とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

腕時計を引き取りに

2011年05月31日 | とのさまの休日

  腕時計のバンドが壊れた。買って3年も経ってないけれど、樹脂製なので金属製ほど丈夫ではない。といって、やはりないと不便ですな。ケータイにも時計はあるけど秒までは表示されないし、なによりサッと確認できるのは代え難い。

  先週のこと、まずはメーカー(カシオ)の問い合わせ窓口に電話を。型番を伝えて代金を訊くと3800円+消費税だという。ちょっと待て。これはメーカー希望小売価格だと1万円以上するものを横浜のヨド○シで3980円(税込)で買ったのだ。バンドの方が高いのかよ

  とはいえやむを得まい。電車に乗って桜木町にある横浜サービスステーション(SS)へ持ち込みました。(地図)

  するとそこで驚愕の事実を知らされる。電話で聞いた見積もりは工賃が含まれたもので、ここでは部品代のみでいいという。そして時計を預けて今日になり引き取ったのでした。

  ちなみに前もって直接SSに電話しておけば、部品を手配してその場で修理するから足を運ぶ手間も一度で済むという。では次からそうしよう。そう何度もあってほしくないが本音ですけど

  冒頭写真はSSがある日石横浜ビル16階からの風景、鶴ヶ峰方向を望んで。怪しまれない程度にうろうろ。

  その後は「ぴおシティ」地下2階のゴールデンもつで昼食に。日替りの一つ「味噌串かつ定食」(700円)と、「生ホッピー」なる文字が気になり小(380円、大は450円)を1杯だけ。氷なしのロンググラスに注がれた樽生ホッピーはよく冷えてうまい。むしろなまじのビールよりいいかも

  陶然として家路に。国電桜木町駅は節電のため券売機が3~4台休止。それなら誰もいない指定席券売機で買ってみる。ちなみに拙者はなるべくICカードでは乗らないようにしている。“電子マネー脳”というネタ云々ではなく(笑)事故などでの振替輸送ができないから。

  
  経由表記は最短距離となる「新川崎」なんですな。

  川崎からの南武線はちょうど快速が来ました。

  

  最後尾(1号車)はガラガラ。矢向に停まらないからで、停車駅の中で出口に近い駅がないためでしょう。

制服も考えてほしいな

2011年05月27日 | 新聞投書から
  先日から始まった「朝日新聞デジタル」を申し込みました。紙を購読しているためプラス1000円で済みますし、今なら7月末まで“お試し期間”のため無料で利用できます。

  デジタル版だとニュースやコラムだけではなく、今まで読めなかった他地域(東京本社版以外)の「声」欄も読むことができ、それが大きなメリットのひとつです。ここで批評(主に批判)する得体の知れないものばかりでなく、心が和むものや地域の事情も知ることができます。何よりも引用が楽になりました。今までは紙面を見ながら1字ずつ打ち込んでましたから。

  なので早速その中から。名古屋版掲載でしょうかね。投書者は名古屋市名東区の49歳パートさんの女性です。


徹底した夏向きの仕事着を

  この夏、節電で大変な事態になりそうなことを受けて、あちこちのオフィスでTシャツにジーパンのような格好での勤務がOKとなっている。たいへんいいことだと思う。 
  もとより、男の人が真夏でも背広にネクタイ、長ズボンで通さなければいけないのが、気の毒で仕方なかった。暑い時には涼しくするのが自然である。
  この際、この事態がおさまっても定着するよう、服飾業界あげて、新しい夏の仕事着のデザインに取り組んではどうだろう。
  ネクタイなし襟なしの半袖の薄物に、ショートパンツ丈のズボン、サンダルのような靴で、なおかつきちんと見えるデザインを提案するのだ。もちろん、女性用も考えてほしい。
  昔の省エネルックとか、クールビズのような「やってますよ」という中途半端なものではない。もっと徹底して涼しく過ごせるような、まったく新しいデザインを期待している。
(引用終)


  ユ○クロやパシ○スあたりですでに売ってそうな気はしますけど、それはさておき、こうなると拙者のような制服のある職業は置いてけぼりです。シャツは、入社したときは裾を出していてもよかったのですが、後にズボンに入れるよう指導されました。それに加えてエプロンもしているため盛夏時は暑い。もっとも、作業していると徐々に出てしまうのですが。

  ところが見てみると女性の方々は裾出しが多くいらっしゃる。シャツの形状を見ると背の裾はフラットなので、出していてもみっともないようには感じません。なぜ男性はNGなのか不可解です。

  と、ここまで書いて、聡明な関東の鉄道マニヤの方々はピンときたでしょう。そうです、昔の東急乗務員の夏服です。

  裾の長い開襟シャツで背後はダブルスリット。今なら時代の最尖端でしょうに、変えてしまったのが惜しまれるほどです。むしろ今夏はその夏服着用を認めては? 体型が変わって着られない? そこまでは…

