「観光公害」という言葉さえ生まれ、休日は電車に乗るにもひと苦労との江ノ電でも、今の時節の平日なら混むこともないのではないか。そんな目論見のもと出かけました。あまりに混雑してたら引き返せばいいし。
田園都市線、江ノ島線経由で藤沢へ。前者は数を減らしたとはいえまだまだ健在の8500系でした。中央林間では両側のホームに並び、全盛期を彷彿とさせます。
結果としては藤沢までの江ノ島線がいちばん混んでました。 南口を出て藤沢橘通郵便局まで歩きます。遅い残暑見舞いを出すのに風景印を求めるためで。
頭の丸いバス停もなんか懐かしい
無事ゲット
そして第一目標の石上駅まで歩を進めます。事前にツイッターのアンケート機能から、「江ノ電で最も地味だなと思う駅は?」とご意見を募っていたのですが回答してくださったのは5名のみ。聞き方が悪かったのか、そもそもそんな駅あったの?くらいの認識だったのかもしれません。
石上駅
藤沢からの下り電車を観察していると降りてくる人が2~3人います。200円払っても涼めるのがいいのか、はたまた定期券を持っているのか。
ここの券売機で1日乗車券「のりおりくん」を求めます。昨今のウイルス禍で発売を休止していたようですが平日に限り再開しました。いったん藤沢へ戻って駅周辺の観察、そして一気に次の目的地である和田塚へ進みます。
藤沢駅
駅を降りると周囲は純然たる住宅地、海の近くに企業の保養所らしき建物も散見されます。観光要素はあまりないものの、鎌倉海浜公園へ行けば、江ノ電で活躍した「タンコロ」の姿を目にすることができます。
EKSが何の略なのか知らな人も増えたことでしょう(Enoshima Kamakura Sightseeing)
車内へ入ると、もちろん冷房なんかなく、防犯のためか窓も固定されていて開閉できません。 注意書きにはウイルス感染予防のため長時間の滞在は控えるようにとあるが、座ってると床に汗が垂れ、言われなくても長居したい環境ではない。水着姿でサウナ代わりにする人はいるかもしれませんが。
撤収して人がすれ違うにも難儀しそうな路地を歩き駅の西口(?)へ。(冒頭写真) 側溝の蓋の上を通って入る甘味処も魅力的ですが忍の一字とします。
通りへ出ると湘南クッキーの自販機があり、わりと廉価なのでお土産にします。
クッキー自販機
1000形電車
駅へ戻ると鎌倉行きが。釣掛駆動の1000形が来たとあっては見逃す手はない。あれうれしやと喜び勇んで車中の人となる。発車するごとに響いてくる重低音ドルビーサラウンド、そして極楽寺トンネルの上り坂でいっそう響いてくるさまに強く感銘を受ける。
峰ヶ原信号場で行き違い。最前部に座れたので江の島とともに。
次は少し観光気分をと鎌倉高校前で降ります。藤沢方の小さな踏切を渡って海へ。さすがに泳ぐ人の姿はなく、砂浜にもまばら。日に焼いて夏の名残を楽しんでいるようです。
戻ると駅員の姿はありますが硬券入場券はすでに発売していないよう。かなり昔に買い求めているので悔しくはないものの、駅員も常駐ではないのかな?
目の前は海だヒャッハー
交差点名は「駅前」なんですね
次いでは柳小路へ。ここも地元の人以外にはあまり存在感がない駅かもしれません。東へ足を向け、スーパーマーケット「ヤオコー」を探索します。地ビールもありますがこれは横浜でもわりと買える。ホッピーが99円(+税)と安く、思わず手にしてしまいます。
鵠沼で昼食(後述)ののち、鎌倉まで乗り通してあまり遅くならないうちに家路につきます。全国有数の観光地を走る路線ですが、土地に暮らす人々の生活が垣間見える、そんな新たな魅力を発見できた今回の旅でした。
ただ行った先は生活区域なので、大勢で足を踏み入れて騒ぐことはご遠慮ください。(行く人もいないかもしれませんが)
今どき珍しい?新聞自販機
【今日の昼食】
きせん(藤沢市鵠沼松が岡1丁目1-2)
☆カツカレー 900円+アイスコーヒー 450円
どこでお昼をと地図アプリを開いたら、鵠沼駅周辺ならありそうと降りてみました。西口を出て1分ほど、店の構えもなかなかに渋い。口ひげをたくわえたマスターにカウンターの宿り木、そしてテーブル席、なんとも懐かしい雰囲気に包まれます。昭和の学園ドラマなら放課後に高校生がタムロしてそうな。メニューにはアルコールもありますが、ここは正統派にコーヒーを。クリームやシロップも決して安物ではありませんよこれは。食してると近在の顔なじみらしきマダムが。カウンターに座って紫煙をくゆらせるも、なんかこの店ではすべてが絵になりそう。豊富なメニューの中から無難にカレーなんぞ頼んでしまったが、マダムが注文したカツサンドが美味しそうで、再訪あるか? 由緒正しき昭和の喫茶店を堪能させていただきました。
