とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

今回のおみやげ

2011年10月26日 | とのさまの漫遊
  今日(26日)付の信濃毎日新聞記事にもありましたけど、塩尻のワイン作りも佳境ということです。

  今回のお土産はって酒ばっか

  左から長野県塩尻市洗馬の美寿々酒造製「美寿々」、その隣がおなじみ新潟県新発田市の「菊水」、一番右へ行って新潟県加茂市の雪椿酒造製「越乃雪椿」、いずれも純米吟醸ひやおろしという豪華ラインアップです さすがどれもうまいですなぁ。

  そういえば新潟へ行ったのに「栃尾揚げ」を食べませんでした。居酒屋のメニューにはあったんですけど、一人だとそれでお腹いっぱいになりそうだったので頼まなかったのです。なので勤め先のスーパーで買ってきて嫁はんと一杯。全く同じものが長岡のスーパーでは40~50円安く、送料と考えれば妥当か。でも昨日は広告の品で油揚げ・豆腐類2割引だったので、現地並みの値段で買えたわけ。

  さて右から2番目は、塩尻は五一わいんの新酒です。ちょうど頃やよしと出たばかりでした。

  何種類かある中から「セイベル9110」(白)を。試飲させてもらったところ、ナイアガラは毎度おなじみの、いわゆる“デイリーワイン”に対し、セイベルは酸味のパンチが強く、ちびちび楽しむのにいいかも。アテは料理よりも“乾きもの”と合いそう。

  今回は「佃煮3点セット」はなく、買ったのは「さなぎ」だけ。イナゴも高価になり、ハチノコは売ってさえいませんでした。もはや本当にキャビアやトリュフを追い抜く日が来るか?

  塩尻駅にて

仕事に責任を持つということ

2011年10月21日 | 新聞投書から
  10月17日付朝日新聞「声」欄から。投書者は静岡県富士市の72歳無職さんです。


『記名入りのレシートは疑問だ』

  スーパーなどで受け取るレシートに、レジ担当者の名前が入っていることがある。店にとっては、取扱者が誰か一目でわかり、誤りがあった場合の責任の所在をはっきりさせるのに便利なシステムだと推測する。従業員管理上は有効だろう。
  名字だけの場合が多いが、しかし、不特定多数の消費者にレジ係の名前が知られることは、果たして望ましいことだろうか。今はプライバシー保護とか、個人情報保護が重視される時代だ。そういう時代であるという認識を、店の管理者は持っているのだろうか。
  担当が誰だったかわかる必要があるなら店側だけがわかる符号で良いはずだ。名前を入れる店は、レジ係がどんな気持ちでいるか、考えてあげてほしい。
(引用終)


  これは近ごろの新聞に署名入りの記事が増えたことに対して声欄担当者さんが間接的に抗議しているんでしょうか。(笑)

  ハッキリ言って余計なお世話ですし、個人情報云々というなら名札も廃止されているはずです。それより何より、イヤなら最初から働いてません。そのうち個人情報だからと子供に名前をつけず記号にする親も出てきそうです。スポーツでも選手個人名を出しての応援は禁止しましょう。

  ピザなどの宅配だけでなく、電話で何かしらのサービスを受けると、電話を受けた人は「○○が承りました」と名乗ります。東急でも一部の路線では運転士と車掌の紹介があります。それもすべて「私が責任を持って仕事をしていますよ」という現われでしょう。要不要はともかく、それをもってプライバシーだ個人情報だのを持ち出すのは馬鹿げてます。

  旅行から帰り、たまった新聞を広げると、いきなり強烈な電波投稿を目にしました。幸いなのは投書者がとうに引退していたということでしょうか。現役時代にどんな仕事ぶりだったのか聞いてみたいものです。

  ちなみにまだこの投書を読んでいない嫁はんに話したところ、投書者の年齢について当たらずとも遠からずという答えが返ってきました。かつての流行歌にあったように、“サラリーマンは気楽な稼業”だっだ時代の人なのでしょうかね。


  この投書も内容が内容なだけに投書者の氏名も記すものかと考えたのですが、ここでの慣例どおりにしました。

奈良井へ

2011年10月19日 | とのさまの漫遊
  今日は嫁はんと塩尻市地域振興バスに乗って奈良井へ行きます。塩尻駅へ行くと、昨晩は気づかなかったのですが東口の左手に塩尻市観光センターなるものができています。今年5月開業だとか。帰りに覗いてみると、ワインやお菓子など土産物の売店や喫茶などが入っている。「コアしおじり」が閉館して不便に感じていたのでこれはありがたい。ちなみにコアしおじり跡は周辺の元パチンコ店などとともに再開発ビル(仮称)を建設中。外観からしてマンションにでもなるのかな?

  観光センターの外観

  1000時の奈良井方面権兵衛橋行きは松電バス(アルピコ)ではなく大新東の受託(冒頭写真)。なんか聞き覚えのある会社と思ったら、京急金沢文庫駅と金沢区内のある大規模マンションとを結ぶバスを運行している会社だ。ずいぶんあちこちで事業展開しているものだ。楢川村営時代から受け継がれ、塩尻駅まで乗り入れるようになったらしい。

  じつは塩尻在住のツイッターで相互フォローしている人物から、あまりいい評判を聞いていないのです。ところが乗ってみると、この運転手氏に関しては動作もキビキビしているし丁寧だ。

  さて、バスは10人程度の乗客を乗せ、市の中心部をぐるりと回って国道19号へ出る。その途中にあった、武蔵中原にもあるカレーチェーンに「山賊焼カレー」なる幟を見て目を丸くした。塩尻市を山賊焼発祥の地として大々的に売り込んでいるようだけど、ここまでしているとは驚いた。