  親会社が率先すれば子会社だって(しめしめ

「軟弱者」と言いかけて

2011年05月21日 | 新聞投書から
  今日の朝日新聞「声」欄から。投書者は江戸川区の19歳大学生、お名前からして男性のようです。

ラッシュ時クーラー入れて

  今年から大学生になり、地下鉄で通っています。先日、車内は満員でとても暑かったのですがクーラーはとめられていました。代わりに窓が10センチほど開いていましたが、大きく開けると危ないし、皆さん、かなり汗をかいていました。節電は必要ですが、満員電車の中ではクーラーをつけてほしいと思いました。
  以後、僕は大学には替えのTシャツを持っていき、着いたら着替えるようにしています。でも洗濯物が増え、その分、電力はかかります。そしてなにより、働いている人の場合、朝から汗をかくような空間で体力を奪われ、大変だと思います。
  駅構内の照明をさらに見直すなど、他に節電できるところはもっとあるはずです。
  日本は、これから復興するために頑張らなくてはいけません。なので、働いている人が、朝から満員電車の中で体力を奪われるようなことは、減らしてほしいと思います。
(引用終)


  汗っかきや暑がりはどこにでもいますけど、それにしてもずいぶん大袈裟な表現が続きます。まず、「(窓を)大きく開けると危ない」とありますが、具体的に何がどう危ないのでしょう? 昔の車輌はそれこそ窓枠の大きさすべて開けられる車輌も、国電などで多く見られましたが今や首都圏ではごく少数になりました。それでも危ないなんてなかったですね。かつて千葉あたりでは“箱乗り”して命を落とした阿呆もいたようですけど。江戸川区は千葉に近いから似たようなのが現れますかね。

  なお地下鉄に乗り入れる車輌には特別な基準があって、窓の最大開口面積も地上用に比べて小さくされています。目一杯開けても3分の1程度ですし、今の車輌は上からしか開けられないようになっています。

  次に、着替えのTシャツを洗濯する電力が増えるって、どんなTシャツですか? Tシャツ1枚増えただけでどれだけ消費電力が増えるのか、是非とも試算していただきたい。まさかTシャツ以外は洗濯してないわけではないでしょうね。

  19歳なら知らなくて当然かもしれませんが、地下鉄の車輌に冷房が搭載されるようになったのは昭和も末ごろです。世が平成になっても地下鉄では非冷房車が多く走っていて、それまでは駅やトンネル冷房が主流でした。理由は冷房の廃熱でトンネル内の温度が上昇するためです。それでもサービス向上や、乗り入れが増えて地上を走るケースが増えたため冷房を搭載するようになりました。

  つまり図式を変えれば、車内を冷やした廃熱をトンネルや駅の冷房で冷やすという二重冷房になり、Tシャツの洗濯のために必要な電力の比ではありません。投書者はこの点を見逃しているように思います。

  投書者がお住まいの江戸川区を走るトーチカ東西線は地上区間が多いため車内は暑いかもしれません。しかしトンネルに出入りするたび冷房を入り切りしていては面倒です。トンネルを出るから窓を開けろと案内しても無理でしょう。逆に窓を開けっ払って冷房という、それこそ無駄を生むだけになってしまいます。

  今やエアコンを使うことが当たり前になり、車輌の構造もそれが前提なのか、昔の車輌に比べて窓の開口面積も小さくなっているようです。暑かったら窓を開けるなんて、20年前なら当たり前のことでも、それをする人も少ないように感じます。

  そして満員電車程度で体力を消耗する。拙者のような“昭和”の人間には信じられないことですが…。利便を追求するあまり、それが人々を過保護にして軟弱にしてしまったのでしょうか。

もういちど横浜放浪記 ~笹山団地、緑園都市

2011年05月14日 | 横浜市泉区
  今までの「追憶」から変えました。

  カテゴリーは泉区とします。ご了承を。

  休みごとにダラダラでは気も滅入る。2日連続で過労死寸前まで働いた、は大袈裟にしても、上司に「痩せられたんじゃないの?(笑)」とまで言わしめるほど働いたのは確か。そこで気分転換にこのえにっきでなぜか大人気(?)の笹山団地へ、それではと行ってみることにしました。

  横浜駅西口から市バス92系統で。コメントにもいただいた県公社の住宅を一瞥すると、「住人以外立入り禁止」の看板も。なるほどそれでは配達人も咎められるわけだ(?)