田園都市線、江ノ島線経由で藤沢へ。前者は数を減らしたとはいえまだまだ健在の8500系でした。中央林間では両側のホームに並び、全盛期を彷彿とさせます。
結果としては藤沢までの江ノ島線がいちばん混んでました。 南口を出て藤沢橘通郵便局まで歩きます。遅い残暑見舞いを出すのに風景印を求めるためで。
頭の丸いバス停もなんか懐かしい
無事ゲット
そして第一目標の石上駅まで歩を進めます。事前にツイッターのアンケート機能から、「江ノ電で最も地味だなと思う駅は?」とご意見を募っていたのですが回答してくださったのは5名のみ。聞き方が悪かったのか、そもそもそんな駅あったの?くらいの認識だったのかもしれません。
石上駅
藤沢からの下り電車を観察していると降りてくる人が2~3人います。200円払っても涼めるのがいいのか、はたまた定期券を持っているのか。
ここの券売機で1日乗車券「のりおりくん」を求めます。昨今のウイルス禍で発売を休止していたようですが平日に限り再開しました。いったん藤沢へ戻って駅周辺の観察、そして一気に次の目的地である和田塚へ進みます。
藤沢駅
駅を降りると周囲は純然たる住宅地、海の近くに企業の保養所らしき建物も散見されます。観光要素はあまりないものの、鎌倉海浜公園へ行けば、江ノ電で活躍した「タンコロ」の姿を目にすることができます。
EKSが何の略なのか知らな人も増えたことでしょう(Enoshima Kamakura Sightseeing)
車内へ入ると、もちろん冷房なんかなく、防犯のためか窓も固定されていて開閉できません。 注意書きにはウイルス感染予防のため長時間の滞在は控えるようにとあるが、座ってると床に汗が垂れ、言われなくても長居したい環境ではない。水着姿でサウナ代わりにする人はいるかもしれませんが。
撤収して人がすれ違うにも難儀しそうな路地を歩き駅の西口(?)へ。(冒頭写真) 側溝の蓋の上を通って入る甘味処も魅力的ですが忍の一字とします。
通りへ出ると湘南クッキーの自販機があり、わりと廉価なのでお土産にします。
クッキー自販機
1000形電車
駅へ戻ると鎌倉行きが。釣掛駆動の1000形が来たとあっては見逃す手はない。あれうれしやと喜び勇んで車中の人となる。発車するごとに響いてくる重低音ドルビーサラウンド、そして極楽寺トンネルの上り坂でいっそう響いてくるさまに強く感銘を受ける。
峰ヶ原信号場で行き違い。最前部に座れたので江の島とともに。
次は少し観光気分をと鎌倉高校前で降ります。藤沢方の小さな踏切を渡って海へ。さすがに泳ぐ人の姿はなく、砂浜にもまばら。日に焼いて夏の名残を楽しんでいるようです。
戻ると駅員の姿はありますが硬券入場券はすでに発売していないよう。かなり昔に買い求めているので悔しくはないものの、駅員も常駐ではないのかな?
目の前は海だヒャッハー
交差点名は「駅前」なんですね
次いでは柳小路へ。ここも地元の人以外にはあまり存在感がない駅かもしれません。東へ足を向け、スーパーマーケット「ヤオコー」を探索します。地ビールもありますがこれは横浜でもわりと買える。ホッピーが99円(+税)と安く、思わず手にしてしまいます。
鵠沼で昼食(後述)ののち、鎌倉まで乗り通してあまり遅くならないうちに家路につきます。全国有数の観光地を走る路線ですが、土地に暮らす人々の生活が垣間見える、そんな新たな魅力を発見できた今回の旅でした。
ただ行った先は生活区域なので、大勢で足を踏み入れて騒ぐことはご遠慮ください。(行く人もいないかもしれませんが)
今どき珍しい?新聞自販機
【今日の昼食】
きせん(藤沢市鵠沼松が岡1丁目1-2)
☆カツカレー 900円+アイスコーヒー 450円
どこでお昼をと地図アプリを開いたら、鵠沼駅周辺ならありそうと降りてみました。西口を出て1分ほど、店の構えもなかなかに渋い。口ひげをたくわえたマスターにカウンターの宿り木、そしてテーブル席、なんとも懐かしい雰囲気に包まれます。昭和の学園ドラマなら放課後に高校生がタムロしてそうな。メニューにはアルコールもありますが、ここは正統派にコーヒーを。クリームやシロップも決して安物ではありませんよこれは。食してると近在の顔なじみらしきマダムが。カウンターに座って紫煙をくゆらせるも、なんかこの店ではすべてが絵になりそう。豊富なメニューの中から無難にカレーなんぞ頼んでしまったが、マダムが注文したカツサンドが美味しそうで、再訪あるか? 由緒正しき昭和の喫茶店を堪能させていただきました。