  バスは随所で国道を離れて集落に立ち寄りながら進む。洗馬や日出塩駅前を通るけどバス停はない。路線ごとに住み分けるためか。40分ほど走って贄川公民館で下車。運賃はなんと均一100円なり。少し戻って贄川局へ革命的に突撃すると、一つ手前の贄川関所で降りた老夫婦もやってきて一緒に局へ入る。どうやらご同好の士らしい。ところが拙者の横開き型通帳(まだ使ってる)を見て目を丸くしたのだから、隠居後に新たに始めた趣味だろうか。

  ちなみに氏は「利息不要(と言っていた気がする)とすることで通帳の印字を1行おきにしてゴム印の押印スペースを確保している」らしい。 ←この点で詳しい方、ご教授をお願いいたします

  贄川関所  贄川駅

  贄川は関所以外にこれというものもなく。駅へ行くとさっきの老夫婦がまごついていた。無人駅で乗車駅証明書発行機の類いもなく、どうすればいいのかと。電車の車内に整理券発行機があるので、それから取れば良いと教える。1103時の中津川行き1826Mでひと駅、木曽平沢で降りる。老夫婦はそのまま奈良井へ直行した。

  平沢といえば漆器なのだが平日に来る観光客なんぞいやしない。店も休みなのか廃業したのかさっぱり。平沢局へ攻め込んで経験値(略)し、川沿いの道にある「詰所前」バス停から1151時発の振興バスで奈良井へ向かう。バスは楢川診療所へ寄り、またまた国道から分かれて奈良井駅に入ったと思ったらUターンしてまた国道へ戻る。そして街外れの権兵衛橋が終点だ。目の前にSL(C12)が飾られている。
  
  権兵衛橋のC12

  奈良井は国有放送のドラマのロケ地として用いられたそうで、今も観光バスでやってくる団体客が多い。それを横目にする地元の人は「どうせ一過性だからさ」とあっさり。奥まった場所にある奈良井局を不退転の決意で正面突破し、ここではハガキに風景印も所望する。ちなみに奈良井は“な”にアクセントを置くのが地元流の呼び方というのは嫁はんの談。例外は奈良井川くらいだそう。

  古い町並みをぶらぶら歩き、水曜なので定休日という店も少なくない。ところでさっきから何か飛び交っている。よく見るとスズメバチで、まだ気性が大人しいからいいものの危険ではある。

  線路脇の道を進むと、何か所か“秘密の踏切”がある。警報機も遮断機もない小さな通路で、あくまで地元民向け。観光客は絶対に渡らないようにとの立て看板があります。電車の時間くらい時刻表を見れば分かるよ、などと思うべからず。ここは貨物列車も頻繁に走る。それらも熟知している地元民だからこそ利用できるのだ。

  奈良井地区内で見た看板、雪をその辺に積み上げる人もいるんですな

  デザート代わりに五平餅も食べ、1400時の振興バスで塩尻駅へ戻る。旧線のトンネルを眺めたりしながら1時間強の道のり。電車の3倍近い時間とはいえ運賃は4分の1というのは魅力的です。車窓も意外と退屈しません。帰りの運転手は塩尻市街近くまで放送を流しませんでした。途中で降りる人はいないのでしょうかね。やはりというかほとんどが塩尻駅まで乗り通す人でした。

  奈良井駅、手前に振興バスのバス停が見える


【今日の昼食】 
食事処 松波(塩尻市奈良井397-1)
 ☆イワナの甘露煮定食 900円
   嫁はんの好物であり拙者も同じものを。蕎麦屋と喫茶しかない中で唯一と言っていい定食屋さんです。店内に「祝開店」なんて文字も見え、なんと先月開店したばかりのよう(御宿伊勢屋のサイト)。店内は小ぢんまりでメニューもそう多くないけれどビール(キリンラガー中瓶)もあるので1本(500円)、それとモツ煮(400円)を1人前いただく。ウマー(*´∀`)。今日も思わぬ店に巡り会えました。店内を一瞥して「蕎麦屋じゃないんだ」と言って引き返していく人もいたけど、逆にこちらは蕎麦屋にしなくて良かった。このえにっき用に領収証を所望すると、店名や所在地のハンコがまだなのか作ってないのかすべて手書き。もらう人もそうはいないのかな。

さよならを手に

2011年10月18日 | とのさまの漫遊
  目覚まし時計より早く目が覚めた。ホテルご自慢という朝食はさすが。おかずも豊富だけれど、なによりお米がおいしい。今回は泊まっただけの町だけど次はのんびり来たい。

  十日町駅

  小雨降る中を駅まで。歩道の大部分に屋根があるため傘は使わずに済むのはありがたい。十日町駅にはなぜか売店がなかった。ほくほく線側にはあるのだが開店前とのことで残念。戸狩野沢温泉行きは跨線橋を渡って2番線から出発する。ボタンを押してドアを開け、車内に入ると暖房効き過ぎで暑い。たまらず上着を脱ぐ。列車は単行だけど乗客は拙者を入れて3人。長岡発の1122Dから何人か乗り換えてきたよう。

  千曲川(飯山線車内から)

  飯山線は初めて。公社時刻表10月号では7月の豪雨で運休区間があるとの註釈があったけれど今は開通してます。沿線は大雪に豪雨だけでなく、近ごろは地震という第3の勢力にも悩まされ、車窓にも所どころ工事の光景が。並行する道路も地割れが目立つ箇所があり、遠目には割れ目にガムテープをツギハギしているようにも見えます。どういう補修なんだろう。

