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とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

ひとえきとなり ~第2回「新柴又」

2018年01月30日 | とのさまの漫遊
  昨年のゴールデンウィーク明けに第1回を行なってから悠に8か月を越えてしまった。先週の月曜日にと予定していたものの大雪で中止に。ということでやっとこさの2回目です。

  東京23区内なんてテレビのぶらり旅やら居酒屋探訪番組で食い尽くされた感があると思いながら鉄道路線図を眺めていたら、おや?と思う場所が目に入った。有名観光地の近くにありながら全く記憶にない。ということで行ってみましょう。

  品川から常磐線直通電車で日暮里へ。東京からの東北縦貫線は初めてだ。ボックス席に収まりのんびり。

   品川駅は旧臨時ホームから
   ちょっと旅気分

  品川で発車待ちの間に室内灯が一時的に非常灯のみになった。新型のE531系になってもデッドセクション通過時は室内灯が消えるのだろうか。

  日暮里で京成線の特急、さらに青砥でもう1回乗り換えて高砂から北総線に入り次で降ります。東京23区で電車が日中20分間隔というのは唯一ではないかな?(冒頭写真

  発車チャイムが「男はつらいよ」のテーマなのにクスッとする。さすがご当地と思ったら使用開始は昨年の8月26日とあり新しかった。(北総鉄道トピックス) 駅の高架下には24時間営業のスーパーが。入ってみるも目ぼしいものはなく格別安いわけでもない。道中の飲料水だけ買っておく。

  北へ向かえば有名観光地だが今回はそういう目的ではない。線路沿いに遊歩道があり、江戸川の土手へ行ってみる。今日も寒く、先週の雪がかなり残っている。

   どて~

  この江戸海峡の先は長らく人外魔境と言われていた() 土手上はサイクリングロードになっている。車止めに腰掛けると高架上にいた鳩が一斉に拙者のもとへ。べつに何も持ってないって。 扇町のニャンコもだけど、よほど拙者は食べ物を持ち歩いているように見えるんだろうか。

   千葉に近いから安い?

  駅へ戻りさらに周辺をぶらぶら。といっても純然たる住宅地の装いで、街道沿いは商店街といってもシャッターを下ろしてたり営業してるのか廃業したのか定かでない店舗も目立つ。駅前の案内地図に「さくらみち」とあり、実際に桜並木の通りもある。季節になれば見事なのだろうか。あいにくと今は丸坊主だが。

  葛飾鎌倉郵便局を不退転の決意で正面突破、昼食(後述)の後も散策を続けるも、特に見どころも発見できないまま京成小岩駅まで来てしまった。駅前の青果店で大根が安く、なにもこんなところでと思いながらも買って家まで輸送する。

  あまり遅くなってもなのでここで撤収と相成りました。

   京成小岩駅前で

  見づらいですが「回送中 申し訳ございません」と表示されてます。謝る必要あるんですかね。


【今日の昼食】
たかやす(葛飾区鎌倉4丁目17-7) 
 ☆カツカレー 700円+コーヒー 100円(外税、以下同じ)
  

  足許の行灯には「とんかつ」とあるのに、店先のサンプルにはどう見てもナポリタン? こうした謎メニューは今後開拓するつもりだったので迷わず入ろうか。頭上の看板に目をやれば「カレー ハンバーグ」ともあり、どうやら洋食主体の店らしい。ならばナポリタンにこだわることはない。メニューを開くと実に多彩で、揚げ物のほかに丼もの、サンドイッチ、焼きそばに焼うどんまである。大衆食堂の様相だが汁ものの麺類はない。ビの字は大瓶が550円でアテもそこそこあり、近所だったら通いそう。コーヒーは所定300円だがランチサービスか。店を出ると顔に冷たいものが当たり、雨かと思うも空は晴れている。後に新丸子へ寄ったら知人に会い、一時的に雪が舞ったそう。いわゆる風花だが、酒を一滴も飲まずに帰るなんて珍しいことをしたせいだろうか。

   たいへんおいしゅうございました

Slow Life

2018年01月01日 | 横浜市鶴見区/鶴見線ファンクラブ
  寝正月なんぞしたら今年もまた出不精に拍車がかかるだけになりそう。なので昼前に家を出ます。

  武蔵小杉駅北口改札内の崎陽軒売店が元日から開いているのは助かるがシウマイ弁当しかない。(´・ω・`) “保険”にとコンビニでサンドイッチを買っていたし、6個入りのポケットシウマイ(300円)にする。

  尻手、浜川崎と乗り継ぎ。

  

  浜川崎の鳥居型駅名票は駅番号を付したものに変わったが、同時に所在地表記が省かれてしまった。小田栄駅開業から1年半ほどと、ずいぶん短命に終わったものだ。

  接近放送も何もなくやってくる鶴見線、扇町行に乗り換えひと駅、昭和で降ります。建て替えられたとは耳にしてましたが、ずいぶんとチンケな駅舎になったものです。(先代駅舎は2015年4月29日付をご参照)

   新駅舎
   看板
   券売機はありません

  即折り返しも面白くないし、かといって次の電車は2時間後なので徒歩で“某アジト”へ向かいます。ここは線路に並行するかたちで道があり、歩いても大した距離ではありません。

   クロのヒップアタックがジャストミート(古
    

  構内に入ると、まぁいるわいるわ。しばし遊び、ベンチに腰掛け缶ビールをプシュ。バッグをまさぐるたびに何か出してくれるのかなと寄ってくるが何もないよ。昔と違って“お裾分け”も厳しくなったし。

  でもニャンコって絶対テレパシーで会話してると思う。皆が階段方向へ下がっても、1匹だけは交替で拙者を見張っていて、バッグをまさぐるたび“集合”がかかる。トイレへ下がると皆も階段下へ。そこでようやく気を逸らせることができたのでシウマイを。

  それでも2匹ばかしやってくる。楊枝の先にカラシをつけて鼻先へ。「キミらの食べられるものじゃないゾ」と示しつつぱくぱく。

  適当にバスで帰るつもりが次の電車が来てしまった。するとニャンコたちの動きが蜘蛛の子を散らしたようになる。

  ぞろぞろ降りてきては(それでも十数人だが)「ねこだ~!うぉー」で写真バシャバシャ、そして数分後には慌ただしく折り返していく。そんな光景を毎度毎度目の当たりにしていたら警戒心も抱くかもしれない。鶴見線くらいピクニック気分でのんびり来ればいいのに。川崎駅からの臨港バスなら土休日でも11分間隔の高頻度運転ですから。

  電車を見送り、こちらもぼちぼち帰りますかね。すると何匹か見送りか後をついてくる。道路の真ん中まで出てきて車にクラクションを鳴らされている。轢かれるぞ。

  川崎駅地下街のキリンシティビの字を1杯。会計時に店員の女の子が「初詣にでも行かれたんですか?」と。さっきのニャンコの写真を見せて少し話に。ケータイの画面を見ながらニヤニヤでもしていて気になったのだろうか?

   今年もよろしくお願いいたします