とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

野川居酒屋探訪

2013年01月29日 | 酔いどれとのさま
  今日は嫁はんと高津区の野川に来ています。しばしば自転車で通りかかりながら気になっていたお店があったのですが、ついに鉄道も断念された街に(讀賣新聞1月29日付)いったいどんなディープなお店なんでしょうかね。では行ってきます!

  南武線武蔵中原駅からバスで約20分の野川は、駅から遠いとはとても思えないほど拓けた場所。付近にはスーパーも2軒あって住宅も建ち並び交通量も多い。ちなみに今回はバスで来ました。念のため

  そして暖簾をくぐったのは、その名も「大将」という店(冒頭写真)。明るい店内ながら18時過ぎというのに先客なし。実は1時間半ほどの在店で他のお客はついに見えませんでした。駅から遠いという場所柄、賑わうのはもっと遅い時間なのでしょうか。火曜日というのもあるのでしょうが。

  カウンターに座り、耳が遠いんで大声で注文してくれと言う陽気な大将だがテレビの音などは聞こえるよう。ある周波数帯が聞き取りにくいのだろうか。

  お通しは里芋の煮物(200円か?)。野菜が高い時節柄、サラダは頼みたくなる。黒板にある本日のおススメに従い牛すじ煮込み(500円)と刺身3点盛り(1500円)を。カウンターのネタケースには3種類しか入ってなく、メニューには5点盛りもあるけど却下されそう。厚く切られたマグロやタコに舌鼓を打つ。

  串焼きはないものの、揚げだし豆腐に300円と格安のイカ下足の炒め煮と堪能して退出したのでした。

  いや~、こんなステキなお店があったとは意外でしたね~。ということでもう1軒くらい探してみようと思います。

  そして来たのは「大将」から歩いて5分ほどの「はづき」という店

  店舗入口

  所在地は高津区千年になります。暖簾をくぐるとまず鼻を突く猫のにおい。見ると3~4匹が目に入ります。知らない人を警戒するのもいれば愛想のいいのも。話によると最盛期には二十数匹いたらしい。

  ここも他にお客はなし。ビールを頼むと、何も言わずおでんが2人分出された。これがお通しか。還暦をとうに過ぎたであろうマスターは話好きで退屈しない。店内も雑然としているがカウンターには様々な洋酒が並ぶ。中には電氣ブランも。マスターが「知ってるかい?」と聞いてくるけど、いつも飲んでると答えると驚いていた。中原の○エツで売っているのは知らなかった様子だ。

  メニューはそう多くなく、なぜか天井に麺類が並ぶ。値段は高めと思いきや、量が3~6人分あるとのこと。さすがにそんなに食べられない。興味のある大食漢の方は試してはいかがか。

  そんなマスターが「あんたお酒強そうだね。これ飲んでみるか?」とショットグラスに液体を注ぐ。口に含んだ瞬間、口内がただれるような感じだ。まさかと思ったが果たしてスピリタスウォッカの96度だった。学生の頃に渋谷の店で飲んで以来だと思う。

  それはサービスだったのか、意外なほど良心的な勘定で店を後にしました。

  側面にはなぜかささやかながらもイルミネーション

ぶり祭り開催中

2013年01月23日 | とのさまの休日
  どこかの居酒屋ではなく我が家です

  昨日ですが嫁はんの1年越しの野望(?)で、勤め先で養殖ぶり1本を頼んでおいたのを引き取ってまいりました。

  ところで魚の数え方で、鮭や鰊は「1石(こく)」というのは初めて知りました。

  さすがに1本丸ごと持って帰るのは難しいため“解体”だけしていただきました。半身を冊で、半身を切り身で、カマやアラもすべていただきます。そして昨夜は刺身と、カマを塩焼きで。さすがに脂が乗ってウマー

  今朝は照り焼きを。新鮮だけあって皮も軟らかい

  気になるお値段はといいますと、近所のちょっといいお店に2人で1回呑みに行くくらい。スーパーで大きめの切り身が3~4切れで500円前後、お造りだと7~8切れで398円なんて考えるとそうとう安い。もっとも見切り値下げや廃棄ロスのおそれがないだけ安くできるのかもしれません。

  残りのアラやカマなどは冷凍庫へ。これのために我が家ではこのところ、冷凍食品の購入を控えていたのです

ベビーカー区域はいいけど

2013年01月18日 | 新聞投書から
  今日の朝日新聞「声」欄から。投書者は世田谷区の61歳主婦です。


電車にベビーカー区域設けて

  「ベビーカー、邪魔ですか」(12日夕刊)という記事を読みました。私は以前から、電車内のベビーカーは邪魔どころか、危険なのではと思っていました。
  電車が急停車をした時、ベビーカーが暴走したり、あるいは周りの乗客がベビーカーの上に倒れこんだりして、赤ちゃんや乗客がけがをしたら、だれが責任を取ってくれるのでしょう?
  でも、これはマナーとか思いやりといったソフトで解決を図る問題ではなく、ハードで対応できることだと思います。以前は駅の階段をベビーカーを抱えて上り下りしていたのが、エレベーター設置で解消されました。今度は、車内にベビーカーのスペースを作り、できればそこに、ちょっとした囲いと親御さんが座れる椅子があれば、軋轢(あつれき)は減るのではないでしょうか?
  乗客を安全に目的地まで運ぶことが鉄道会社には期待されていると思います。鉄道会社のみなさん、検討して頂けないでしょうか?
(引用終)