  長野県に入った戸狩野沢温泉で長野行きに乗り換え。飯山では頭上に建設中の北陸新幹線の高架が威容を放つ。徐々に乗客が増えて豊野で信越本線と合流。行き違う189系は水垢汚れなど傷みが目立つ。新幹線開業でお役御免だろうとはいえ、もう少し綺麗にしてやってもいいのではないか。

  長野では豊野方の4番線から、同じホーム篠ノ井方の3番線へと乗り換え。待ち合わせの間に「しなの」が何本か発着するけど8両やら12両やらの長編成だ。修学旅行でも乗せたのだろうか。やはり編成が長いと“特別急行”という感じがする。

  しなの鉄道115系

  しなの鉄道の車輌でひとまず篠ノ井へ進み、コインロッカーへ大荷物を押し込み身軽になる。今回の旅では膨大と予想される需要に対処すべく予め銀行で百円貨1本(5千円相当)を両替してある。駅西口を出てまずは五明簡易局を攻める。南下して跨線橋を渡る手前に、この辺は宮前地区と云うらしく「宮前区の生い立ち」なる看板を目にした。なんだか親近感のある地名であります。

  篠ノ井の宮前区

  御幣川(おんべがわ)簡易局をも突破していったん駅へ戻り、長野へ引き返す。今回の乗車券は弥彦から飯山線、篠ノ井線経由で南武線鹿島田までの片道券のため、長野までは経路の逆行となるので別途購入する。

  長野駅では目的のバスまで9分の連絡なので早足で。ところが東口に来てもバス乗り場の案内がない。スキー場方面などはあるのだが一般路線のが見当たらないのだ。地元民が知っていればいいのだろうが不親切ではある。通りかかった運転手さんに教えていただいた。

  須坂行きバスは中乗りではなく後乗り式。中型車なれど座席がほぼ埋まるほど乗っている。最後部に陣取りまったり。

  エムウエーブ(バス車内から)

  乗客は減っていく一方で、千曲川を渡ったのは拙者を含めて2人だけ。その先左手に長電の2500系(元東急5000系)が見えた。帰ってから調べると「トレインギャラリーNAGANO」というらしい。ただし飾ってあるだけで中には入れないよう。須坂市に入って乗車がぼつぼつあり、メセナホールで下車する。

  近くの屋部簡易局を制覇する。ここの地名は「やぶ」と読む。それを冠した医院やら診療所でもあれば面白いけど、そのようなものは確認できなかった。

  須坂駅

  食事時なのでどこかと探しているうちに駅に着いてしまった。もう少し歩くと中華の看板があり、その向こうに寿司屋もある。見るとランチが600円とあり、あれうれしやと飛び込んだ。時刻は1320時。店内の貼り紙にランチは1330時までとあり、ギリギリだったわけだ。店の名は「海勢寿し」という。箸袋には所在地に「須坂市須坂駅前1274-20」とあるので、本当にそんな地名なのかと思い調べると、単なる便宜上のもので実際には「大字須坂馬場町」だった。(馬場町は小字か?)

  ちらし寿司はシャリ大盛り無料とあるけど普通盛りにする。質量ともに大満足で、思わぬ場所でお手ごろ価格のご馳走にありつけた。日曜定休の由。

  須坂駅にて

  須坂からは来春で廃止が予定されている長電屋代線に乗る(冒頭写真)。車輌は元営団日比谷線3000系。ドア開閉音などなんとも懐かしい。天井のファンデリアには「S」マークがそのまま。優先席にある「表参道内科クリニック」の広告にギョッとするも、長野市内にある医院らしい。

  2両編成に乗客は疎ら。ある駅には屋代線廃止に反対するポスターもあったけど、利用がなければどうしようもない。なにせ電車なのに前乗り前降り、つまり乗降口が1か所(別々ではない)で足りてしまうほどなのだ。

  青森県の十和田観光電鉄も廃止されるらしいし、これでホームドア設置率が「5%」からどのくらいになるのだろう。近ごろ各新聞で鉄道に関する記事が多いけれど、書いてる記者は知識ばかりの“頭でっかち”か、撮影や模型趣味、せいぜい話題性のある駅に行く程度で、実際に乗って旅をすることなんかないのではないか。こんなローカル駅まで勘定に入れて数値が低いなんて非現実的にも程がある。それでいて「金の心配なんかするな」とは口が裂けても言わないのだから偽善も甚だしい。“我田引鉄”の政治屋並みにタチが悪い。

(閑話休題)
  屋代まで乗りとおさず、ひとつ手前の東屋代で降りる。民家に間借りしたような駅で、住人らしき姿もある。まじまじとは見なかったけど郵便受けに名前があったか?

