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とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

要町3回戦

2018年04月13日 | とのさまの休日
  劇団新和座さんの第12回本公演「デスマーチ ~ブラックIT撲滅スペシャル」を観に、三たび要町へと足を運びました。(冒頭写真

   13日の金曜日

  昨年は千穐楽、今回は封切り(と言うのか?)の回を、場所は同じくアトリエ第七秘密基地です。

  開演は14時、受付開始は13時半からとのことで、その前にお昼を。会場隣にある「蓬来」の暖簾をくぐります。すっかり気に入ってしまいました。

  テーブル席に通され、手の込んだ料理はないものの、相変わらずあれもこれも500円前後と安い。レバー野菜炒め定食にしました。

   また来たあるよ(・∀・)ノ

   これで500円

  (蛇足ながら今回の写真は新たに導入したタブレット端末で撮影したものなので、従来と画質が違ったり、慣れていないために写りが悪いこともあるかもしれませんがご容赦のほどを

  さて、劇の内容はというと、

  舞台は2020年の近未来、この年に開催される架空の世界的スポーツ大会の舞台裏を支える情報処理技術者たちの物語で、前作は低待遇やクライアントの無茶ぶりに業を煮やしたチームメンバーが謀反を起こしたもの。今回は同様の待遇を受けている大会ITスタッフたちが起こした謀反(サイバーテロ)を同じメンバーが食い止めるというストーリーです。経験を買われたんですな。しかも予算?出しましょう。人員不足?補充しましょう、という羽振りの良さ。

  「4年前」の謀反の後、散り散りになっていたメンバーが再び集められるのは偶然やご都合主義ではなく、実はクライアントの密かな策略だったり。4年が経っても全く変わらないキャラクターや年相応になったのかなというキャラクターもいて、これも演出だったのか考えすぎか。でも「同じ役」を演じるので最初から安心感はありました。

  新キャラも皆さんハマリ役?むっちゃ陽気な“意識高い系カタカナ語連発男”(違ったかな?)もなんか憎めない。(決めゼリフは「グゥレイト」) そしてそれを支える落ち着き払った女性秘書、営業から異動してきて戸惑いまくる若手クンと、皆さん役なのか素なのか本当に分からない(笑)

  でも今の世の中、ITエンジニアだけでなく、いろんな業種が買い叩かれてますな。拙者も以前から言ってますが「カネは出さないがサービスは良くしろ」というのは、巡り巡って「ではあなたの収入も安くしましょう」になっていることに気づかないはずないと思うんですが。収入がないのにどうやって支出できるのか。

  接客だけでなくさまざまな技術も研修や教育にお金が使われているからで、むやみに安いというのは従業員の「品質」もそれなりということだってあります。つまり高度なサービスを受けたければ相応の対価を支払えばいいということです。

(閑話休題)
  拙者も元ソフト屋(当時はIT企業なんてコトバはなかった)ですので用語にはそこそこついていかれました。!↑刑事↓の白鶴さんが神奈川県警から警視庁へ異動していたのは公然の秘密なの?

  小気味よく話が展開し、2時間弱があっという間でした。

  今回は石井かほる座長が私事ながらご退任ということで、終演後にいとうともえ新座長の紹介が。またこれからも楽しみに、許される限り足を運びたいと思います。

  すべて終わって出演者の皆様としばし歓談、そして再び隣へと吸い込まれます。

  昼食時に夕方は何時からかと尋ねたら、店主さんは「ずっとやってますよ」と。では昨秋の時は何かの都合でたまたま閉めただけだったのだろう。

   うぇーい

  やっぱこういう店は硬派にキリンラガーですな。モルツや一番搾り、ましてやスーパードライではいけません。大瓶650円は料理より高価…

  200円というギョーザは大ぶりなのが5個で、本当にこの値段でいいの?というほど。でも天井を見渡すと冷房がない。そういえば冬は石油ストーブだった。夏場に汗をかきながらビの字もまた楽しからずや? お手洗いも見当たらず。言えばご自宅のを使わせてくださるのか??

  芝居と料理、どっちが楽しみなんだろう???

  そしてしばらくの間、「グゥレイト」が頭から離れなくなったのでした。。。


  (この記事は観劇した13日付ですが、公開は千穐楽後の15日としました。ご了承ください)

雲葉は何しに要町へ?

2017年10月07日 | とのさまの休日
  『地上では雨が2ヶ月にわたって降り続いていた』

  そんなイントロダクションで始まる舞台、仕事の間隙を突いて感激ながらに観劇するため再び要町へ足を運びました。家を出るときは降りやんでいた雨が、地下鉄の駅を出るとまだパラついています。傘がいるほどではないけれどメガネに当たるとちとつらい…。

  それにしても雨が2ヶ月ってすごいですね。聖書に出てくるノアの洪水の話でも「四十日四十夜」と云われてるのですから、単純に1.5倍の期間です。しかも劇が進むにつれ、ついには3ヶ月になったのですから2倍を超えました。時間当たりの降水量を比較していないのでなんとも言えませんが。(細かい)

