カーテンを開けると目に飛び込んだのは、一面の白い壁…
。立体駐車場だろうか、3階だからやむを得ないにしてもちと残念
ホテルの朝食はなかなかしっかりしたものが出された。バイキングスタイルだが我々のような朝はキチンと食べる向きにもじゅうぶん。パイナップルは特筆ものと言っていいほど甘く、ヨーグルトに入れると風味が増した。
8時15分ごろにチェックアウト。名掛丁連絡口から入ってみる。昨夜は地下の仙石線改札側から出た。ホテルの案内では、この通路を使えば駅から(まで)徒歩5分とのことだがそれは不動産屋の用法と同じ。改札を通って電車に乗るまでなら10分は見たほうがいい。
仙台駅名掛丁連絡口(奥の階段)
空模様はハッキリせず、松島駅を降りると顔に冷たいものが当たる。傘を差すほどではないのだけど。
松島局を不退転の決意で正面突破し、経験値1とゴム印2を求める。ゴム印のひとつは風景印です。一緒にようやっと残暑見舞いを発送した。漁港方面へ足を向けてみる。緊急避難場所を示す地図で、東北本線と仙石線で線の書き方が異なるのは、やはり大幹線と私鉄買収線の差だろうか
特にこれというものもなく転進。
松島町営バスの中央公民館前バス停が仙石線代行バスの高城町駅と同じ場所だった。
藤田喬平ガラス美術館は館内点検のため4日まで臨時休館、橋を渡って封鎖された建物があると思えば
ベルギーオルゲールミュージアムらしい。一昨年の震災で閉館を余儀なくされたらしいが、2年以上たってるのに荒れた感じが全くない。それどころか地図にも載ったまま
誰か定期的に見回りに訪れているのだろうか。なおこの間に
松島海岸局も制覇していることを申し添えておく。実に自然体である
せっかく松島に来て何も観光しないのももったいない。
福浦島への橋を渡ってみます。(
冒頭写真) 通行料は200円で、入口のレストハウスで券を購入する。
福浦橋(島内から)
島内へは
軽自動車なら入れそうな感じ。実際、茶店の脇に停めてあった。物資を輸送できないと困るか。茶店にはビの字もあるようだが、ここは忍の一字とする。銘柄は
生麦パイプラインと同じのよう。内地では
神奈川県内広域麦酒企業団と同銘柄が多く見られた。
トイレが綺麗なのもさすが国際的観光地ならではか。
曇り空で霞んでいるため、生憎とこれという写真も撮れず、海に島が浮いている程度のがせいぜい。適当に島を出ます。レストハウスの向かいの自販機が100円で、デフレの波は観光地にも押し寄せているのかと思ったけど、ここだけのよう。それぞれ好みのものを買って喉を潤す。
100円
てれてれと歩いて松島海岸駅へ。仙石線の代行バスはここから発着する。ロータリー内にずいぶん立派な観光バスがと思ったら、それが代行バスだった。電車より遥かに豪華ではないか
なお代行バスの時刻は
仙台鉄道管理局のサイト内で公開されています。おそらく18きっぷでも乗れたのではないかな。
快速で仙台へ。適当な乗車位置にいたら
弱冷房車だった。乗車位置目標に案内がほしいところ。しかし乗ってみると昨日の701系より快適ではないか。こちらのほうが車輌は古いはずなのだが…。
仙石線205系(あおば通駅)
「石巻」が復活する日はいつか?