    東屋代駅点描
   

  駅前の屋代簡易局を制覇して、しなの鉄道の屋代高校前駅へ向かう。まだ地図にない歩道付き片側1車線の新しい道路ができていた。屋代高校前駅には屋代駅での国鉄乗車券類取扱い中止の掲示があった。かいつまんで言うと発券用機械や回線の使用料やらがバカ高くて割に合わんということらしい。こんどの長野行きは国鉄長野運転所の車輌だった。

  屋代高校前駅

  篠ノ井局を制覇して荷物を回収し、あとは塩尻へ向かうのみなのだが嫁はんの都合もあり平田で段落としする。この駅には自動改札がないため乗車券に途中下車印を求める。

  嫁はんと落ち合い、今年も例によって「五千石茶屋」へ。今日は団体さんもいるようで大賑わいだった。

【行程】
[十日町] 8:28(飯山線164D キハ110-235 =1両)9:44 [戸狩野沢温泉] 9:47(飯山線130D キハ112-211 =2両)10:45 [長野] 11:09(信越本線640M クモハ115-1013 =3両)11:21 [篠ノ井] 12:07(信越本線1227M クモハ115-1072 =3両 190円)12:20 [長野]~[長野駅東口] 12:29(長電バス屋島・須坂線 580円)13:01 [メセナホール]~[須坂] 14:24(長野電鉄屋代線417列車 3522 =2両 830円)14:58 [東屋代]~[屋代高校前] 15:46(しなの鉄道3655M クモハ115-1077 =3両 220円)15:50 [篠ノ井] 16:19(篠ノ井線446M クモハ115-1562 =3両)17:27 [平田] 17:47(篠ノ井線1540M クハ115-1249 =3両)17:57 [塩尻]

TOKIMEKI

2011年10月17日 | とのさまの漫遊
  今日は雨の予報だったけど今のところ天気はまずまず。ホテルの無料の朝食を食べて至近の「本町」バス停からスタート。さて宿泊した東横インでは新潟駅との間に送迎バスがあります。その所要時間が10~15分とあったのに対し、路線バスは4分で来るというダイヤだ。前者が余裕過大なのか後者が無茶なのか。結果として路線バスは3分の遅れで来たものの、それでも7分なら大したもの。行程表には実際の時刻を記しておきます。

  通勤通学客で立ち客もいたのがバス停ごとにぽつぽつと降りて減っていく。関屋大橋付近では新潟交通の線路跡と並行するはずなので注意していると、なんとなくわかる。それも所々で家が建ったり駐車場になっていたりと姿を変えている。

  30分ほどで新潟流通センターに着き、9時を待って流通センター会館内にある簡易を不退転の決意で正面突破する。意気揚々と引き上げて東へ進路を取り、立仏簡易を立て続けに突破する。ここは局舎が野菜の直売場を兼ねており、近隣住民が新鮮な野菜を求めてゆく。

  そして自動車道沿いに歩を進めて今日の第一の目的地、「ときめき」地区を訪れる。

  「ときめき」バス停  「ときめき駅」があった場所  その反対側(白山方面)  住居表示の町名はときめき東と西がある

  ここには1999年4月5日まで電車が走っていた。詳細は割愛しますが駅の開業は1997年3月と、2年余りしか存在しなかった短命の駅です。当時は某ギャルゲーが大人気だったため、そのころ所属していたサークルでも大いに話題になったもの。しかし今では写真で見られるように跡形もありません。線路跡には柵などもなく容易に立ち入れるのですが、舗装もされてなく放置状態で、夏草が伸びている箇所もあるため歩くには適していません。跡に並行する道があるためそこを歩きます。

  途中に100円の飲料自販機があったので喉を潤す。地名が「ときめき」ならもちろんアパート名にも「ときめき」。「ときめきハートクリニック」なんてのもあります。店名に付したコンビニでもあれば何か買って領収証を所望するところですが生憎と斯様なものはない。郵便局もない。少し離れたところに寺地団地簡易があり、そこは後に制覇した。

  草生す細道を跨ぐ立派な道路と地下歩道が哀愁を誘う。それでも明るく「ラナイサナホ!」と心の中で呟いて「ときめき」を後にした。(これが分かるのって30代後半以上の少女マンガマニヤだろうな

§シリーズ逆行の旅 ~第24回 東日本旅客鉄道弥彦線

  承前の簡易局を制覇した後、付近のバス停に行くと程なく新潟方面が来るらしい。後ろを振り返るとちょうどバスが角を曲がってきた。これ幸いと小針駅近くまで乗せてもらう。ところが新潟医療センターで右折してしまうため、5分ほどで早々に降りる破目に。しかもここでゲリラ的な激しい雨になり、ファストフード店の軒先で雨宿りする。バスに乗ってきてよかった。雨はじきに小康状態になり、折り畳み傘を出して駅まで歩を進める。

  小針からの越後線は初乗車となるE127系。3扉ロングシートに緑の車体、しかも東急1000系とよく似たインバータ音と、まるで池上線のような錯覚に陥る。巻で降りて巻あたご簡易局でも経験値1とゴム印1を求める。ここで時計を読み間違え、予定より1時間早いことに気づく。そこで電車でもうひと駅進み岩室へ。駅近くの和納局をも制覇する。

  岩室駅

  岩室温泉方面間瀬行きはマイクロ。7~8人と適度な乗りだ。田んぼの中の道をのんびりと走り、やや大きい集落が現れるとそこが岩室温泉だ。

  ちょうど昼食時なので手近に『和田屋』なる食堂の暖簾をくぐる。「天カツ丼」(980円)というのが面白そうなので頼んでみる。エビのかき揚げとトンカツが2枚乗ったシロモノで、カツ丼派と天丼派の双方を満足させられそう。小鉢も2つ付きお値打ちだった。

  岩室温泉の北国街道碑

  北国街道を南へ進みまずは岩室局を。せっかくだしどこかでひと浴びと思うもののバスタオルを持ってこなかった。レンタルやら購入するほどでもないので今回は見合わせ。さらに歩を進めて石瀬簡易局をも制覇する。
  石瀬簡易局