   営団地下鉄要町駅にて

(閑話休題)
  開演は13時で開場は12時半、余裕をもって出たとはいえ少し間ができてしまったので付近を散策します。

   喫茶「デミアン」営業してます
  

  前回お昼に入ったレトロスペクティブチャイニーズレストランは健在です。しかしこの両店、いったいいつからこの状態なのだろう? 喫茶は前回も通りかかってるはずだが営業中と思わなかったのか休業だったのか。分かってたらもう少し早く来てコーヒー1杯いただいても良かったのに。

  さて冒頭写真にあるように、観に行ったタイトルは『玩具騎士団、』、「おもちゃきしだん」と読むそう。あらすじについては劇団の公演情報をお読みください。(手抜き)

  地上に雨を降らせ続ける「魔王」なる存在、そしてその雨は人間の欲望の果てという。

  一方で人間から大切に大切にされながらも様々な境遇で捨てられたおもちゃたちが擬人化し、元の持ち主との想い出を秘めながら人類を助けるために魔王と対決する、ファンタジーと銘打ってますが切ないラブストーリーであったりもするのかもしれません。

  最後はおもちゃたちの思いが勝り、雨はやんで入院中だった女の子も元気になります。「魔王」という存在も、実在なのか人間の欲望による産物なのか、最後は滅んだのか別世界へ転じただけなのか、おもちゃたちはどうなったのか、どれもハッキリさせず想像に任せますというのも良かった。“夢”ってそういうものですから。

  そして見終わって抱いた感想はというと…

   お前らなら魔王を倒せるんじゃない?

  終演後は出演者の皆さんがご挨拶に。少しお話しできました。

   飴ちゃんいただきました

  さてスタジオを後にしてお昼と隣へ向かうと…

   

  懸念していた昼休みに入られてしまいまひた。

  近くに別の店が開いてたので無事にありつけ(後述)、駅周辺をぶらぶら。駅近くのいさみ屋というスーパーで日本酒を入手します。

  

  なんだかごはんや買い物がメインで観劇がついでになってるような…。

  そしてこの夜、スライムにフルボッコにされる魔王が夢に現れたのでした。。。


【今日の昼食】 
福満苑(豊島区要町1丁目14-9)
 ☆油淋鶏定食 700円
   駅へ向かう途中、まだ「営業中」の看板が出ていたので迷わず入りました。15時間近とあって先客はゼロ、入ってほどなく看板を仕舞ったので頃やよしだったか。ビの字は神奈川県内広域麦酒企業団と同銘柄だったので黒ホッピー(480円)を。中国出身らしきご夫婦で営んでるよう。レトロ中華屋は残念でしたがこちらもなかなかどうして、杏仁豆腐も付いてこのお値段なら決して悪くありませんよ
   「中」のおかわりは200円でした。

ポッポッポ、食べにきた♪

2017年09月24日 | とのさまの休日
  変貌著しい武蔵小杉にあって、またひとつ思い出の地が想い出に変わる。

  今月上旬、嫁はんとお昼を食べにイトーヨーカドー地下のポッポへ入ったらこんな掲示を目にしました。

   

  駅前にあった小杉フロムも閉館して店はほとんどが戻ってこない、2階にあったファミールも今年に入って閉店(跡地はサイゼリヤ)と、気軽にふらっと入れて、時には200~300円程度で過ごせる場所がまた消えてしまいます。ということで去る20日、またお昼を食べに行ってきました。

   頼んだのは味噌ラーメン(529円)

  過去記事を調べたら地図調査でも何度かお昼に入ってますね。たまプラーザ、鶴見、横浜別所(閉店)、上大岡はあったかなかったか。むしろデニーズに入っていたかも。(余談ながら上大岡がデニーズ1号店だったとのこと=はまれぽ.com2014年6月21日付

  水曜の昼下がりとあってか店内はお客も少なく。(冒頭写真) でも落ち着いて食べられます。

   領収証も作っていただきました
   黄金焼(こがねやき)も追加しちゃったゾ(103円)

  焼きそばがあったりなかったり、フライドポテトがなかったりでメニューが安定しなかったことや、グランツリーができてそちらの飲食店がわりと充実していてお客が流れたこと、今どきの中高生が放課後にこういうところを溜まり場にしなくなってきたことなどなど、理由はいくつかあるでしょう。マクドも空白地帯になりましたし(武蔵中原にはなぜか2店ある)こういうのは時代の流れかもしれません。でも大衆的なお店がひとつくらい残っていてもいいように思います。

  そして最終日の今日もついでがあったので昼下がりに行ってみました。家族連れなどで賑わうも空席もあります。ある日突然なくなっていて驚く人も少なからずいるかもしれません。

   最後はコーヒーフロートを(210円)

  長い間ありがとうございました。

  それにしても近隣店がたまプラーザか鈴木町(川崎港町店)か小田栄(川崎店)というのも…、まだ近い方か?

