とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

祝!再!生!

2017年05月23日 | 横浜市都筑区
  昨年秋、涙のお別れをした北山田の「ときのや」が帰ってくる

  今年に入って、跡地はどうなっているだろうと調べていたら、北山田商業振興会のサイトで、後継者が見つかり3月に営業再開するとの知らせがあった。そして九州料理の店時乃屋」として読みはそのまま漢字に改め無事に再開したという。開店早々は慌ただしかろうから、少し落ち着いたころに行ってみようと思ったわけです。

   うぇーいヽ(・∀・)ノ

  それにしても生きてまたこの地に来れるとは!(ラーメン屋だったら来てませんね) 楽しみに暖簾をくぐ…、暖簾ありませんね。まぁ慣用表現ということで。(冒頭写真

  17時半近くに入ると先客は母子連れ1組だけ。入り口前のテーブル席に落ち着きます。奥の座敷は掘り炬燵式に変わり、テーブルの向きも横から縦方向に変わっています。店内は禁煙になったようで外に喫煙所があります。

  ビの字は神奈川県内広域麦酒企業団に変わっているので宮崎へべすサワーを。

   アジのなめろう(左)と、センマイ

  以前よりもメニューは大幅に減り(というより前が多かっただけかも)家庭料理というものはほとんど消えた。地鶏料理や割高ながら馬刺しもある。「オキュート」がないねとは嫁はんの言。大分の魚のヅケ料理「琉球」もない。でもこれは知らないと名称で誤解を生みそうだし、これという魚が入らなければ仕方ない。

   

  話は反れますがここの新店主さん(大将)はこういった経歴の持ち主です。ジャイアンツ、後にドラゴンズで活躍した小田幸平捕手と同期で、店にも駆けつけたらしい。(facebookより)

  一軍登板はなく、3年で打撃投手に転向というから記憶になくても無理はない。

(閑話休題)
  へべすハイボールもなかなか。満悦してお会計、季節が変わればまた時期のものが出るのだろうか。昔を懐かしんでばかりもいられない。また時間を置いて足を運んでみよう。

  一方で課題も感じられる。お通しが今日はガツとタマネギ、枝豆のポン酢和えで、気合いは入っていた。(写真のドリンク脇にある小鉢) これで税別ながら250円は妥当ではないかな。しかし場所柄から勤め帰りのサラリーマンや学生のコンパはあまりない。近在の家族連れやご隠居さんがメインの客層となると、肉料理ばかりでは重たいという向きもいるのでは。野菜もサラダや漬物類くらいではちと寂しい。高菜も球磨焼酎もないけどまだ試行錯誤の段階なのかな。

  店員さんは佐賀県の天山酒造のTシャツと前垂れをお揃いで身に着けていたがメニューにそのお酒はない。これは嫁はんも残念がっていた。あまり生産量がないのだろうか。

  ともあれ、地元の名店を引き継いだとなれば期待も大きいかもしれない。工夫を重ねていつまでも続いてほしいお店です。 営業は17~24時で木曜定休の由。

  あとやっぱり、暖簾はほしい…


(追記)
  後でレシートを見直したところ、会計方式がちょっと変わったものだったことに気づいた。
  飲食合計額に消費税を掛けるのではなく、1点ごとに消費税を掛け、小数点以下切り捨てしたものを合計するから、全体で少~し安くなってる。
  例えば420円の品を2点注文すると、420×2×1.08=907.2円、小数点以下切り捨てで907円となるところ、420×1.08=453.6円、小数点以下切り捨て453円×2で計906円となる。
  法的にもなんら問題はなく、ちょっとした節税策ですかね

ひとえきとなり ~第1回「片倉、狭間」

2017年05月08日 | とのさまの漫遊
  雑踏で賑わうターミナル駅、旅情をいざなう終着駅、それら華やかな一面を持つ駅の隣でひっそりと佇む、それこそ地元の人しか利用しないような地味な駅へと足を運んでみることにしました。