  ここで再び雨脚が強まり、小さな折り畳み傘では心細くなる。するとややあって拙者の横をタクシーが追い抜き、少し先でお客を降ろしているではないか。もともと“逆行の旅”で徒歩は邪道なのだ。弥彦村に入ればバスはあるのだが火・水・金曜日しか運行しないため今日は運休、そのため“徒歩代行”ということにしていた。しかし状況を鑑み、毒を食らわば皿まで、邪道に邪道を重ねてタクシーのお世話になる。

  乗ってしまえば速いもの。わずか10分足らずで弥彦駅に着いてしまった(冒頭写真)。料金は1110円。ちと高い“傘代”である。皮肉なことに弥彦駅に着いたら雨は上がり青空さえ覗いていた。

  弥彦駅の終端  矢作駅  弥彦の大鳥居


  弥彦駅の周辺を散策して矢作までひと駅進み、弥彦村役場に併設されている矢作簡易局で経験値(略)する。役場前の道路にはバスが走ることを見越してか、バス停用のスペースが設けられている。しかしこれが使われる日は来るのだろうか。

  矢作駅から吉田方向を望んで

  ここの115系はかなりの年代モノ。非冷房車を後に簡易冷房に改造したもので、壁には扇風機スヰッチが残っている。ひと駅で降りねばならぬのは残念至極であります。

  懐かしい扇風機スヰッチ  ちゃんと作動した(笑)

  吉田からは今宵の宿がある十日町までひたすら鈍行乗り継ぎ。高校生などでラッシュのたけなわでも座れないということはない。越後川口からはすでに夜汽車の雰囲気が漂う飯山線に乗って定刻に十日町に着いた。

  今夜の宿は駅から徒歩6~7分の「ビジネスホテルしみず」を。鍵を受け取り2階にある部屋へ入ると12畳の和室。サイトからの予約時に、洋室を予約しようとしてもなぜか和室になってしまい諦めたのだが、今回ばかりはこの方が良かった。複数人での利用を想定しているため風呂とトイレは独立している。風呂の広さも我が家より広く、今日も入りに行こうと思っていたけどその必要はなさそう。これで朝食付き6300円は安いのではないかな。

  コインランドリーを使おうとすると洗濯乾燥機もある。400円はいいとして仕上がりに4時間半を要するとある。それなら100円の洗濯機にして室内乾燥でいい。そして今日も“夜遊び”に出る。

  さてどこに入ろうかと思案するも、失礼ながら田舎町にしては小洒落た店が目立つ。拙者には分不相応そうな店は敬遠し、飛び込んだのは目抜き通りにある「おにぎりや白雪」という店。

  「おにぎりや白雪」

  店の造りは新しいけれど箸袋には1965年創業とあり、近年になって建替えたのだろう。カウンターに座ってまずは生ビールで喉を潤す。今日はさんざん歩き回って疲れたはずなのに、酒が入るとまた元気が出てくる。サンマの刺身にアスパラ菜のおひたし、串焼きに揚げ出しナスと手が出る。店名にたがわずおにぎりもあるけれど、今日のところは見送り。地酒も堪能し、独りで入るのがもったいない店だった。

  どうですかこのお店。もうお酒も料理も言うことありませんね。なんていいますかねぇ雪国の中にあっても人々の温かさを感じさせてもらいましたし、せっかくパワーをもらいましたからねぇ。あと2~3軒は探しに行きたいと思います。では

気まぐれは 空か旅路か 汽車の窓(雲葉)

  うまい酒がある限り、酒飲みの旅は終わらない…。(こればっか)

  ホテルのテレビはBSも映るので、帰ってから「酒場放浪記」を見てました。

【行程】
[本町] 8:22(新潟交通640系統 440円)8:53 [流通センター会館前]~[小新] 9:58(新潟交通11系統 170円)10:04 [新潟医療センター前]~[小針] 10:33(越後線1526M クモハE127-4 =2両)10:43 [内野] 11:03(越後線134M クモハ115-1532 =2両)11:20 [巻] 12:19(越後線136M クモハE127-4 =2両 180円)12:23 [岩室]~[和納三区] 12:45(新潟交通観光バス 220円)12:55 [岩室]~[弥彦] 15:15(弥彦線273M クモハ114-501 =2両)15:19 [矢作] 16:14(弥彦線275M クモハ115-501 =2両)16:19 [吉田] 16:37(弥彦線243M クモハ115-1034 =4両)16:56 [東三条] 17:00(信越本線444M クモハ115-505 =6両)17:27 [長岡] 17:57(上越線1746M クハ115-1056 =3両)18:20 [越後川口] 18:25(飯山線146D キハ111-211 =2両)18:51 [十日町]

新潟へ

2011年10月16日 | とのさまの漫遊
  雨が降りしきる未明の中原駅から、1年ぶりに旅に出る。下りの立川行き始発に乗るのは初めてか。7人掛けに1~2人と、意外と利用者がいる。

  立川で青梅線、拝島で八高線と乗り換えて北上。このころには雨は上がり東の空が明るい。高麗川からディーゼルカーで高崎を目指す。朝早いせいかさっきまで雨だったせいかハイカーの姿もほとんどなく車内はすいている。それにしてもこの車輌はクラッチの調子が悪いのか、起動のたびにガクンガクンとショックが大きい。

  

  高崎ではさっそく湘南色の115系とご対面。売店で1個だけ残っていた「朝がゆ」(350円)を買い占め、ボックス席に身を沈めて味わう。そういえば勤め先のスーパーでは駅弁祭りを開催中か。そろそろ入荷したのを陳列する時間じゃないかなと考えつつも、やっぱり旅の車内で食べてこそではないかな。

  高崎駅弁の「朝がゆ」

  車内はこちらはハイカーなどもいて立ち客もちらほら。拙者の横に座った御仁もそうだけど、なにゆえオッサンは電車で座るときに股を開いて膝に手を乗せ、大きくため息をつきながら座るのだろう。痔にでも響くのかな?