要町にて

2017年02月13日 | とのさまの休日
  二十数年ぶりにお芝居なんてハイカラなものを見に行きました。場所はアトリエ第七秘密基地、営団地下鉄要町駅が最寄りです。

  昨年のこと、劇団新和座に所属する役者さんとツイッターで知り合い、前回の公演は仕事が重なり行かれず、今回の演目「デスマーチ」は今日の14時からの回(千穐楽でもありますが)なら好都合なので足を運んでみました。テレビのドラマは見ないのに舞台は見るんですよね。ライブ感は画面越しとは全く異なりますし、尺合わせのための切り貼りもない。昔のプロレス中継で、試合開始とともに画面が切り替わり、「10分経過」なんてテロップが出るとなんだかな~になってしまうようなものでしょう。

   劇場に近い要町駅3番出口

  小杉から乗り換え不要で行かれ、こういうときは便利です。今朝はあちこちで鉄道トラブルが発生し、東横線日比谷線での発煙の影響で中目黒駅が混乱しているとのこと。なので少し早めに家を出ました。結果を言うとダイヤ乱れなどはなくやれやれ。

   自然体に経験値1とゴム印1を



  

  場所はこちら。下見に行ったら外に看板類がなく少し迷いました。住所から見当をつけて。本当に小さなスタジオで、広さなら“大広間”といった感じでしょうか。

  詳細な内容については割愛しますが、今日「ブラック」と言われる労働環境がどうしてできあがるのか、それに対抗するにはクーデターのようなことまで起こさないといけないのか。一見社会問題を扱うようでコミカルな面もあり、約2時間の上演時間があっという間のようでした。

  日ごろツイッターでやり取りするだけの間柄ですが、皆さん実は“素”なんじゃないかというほど役柄に溶け込んでました。小さな劇団ながら関わる皆さんがいつもいい関係を築いているのが窺えます。個々の持ち味が十二分に発揮されていたのではないでしょうか。

  終演後は付近をぶらぶらパトロール
  
  

  細い商店街を入ると、奥に駄菓子屋が。こんなの入るしかないでしょう


【今日の昼食】
蓬来(豊島区高松1丁目2-2、冒頭写真も) 
 ☆サービス定食 550円
   スタジオの隣になんとも味わい深いお店を見つけました。ランチには奴豆腐が付きます。グルメサイトでは「蓬莱」となっているようですが看板を見るとライには草かんむりがありません。かなり年配のご主人がひとり厨房に立ち(こういうお店でキッチンなんて言ってはいけない気がします)、13時に入ると先客は警備会社の制服を着たご老体がひとりだけ。餃子200円など価格も昭和のまま時が止まってるのではないかと思うほど。ごはんは硬めでチャーハンなら最適だったかな。飾り気のない素朴な味はまさに『昭和の大衆食堂』といった風情でした。またここで芝居を見ることがあるなら再訪しましょうかね。
  

出会ってもいないのに

2017年01月22日 | とのさまの休日
  来たる1月29日から溝口駅南口広場が全面供用開始されるのに伴い、東急バス溝22系統北口から南口へ発着地が変更されることになりました。(リンク先は東急バスのお知らせ)

  同時にバスの運行経路も変わり、南武沿線道路やゼネラル方面は通らなくなります。ということでお名残り乗車してきました。

   経路変更の告知(溝の口駅北口)
   一部拡大

  日曜の17時過ぎとあってそこそこ乗ってます。高津中学校入口で早速降車ボタンが押され、ゼネラル軍でも降車が。廃止されたらいささか不便になるかもしれません。でも踏切待ちによる所要時間増が解消されればとんとんか。

  
   バックナンバーとか傑作選というバス停はありません

  場所としては毎度おなじみなので新鮮感はありません。終点まで乗る意味もないので適当に降ります。なお途中の各バス停は市バスが引き続き使うものの、名称が異なるため「ゼネラル正門」「ゼネラル裏門」は消滅することになりそうです。(

   新作バス停の告知

  帰りは久本経由に。南口で大半が降りますが乗り通す人も拙者のほかにもうひとり 趣味的な御仁とも思えぬが急ぎでないだけか? 回送でなく営業運転なのだから一向に問題ない。

  東急線の高架先の交差点をなかなか右折できず、第一ホテル前の横断歩道も歩行者がひっきりなしに往来するうえに道が狭くなるため対向車との兼ね合いからなかなか進めない。日々これを繰り返してたら運転手のストレスにもなろうし、南口打ち切りもやむを得なかろう。

  南武線の踏切待ちして、時おり行く立ち飲み屋も日曜なので真っ暗。最後のバス停1区間がやけに長い道のりでした。

   戻ってきました

  実はこの系統に乗るのは今回が初めて。機会がなかったと言えばそうであって、では「お別れ乗車」というと出会ってもいないのに?となる。今後は「お別れ乗車」のあり方も議論されることになろう(?)


  ※ 土曜日の夜に1便だけ、高津高校前→ゼネラル→久本→高津営業所の経路で走るようです(休日は運休) ゼネラル裏門バス停時刻表(pdf形式、1月29日追記)

十日市場に「十日市場」はあるか?

