とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

時代劇放送禁止に

2012年05月17日 | 武蔵中原不経済新聞
桜吹雪「威圧的」と

  職員への「入れ墨」を規制する自治体がある中で、テレビの時代劇も規制される見通しとなった。

  特に問題となったのが「遠山の金さん」で、悪を懲らしめる目的とはいえ、トレードマークである背中の「桜吹雪」が威圧的であり、しかも奉行(公務員)という立場で入れ墨をしていることから真っ先に規制対象となった。

  同様に「金さん」を主人公にしている「江戸を斬る」(第二部以降)も規制対象となる。

  こうした動きは他の時代劇にも影響を与えそうだ。

  「暴れん坊将軍」では「余の顔を見忘れたか」のセリフが、「水戸黄門」では印籠を出すシーンが「威圧感を与える」として規制対象にするかの検討に入った。

  「大岡越前」にはこうした“お決まり”のシーンはないものの、山下毅雄の重厚な音楽が威圧的であると、とにかく理由をつけた。

  これら時代劇が規制される一方で、番組を楽しみにしている人が多い老人ホームでは困惑している。

  入居しているお年寄りが気力を失うのではないかとの懸念が広がり、ロビー等での時代劇放映のため老人ホームが地下組織化するおそれも出ている。

  こうした規制に関しては専門家の間でも「入れ墨がしたければ民間へ行けというのも時代錯誤な官尊民卑の発想だ。民間をバカにする発言で看過できない」と意見が分かれている。

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