103系の頃は市街地を100km/hで爆走するのに感動すら覚えたのが懐かしい。陸前原ノ町からの地下区間に乗るのは初めて。終点まで行って未乗区間を片付けた。写真を撮り、ホームのベンチに座り発車を待つ。仙台に来たなら一度くらいは
発車ファンファーレをじっくり聴く機会を持ちたい。仙石線が地上だったころのうらぶれた乗り場から流れるのも好きだったけど。できれば103系がいたころに訪れたかった。
駅を出て
さくら野百貨店で土産を見る。やっぱり地酒は買いたい。
内ヶ崎酒造店の「おくのかぜ」特別純米酒と
平孝酒造の「日高見」純米を求める。その後も駅ビルで牛タンなどを調達した。
名取へ移動して、お昼は駅前にある
サッポロビール園で
880円からの定食類もあるけど、これまたせっかくなので「ビール園ランチ」(1600円)と「ミックスジンギスカンランチ」(1580円)を。2人いると別のものを頼んでつつき合うということができる。
エーデルピルスに
ヱビススタウトクリーミートップと楽しむ。たまのことだし奮発しよう!
名取駅
ビール園入口
斜向かいのコープ(生協)で帰りの道中の兵糧を物色。酒コーナーに承前の内ヶ崎酒造店の「蓑かくし」純米なるものを目にする。広告の品とあるからいくらか安いのだろうか。こうなったら買っていこう。しばらく宮城の酒を楽しめるぞ
名取からはひたすら鈍行乗り継ぎ。その前に窓口で宇都宮からの
湘南埼玉ラインのグリーン券を求める。窓口氏が「お支払いは現金ですか?」と尋ねるので、つい「Suica使えるんですか?」と聞き返す。結論としては使えないのだが、売店などで使えてキップを売る窓口で使えないというのも変な話だと思う。
584Mはそこそこ乗っているものの座れないということはなかった。福島到着直前に、これがそのまま黒磯行き2148Mになるというのであれうれしや。なおこの後の586Mは1651時発の1154M郡山行きになる段落としの運用だ。それに乗ってきても5分で乗り継げるのだが到着ホームが1番線、そしてこちらは4番線と離れているため、584Mに乗ったのは正しかったろう。
さて38分“停車”の間に嫁はんが駅弁を所望するため探すも売っている店がない。さりとてわざわざ入場券を買って新幹線乗り場へ行くほどでもない。15分停車の郡山で入手できた。
発車して安積永盛の手前で止まる。水郡線からの列車が遅れていて線路を塞いでいるためらしい。5分延だけどすぐに回復するだろう。
ところがここは南武線や東海道線とは違い、車輌の性能いっぱいでダイヤを設定しているようで、なかなか戻れない。郡山→黒磯60分なら表定速度は63.4km/hだから鈍行にしてはかなり速い。黒磯は3分延だった。
黒磯では発車待ちをかけていたらしく予定の列車に無事に乗り換え。車内は高校生が多いけどバカ騒ぎするほどではない。向かいに座った女子生徒5人のうち多くが制服シャツの前裾を結んでいる。栃木で流行っているのだろうか。
そしてこんどは氏家で、遅れている貨物列車を先に通すというのでまた足止め。遅れは逆に拡大して13分にまでなった。そのため宇都宮で予定の1929時発湘南埼玉ライン1330Yには乗り継げず、次の通勤快速上野行きに納まった。
小金井で8分後の逗子行きに乗り換え。グリーン券は通しで使える。ガラガラだったのが案の定都内へ入ると続々と乗ってくる。車内でグ券を買う人もいるんですな。予定より25分遅れで我が家へ。たった1泊2日なのに、ずいぶんと長かったような気がした。
帰りは
階下席
【行程】
[仙台]08:30 (東北本線2531M クモハ719-26=4両) 08:55[松島]~[松島海岸]11:34 (仙石線3134S モハ205-3104=4両) 12:00[あおば通]~[仙台]13:03 (東北本線3584M クモハ719-32=4両) 13:12[名取]14:43 (同584M~2148M クモハ719-34=4両) 18:36(3分延)[黒磯]18:40 (2分延、同1576M クハ204-609=4両) 19:40(13分延)[宇都宮]19:42 (同3548M サロE230-1003=10両) 20:02[小金井]20:10 (湘南埼玉ライン1340Y サロE230-1011=15両) 22:05[武蔵小杉]