2016年12月26日 | とのさまの休日
  (あちこち行くためカテゴリーは「休日」にいたします)

  相鉄ローゼンが年末やら開店記念に出す“幻の銘酒”、今回もあるのかと探索の旅に出ました。サイトなどで公表されないため自分の足が頼りです。いやいやこんな楽しいことを他人に行ってもらおうなんてゴニョゴニョ

  田園都市線横浜線を乗り継いで十日市場へ。(冒頭写真) 深い意味はなく、店舗一覧から適当に行程を組んだまでです。

   十日市場店

  なにはさておき店内へ。入り口付近には正月用の飾りやらモチやらが陳列されてます。お酒もありますけど見当たらない。奥へ進みお酒コーナーへ行くも見当たらない。念のために店内をもう一周するも見当たらない。残念ながら撤収します。

  駅前のドトールに入りコーヒーをすすりながら、今年はないのかなとツイッターで「相鉄ローゼン」で検索すると、昨日付けで某店にお酒が並んでいるとのツイートを発見 あれうれしやと快哉を叫ぶのはグッと我慢して、しかし心を強くした。バスに乗り転進する。

   三ツ境行き
   三ツ境店

  バスに揺られること40分ほど、三ツ境へと向かいます。昼食(後述)の後、店舗へ。店頭には見当たらずお酒コーナーへ。すると棚の上段にありました 喜び勇んで手にします。しかも今日はポイント5倍(酒類は3倍)とあれうれしや。

  再びバスに揺られて次はいずみ野へ。車内は立ち客も多いのですが中乗り前降りのためみな前部にかたまり後部座席は空いているほど。

   いずみ野駅前店

  店内に入ると、ここもお酒コーナーにありました。三ツ境も同様でしたがあまり目立つようには置かれていません。早々に売れてしまったのか元から数がないのか。

  こうなると欲が出てもう一軒行きたい。時刻表を見ると快速が来るようなので鶴ヶ峰にしよう。来たのは8000系だがVVVF機器が更新されており、耳障りだった起動時のパルス音が低減されている。

   8000系のボックスシート
   ココロット鶴ヶ峰(歩道橋から撮影)

  鶴ヶ峰駅を降りて歩道橋を渡り、直結する商業施設に。ここは建物自体が来るのは初ではないかな。1階へ降りて相鉄ローゼンに入ると、ここもお酒コーナーにありました。

  4合瓶とはいえバッグがかなり重くなり、意気揚々と引き上げます。あとは帰るだけだし、脇に荷物も置けるほど大きなベンチで一休みして、と思ったら直に来た各停は相鉄ご自慢のネイビーブルー編成ではないか。まだ乗ったことがないのでいそいそと向かいます。

  室内をグレー基調にすると聞いていたので、国電209系のような薄暗さでなければよいがと懸念していた。ところがグレーといってもアイボリーに近く、薄暗さは全く感じない。そして次の西谷に着くと…

   昼光色だった室内照明が
   白熱色に切り替わり

  頃やよしと切り替わりを体験できたわけだ。自動窓にドア脇の小鏡など、相鉄は独自の車内設備があるけど他社へ普及しないのは不思議でならない。(もっとも新型車には残念ながら省かれてしまった)

  ところでこれってどういうタイミングなのだろう。タイマーか外の明るさに合わせてなのか乗務員の気分か。今回はロングシート車だったので、ボックスシートに採用されている本革張りは体験できなかった。なにも無理に移動して座りにいくまでもなかろう。

   こんなときはホームドアがちとうらめしい(横浜駅で)

   本日の戦果


【今日の昼食】
一寿司(旭区笹野台1丁目1-45) 
 ☆白身の刺身定食 1026円
   三ツ境駅北口バスターミナルの前にあります。刺身は3点盛り、茶碗蒸しも付いてます。小鉢は3品あり、野菜の炊き合わせ、山菜の和え物、煮豆とメインが霞みそう。 ごはんおかわり可なれど盛りが多く十分でした。酒については、ここは忍の一字に。ちなみにビの字は神奈川県内広域麦酒企業団(笑)とのこと。デザートにグレープフルーツがひとかけ。ランチは14時半でカンバン、写真は退店後に撮ったもので、すでに暖簾を外されていました。

出合いと別れと 2016

2016年03月29日 | とのさまの休日
  書きたいこともなく丸々3ヶ月放置してしまいました。 しかも今年初記事です。

  春には付きものとはいえ、去るものと誕生したものをミーハーに追っかけてみました。まずは去るもの。

  来たる4月1日のダイヤ改定で川崎市バス杉01系統が小杉駅北口発着から東口発着に変更されます。そのため中原区役所前、東横線小杉駅を通らなくなり、両停留所を通る市バスがなくなります。

  

  そしてもうひとつ、回数券が変更となり、大人用2千円券(11枚綴り)と4千円券(23枚綴り)が廃止され、新たに5千円券(28枚綴り)が登場します。1回あたりだと173.9円(4千円券)から178.6円になるので割引率が若干下がることに。

   来ました

   見づらい写り
   停留所は市バスのものを使ってますがどうなるのか

  1137時発の便に乗客は5人、それも次の区役所前で早々に降りる人がひとり。 次の東横線小杉駅で7~8人が乗ってきます。そして横須賀線小杉駅へ寄り道を。こちらも来月から寄らなくなります。綱島街道へ出たら「お別れ乗車」は終了です。

  この便は井田営業所へ寄って乗務員交代、そして井田病院でも時間調整して、総合リハビリテーションセンターまで50分近くかかりました。かかり過ぎじゃない?

