湯などもそうで、市内の温泉はみな横浜温泉なのだろうか。

  ほう…

  ここは昔ながらの番台式、バネ式体重計もあります。でもトイレは新式でした。浴槽には温泉成分分析表も貼られてます。ジェットバス機能もありますが押しボタン式で、壁のボタンを押すと3分ほど泡が吹き出す仕組み。人がいなければ停止する“節電”機能なわけか。湯はぬるめで、のんびり浸かって疲れを癒した。

  湯上りにはビの字を。350ml缶が250円と市価並みなので喉を潤す。この銭湯を起終点にしたジョギングマップも配布されています。走り終えたらひと浴びしていってねということか。5kmコースと10kmコースがあり、見ると車に気をつけたほうがいい箇所も。

  “終バス”は行ってしまったので和田町駅まで徒歩で。といってもすぐに水道道に出て右に曲がり歩いて10分ほど。ちょいと一献と思うもこれという店がなく早々に家路につきました。

  下りはウルトラマン電車が来ました