  改めて見てみると、確かにバス通りに向けて防犯カメラもあるし、看板類やら柵やらものものしい。けっこうお金かかったんじゃないかな。

  相鉄ローゼンと商店街入口

  

  団地の外れには小さな商店街も。アーケードといっても開いてる店は4~5軒ほど。パン屋さんで105円のラスクを買いました。

  

  適当に後にして徒歩で西谷駅へ。途中には長閑なキャベツ畑も広がったり新幹線を見下ろせる場所も。そして電車で緑園都市へと向かいます。

  目当ての店は弥生台方向へ数十秒歩いた相鉄線高架下の「鳥正 緑園都市店」です(冒頭写真)。入るのはなんと6年ぶり。当時はまだ新しい店で静かな雰囲気としか記憶にない。

  ところが今日はというとご常連さんで賑やかなこと。店外でサテライト席を作って興じるギャル(死語)もいる。拙者も最初はカウンターから離れた丸テーブルにいたものの、グループ客が来たためカウンターへと促される。

  注文したのは串焼き何本かと、本日のおススメである姫竹の浅漬け(200円)。これが絶品で、拙者が食べてるのを見て横にいるご常連さんも釣られて注文。そしていつの間にやら溶け込んでご常連さんと談笑に興じている雲葉さんであった。

  いや~、わりと新しい街ということで気取った人が多いのかなと思ったら、とんでもなかったですね。こういう郊外の住宅街に下町的な雰囲気っていうのも、また味わい深いものがあります。ということはですよ、ひょっとしたらこのような店が他にもあるんじゃないでしょうかね。ということで1~2軒、探しに行こうと思います。では

薫風に 七色の街 黄昏し (雲葉)

  土曜の夜は、つらい気持ちも晴れる…(ダブルパクり)

  

  帰りの乗車券。“東日本線”に「?」と思うヤングもいそう。

アルカードが改称!         か

2011年05月08日 | 新聞×読み
  今日の新聞の折込広告から。

  中原駅高架下のアルカード武蔵中原2階に、10分散髪で有名な「QBハウス」が5月30日に開業するという。

  チラシの隅にノベルティプレゼントなるクーポン券が付いてるけれど、拙者は理容で利用することはなさそう。やっぱ散髪するなら顔も剃ってもらいたいし。

  そして別の求人広告を見ると讃岐うどんの「丸亀製麺」も5月末開店予定とのこと。同じ2階にあった中華料理店が閉店したため、その跡に入るのではないかな。

  ただ気になるのは、どちらも店名が『Beans(ビーンズ)武蔵中原店』となっていること。ショッピングセンターを運営するジェイアール東日本都市開発が「beans」という名称でも展開しているため、はたまた中原は改称されるのかどうなのか。

  今後に要注目(そして書いた拙者が忘れてしまうのはよくあること

21世紀の中学校は

2011年05月07日 | とのさまの休日
  近所にある川崎市立西中原中学校が、新校舎完成で内覧会を開催するとのこと。正門前の掲示には気づいてましたが、我が家にもわざわざチラシが投函されたので行ってみました。ツイッターのフォロワー氏とは別の知人のお子さんが通っていることもあり、せっかくなので覗いてみましょう。防犯上の点から写真はあまり公開いたしませんのでご了承を。

  受付を済ますと入口でいったん待機。何人かがグループになり、旗を持った生徒がツアー形式で案内してくれます。今年度の1年生は505名とまたにぎやか(屋上側面の掲示による)。この少子化の時代になんでそんなに子供がいるのやら。

  まずは階段を上がって4階まで。冒頭写真は途中の踊り場から中原駅方向を望んで撮影しました。

  見学者は卒業生らしき制服姿の高校生から近隣の年配者までさまざま。随所に警備を兼ねた先生が立ち、声を掛け合っています。そんななので先生方の口調も敬語とタメ口が混ざり、やがてこんがらがって我々にもタメ口に。(笑)

  旧校舎は側廊下式だったのが新校舎では中央廊下式に。昼休み近くになると近所の焼肉店から匂いが流れてきて空腹に堪えたと言われてましたがこれで“改善”されたか。

  今の学校らしくコンピュータ室もあります。クラス全員が使える台数があるとのこと。OSはと質問すると“七”でも“眺望”でもなく“経験”のままらしい。

  図書室にも案内されたので、手近の新しそうな本を手に取り奥付けを開くと、なんと貸し出しカードがあり、借りた人の名が鉛筆書きされてます。デジタル化でこんなのは過去の遺物かと思ってましたが、しっかり残ってるんですねぇ。柊あおいの「耳をすませば」の世界はまだまだあるのかどうか。拙者は映画版よりも、丸顔の原作版の雫ちゃんのほうが味わいありますね。真夏に涼しい顔でホットコーヒーを飲む聖司くんのお兄さん(航司)も面白い人なのに映画版では出てこないし。