  

  今は平日土曜に1日6回ですが4月以降は同じく平日土曜のみながら10回に増えます。もっと増やせば井田さくらが丘の需要も取り込めそうな気もしますが東急バスとの調整が面倒なのかな?

  山を下りて井田営業所へ。1238時の川63系統川崎駅西口行きは定刻に来ました。

  川崎駅を西口から東口へ。どこへ向かうかはすでにお分かりかもしれませんが普通に行ったのでは面白くない。臨港バス川29系統に乗り込みます。

  いったん横浜市に入ってゴム通りを進み、ぐるっと回って小田踏切で降ります。



  場所はこちら。

  
  

  今日は開業記念ヘッドマーク車の運用でした。(上は浜川崎方、下は尻手方です)

  電車を待つ人はそこそこあり、場所は離れているとはいえ川崎新町駅の浜川崎方面ホームのバリアフリー化という意味合いもあるのではないかな。当面は「同一駅」扱いで、IC乗車券の記録や乗車駅証明も川崎新町駅のものが出てくるし。でもそうなると利用者数のカウントはどうなるんだろう? 端末ごとに集計ができるようになっているものなのか?

  電車のタイミングを失してしまい徒歩で川崎新町へ。ツイッターで“先遣隊”がいろいろ書き込んでいたのを見て、駅名鳥居に所在地表記が残ったのに感激しました。なお(臨)小田栄仮乗降場駅には鳥居型の駅名板はありません。なにせ狭いし。

   「(川崎市川崎区)」

   満開まではもう少しですかね

  お昼はというと、14時を過ぎてしまい付近に開いているお店はなく、ホームセンターのフードコートで平日限定という「オムそば」(432円)を買って食べました。

  ところで小田栄駅へ行ったのに電車に乗り降りしていない…。ということは乗降記録ナシということに???

立川→川崎→ジャカルタ

2015年12月07日 | とのさまの休日
  昨日ですが南武線から205系電車の原型タイプが姿を消しました。(冒頭写真

  夕方から小杉へ買い物にと思っていたのですがいつも帰宅に使う中原1820時着の電車(中原止まり)がそれの最終運転ということで見合わせ。結果としてヲタだらけだったそうで、行かなくてよかったです。

  引っ越してきたころは103系がまだゴロゴロいましたから置き換えがずいぶん早く感じます。いや、いいんですけどね。

  それらの205系は海を渡りインドネシアへ譲渡されるとのことで、11月下旬からヘッドマークの装着や、車内広告スペースを幼児の絵で埋め尽くすという“イベント”がありました。

   車内に掲示された幼児の絵

  そんなわけで今まで撮りためていたものを紹介いたします。ケータイなので画像がいまひとつな点があるのはご容赦を。


   このアナログな側面表示も見られなくなります

   先月末で離脱した34番編成(11月26日撮影)

   来月上旬で離脱が決まった46番編成(11月18日撮影)

  同じく46番編成(12月16日撮影、追加)

   
E233系から205系への車輌交換が行なわれたことも(10月22日撮影)

   大窓と小窓が混在した4番編成(5月13日撮影)

  

  大窓小窓の混在は南武線唯一の存在でした。中間車の一部に不具合が発生し、他の編成から差し替えたためですが、かつては混色も当たり前のようにいた南武線らしい編成とも言えます。

   このマークも見納め?

  さて、南武線には36編成が在籍しているのですが新型のE233系は35本しか作られないそう。では残り1本はというと、、、

  

  209系(53番編成)残留という線が濃厚のようです。

  11年前の103系置き換え時も最後の1本が半年以上残ってましたし、歴史は繰り返す?

  おまけですが最後に103系、そして支線用101系との並びを。(共に尻手駅にて)

  
  

あのころを抱きしめない

2015年09月21日 | とのさまの休日
  1年下の後輩と久しぶりに母校の文化祭へと足を運びました。

  あるきっかけで在校生のひとりとツイッターでフォローし合い、情報をいただきました。

  

  夜勤明けでお昼前に行くとかなり賑わってます。やはり“昨春のできごと”の効果は絶大なのか。野球班の展示もあるというので入ってみると、その“昨春”の新聞記事やらテレビインタビューの映像やら関連書籍やら。これであと何年メシを食うつもりだろう?

  そのフォロワーさんのクラスは自主制作映画の上映というのでパンフレットのタイムスケジュールを見て視聴覚室へ。在校中は自分のクラスや班活で何をやったかなんて全く覚えていません。友達は好きだったけど学校はあまり好きではなかったからかな。特に連絡はしていなかったためフォロワーさんには会いませんでした。

  上映前に寸劇があり、観客を軽くいじったところで上映開始。他のクラスもだったけど本当に自由な発想で取り組んでいる様子は見ていて羨ましくなります。当時に比べて先生の異動が頻繁になり、空気が入れ替わるようになった影響はあるのでしょうか? もちろんデジタル技術の進歩も大いに貢献しているでしょう。

   冷却飲料水(特に意味はない)

