Jの理念はどこへ？

先日の件が正式に決まったようです。今シーズンからは「翌シーズンの広告料収入確定額が1億円以上」「一試合平均入場者数が3000人以上」の規定はなくなり、J2ライセンスがあれば、あとはJ3で2位以上の成績でJ2昇格となります。

『Ｊ２昇格の２要件撤廃　規約改定』（毎日新聞）

先日も私の意見を書きましたけど、この規定の撤廃については疑問を抱いています。見直すべきはスタジアム規定の方だと思っているからです。

『＜ニュース深掘り＞秋田サッカー場問題　新設の前に集客増図れ』（河北新報）

照明は必要でしょうけれど、大型映像装置や一万人もの客席は必要ないと思います。客席一万人に届かない規模でもOKにすればグッとハードルは下がりますし、3000人規定を撤廃するよりはJ2参入後の経営安定も見込めるような気がします。

秋田さんに関しては、たとえ昨シーズン平均入場者数3000人の規定が撤廃となってもスタジアムの都合でJ2ライセンスが取得できなかったわけですから、結局J2昇格はありませんでした。でもそこさえクリアできれば何とかなるかというと、そうでもないのが現実だと思います。
結局予算を増やすためにはある程度の集客力も必要ですし、地域に根ざしたクラブになればきっとクリアできるはずです。そこに直結する「3000人規定」を撤廃するのは地域密着を軽視していることにもならないでしょうか？Jの理念を大切にするなら、この規定は残しておくべきだという思いです。

･･･まぁ、もう決まってしまったことなので何とも出来ませんけど。

そんなことより、大塚製薬時代からの徳島サポとして有名な俳優の大杉漣さんが急逝されたというニュースがありました。詳細は分かりませんが、サッカーファミリーの突然の死に衝撃を受けています…。