  外はいい天気で車内も暖かくなってくる。ところが水上で乗り換え国境の長いトンネルを抜けるとうって変わって雨模様に。遠くには黒い雲も見える。

  ほくほく線の車輌

  越後湯沢で乗り換えたほくほく線は快速とはいえ単行のワンマンカー。発車が近づくにつれ車内には立ち客も増えるのだが、座席に荷物を置いたり足を投げ出している中年夫婦がいたりマナーはよろしくない。十日町で入れ替わるものの乗客の総数はほぼ変わらず。まつだい駅前ではなにがしか祭りの最中のよう。勇壮な踊りが披露されていた。

  ほくほく線車内から

  そのまつだいと虫川大杉で大量に下車し、車内は一転して閑散となる。信越本線との接続駅は犀潟だけど直江津まで乗りとおす。珍しくお目当ての駅弁があるからで、改札前の売店で難なく入手できた。公社時刻表で24年間にわたって連載されてきた『駅弁細見』というコーナーが10月号で最終回となり、そこで今年の新作駅弁のひとつとして紹介されていたのが直江津駅の「あとひくいなり寿司」です。値段も600円と手ごろであり、せっかくなので食べてみようと思ったわけ。

  日ごろ冷めた冷たいご飯は敬遠しているも寿司は温かくなくてもよい。具が七目入った俵型のいなりが5個並んだだけの簡素な品だがうまい。朝昼と駅弁2個食べて千円に満たないなんて、今どき奇蹟に近いのではないか。ガラガラの鈍行でボックス席に揺られて駅弁をパクつくなんてのもなかなかできなくなり、もはや“贅沢行為”とも言えそう。ちょっとしたノスタルジーに浸る。

  「あとひくいなり寿司」  115系車内

  天気は回復したけど日本海は波が高い。遠方には相変わらず黒い雲が不気味だ。そういえばここ何日か酒を一滴も口にしていない。珍しいことをするからだろうか。

  長岡で2時間のインターバルは駅近くの散策に当てる。ある公園の中に山本五十六の生家(復元)なるものがあり、入ってみると意外と天井が低い。2階へは立入り3人までという注意書きもあるが具体的に「耐荷重○kg」と表示したほうがいいような。

  長岡駅にて  駅近くの商店にいたニャンコ

  長岡からはまたまた“豪華列車”で進む。せっかく運転するならと510円の指定席券を奮発(でもないか)し、『リゾートビュー越後妻有号』の客となる。

  リゾート列車のロゴ  車内

  形式は「HB-E300系」となんだかシャープペンの替え芯のよう。1号車は団体さんだろうか満員で、こちらの2号車も中原駅の指定席券売機で買ったときは窓側のほとんどが埋まっていたのに、実際に乗ってみると空席が目立つ。直前にキャンセルが相次いだのか単なる蒐集者の仕業か。長岡駅前のイトーヨーカドーでヱビスビールを買い、ちびちびと空けながら快適な道中だ。

  運転席の背後がフリースペースの展望席となっている。適度な台もあり、突っ伏して寝るのによさそう(笑)。佇んでいるとエンジン音と共に足許からインバータ式のモーター音も聞こえるのは妙なものだ。でも出発合図のブザーが聞こえるのはやはり気動車か。最新鋭の車輌でも速度計や圧力計がアナログ式なのに安心してしまう。もっと乗っていたいけれどチャイムが鳴って定刻に新潟着。今さら“死にそうなアルプスの牧場”でもないか。

  新潟駅

  今宵の宿は萬代橋を渡った先の「東横イン新潟古町」だ。ところが禁煙室を予約していたはずなのに喫煙室を案内されてしまう。申し出て変更してもらえたものの、予約確認メールを見ても喫煙か禁煙か書かれていない。こちらのミスかどうかも分からず、これは改善をお願いしたいもの。

  さて荷物を置いたら“夜遊び”に出る。事前にネットで銭湯でもないか調べたところ、徒歩5分くらいの場所にあることが分かった。その銭湯「寿湯」はというと、道路からは少し奥まり、暖簾をくぐると番台があって即脱衣場という造り。下足入れもロッカーなんぞもなく脱衣籠に衣服を入れるだけという真に昔ながらの銭湯だ。念のため番台で貴重品だけ預かってもらう。

  そう広いわけではないけれど、やはり足を伸ばして入る風呂は快適。出立が早かったし疲れが抜けていく。そして湯上りには待ち構えるかのようにいい雰囲気の店があります。

  寿湯の暖簾  「新小とり」の店構え、奥が寿湯への入口

  その「新小とり」なる店は寿湯への入口手前という絶妙のロケーション。暖簾をくぐりカウンターに座ると、一瞬目を丸くした。メニューに値段がないのだ。ビールや日本酒には書かれているものの料理は“秘密価格”、チューハイ類は裏メニューのよう。ははぁん、これはアルカード国道スタイルだなと得心する。

  まずはビール大瓶に焼き鳥。おでんが美味しそうなので、ついつい食べたいだけ取ってしまう。特筆なのは煮込みで、白菜などが入り塩味で水炊きのよう。ほおばっていると横に座るご常連さんが某高知県観光特使の話をしだす。なんだかまたイベントか何かで新潟へ来るらしい。