  ホールで体操班の演技がありしばし見入る。後輩氏は校舎の様子などについて、あのころはこうだったはずなどとよく覚えているものだ。これも思い入れの差だろうか。

  華麗に宙を舞う生徒たちを見ながら、「高校野球でホームラン打ってバック宙ホームインしたらやっぱり怒られるかな」などと考えてみる。

  時間の都合で残念ながらすべてを見ることはできませんでした。

   氷のモニュメント

  氷のモニュメントの翼の部分に手をかざし、後輩から「触っちゃダメですよ」と言われるも、「空中だぞ~」と空中セーフを主張する。(このへんは小学生

  宴を後にして裏手にある旧正門を見に。門柱は保存されています。(冒頭写真) 現在の正門の真反対にあり、開校時はこちら側に鉄道が通る計画だったためこのような姿になりました。門柱に住所を示すプレートがあるため、今も住居表示の基準地はこちらなのかなんてことを呟くと、「さすが地図屋」と笑われます。

  商店街で遅いお昼を食べながら、お互い「変わってないね」と笑み合う。こちらもツイッターでやり取りはしていても実際に会うのは10年ぶりくらい。それぞれ家庭があるし生活圏も異なるから会う機会は滅多にないのだ。

  でも、変わるとしたら?

  再会を期して別れ、寄り道して帰ります。手持ちのpasmo東急バスの1日乗車券を購入し、反11系統で若林三丁目、渋24系統に乗り換えて成城学園前駅へ。次いで玉07系統で二子玉川園駅へと進みます。そして今月から土休日だけ小杉駅東口へと延伸された玉11系統に乗り込みます。

   玉11系統に

  運転手は高齢者パスで乗る人に行き先を尋ねている。東京都のパスでは多摩川園までしか行かれないのだ。運賃は都内区間が220円(ICは216円)、多摩川園―小杉駅東口間のみだと210円(同206円)の川崎市内運賃が適用されます。

  すでに黄昏時となり、帰宅時間帯とあってか車内は立ち客も。でもバス停ごとに降りていき多摩川園ではやはりというか乗車はゼロ。丸子橋を渡ったのは結局拙者を含めて4人でした。ちなみに丸子橋を渡る一般街路バスは、実に四十数年ぶりのことなんだとか。

  最後に校内の中庭にあった自販機で、こんなものが売られていました。

   安い

  おみやげにしたのは言うまでもありません。

Today's Digest

2015年05月08日 | とのさまの休日
  東急線の普通回数券(160円券)が4枚あって今日で期限切れを迎える。いかに実家にも行っていないかという親不孝の表れだが悔やんでも仕方ない。他に用事もできたので横浜へと行くことにします。

  武蔵中原駅のホームに上がると下り回送電車が。E233系のN18番編成、つまり新型車も18本目が搬入されました。総数が36本なのでちょうど半分です。

  
   側面

  小杉で乗り換え東横線へ。やってきた各停は東急5050系だがまだTASC(列車定位置停止支援システム)が安定しないのか停車が荒っぽく、混雑してたら“人雪崩”で転倒事故でも起きかねないのではないか。いずれ案内の「お客様対応」やら「車内安全確認」が事故の符牒になりはしないかと懸念しておきます。

  反町で降り、高島山隧道を抜けて宮前商店街を通り中央市場方面へ。じつは嫁はんに「ほんだし」がそろそろ切れるので所望と言われたため場外の卸売り店で1kgのを求めます。税込み1400円強ながら割安なほうではないでしょうか。

  せっかくなのでガトーよこはま本店にも行ってみます。ここも何年ぶりやら。店内は改装され奥に喫茶コーナーができています。一方で昔よく買っていた型崩れ品は扱わなくなったようで残念…。パウンドケーキを2種類買って後にします。

   ガトーよこはまでの戦利品(モデルは付いていません←当たり前だ)

  時計を見ると14時近く、おひるにちょうどいい時間なので、ここはもはやおなじみ「みのかん」しかありません。

  ビの字(大瓶)、ほたるいか、モツ煮と頼みます。これで計1060円ですからのんべの味方です。ハイボールに湯豆腐も追加して満悦しました。

   みのかんにて

  陶然としてワンパターンと思いつつ幸ヶ谷公園にも立ち寄ります。今日は人影まばらで静かな佇まいです。いつものシロの姿はなくクロがいました。デタラメに「クロベエ!」と呼ぶと反応するので、本当にクロベエなのか?

   クロベエ?
   別角度
   なされるがまま

  夕方は大倉山で降りて「大倉山モツ肉店」でモツ焼を持ち帰りに。100g200円と変わらず、嫁はんと2人ですが3人前を作ってもらい夜の食卓に登りました。

  回数券は都合3枚使い、1枚残りましたがやむを得ないでしょう。

川崎新町小夜曲

2015年02月28日 | とのさまの休日
  通勤定期が切れるので買いに行きたいのだが近所の駅ではつまらない。そこで電車に乗って出かけることにします。

  南武線でまずは尻手へ。今日はなにやらあるのか、隣に座った母娘連れもマニヤ的な会話をしている。各駅にもカメラを手にした者がチラホラ。この理由は後に判明する。

  尻手で浜川崎行きに乗り換え。久しぶりに川崎新町駅に降り立ってみます。(冒頭写真

  昨年暮れにて窓口での乗車券発売を廃止し、その後どうなっているのかと気になったので降り立ってみました。

  結論を言うと窓口はそのままの状態で残っていて乗車券類の発売を行なわなくなっただけ。駅掛員(委託?)はいて改札業務だけ行なっていたのでした。変わらず1台だけある券売機も近距離乗車券の発売やICカードへのチャージのみで、では定期券を買いたい人はどうすればいいのか。私鉄なら発売駅まで実質無料で行かれる制度があるけど、そのような案内はない。合理化は結構だが利用者に無用な負担を強いるようでは困る。

   小田栄新駅の駅名案内に所在地表記はあるのか?