  ちなみに12日夕刊の当該記事の閲覧には一部要ログインです。

  ラッシュ時を含めた終日設定しろという意見なら暴動が起きそうなレベルですが、そこまで書いていないので納得して読めました。ちなみにベビーカーが暴走したらストッパーを掛けなかった側にも責任を問われますので念のため。

  さて、私も女性専用車を含めて反対はしませんけど、実際に運用されるとなったら様々な疑問が生じます。

  まず、「使われるのか」

  かつて東横線の特急・急行で8号車(横浜方)に女性専用車が終日設定されたとき、日中の利用は疎らでした。隣の7号車に乗っていて女性のグループが、8号車に空席が多くあるにもかかわらず座って談笑していたときは拙者でさえ腹が立ったものです。

  すべての車輌に設定することは不可能でしょうし、乗降駅のエレベータ位置の都合などで利用しない人も多く出てくるでしょう。そうすると次の疑問も生じます。

  「周囲の理解を得られるのか」

  ベビーカー区域以外に乗ってこられたら周囲からいっそう白眼視されませんかね。前の疑問と重なりますけど、車椅子スペースもあまり活用されている光景を目にしません。スペースがあってもなぜか介助の駅員さんは乗務員室の隣に案内するということが多い。さすがに以前は見られた出入り口鎮座というのはなくなったよう。それではお互いに気まずかろう。かたちだけのバリアフリーではかえって迷惑でしかない。

  なによりベビーカーが問題視されるのは、混雑することが分かりきったラッシュ時でも平然と乗り込んでくる、ドア付近を占拠して乗降を妨げる(特にグループだと顕著)、また、記事にもありましたが閉まりかけたドアに突っ込んでくる、といったことでしょう。特に最後のは子供の命より目の前の電車に乗ることが重要という考えの表れで、論外の行為です。

  とりあえずすぐにできる策としては、やはり車椅子スペースの活用でしょうか。旧型車が多い南武線ではまだ4分の1程度の編成にしか備えられていませんが、京浜東北線など全編成に備えられている路線も多くなりました。しかも大抵はひと編成に複数箇所あります。そこをベビーカースペースとしても案内し、利用してもらえばいいのでは。車椅子の人も常にいるわけではありませんから。

  そして利用者サイドも、時間に余裕を持って行動することや、急行などが走る路線なら比較的すいている各駅停車を利用するなど、できることはあると思います。

  ところで拙者は乳幼児にとってよほどの“珍生物”なのか、よく凝視されます。 そんなときはちょっと遊ぶと泣き騒ぐこともないし親御さんも喜んでくださるし、楽しいひと時を過ごせるものです。

ありふれた日常

2013年01月11日 | 夜のとのさま
  今日は業務の一環で中目黒の本社へ(そのためカテゴリーも仕事関連です)。働きが足りないから油を絞られではなく、健康診断の結果についての説明があるとのことでした。

  とどのつまりとしては数分で済んでしまいなんとも拍子抜け。

  それならせっかく来たのだし、乗れるうちに乗っておこう。

    

  やって来たのは東急1000系、どう考えても「のるるん」のモデルです。

  平日ということもあってか他に撮影者の姿はなし。この何の変哲もない日常的な光景も、あと2か月ほどで変わることになります。

  せめて最終日は、この2番線に金属音の発車ベルを復活させてくれないかなぁ。

元日らしいことをしてみた

2013年01月01日 | 横浜市鶴見区/鶴見線ファンクラブ
  元日営業の店舗で働いてがっつり稼ぎ、明けで休みとなったためぶらりと出かけます。そういえば扇町へずいぶんと行ってないことに気づきました。

  尻手、浜川崎と乗り継ぎ。後藤商店の看板上部にあった「弁当 パン」の文字がいつの間にか消されてました。売られなくなって久しいはずですし、というか売っていた時代が記憶にありません

  昭和を出て左手にあった昭和シェル石油の工場がきれいに更地になっていました。ものものしかった配管群も見られません。駅の手前にあった東亜石油への引込線や踏切も、同社の事業所閉鎖により車止めが打たれてすでに使われなくなっています。

  さて、駅を降りると、いますね

  ミケ2匹とキジトラ大小、シロクロなどなど。でも昔に比べて懐かないのが多くなったような。悪さをするニンゲンでも現れているのか。そんな中でとりわけ愛想のいいのが冒頭写真も)

   
  靴をまくらにされました

  今日は駅員さんがいるようで、事務所の灯りが点き、ごはんもふんだんにあります。でもお昼にとコンビニで買ってきた海苔巻き(人間用)を食べようとするとぞろぞろやってくる。それはそれか。仕方なくカニカマが彼らの手に渡りました。

  キジトラ大は去勢されていないようで、発情しているようでもあり、メスを見かけてはちょっかいを出し始める。そのため蜘蛛ならぬ“猫の子を散らしたような”騒ぎとなって流れ解散。電車は120分間隔のためバスで川崎へと戻りました。

  では皆さま、相変わらずの調子ですが本年もよろしくお願い申し上げます