  予算と時間の兼ね合いで続けられるのかさえ定かでありませんが不定期に実施していきたいと思います。

  さて、この企画(というほどエラソーでもない)を思いついたのは昨日のこと。おそらく早々にどこか行かないと忘れてしまいそうなので首都圏の鉄道路線図をじっとみつめる。そして何ヵ所か候補を絞って、そのうちのひとつへ行ってみます。

   

  田園都市線で長津田へ。構内の外れに珍しい車輌がいました。横浜と伊豆を結ぶリゾート列車が改造を終えて“郷里”へ戻るためにスタンバっているようです。

  横浜線は頃やよしと快速が来たので、まずは最初の目的地、片倉で降ります。八王子のひとつ手前ですな。(冒頭写真も)

   所在地入りの駅名票はポイント高い

  駅前をひと回りして近くの片倉城跡公園へ行ってみます。国道16号を渡りますが片側1車線で田舎の主要道といった風情です。

  入口にはいくつもの銅像がお出迎え。写真は撮ってませんがとりあえずハダカの女の子を置いておくのは“お約束”なのか? 

   案内板
   説明板
   本丸広場、、、ひろば…

  足はまだまだ衰えてないものの急な下り階段だと微妙な距離感がつかめなくなってきている。目が先に歳を取ったか。足も同い年なのにね。

  20分ほどで後にし、京王片倉駅へ。近くにある国道16号をまたぐ鉄橋は、京王高尾線の前身、京王御陵線時代のものが用いられているとのこと。(出典=ウィキペディア「京王御陵線」)

   戦前からある鉄橋
   京王片倉駅外観
   横浜線への案内板(横浜線側にはなかったような。駅前の周辺地図で代用か?)
   狭間駅外観

  京王片倉も狭間も、電車の編成が伸びるたびに継ぎ足したようなホームが見て分かります。狭間は厳密に言うと終点のふたつ手前ですが高尾もターミナルのような性質があるので(実際に中央快速の終点だし)例外的にさらにもうひとつ手前で。

  駅を出るとエスフォルタアリーナ八王子がどーんと目の前に。休館日ではなさそうですが利用がほとんどないのか静かなもの。人の出入りは見られません。

  八王子狭間局を不退転の決意で正面突破してから昼食に(後述)。食後は近くのイトーヨーカドーへも行ってみます。

   エスフォルタアリーナ八王子
   このマークも懐かしい
  

  そのイトーヨーカドーでこのような日本酒を売ってました。作っているのはあきる野市の「中村酒造」ですがサイトを見ても商品紹介がなく、検索しても出てくるのは個人ブログばかり。あまり量を作っていないのだろうか。価格は税込みでも1100円程度と手頃だし、しかも今日はイトーヨーカドーのハッピーデーではないか。nanacoで払って5%引きとなりあれうれしや!

  腹ごなしがてら高尾駅まで歩いて終了。高尾から武蔵中原は、分倍河原で南武線に乗り換えるよりも、調布、稲田堤経由のほうが安いことに気づく。急いでいるわけでもないからそのルートで帰った。


【今日の昼食】
魚々輝(八王子市狭間町1450-8) 
 ☆まかない海鮮丼 980円+ビール中瓶 480円
   同じビルの1階に海鮮居酒屋と寿司屋が並んでいます。「ととき」と読むらしく月曜はランチ営業のみ。13時をいささか過ぎているので広めの店内にお客はまばら。せっかくなのでビの字を1本頼みます。合計額が1460円だったのでビは480円ということか。小鉢付きでこの値段なら安い。ランチ価格か? 海鮮丼はマグロ、カンパチ、甘エビ、サーモン、貝柱、イクラと具だくさんで肴にもなる。脂も適度、高尾山の目の前まで来てうまい肴が食べられるのも、またオツなものであります。