  尻手行きで戻って鹿島田で降ります。近くの吉野家で昼食に。せっかくなのでビの字でもと思ったものの、ここは銘柄が神奈川県内広域麦酒企業団(笑)だった。

  駅前では新川崎方面への歩道橋設置工事中。その新川崎駅まで歩いて京急ストアで買い物を。高清水の純米を売っており、あれうれしやと買い求める。

  そういえば元住吉には京急系の「もとまちユニオン」があり、新子安や富岡に「相鉄ローゼン」、杉田や鎌倉に「東急ストア」と、鉄道のみならず物販の“相互乗り入れ”も興味深い。

  その京急ストア前に整備中の交通広場(リンク先はpdf形式)も3月29日に供用開始予定とのこと。特筆すべきは記事によればここから日吉方面への路線バス新設が申請中であるらしい。このえにっきの2005年10月25日付にあるように日吉宮前地区では署名運動まで行なわれていたほど悲願だったバスが10年越しに実現するわけだ。初日には街を挙げての歓迎式典が行なわれることであろうかどうかは寡聞にして存じません。

  定期券を継続して小杉へひと駅、ちょいと買い物して中原へ戻ると、2番線に209系が停まっていました。

  

  かつてこの南武線に新製投入された32番編成です。どうやらお役御免で南武線を去るようです。沿線でカメラを構えてた人たちはこれが目当てだったのでしょうか。でも中原駅に見送りは少なく落ち着いて撮れました。やれ“プレハブだ安物だ走ルんです”だのと言われたのに、消えるからと特に感慨もありません。ただ遅延発生時に脚力のある編成が離脱するのは、せめて3月のダイヤ改定まで待ってほしかったかなという感はあります。当初の予想では真っ先に消えると思ってましたから。

  
  

  ちなみに今日は南武線に計5回乗って、4回が205系(1回はE233系)でした。まだまだ健在です。

えにっき10年

2015年02月24日 | とのさまの休日
  2005年2月24日にこのえにっきを書き始めて、今日で丸10年となりました。 いつもご来訪くださっている皆さまに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

  最初は「とのさまのおしごと」と題して始めたえにっきも、2009年7月末で当時働いていた刊広社を辞めることになり、現在の勤め先に拾っていただいたのを機に「よるのとのさま」へと改題しました。

  スーパーの深夜勤務という事情から保安面等のために勤務地を明かさずにいたため、仕事の話がほとんど書けず、たまの外出や雑記が主になってしまい、2013年2月より現行のタイトルに再改題いたしました。

  それらもこのごろ更新が滞っています。ネタ記事も書きたいものがないんですよね。底の浅いことはあまりやりたくないし、なんかすでに燃え尽きてしまったんでしょうか。

  そうすると今の仕事に就いてからの方がとうに長くなってしまったんですね。早いものです。(実際に刊広社には学生バイト時代を含めて延べ20年くらいいたので、それに比べればまだまだですが)

  あの時に入ったお店はまだあるのか、機会を見て訪れてみるのもいいかもしれません。すでに廃業した店も少なくないようですが。

  今後もまいぺーすながら記してまいりますので、気が向きましたらお越しいただければと思います。できれば遠くへも行きたいな…。

  誠に簡単ながら感謝を込めて。

静かなる旅立ち

2015年01月17日 | とのさまの休日
  今朝のこと、勤務明けで武蔵中原駅に戻ると3番線(立川方面)にイベント列車が入ってくるとのことで待ってみました。

  ジョイフルトレイン(死語?)でも来るのかなと思ったら、もはやお馴染みとなったE233系で少しがっかり。

   イベント列車(左)、右は始発の川崎行き
   ヘッドマーク

  編成はN12番で、つまりE233系も12本になったということ。南武線在籍編成のうちおおよそ3分の1が同系に置き換わりました。

  事前にどれほど告知していたのかは知りませんが気合い入れて警備も準備万端ととのえたのに、完全に“肩透かし”を食らった恰好です。冒頭写真のとおり、予防線も張ったのにギャラリーはこれだけ。警備員も手持ち無沙汰ふうです。案内を兼ねた駅員さんにヘッドマークを撮らせてほしいと申し出るとふたつ返事でOKでした。

   車内にはこんなのも
   階段にも専用通路まで作ったのに
   乗客や観衆よりスタッフばかりが目立ちます

  そういえば昨秋に南武線のE233系で夢を叶えるなんて企画を募集してたけどまさかその結果がこれ? とすれば覚めるのが早い夢ですね。

  改札口付近には在京民放の取材クルーもいましたが、この静けさでは構図に苦心したのでは。あるいはボツ?