  「よほど新潟が気に入ったのかね」「それにしてもよく飲むよな。さすが高知の人だよ。それで仕事になるんだから羨ましいよ(笑)」

  自分のことじゃないのに、なんだかこっちが申し訳なく思えてきた。おいしい地酒も楽しんで会計は少し張ったけど、好きなだけ食べもしたし、大いに満足した。

  いや~、いいお店でしたね~。ご常連さんたちのパワーもすごいですね。そしてあの独特な煮込みもまた食べたくなる味でよかったですね。ということで、まだまだこういうお店があるんじゃないかと思いますんで、あと2軒は行きましょうか。では

  古町のニャンコ

【行程】
[武蔵中原] 4:43(南武線403F モハ205-274 =6両)5:22 [立川] 5:28(青梅線503 モハE233-59 =10両) 5:39 [拝島] 5:45(八高線567E モハ205-3005 =4両)6:17 [高麗川] 6:25(八高線225D キハ110-221 =3両)7:57 [高崎] 8:24(上越線727M クモハ115-1022 =3両)9:29 [水上] 9:47(上越線1733M クハ115-1059 =3両)10:21 [越後湯沢] 10:39(北越急行ほくほく線3832M HK100-6 =1両 950円)12:01 [直江津] 12:16(信越本線1335M クモハ115-1016 =5両)13:55 [長岡] 15:59(信越本線9745D「リゾートビュー越後妻有」2号車5番D席 HB-E301-2 =2両)17:03 [新潟]

武蔵中原和朝食事情 ~やよい軒

2011年10月15日 | とのさまの休日
☆やよい軒武蔵中原店(上小田中4丁目2-1)

  朝ごはん食べ歩き3回目は中原駅前ビーンズ内の「やよい軒」です。嫁はん不在のときは定番の店で、ここは朝7時の開店です。

  9時過ぎに入ると入口近くのテーブルで外国語を話す母子連れ4人が賑やかな他はお客も少なく。注文はいつも同じ納豆朝食(350円)なり。席について食券を出すと15秒くらいでやってくる。早い 今日はうっかり新聞の折込についていたクーポンを忘れてきてしまい、ミニから揚げを食べそこねた

  内容はというと納豆のほかに生卵、味付海苔、小さな奴豆腐、セルフサービスのお新香、それにごはん(おかわり可)と味噌汁、納豆にはお好みで辛子も。

  ごはん1杯目は卵かけで、2杯目を納豆でというのも拙者の定番スタイルです。20代のころなら味海苔とお新香でもう1杯イケたでしょうね。朝からよく食べると毎度毎度思われるかもしれません。

  さて、これまで3軒で共通していたのは「卵」でした。原価が比較的安くてアレルギーがなければ好き嫌いが少なく、なおかつ食べた側も満足感が得られる食材だからでしょうか。しかしながら食べ過ぎには気をつけたいものでもあります。

  「武蔵中原和朝食事情」は今回で終わります。さすがに自転車こいで明津のガストまで行く気力はありません。お粗末さまでした。

武蔵中原和朝食事情 ~なか卯

2011年10月14日 | とのさまの休日
☆なか卯武蔵中原店(上小田中6丁目17-7)

  第2回の今回は、中原駅から南武沿線道路を小杉方向へ進んだ南武線高架下にある「なか卯」です。ここも来月で開店2周年ですか。早いものです。でも利用するのはこれが2度目か3度目か。

  上小田中交差点では白バイに乗った官憲がハンドマイクを使って、携帯電話を操作しながら走っている自転車に注意をしている。そうか、禁止ってのはタテマエじゃなかったのか。(笑)

  勤務明けで足を運んだため時刻は9時半過ぎ。そのためか店内に客の姿はなし。女性店員が独りで切り盛りしているのか休憩中の人がいるのか。ここの経営母体というか親会社も賊の襲撃多発で“お上”に苦言を呈されたところと同じです。ただこの店は食券自販機式なので襲われる心配はなさそう。

  その販売機で290円の「とん汁定食」を購入。ボタンを押すと厨房へ自動音声で注文が発せられます。内容はごはん、豚汁、生卵、お新香といたってシンプル。豚汁はというと親会社の直営店と同じなのかもしれないけど、よく考えたら親会社の店も最後に利用したのは昨年9月の平田(三重県)ではないかな。

  卵はごはんにかけて軽くいただき、それでは今日はですねぇ、あと1軒くらい行ってみましょうか。では


☆コメダ珈琲店川崎武蔵中原FC店(上小田中6丁目15-8)
  

  ということでやって来たのは上小田中交差点前の「コメダ珈琲店」です。ここも開店からおおよそ1年半。そしてやはりというか利用は3度目かな。ずいぶんとゴージャスですけど、開店時に割安で買ったコーヒーチケットがまだまだあるのです。

  ここはいつ通りかかっても利用者が多そうで、駐車場や駐輪場は大半が塞がってます。そんなに中原区民は喫茶店が珍しいのでしょうか(笑)。そんなわけで今日も入場待ちに。それでも回転は悪くなく、備え付けの神奈川新聞を読んでる最中に呼ばれました。

  

  注文したのはアイスコーヒーにモーニングサービス付き(400円=チケット使用)、それとミニサラダ(200円)を。珍しく写真ありです。

武蔵中原和朝食事情 ~デニーズ

2011年10月12日 | とのさまの休日
☆デニーズ武蔵中原店(上小田中3丁目16-4)

  何日か嫁はんが不在になる。となると朝ごはんをどうしようか。作れないわけではないし、味噌汁は即席でいいとしても、1人分のご飯を炊いておかずを作ってというのも、特に夜勤明けだと億劫になる。それなら滅多にない機会だし食べに行こうか。