(閑話休題)
  途中で休憩して麦茶をいただき、おおよそ40分で校内をひと回り。時代は変わってもやはり学校は学校なんですね。真新しい校舎も、生徒たちが想い出という手垢で汚していくことでしょう。

  

  最後に、洗面台のこれも健在です。もっとも拙者が子供のころはみかんを入れるネットの再利用でしたが。カネヨ石鹸のクレンザーも学校ならではか。

いつも利用する駅

2011年05月04日 | 新聞投書から
  今日の朝日新聞「声」欄から。投書者は山形県米沢市の64歳男性です。

駅の節電は弱者に配慮して

  上京して驚きました。JRの駅でいつも使っていたエスカレーターが節電を理由に止まっていました。私は左足に軽いまひがあるので、手すりにつかまりながら、階段をやっとのことで上り下りしました。
  東京の駅の階段の多さにはいつも閉口します。エスカレーターが止められているなかで、駅を利用している高齢者や妊婦さん、そして障害のある方々は階段をどのようにして上り下りしているのでしょうか。
  関係者はエレベーターがあるとおっしゃるかもしれませんが、そういった弱者にとって、数少ないエレベーターを探して長いホームを移動するのはどれだけ大変か、おわかりになっているのでしょうか。
  もちろん、東京電力の現状を考えれば、節電は必要でしょう。ただ、駅は不特定多数の人が利用する公共施設です。その公共施設で弱者を犠牲にした節電でいいのでしょうか。関係者の再考を望みます。
(引用終)

  一見もっともらしいですが、実は大きな思い違いに基づいていることがわかります。大半の人は“いつも使っている”駅なら構造くらい把握していて、エスカレーターやエレベーターがどこにあるかくらい頭に入ってます。

  拙者の勤務先の店にも時おり白杖を突いた方がいらっしゃいます。独りで来店して弁当や飲みものを手にし、独りでレジに来られます。早朝なので特に売り場内に店員の姿が少ないということもあります。感じからしてほとんど見えている様子はないのですが、財布を探る様子から、紙幣や硬貨は形状で把握しているよう。(弁当や飲みものも容器の形状で内容を理解しているのかも)

  そして店外までは誘導するものの、いつもの店なので勝手は分かっているのでしょう。

  投書についての結論を言えば、ご自身にとって都合のよい場所にあった便利な設備が消えたことに憤慨しているのだと思います。「数少ないエレベーター」というなら、エスカレーターだって何箇所も設置している駅はごく稀です。今後はエレベーターに近い車輌に乗車するようになさればよいでしょう。

  その一助のためにも健康な人は階段を利用しましょう。ドアが閉まりかけたエレベーターに駆け込むほど体力が有り余っている人は特にそうしてください。そして鉄道事業者も一方の階段をすべて潰してエスカレーターにしてしまう悪習を断ち切ってください。

また「ちきちき」

2011年05月03日 | 酔いどれとのさま
  我が家には毎度お馴染みとなった、上小田中交差点前の「ちきちき」が開店5周年とのことで串焼き10本盛り合わせ390円セールを実施中(8日まで。冒頭写真は中原駅前に“さりげなく”置かれていた看板)。嫁はんは書き入れ時で帰りが遅いだろうしということで旧知に声をかけて計4人で集まりました。

  メンバーは日野市在住の結婚1周年の夫妻と八丁畷氏。夫妻に会うのはちょうど1年ぶりです。お元気そうでなにより。

  実は今日は等々力球場で蹴球開催ということに気づかず、しかも昼間試合なので終了後の面々が立ち寄るのではないかと入場が危ぶまれていました。結果としてはちょうど退出する人がいて、頃やよしと入店叶いました。

  まずは生ビール。メニューが新しくなってました。でも料理のバリエーションは増えたのか減ったのか。日替りのおススメを頼むことが多いので、レギュラー品はなかなか気づきません。

  その本日のおススメの中から鰹と鰺の刺身を頼むと、おろしニンニクが添えられてました。こういう食べ方は初なれど意外とイケますね。青森の「田酒」も文字が見え、1100円の大徳利を分け合い。

  話題はというと、趣味仲間なので鉄道関連と「酒場放浪記」の話。吉田類氏を肴にして会話は弾みました。

  なんといいますか、今ふうの中にもどこか懐かしさを感じさせる店ですね。店員さんも若い人ばかりでパワーがあります。でもね、この界隈には、まだまだあるんじゃないですかねぇ。ちょっとそんなところを、もう1~2軒、探して帰ろうと思います。では

旧友と 鉄路(わだち)語らい 千鳥足 (雲葉)

  時には、想い出を肴に呑むのもいい…(果てしなきパクり)