  相変わらず遊ぶのには熱心、と言い切ることもできますけど、それにしても嗚呼、涙の川崎南武線…。

鉄道趣味のこと

2014年11月12日 | とのさまの休日
  去る6日夜、レイルウェイライターの種村直樹氏が亡くなられた。それを知ったのは翌7日、夜勤明けに旧知からのメールでした。

  拙者が氏の「友の会」に入っていたことは2010年2月1日付に記しています。その記事にもあるように、そこでのサークル機関誌の企画からなぜか“覚えがめでたく”なってしまったのは光栄至極でした。

  とはいえ友の会に入ったのは大学に入ってから、イベントに参加するようになったのはさらに後(平成になってから)だったため、他の方々に比べると古いお付き合いというわけでもないのです。

  そんな拙者ごときが氏の想い出を綴るのもおこがましく、鉄道趣味のことを記して追悼といたします。


  もともと鉄道に乗って出かけるのが好きだったので車輌形式に興味を持つようになったのは高校に入ってからと遅いほうでした。そこへ当時の鉄道ジャーナル誌が車輌の走行メカニズムなどを解説する記事を連載していて関心を深めるように。

  拙者はわりと機械いじりが好きなので動力装置に興味がありました。電車の制御方式や気動車のエンジンなど、知っていたところであまり役に立ちそうにはありませんが。

  かの宮脇俊三氏は雑誌で、ひと口に鉄道といっても分野は多岐にわたり、“まるで総合大学”と語っていました。乗って写真を撮るだけでなく、土地に興味があれば地理学、メカニズムに興味があれば工学、ローカル線や事業者の経営状態なら経済学などというところ。どの分野に興味を持つかで趣味の広がり方もまた違ってこよう。

  その雑誌に種村直樹なる人がルポやコラムなどを執筆していて氏の存在を知るようになりました。

  氏といえば著書にみられるように“汽車旅”の第一人者という印象が強いですが、ジャーナル誌に連載されていた「レールウェイレビュー」で見られたように、鉄道を取り巻く様々な状況に鋭い批評を展開することにも感銘を受けました。

  ただ汽車に乗って楽しむだけでなく、路線の状況やサービスのあり方など、一面的でない考え方には多くの影響を受けました。

  冒頭写真は朝日新聞9日付に掲載された訃報欄です。自動車評論家の徳大寺有恒氏との並びに、ひとつの時代が終わったことを感じさせます。両名のように世相に臆せず発言する“ご意見番”のような存在を同時に失ったことは残念です。同様の気概を持った次の世代が現れてほしいと願ってやみませんが、何か言うとすぐにこじつけて批判して潰したがる現在の風潮も嘆かわしい限りです。

  無限の楽しみ方があるはずの鉄道が日々画一化されていく。東北地方をPRする駅のポスターに登場する車輌が、ご自慢の最新型ではなく国鉄車輌というのも皮肉めいています。

  国鉄分割民営化で長距離列車は次々と姿を消し、九州の豪華列車も早々に曲がり角に来ているよう。氏がお元気だったならどのような“苦言”を呈しておられただろうか。

ギャラリー雲葉(地方私鉄篇)

2014年10月14日 | とのさまの休日
  鉄道記念日ということで(拙者はどうも現在の名称が軽薄で好きでない)過去の鉄道写真から。今回は地方私鉄を。

  

  まずは北から。栗原電鉄(当時)M15形です。「15」とは車体長を表わしているそう。撮影は1989年9月11日、当時の駅名は「細倉」でした。すでに無人駅化されていたため硬券入場券が入手できなかったのが残念です。機材はペンタックスSP、露出計が故障して“勘”で撮影したためいささか暗く、申し訳ありません。

  

  続いて長野電鉄、形式は不明です。場所はご覧のとおり須坂駅、撮影日は1993年1月1日とあります。

  

  その須坂駅に営団地下鉄日比谷線から譲渡された3000系がいました。まだ転用改造中で、「元住吉」「北越谷」という行き先幕が残されたままでした。

  

  富山地方鉄道14710形(右)と14750形(左)、なんとなく似ていますが別形式です。目蒲線から戦前型ツリカケサウンドが消えたため、地方へ行って古い電車に出会うと嬉しくなったものです。

  

  冒頭写真とも石川県の北陸鉄道です。冒頭の3730形は1956年製造、こちらの3740形は1931年製と見るからに古いですね。なお富山もこちらの車輌もすでにすべて引退しています。

  

  続いては福井鉄道、形式が写真からは分からずウィキペディアに載っていた写真から140形と思われます。

  

  映画などで話題が多い一畑電鉄(当時)デハ20形です。この22番は1928年製造、ドア窓に「手動扉」とあるのが読み取れます。自動ドアじゃなかったんですね。1996年まで活躍しました。

  

  最後に高松琴平電鉄60形ですが、この67番は異色の経歴の持ち主だそう。詳しくはウィキペディアの記事をご覧ください。前方の車輌は1998年に名古屋市営地下鉄から譲渡された車輌で、それと連結しての運転、どちらに乗ったかは言うまでもないでしょう。でも新旧の混結というのも味わい深いものがあります。


  ※参考文献:保育社カラーブックス「日本の私鉄」シリーズ