  ちなみに我が家は和食派なのでマクドなどはパス。アルカード改めビーンズ内のすき家はいまひとつそそらない。上小田中交差点前のジョナサンは1年前の嫁はん不在時に利用したけれど、値段のわりにいまひとつだった記憶があります。ということで少し遠いけれど南武沿線道路を新城方向へ進み、デニーズへ行ってみます。デニーズで朝食というのは初めてではないかな。

  注文したのはベーコンエッグ朝食(500円)、それにアイスコーヒー(180円)を付けました。例によって食べるときは食べることに専念するので料理の写真はありません。あしからず。内容はサイトのメニューブックからご覧ください。ごはんは大盛り、小鉢は豆腐サラダに。メニューブックでは隠れ気味ですが焼き海苔も付いてます。味噌汁の具はワカメと油揚げでした。

  質・量ともに十分で、朝からしっかり食べたい人には満足できる内容ではないかな。卵が苦手でなければ焼鮭より安いし。

  デニモバの100円引きクーポンを使って会計は計580円なり。家までの帰り道がちょっとした腹ごなしにもなりました。

  (事情により記事のアップは数日後といたしました)

十何年ぶりの「清水湯」

2011年10月11日 | とのさまの休日


  ポニッツという、東急系のケーブルテレビ局が運営するクーポンサイトに、「武蔵小山温泉清水湯」のクーポンがあったので購入し、実家へ行ったついでに利用しました。時刻はすでに黄昏時だったため写真がないのはご勘弁を。

  購入したのは8月でしたが有効期間が11月末までなので、満を持してというほどでもないか。その内容はというと、入浴料(450円)にサウナ(400円)、温泉たまご(50円)、黒酢ドリンク(100円)がついて半額の500円というもの。値段だけなら「お値打ち」です。

  さて「清水湯」へ足を運ぶのはほんと十数年ぶり。3年前にリニューアルオープンしてからはもちろん初めてです。

  カウンターでクーポンを出すと、下足札と引換えにサウナ用の鍵とタオルを渡されます。お湯が温泉で簡易露天風呂があるという以外はいたって普通。かなり賑わってるのはいいのですが、そうなると浴槽が狭く感じられ居心地が気になることも。屋内の浴槽は一角が電気風呂とあり、心臓に持病があるわけではないですが苦手な拙者には近寄りがたい。その逆サイドはジェット式の寝湯なので利用している人がいると足が気になる。(黒湯なので底が見えない)

  電気風呂って必要ですかね? 好きな人にはタマラナイのかな?? ということで大半を露天風呂で過ごしました。

  たっぷり温まって湯上りに黒酢ドリンクをいただき、温泉たまごは持ち帰りといたしました。500円で生ビールも飲めますけどここは見送り。ということでですね、これから2~3軒寄って帰ろうと思います。では(話が変わったぞ)

周遊券があったころ

2011年10月01日 | 新聞投書から
  今日の朝日新聞「声」欄から。投書者は東京都八王子市の14歳中学生の男の子です。

学割切符 券売機で買えたら

  ぼくは小さいころから鉄道が好きで、よく鉄道を利用する。小学校の高学年ごろから友人と日帰りで少し遠くに行くことが多くなった。しかし、中学生になって困っていることが一つある。それは鉄道運賃の高さだ。
  中学生になったいまは、たいてい子ども料金の2倍の料金がかかるため、思うように利用できない。もちろん、期間限定のフリーきっぷもあるし、使う目的にもよるが長距離の場合、学校から証書をもらえれば学生割引を受けられる。しかし、普通乗車券のように気軽に券売機で買える学割切符は見あたらず、よく鉄道で旅する学生にとって大人運賃は大変な負担だ。だから、学割切符で簡単に行けるようになったらいいと思う。
  この秋も、友人と鉄道の日帰り旅行を計画中。あれこれ節約して、旅の計画をねるのもいいが、いつでも買える学割切符が広まれば、もっと鉄道の旅を楽しめると思う。
(引用終)


  うるさいマニヤなら「運賃」と「料金」の違いに噛みつきそうですけど(笑)それは置いといて、今もこういう鉄道少年がいることに頼もしさを感じます。

  学割乗車券が券売機で簡単に買えないのは不正利用防止の点からやむを得ないでしょう。しかし今のヤングが可哀そうだなと思うこともあります。

  今は学生が気軽に使えるキップが少ないですね。あっても制約が多かったり、値段を吊り上げるためか不必要にエリアを広げたり。なにより周遊券がなくなったのが大きい。

  現行の「周遊きっぷ」では魅力に乏しすぎます。細かい利用方法などは割愛するとして、周遊ゾーンまでの往復運賃が大人が普通運賃の2割引に対して学生は3割引、しかもゾーン券には学割の設定がない。

  例えば片道普通運賃1万円、ゾーン券5千円という場合、大人が計2万1千円に対して学割では1万9千円と1割弱しか安くならない。ゾーン券の値段が高いゾーンほど実質の割引率は縮小されます。

  ところが周遊券だった頃はというと、学割は大人の約2割引、しかもワイド周遊券では3割に近い割引率だった。特に東京発の九州ワイドなんて14日間使えて2万3千円くらい。そんななので大学生のころは長期休みのたびにあちこち行ってましたね。

  鉄道側ももっと使い勝手のいいキップを発売してほしいものです。できれば周遊券の復活を! 将来にわたる“お客さま”を確保するのも大切だと思いますよ。